すっかり夏らしくなったクロアチア。
青空市場やスーパーの青果売り場をのぞくと、おいしそうなトマトやきゅうり、とうもろこしなど夏野菜がぞくぞくと並んでいます。
クロアチアの人たちが大好きな野菜、パプリカもそろそろ旬の季節。「冬の間は高くてなかなか気軽に食べられなかったけれど、夏が来たから毎日食べられる!」とパプリカ好きの人たちは嬉しそうです。
ここで問題です。
クロアチアの人が大好きな夏野菜といえばパプリカ。では、クロアチア人が大好きな夏のくだものは何でしょう?
答えはプラム!
日本では「プルーン」として知られているスモモの仲間です。
日本ではドライフルーツやジャムに加工されたものが売られていますが、あまり生のものは見かけず、馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
ですが、クロアチアでは夏に欠かせないくだものとして、広く親しまれています。
クロアチアでも日本と同じくドライフルーツやジャムにして1年中食べられていますが、生のプラムが食べられるのは夏の時期だけ。
しかもプラムは、青空市場などで1キロ(約70円)と激安価格で売られることも多いため、この時期クロアチアの人々は毎日のようにプラムを楽しみます。
日本ではプラム(プルーン)といえばなんとなく「貧血に良い」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、クロアチアでもプラムは体に良いくだものとして知られています。
便秘やむくみに効果的だと言われており、クロアチア美女も「美容と健康におすすめ♡」と一押し。確かにインターネットなどで調べてみると、プラムの様々な健康・美容効果について書かれた記事がたくさん見つかりました。
ただし、いくら体に良いと言っても食べ過ぎは禁物!プラムが大好きなクロアチア人は(私も・・・)1日に10個も20個もパクパク食べていますが、「1日に5、6個くらいが目安。ダイエットにも良いと言われているプラムだけど、やっぱり食べ過ぎは禁物よ」とクロアチア美女。
ちなみに、生のものよりも乾燥させたドライプルーンの方が栄養価が一層高くなり、便秘解消効果も高いのだそう!ドライプルーンなら日本でも簡単に手に入りますし、ぜひお試しください♪(ドライプラムなら1日2、3個が目安だそうです)
また日本からクロアチアへ旅に来られた方に「せっかくだから旬のプラムを食べていただきたい!」とプラムを勧めると「生のプラムってどうやって食べるの?」とよく聞かれるのですが、生のプラムは皮ごとそのまま食べるのが一番。皮にはポリフェノールもたくさん含まれているそうですよ!中に大きな種が入っているので、上手に取り出して食べてくださいね。
それから「皮についている白い粉のようなものが気になる・・・これ、何ですか?」というお声もよく頂きますが、これは自然とできた天然の保護膜のようなもの。雨や病気から実を守ろうとプラムが一生懸命に作り出したものなので、食べても全くの無害です。むしろクロアチアでは「白い粉がついているほど新鮮」と言われる程(これは単なる噂ではなく、本当のようです)
これからの季節、クロアチアにお越しの際はぜひご賞味ください!
(2016年7月12日)