海外旅行中にロストバゲージに遭ったら?対策&対処方法
補償は?
航空会社により対応は様々ですが、紛失した荷物がすぐに届かない場合、洗面用具やシャツなどが入ったキットを用意してもらえる場合もあります。キットがない場合も、現地で必要なものを購入する費用の一部を航空会社の規定に従って補償してもらえることも。ただし、航空会社によって規定はさまざま。
そのため、補償内容や補償を受け取るための手続き方法などをしっかりと確認しておきましょう。一般的に補償額はあまり大きな額ではありませんし、航空会社によっては補償のための交渉や手続きがとても煩わしいことも……。
いずれにせよ「補償してもらえると思っていたのに、あとから“補償適応外です”と言われてショックだった」なんてことにならないように、現地で補償内容をしっかりと確認しましょう。
また、ロスバゲに遭ってしまった時にも心強い海外旅行保険!
「航空機寄託手荷物遅延等費用」という補償がついている場合はロストバゲージによる損失をカバーしてもらえます。もちろん詳しい保証内容や条件は保険会社や商品により異なりますが、場合によっては荷物の到着が遅れたことによる損失、例えば現地で必要な洗面用具(歯ブラシやスキンケア用品など)や洋服代などをカバーしてくれます。そのため、ロスバゲに遭った場合は加入している保険会社にも連絡をしましょう。
レシートは大切に保管
航空会社、保険会社いずれにせよ、ロスバゲが原因で必需用品を購入した費用を補償してもらう場合、請求時に購入用品のレシートが必要となってきます。
そのためレシートは捨てずにきっちりと保管し、あとからレシートを見て「いつ、何をどこで買ったか」がわかるようにレシートの裏などにメモ書きしておくと、その後の手続きがスムーズです。
ロスバゲ対策
ここまで、ロスバゲに遭ってしまった際の対処方法をチェックしてきましたが、何かと面倒ですよね。でも、ロスバゲは誰にでも起こり得ること。万が一遭ってしまった場合もできるだけ楽しく旅を続けられるためにも、自分でできる限りの対策はしておきたいですよね。
1.ネームタグをつける
まず預け荷物には必ずネームタグをつけておきましょう。航空会社で無料で配られる紙とゴムひものタグは、外れやすい・破損しやすいので、頑丈な市販のネームタグをつけることをおすすめします。
またタグには名前以外に、現地でも連絡がつく電話番号も書いておきましょう。電話番号があれば、すぐに連絡がつきますものね。ちなみにタグには「名前と住所を書く」という方もいますが、住所は書かない方がいいという意見も。
日本ではあまりないかもしれませんが、海外では「スーツケースにつけられたタグの住所を頼りに、泥棒が空き巣に入った」という空き巣被害も報告されています。確かに電話番号があればひとまず連絡がつくことですし、住所は書く必要はないのかもしれませんね。
2. 貴重品は必ず手荷物で
また現金、アクセサリーなどの貴重品はもちろん、PCやカメラ、メモリ、充電器など「貴重品や紛失して困るものは預け荷物の中に入れない」が鉄則です!
海外の空港では「荷物は無事に届いたけれど、中に入れていたはずの貴重品がなくなっていた・・・」という窃盗被害もしばしば報告されています。「なくなると困るもの」「貴重品」はかならず手荷物で自分で運ぶように心がけましょう。
みなさまがロスバゲのトラブルに巻き込まれないことを願いますが、以上万が一の際にお役に立てば幸いです。
(小坂井真美)