【2016年版】クロアチアの治安は?観光中に気を付けるべきポイント
物乞いは相手にしない
クロアチアは他のヨーロッパ諸国と比べると、ホームレスの方や物乞いをしている方を見かけることはあまりありません。特にドブロブニクやスプリットなどの観光地でそのような方を見かけることはほとんどありませんが、唯一首都のザグレブではたまに見かけることが。
スペインやイタリアなどでは町中で物乞いをするロマ(ジプシー)にしつこくつきまとわれるので用心したほうがいい・・・という話をよく耳にしますが、クロアチアでは滅多にそのようなことはないので身構える必要はりません。ですが、(特にザグレブでは)たまに道を歩いていたりカフェなどで座っていると、物乞いをする子供や小さな子供を抱いた母親などに話しかけられることがあります。彼らは言葉が通じない観光客にも、手のひらを見せながら「マネー、クーナ、ユーロ」などと言いながら近寄ってきます。
決してロマだから、物乞いをする人だから・・・というだけの理由で差別するべきではありませんし、話しかけてくる人を無視するのは大変心苦しく感じると思います。ですが、ヨーロッパの他の国の治安情報でもよく紹介されているように、このように明らかに金銭目当てに近寄ってくる人たちのことは相手にしないのが一番。現地のクロアチア人たちの多くも彼らのことを相手にしません。
筆者も以前に日本人観光客の方から「子供が物乞いをしているのを見て可哀想に感じて小銭を渡したら、“こんな小銭じゃ足りない”という感じで罵られ、結局お札を渡してしまった」というような話を何度か耳にしました。心優しいあなたにとって、きっと相手を無視することは容易いことではないと思いますが、このようなシチュエーションに出遭ってしまったら心を鬼にしてスルーして。
前述したように一度お金を渡してしまうとしつこくつきまとわれ不愉快な思いをすることになるかもしれませんし、「観光客はお金をくれるものだ」と思われると、将来的に別の観光客がトラブルに巻き込まれてしまう可能性にだってつながりかねません。良心が痛むかもしれませんが、不要なトラブルを避けるためにも、目を合わせない、「ノー」以外の返事をしない、相手にしないのが一番です。
気になる難民の影響は?
「今度クロアチアに旅行に行こうと思っているのですが、難民の影響が心配です。心配ありませんか?」というご質問を、去年あたりからよく頂戴します。日本でも度々ニュースになっている、シリアなどからの難民がヨーロッパに押し寄せている問題。クロアチアも難民が通過するルート上に位置するので心配に思う方も多いと思います。
ですが、ドブロブニク、プリトヴィッツェ、スプリット、ザグレブなどをはじめ、観光客が足を運ぶような場所には、今のところは特に影響はありませんし、今まで通りの平和なクロアチアと全く変わりありません。もちろん今後、難民問題がクロアチアにどのような影響を与えるのか注意して見守るに越したことはありませんが、今のところ特に観光面では心配する必要はないと言えるでしょう。
その他「【クロアチアの治安】安全に旅を楽しむために知っておきたい7つのポイント」もぜひご覧ください!
(小坂井真美)
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