スロベニアの首都リュブリャナ。スロベニア各都市はもちろん、隣国のイタリア、クロアチア、オーストリアなどの都市にも気軽に日帰りで行くことがでる場所に位置するリュブリャナは、ヨーロッパ旅行の拠点にもぴったりです！
今回はリュブリャナからおすすめの日帰り旅行先を12都市お伝えします。
ブレッド
スロベニアを訪れるならぜひ足を運んでいただきたいブレッド(Bled)。「アルプスの真珠」「アルプスの瞳」など、様々な言葉で賞賛されるこの街は、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたかのような美しさ。
鏡のように澄み切ったブレッド湖と、湖に浮かぶ小さな島・・・。いつ、何度訪れても心奪われる風景が広がっています。
リュブリャナからブレッドまではバスや車で40分～1時間程度でアクセス可能。リュブリャナからの気軽な日帰り旅行先に特におすすめの町です！
ヴィンドガル渓谷
気候の良い季節には、ブレッドからもう少し北へ足を延ばしてヴィンドガル渓谷（soteska Vintgar）にも！
ブレッドから車で約15分程の所に位置しているにも関わらず、ブレッドに比べるとその名を知る人が少ない美しいこの渓谷はまさに秘境！
日本のガイドブックでもあまり詳しく紹介されていないため、日本ではほとんどその名が知られていませんが、ブレッド観光の際にはぜひあわせて訪れていただきたい、おすすめの穴場スポットなのです。朝から夜遅くまで、1日たっぷり時間のある方は、ブレッドとあわせてぜひ！
⇒ ヴィンドガル渓谷の観光情報はこちら
ボーヒン
ブレッドから南西30ｋｍ、バスや車で約20 分の所に位置するボーヒン湖(Bohinj)。「スロベニアの秘境、大自然をこの目で見てみたい！」という方にぴったりの旅行先です。
ボーヒン湖はその雄大な景色を楽しむところなので、特に目立った建造物やお店ありませんが、スロベニアの偉大な詩人プレシェーレンや英国のアガサ・クリスティーも愛した美しい湖の風景に出逢うことができます。気候の良い季節には湖上クルーズもおすすめですよ！
また、ボーヒン湖の南、フォーゲル山の中腹にはスキーセンター・フォーゲルが位置しています。冬はもちろんスキー場として利用されますが、雪のない春や夏はボーヒン湖を一望できる絶景スポットとして知られています。ボーヒンへお越しの際はどうぞお見逃しなく！
リュブリャナからボーヒンには、ブレッド経由のバスでアクセスするのが一般的。可能であればレンタカーなど車で行くと早くラクに行けますよ！（リュブリャナからボーヒンまで、車だとノンストップだとわずか1時間程度です）
ポストイナ鍾乳洞
ポストイナ鍾乳洞内
ヨーロッパ最大の規模を誇るポストイナ鍾乳洞(Postojnska jama) 。全長約24kmのこの鍾乳洞は、1つの鍾乳洞の中でたくさんの種類豊富な鍾乳石が見ることができ、またのその壮大な美しさから「鍾乳洞の女王」と称えられています。
何百万年という気の遠くなるような時間をかけて形成されたポストイナ鍾乳洞は、まさに自然の神秘！ブレッドに次ぐ、スロベニアを訪れたらぜひ足を運びたい必見スポットです。
⇒ ポストイナ観光情報一覧はこちら
⇒ 続きを読む（次のページへ） リュブリャナから行けるおすすめ旅行先はまだまだあります！
ピラン
アドリア海に面する小さな港町、ピラン。トリエステ湾とピラン湾に挟まれた小さな半島に位置するこの町は、2時間もあれば徒歩でひと周りできるほどの小ささ。
心と足が赴くままに、石畳の路地が入り組む町を散策したり、海辺に腰掛けてアドリア海をぼ～っと眺めたり、気候の良い季節には港からボートに乗ってミニクルーズを楽しむのがこの町の楽しみ方です。
また、ピラン近郊の「セチョヴリエ塩田（Sečoveljske soline）」では1200年以上もの間大切に受け継がれてきている塩作りが行われており、650ヘクタールもの広大な天然の塩田が広がっています。ピランからセチョヴリエ塩田までは車で約20分程度です。
シュコツィアン洞窟
洞窟好きの方におすすめしたいのが「シュコツィアン洞窟」。1ページ目でお伝えしたポストイナ鍾乳洞と比べると知名度は劣りますが、洞窟好きの方にはたまらない魅力のある洞窟として密かな注目を集めています。
ポストイナ洞窟と比べると小さなシュコツィアン洞窟ですが、ポストイナ洞窟と比べるとあまり観光地化されていないため、冒険気分で見学を楽しめます。
⇒ シュコツィアン洞窟の公式サイトはこちら
マリボル
マリボル(C) Slovenian Tourist Board // www.slovenia.info
スロヴェニアの第二の都市マリボル(Maribor)。「第二の都市」といっても、とても小ぢんまりした可愛らしい町です。
日本ではその名がほとんど知られていないマリボルですが、実は「ワインの名産地」として有名な町。町にはヨーロッパで最も古いワインセラーのひとつとされるヴィナゴヴァ・クレット(Vinagova Klet)や「世界最古のブドウの木」としてギネス記録に認定された木もあります。
もちろん、町のワインセラーでは、お手頃価格でワインテイスティングも楽しめます！ワイン愛好家にはきっと堪らない旅先となることでしょう。
コペル
古くからスロベニアの貿易港として栄えてきた町、コペル。アドリア海に面したこの町は、イタリアのトリエステから南へわずか21kmの地点に位置しています。
コペルはイタリアの影響を強く受けてきた町。旧市街はどこかヴェネチアを彷彿とさせる雰囲気が漂っています。
リュブリャナからコペルまでは鉄道も走っており、所要時間は片道約2時間半（運賃は8~14ユーロ前後）。ただし本数が1日3本程度と少ないのでご注意ください。
バスなら1日に9~12便程度運行しており、所要時間は片道約2時間程度（運賃は11ユーロ前後）です。
⇒ 続きを読む（次のページへ）ではリュブリャナから行ける周辺諸国（クロアチア、イタリア、オーストリア）のおすすめ日帰り先をお伝えします！
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ザグレブ
ザグレブ
隣国クロアチアの首都ザグレブ。古きよきヨーロッパの薫りが残る、どこかノスタルジックな雰囲気が漂う素敵な町です。
リュブリャナからザグレブまではバスでわずか2時間ちょっと。リュブリャナと同様、ザグレブは首都といっても小ぢんまりした町なので、日帰りでも十分に満喫することができます。
トリエステ
スロベニアとの国境近くに位置するイタリアの町、トリエステ。日本では「イタリアの観光地」としてあまり注目されることのないトリエステですが、隣国のスロベニアの人々にとってはとても身近なイタリアの町。リュブリャナからも日帰りでショッピングなどに訪れる人も多い人気の町なのです。
かつてオーストリアのハプスブルク家の支配下にあった時期もあるトリエステ。イタリアの他都市とはまた異なる雰囲気が漂う、穴場のリゾート地です。
町一番のおすすめスポットは「サン・ジュスト城」。小高い丘の上に建てられたこのお城からは、美しいトリエステの街並みを一望することができます。
なお、リュブリャナ＝トリエステ間はバスの利用が便利です。移動時間は約1時間40分程度。運賃は片道5～20ユーロ程度です。
ヴェネチア
車や現地発着のツアーなどを利用すれば、イタリアのヴェネチアにだって日帰りで行くことができます！
「アドリア海の女王」「水の都」などなど、様々な言葉で称えられる、言わずと知れたイタリアの観光地。その魅力や見所は、ここで敢えて言及する必要はないでしょう。
リュブリャナ＝ヴェネチア間はバスだと片道4時間くらいかかってしまうので、上記のようにレンタカーやハイヤーなどの車、または現地発着ツアーを利用されることをおすすめします。
グラーツ
オーストリアとも国境を接するスロベニア。オーストリアの首都ウィーンに次ぐ第二の都市であるグラーツにも日帰りで訪れることができます。
グラーツは中世の建物が多く残る、歴史情緒溢れる美しい町。1999年には旧市街がユネスコ世界遺産にも登録されています。リュブリャナと同様、見所がとてもコンパクトにまとまっている町なので、日帰りでもゆったりと満喫することができますよ。
リュブリャナ＝グラーツ間はバスで約3時間（運賃は片道19～22ユーロ程度）。レンタカーなど車で行けば片道2時間半程度でアクセスできます。
以上みなさまの楽しい旅のヒントになれば幸いです！
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（小坂井真美）