【保存版】ザグレブの天気予報&月別の気候・服装情報、観光ベストシーズンは?
クロアチアの首都であり、人気の観光地でもあるザグレブ(Zagreb)。
ザグレブ在住の現地ガイドが気になるザグレブの最新の天気予報情報、気候、旅行に適した服装、そしてザグレブ観光におすすめのシーズンをお伝えします!
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(下にザグレブの天気予報をチェックできるサイトをお伝えします)
ザグレブ、季節別の気候と服装
クロアチアの北部に位置するザグレブ。大陸性気候に属し、日中と朝晩、夏と冬の気温差が大きいのが特徴です。
特に真冬は厳しい寒さに包まれ、気温が氷点下まで下がることも珍しくありません。
次に季節ごとのザグレブの気候の特徴・観光におすすめの服装をお伝えしますね。
【ザグレブの春(4月~5月頃)】
ザグレブに本格的な春が訪れるのは4月。街中の木々が一斉に芽をふきだし、花が咲きはじめ、一年でザグレブが最もカラフルな季節がやってきます。
公園が多いザグレブでは景色が一気に春らしくなり、街中を散策しているだけでもウキウキ、幸せな気分になる素晴らしい月です。
気持ちの良い青空が広がる日が多い4月と5月は、散策にもぴったりの季節!暑すぎることもなく、寒くもなく、一年で一番過ごしやすい月と言っても過言ではないでしょう。
お天気の良い日には街角のカフェのテラス席や公園は、待ちに待った春を楽しむ人々で溢れ、街中が活気に包まれます。
4月のザグレブは、日中は20度台まで上がる日も珍しくなく、日によっては薄手の長袖だけで十分なくらい暖かいことも。とはいえ、風が吹くとかなり肌寒く感じますし、朝晩は冷え込むので、まだまだ上着や長袖は必須です。
また4月は、急に「冬が戻ってきたのでは?」というくらい寒くなったと思えば、まるで夏のように暑くなったり、急激な気温の変化が起こりやすい月。また一日の中でお天気が目まぐるしく変わることもあるので、こまめな体温調節が必要です。
5月のザグレブは、日中は薄手の長袖または半袖で十分。ただし、朝晩やお天気が良くない日は肌寒く感じるので、カーディガンや薄手のジャケットなどの羽織るもの、もしくはパーカーなども必ずご用意ください。
4月、5月のザグレブ散策時は「暑さを感じたら1枚脱ぐ」「寒さを感じたらさっと着る」など、散策中でも簡単に体温調節できる重ね着スタイルが理想です。
なお、足元は歩きやすいスニーカーやパンプスなどがおすすめ。ブーツはもう終わりの時期ですが、サンダルはまだ少し早いでしょう。
【4月のザグレブの様子】
【5月のザグレブの様子】
なお、4月、5月のザグレブ・クロアチア旅行に用意してゆくと便利な持ち物は、下の記事内にてお伝えしていることと共通しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
【ザグレブの夏(6月~9月上旬頃)】
日本では6月といえば「梅雨」が始まる季節。毎日どんより曇り空、ジメジメして過ごしにくいですよね。
ですが、クロアチアの6月は気持ちの良い青空が毎日のように広がる最高の旅行シーズン!ジメジメした雨空の日本を離れ、気持ちをリフレッシュするのに、クロアチアは最高の旅先なのです!
ただし、ザグレブを含めたクロアチアの内陸部は、実は6月は1年で一番降水量が多い月。ですが、日中雨が降ることは少なく、夕方から夜にかけての時間帯に雷を伴う激しい雨が降ることが多くなります。
日中、溶けるような厳しい暑さでカンカン照りの日でも、日暮れ頃になって急に雷がゴロゴロと光りだし、バケツをひっくり返したような豪雨に見舞われることも珍しくありません(6月のみならず、7月、8月も同様です)。
そのため、夕方からホテルの外に出る際はカバンの中に折り畳み傘や合羽を入れておくと心強いでしょう。
ですが、日中は青空が広がる日が多く、日本と異なり空気がカラっと乾燥しているため、湿気を感じることなく快適に街歩きを楽しめることでしょう。
7月、8月はザグレブも夏真っ盛りの季節。
晴れた日の日中はとても暑く、涼しい夏服が必須です。ただし、上でも述べたように、日本と異なりクロアチアは年間を通して空気がカラッと乾燥しているので、身にまとわりつくような暑さを感じることはあまりありません。日本のように蒸し暑くないため、暑い日でも屋内や日陰に入ればひんやり、涼しく感じます。
とはいえ、やはり炎天下の中の観光は熱中症に要注意!街歩きの際は帽子などを被り、こまめな水分補給を心がけてくださいね。
一方、ザグレブは真夏でも、朝晩ひんやりとすることがあります。また曇りや雨の日は、夏服だけではかなり肌寒く感じる日も。急な気温の変化にも対応できるように薄手の上着やカーディガンなどのご用意もお忘れなく。
ところで7月、8月が観光トップシーズンのクロアチアでは、ドブロブニクやスプリットなどアドリア海沿いの町は、どこに行っても観光客でいっぱいですが、ザグレブは少し様子が異なります。
ザグレブに住む地元民たちにとっても、7月から8月にかけては長期休暇の時期。(特に8月)みんながこぞって海にバカンスへ出かけてしまうため、前後の時期と比べると、街中がひっそりとした雰囲気に包まれます。
とは言え、ひと昔前と異なり「夏季休暇(バカンス期間中お店を閉めてしまう)」を取るお店やレストランはほとんどなく、ガイドブックに載っているような所も通常通り営業しているので、ご安心ください(ひと昔前は、夏のバカンスシーズンは、お店を閉めてしまう所もあったそうです・・・!)。
なお、6月~9月のザグレブ・クロアチア旅行に用意してゆくと便利な持ち物は、下の記事内にてお伝えしていることと共通しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
⇒ 【保存版】6月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある?
⇒ 【保存版】7月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある?
⇒ 【保存版】8月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある?
【ザグレブの秋(9月中旬頃~10月)】
ざっくりとわけて9月前半は夏の気候、9月後半は秋の気候となるザグレブ。9月は特に服装選びが難しい時期でもあります。
9月前半にザグレブを訪れる予定の方は、夏服を中心に、上着や温かい服を数枚、念のためにご用意されると良いでしょう。
晴れの日の日中はTシャツやに涼しいズボン、ワンピースというような夏の格好でOK!足元もスニーカーの他、サンダルなど素足で履けるようなものが快適です。
ただし、日没後や空に雲がかかると急に涼しく感じることもあるので、体温調節がこまめにできるよう、薄手の上着を持ち歩くことをおすすめします。また、9月前半でも、雨が降り急に気温がぐぐっと下がることもあるので、スウェットパーカーなど暖かめの服や上着もあると安心です。
日中かなり暑い日でも、日が暮れた後に急に寒くなることも。そのため、夜まで街歩きをする予定の時は、羽織ものを持参して出かけることを強くおすすめします。
日中は夏服(半袖に長ズボン、ワンピースにカーディガンなど)、日没後は1枚羽織物、それでも寒ければスウェットパーカーなどの温かい服、さらに上着・・・というように、何枚も重ね着をして、こまめに簡単に体温調節ができるような恰好が好ましいです。
9月の後半にもなると、秋物のジャケットや長袖を着ている人も多く見かけるようになります。日中は夏服だけで十分なくらい気温が上がる日もありますが、雨や曇りの日は夏服では凍えてしまうくらい寒くなることも。
この時期になるとカーディガンなど、薄手羽織ものや上着だけでは心細いので、秋物のコートやジャケット、その他温かい秋物の長袖も多めに用意しておくと心強いです。9月前半と同様、こまめに体温調節ができるように、何枚も重ね着をするスタイルがおすすめです。
10月になると秋の気配が深まり、ぐっと寒くなるザグレブ。夏服の出番はもうありません。
暖かい上着や薄手のニット、場合によっては冬物のコートも必要な日があるほど寒くなる日も。
そのため、暖かい冬服を中心にご用意していただき、何枚か薄手の長袖もご用意されると良いかもしれません。また暖かいコートや靴(ブーツなど)のご準備もお忘れなく。
10月とはいえ、寒がりさんはマフラーや手袋など、本格的な防寒対策が必要なくらい冷え込む日もあります。
なお、9月、10月のザグレブ・クロアチア旅行に用意してゆくと便利な持ち物は、下の記事内にてお伝えしていることと共通しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
【ザグレブの冬(11月~3月)】
11月になると、ザグレブには冬が到来します。毎日とても寒く、本格的な寒さ対策が必要です。
具体的には、温かいセーターやズボン、ヒートテックなどの温かい下着類、ブーツなど温かい履物、それからマフラーや帽子、手袋、そして温かい冬物のコートが必須です!
それから女性はスカートやワンピース、パンプスやハイヒール等は避けてください。スカートやワンピースでは寒空の下の観光はかなり辛いですし、パンプスやハイヒールでは足元が冷え切ってしまいます。
体調を崩さないためにも、ファッション性よりも体を温めることを優先した服装選びをしてくださいね。
また、当サイトの「スタッフ・ブログ」では、ザグレブ在住のスタッフがちょこちょこ現地の最新の様子を日々UPしているので、よろしければ旅のヒントにお役立ていただけると幸いです。
なお、どんよりとした空が広がりがちな冬のザグレブですが、12月は特別です!
ザグレブ市内(観光地エリア)では、クリスマスマーケットも開催され、夜遅くまで美しいイルミネーションを楽しむこともできます。
ザグレブのクリスマスマーケットは、20を超えるヨーロッパの都市の中から最も票を集め、旅行者が選ぶ『ヨーロッパ・ベスト・クリスマスマーケット(Best European Christmas Market)』の称号が贈られたこともある、お墨付きの美しさ。
町のいたる所に食べ物や雑貨を売る小屋が出現し、街角や広場では様々な催し物やコンサートも開催されます。12月のザグレブは毎日が週末のような賑やかさ。歩いているだけでワクワクするような楽しい雰囲気が街中を包みます。
ただし、クリスマス真っ最中の期間(12月24日~26日頃)は、スーパーも含め完全に休業となってしまうレストランやお店がほとんどなのでご注意を!
「せっかく楽みにしていたのに、どこもかもお店が閉まっていた!下調べもそこそこで来たので、スーパーもレストランも閉まっていて食べる所に困った!」なんてことになりかねないので、この3日間は避けるか、もしくはそれを覚悟の上でお越しください。
お越しになるなら12月上旬から23日頃まで。もしくは27日以降にお越しになり、年末年始をクロアチアで過ごしてみるのもおすすめです。
ザグレブ観光のベストシーズンは?
「街歩きに適した気候」という意味では、4月、5月がザグレブ観光のベストシーズンと言えるでしょう。
上でも述べたように、寒すぎることも、暑すぎることもない4月と5月は、まさに街歩きにぴったりの時期。街中の公園の芝生が緑に輝き、色とりどりのお花が咲く、素晴らしい季節です。
ですが一年を通し、いつ訪れても観光を楽しめるザグレブ。
冬は完全にオフシーズンとなり、(冬季休業で)閉まってしまうアドリア海沿いの町(スプリットやドブロブニク)と異なり、首都のザグレブは観光オフシーズンがない街なのです。
冬でもお店やレストランはいつも通り営業しているので、ザグレブは「せっかく行ったのに、オフシーズンでお休みだった・・・」なんて、旅人をがっかりさせることがありません。
また、ザグレブはクロアチア国内はもちろん、隣国スロベニアやハンガリー、オーストリア、イタリアへの日帰り旅の拠点にもおすすめの街!
以上、みなさまの楽しいザグレブの旅のヒントになれば幸いです。
(小坂井真美)
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⇒ 【保存版】どこに滞在するべき? ザグレブのホテルのエリア
⇒ 在住者がお伝えする、2時間で巡るザグレブ散策おすすめモデルプラン
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