バチカン市国観光をする前に知っておいた方がいい9つのこと
美術館は事前予約をするべし
大混雑するのはサン・ピエトロ大聖堂やクーポラだけではなく、バチカン美術館も同様。
ミケランジェロ作の「最後の審判」やラファエロ作の「アテナイの学堂」など、誰もが一度は教科書などで目にしたことがある大傑作が詰まったバチカン美術館。そんな大傑作をひと目見ようと世界中からたくさんの人が訪れるため、時期によっては予約なしで行くと長蛇の列に数時間並ぶハメになることも・・・。「絶対に訪れたい」という方はインターネットで事前予約(Vatican Museum公式HP) して行かれることを強くおすすめします。
筆者も友人から「絶対に予約して行った方がいいよ!」とアドバイスをもらい、この日11:30に予約をして行ったのですが、予約チケットを持っていない人たちの長蛇の列を見て「事前予約していて本当によかった!」と心の底から友人に感謝しました。予約をしていなかったら、きっと数時間待つことになったと思います。
水曜日、日曜日に注意
バチカン市国では毎週水曜日に法王謁見、日曜日はミサがあり、大勢の信者の方々で大混雑します。そのため、水曜日、日曜日にバチカン観光を予定している方はご注意ください。またヴァチカン美術館は毎月最終日曜日以外は休館日にあたります。
※バチカン美術館の開館日カレンダーはこちら→ Calendar 2017/2018 of the Vatican Museums
見所をチェック
膨大な数のコレクションを所有しているバチカン美術館。あまりにも巨大なため「すべての作品をじっくりと鑑賞するには1週間は必要」だと言われる程なのだとか。「せっかく 来たのに、見所を見逃してしまった・・・!」なんてことにならないよう、事前にどのフロアに何があるのか、どの作品を見たいのか、などチェックしておくこ とをおすすめします。
筆者もある程度は「見所」を事前にチェックして行ったのですが、何がどこにあるのかしっかりと確認していなかったため、レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖ヒエロニムス」 やラオコーン像など、見たかった作品を見逃してしまいました・・・。
11:30から見学を開始したため、時間はたっぷりとあったので「せっかく来たのだから探してみようか・・・」とも思ったのですが、体力がもたずに断念。事前にしっかりと確認してくるべきだったなぁ・・・と後悔するハメになりました。みなさんは筆者のようにならないよう、ぜひしっかりと確認して行ってくださいね。
事前予習をして行こう
ヴァチカン市国は世界有数の美術・芸術の宝庫、そして興味深い歴史を持つ国でもあります。事前に少しでも歴史や所蔵されている数々の作品について予習しておけばさらに見学を楽しむことができます。
ですが、あまりにも作品数が膨大なため、事前予習をするのにも限界がありますよね。そこでバチカン美術館を満喫したい方におすすめなのが、オーディオガイド(音声ガイド)。バチカン美術館では、有料で日本語の音声ガイドの貸出しをしてくれます。なお、オーディオガイドを貸りるためにはパスポートなどの身分証明が必要なので、携帯するのをお忘れなく!
以上、みなさまの楽しいバチカン観光のヒントになれば幸いです。
(小坂井真美)