クロアチア人が日本人におすすめする、ワインの楽しみ方

ゾランさん(左)とミレンコさん(右)
アドリア海を一望できる素敵な『ロイヤルワインロード(Kraljevski Vinograd)』のワイナリーのオーナーであるミレンコさんとディレクターのゾランさん。
ご自慢のワインとクロアチア料理を楽しみながら、いろいろな楽しいお話を聞かせて頂きました。
なかでも特に印象的だったのが「もっとたくさんの日本の方にクロアチアワインの魅力はもちろん、いろんなワインの楽しみ方があることを知っていただきたいのです」と熱く語ってくださったミレンコさんのお話でした。
ミレンコさんは何度か来日もされているそうで「東京、大阪、長崎、それから沖縄にも行きましたよ!とても美しい素敵な国でした」と楽しそうに日本での思い出を話してくれました。

シーフードとの相性も抜群のクロアチア・ワイン
「日本の方は“ワインに合う料理”と言えば、フランス料理など洋食を好んで食べる傾向があるように感じます。和食と一緒にワインを楽しむ方は少ないのではないでしょうか。でも、ワインは和食とも相性が良い、和食に合うのはSake(酒)やビールだけじゃなのだ、と日本に行って感じました。
野菜やお魚をたっぷり使うクロアチア料理。そして素材の味を大切にして、シンプルに仕上げるという点も(クロアチア料理は)ある意味和食に似ていると言えるのではないでしょうか。
こんな風にクロアチア料理と共通点のある和食は、ワインとの相性が良いと思うのです。
私が特に日本のみなさんに提案したいワインによく合う1品は、やはり『クロまぐろのステーキ』。クロまぐろはザダルの特産で、日本にも(クロアチアから)たくさん輸出されていますが、そんなクロまぐろを使ったステーキがおすすめです。
作り方は簡単!新鮮なクロまぐろをミディアムレアにサッと焼き上げるだけです。クロアチアでは、これにフラワーソルト(お塩)をかけてシンプルにいただきますが、日本の方はお醤油をかけて食べるのがお好きですよね。
お家で簡単にできると思うので、ぜひ試してみてください!もちろん、クロアチア・ワインと共にね。
あぁ、そういえば、日本でワインを片手に食べたやきとりもおいしかったなぁ・・・!日本ではワインに合う和食にたくさん出逢えましたよ! ただ、日本のみなさんは、日本ならではのお料理(和食)とワインをあまり一緒に楽しむ習慣がないようで、せっかくなのにもったいない!と思うのです。
クロアチア・ワインは日本のお料理と相性がいいものが多いので、ぜひクロアチアだけではなく、お家で、いつも食べているお料理と共に楽しんでみてください。
多くの日本の方が“ワインはお洒落な飲み物”“ワインはレストランで楽しむもの”という感覚を持っていらっしゃるような印象を受けましたが、もっと、私たちクロアチア人のように日常的に家で気軽に楽しんでもらえるような存在になればいいな、そんな楽しみ方をたくさんの日本の方に知っていただけたらな、と思っています」とお話ししてくださいました。
日本で手に入るロイヤルワインロードのワインはポシップ(白)、プラヴァッツ・マリ(赤)、ツルリェナック(赤)の3種類。(阪急百貨店などで手に入るそうです)
ミレンコさんが日本人におすすめしたいワインの楽しみ方、いかがでしたでしょうか?お洒落なレストランや特別なシーンに楽しむワインも素敵ですが、和食と一緒にお家で気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
「こんな和食と合うよ!」「他にもこんなクロアチア・ワインの楽しみ方がある」など、何か発見があれば、ぜひ教えてくださいね♪
【DATA】
■KRALJEVSKI VINOGRADI (ロイヤルワインロード)
住所: Zrinsko-Frankopanska 38 23000 Zadar
電話: 00385 23 644 193 / 00385 91 596 21 30
メール:info@kraljevski-vinogradi.hr
URL : www.kraljevski-vinogradi.hr
アクセス:ザダル市内よりタクシーで約20分(タクシー運賃は片道230クーナ程度)