オーストリア・ハンガリー帝国時代の街並みとモダンな雰囲気が入り混じる、スロベニアの首都リュブリャナ。首都と言っても小ぢんまりとした可愛らしい町で、のんびりとした旅を楽しむことができます。
2、3時間もあれば主要な観光スポットを周ることができるリュブリャナですが、今回はリュブリャナの魅力をのんびり、じっくりと満喫できる1日モデルプランをお伝えします。
9:00 プレシェーレン広場からスタート
リュブリャナの散策は街の中心地、プレシェーレン広場から!リュブリャナの観光スポットでもある「三本橋」と「フランシスコ教会」の間に位置するこの広場は、いつもたくさんの人で賑わっており、地元では有名な待ち合わせスポットでもあります。
広場の名前にもなっているフランツェ・プレシェーレン(1800~1849)は、スロベニア人なら誰もが知っている詩人。「スロベニア最高の詩人」と称されるプレシェーレンは、スロベニア国歌の作詞者でもあります。広場にはプレシェーレンの銅像も建っているので、どうぞお見逃しなく!
広場にはピンク色が印象的なフランシスコ会教会が面して建っています。
9:00過ぎ フランシスコ会教会
プレシェーレン広場に面する、ピンク色の壁が大変印象的なフランシスコ会教会。1646年~1660年に建てられた教会で、バロック調の豪華な内部も必見です。
リュブリャナの至る所で見かけるモニュメントを手掛けた彫刻家のフランチェスコ・ロッバにより造られた祭壇や、アーチ形の天井に描かれた見事な天井画もお見逃しなく!
【DATA】■フランシスコ会教会(Franciskanka cerkev)
住所: Prešernov trg 4 1000 Ljubljana
開放時間:6:40~12:00、15:00~20:00
電話番号:+386 1 242 93 00
入場料:無料
9:15 三本橋を渡って中央青果市場へ
フランシスコ会教会の見学を終えたら、三本橋を渡って中央青果市場へ向かいましょう。市場に向かう途中に位置している「聖ニコラス大聖堂」へ立ち寄るのもお忘れなく!
【DATA】■聖ニコラス大聖堂(Stolnica Sv. Nikolaja)
住所: Dolničarjeva ulica 1 1000 Ljubljana
開放時間:6:30~12:30、13:30~18:30
※毎日次の時間にミサが開催されます(ミサ中は内部見学はできません)
6:00, 7:00, 8:00, 9:00, 10:30, 11:30, 12:30, 16:00,18:30.
入場料:無料
市場では新鮮なくだものや野菜の他、お土産にもなる民芸品や生活雑貨、アクセサリー、ハチミツやドライフルーツなど、様々なものが売られています。
日暮れ頃に閉まってしまうので、市場でのお土産探しはお早めに!
【DATA】■中央青果市場(Glavna tržnica)
営業時間:
《青空市場(屋外スペース》
●夏季 は平日:6:00~18:00、土曜日:6:00~16:00
●冬季は月曜日~土曜日6:00~16:00
※夏季、冬季ともに日曜日・祝日は休み
《屋内スペース》
平日7:00~16:00、土曜日7:00~14:00、日曜日・祝日は休み
10:15 「龍の橋」で記念撮影
市場の散策、お土産探しをじっくり楽しんだら、「龍の橋」で記念撮影!
記念撮影が済んだら、リュブリャナ城を目指して丘を登りましょう!中央青果市場からお城がある丘の頂上までは徒歩15分程度です。
10:30 リュブリャナ城から絶景を堪能
リュブリャナ観光のハイライトといえば、町を一望できる丘の上に建つリュブリャナ城。
リュブリャナ城の中庭や一部のビューポイントテラスは無料で開放されているため、チケットを購入しなくても散策を楽しむことができます。
ただし、リュブリャナの絶景スポット・展望塔(ViewingTower)は有料です。でも、せっかくここまで来たからには、ぜひともチケットを購入して登ってみてください!展望塔からはリュブリャナ一美しい街並みとアルプスの絶景を堪能できますよ!
※リュブリャナ城に関して詳しくは『【保存版】絶景スポット! リュブリャナ城基本情報』をご覧ください
ここではリュブリャナ城の見学時間は1時間程しかとっていませんが、お城の中にある博物館やギャラリーなどをゆっくり見て周りたい方は2,3時間を予定しておくといいでしょう。リュブリャナ城の楽しみ方のモデルプランはこちらの公式HP(英語)にも載っているので、ぜひチェックしてみてください。
お城の上から町全体のイメージを掴んでから、再び街へ降りましょう。
11:30 再び街散策へ
あっという間ですが、これでひと通り、リュブリャナの主要な観光スポットはざっと足を運んだ形となります。あとは心の赴くままに、のんびり街歩きを楽しみましょう。
リュブリャニッツァ川沿いのカフェでひと休みするのもよし。博物館や美術館巡りをするのも良し。特に鉄道が好きな方は「鉄道博物館」に行ってみるのもおすすめです。スロベニアは旧ユーゴスラビアの中でも、特に昔から鉄道が発達していた国で、鉄道博物館にはかつてスロベニアを走っていた蒸気機関車が多数展示されています。
他にも街中にはスロベニアでしかなかなかお目にかかれない素敵なアイテムを扱ったお店がたくさん軒を連ねています。1軒、1軒覗きながら、街歩きを楽しんでくださいね。
お気に入りのアイテムがきっと見つかる!リュブリャナのおすすめショップ一覧はこちら
13:00 ランチタイム
そろそろおなかが空いてきたのではないでしょうか。ここでランチタイムにしましょう!
リュブリャナには観光客向けのレストランもたくさんあるため、英語が通じるお店や英語メニューがあるレストランもたくさんあります。メニュー選びに困ったら、おすすめをスタッフさんに尋ねてみましょう!
15:o0頃 リバークルーズを楽しむ
ランチタイムのあとは、またぶらぶらと街歩きを楽しむのも素敵ですが、気候が良い季節やお天気の良い日は、リュブリャニッツァ川でのリバークルーズもおすすめです。
リバークルーズは約1時間。ゆったりとしたひとときをお楽しみください。
なお、リバークルーズの運行時刻は季節によって異なりますので、興味のある方は事前にリュブリャナ観光局のHPや現地のツーリストインフォメーションセンターなどで確認しておくことをおすすめします。
16:00 再びリュブリャナ城へ
夕暮れ前にもう一度、リュブリャナ城へ。朝はリュブリャナ城まで歩いて登りましたが、今度はせっかくリュブリャナに来た記念に、名物の「フニクラ(ケーブルカー)」に乗って登りましょう!
(「2回も行く必要はないと思う」という方は、はじめてお城に行く際にぜひフニクラに乗ってみてくださいね)
夕焼けが迫る空の下のリュブリャナの景色は、また違った魅力があります。朝行った展望台のチケットでは再入場できないので、もう一度買いなおすのも一案ですが、無料のビュースポットからも夕日に染まるノスタルジックでロマンチックな街並みを楽しめますよ。
ここでは「16:00頃」と記しましたが、夏は日が長いヨーロッパは21:00頃まで空が明るいため、19:00頃に行くのがベストかもしれません。
日が暮れたら、楽しそうな賑わいに溢れる街中へまた戻りましょう。治安の良いリュブリャナは日が暮れてからも安心して街歩きを楽しむことができます。
おいしそうなレストランを見つけたら、スロベニアワインを片手に楽しい夜をお過ごしください♬
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