“ザグレブの表参道” トカルチチェバ通り
日本好きのザグレブっ子たちが“ザグレブの表参道”と称する、町一番のお洒落カフェ通りがトカルチチェバ通り(Tkalčićeva)。パステルカラーのかわいらしい建物に彩られた通りには、たくさんのカフェやパブ、レストランが軒を連ね、いつもおしゃべりに花を咲かせるザグレブっ子たちで賑わっています。
今は通りですがが、その昔、ここには「メドヴェシュチャック」と呼ばれる小川が流れていました。川沿いには水車小屋がいくつかあり、18世紀には石鹸や洋服、紙など様々な商品が製造されていたそうです。ですが、町の発展と伴に美しかった小川は汚染され、19世紀末になり埋め立てられ、現在の姿となりました。
ちなみに、大聖堂を中心とした聖職者の町「カプトル」と、聖マルコ教会を中心とした商人の町「グラデツ」というふたつの町に分かれていたザグレブ。カプトルとグラデツはこの小川を境に隔てられていたのです。
トカルチチェバ通りの脇には短い「クルヴァヴィ・モスト(Krvavi Most)」という通りがあるのですが、その名が意味するのは、なんとクロアチア語で“血の橋”!
かつてその通りの近くには橋が架かっていたそうですが、常に争いが絶えず仲が悪かったカプトルとグラデッツの町人たちが、度々その橋の上で流血事件を起こしたため、そのような名前が付けられたのだとか。現在その橋があった場所には建物が建っており、そのすぐそばにある通りはに血なまぐさい町の記憶を後世に伝えるため「クルヴァヴィ・モスト通り」と名付けられました。
カフェだけではなく、ギャラリーやお土産屋さんなども位置するトカルチチェバ通り。お天気の良い日はぜひゆっくりと散策してくださいね。
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