クロアチアのアドリア海に浮かぶラヴニク島(Ravnik)。この島にある『緑の洞窟』は、近郊のビシェボ(Biševo)島にある『青の洞窟』を巡るツアーの行程の一部に組み込まれるなど、人気の観光スポットでもあります。
当サイトでもスプリットからのおすすめ日帰りツアーとして紹介している「青の洞窟ツアー」にも組み込まれている人気の緑の洞窟。ですが、残念なことに、つい先日から『緑の洞窟』を巡り、現地で少々揉め事が発生しているようです。
これまでツアーでお客さんを緑の洞窟にも案内してきた旅行会社のスタッフ曰く、今までは無料で入れた「緑の洞窟」でしたが、今年の7月に入って、急に”入場料”を徴収するようになったのだとか。
”入場料”はひとりにつき10ユーロ(しかも中での滞在時間はたったの5分・・・!)。ツアーでやってきたスピードボートが入れないように、洞窟の前にはロープが貼られており、入場料を全員分払ったボートのみ、ロープを外して中に入れてもらえるのだとか。
この事態に緑の洞窟をツアーに組み込んでいる多くの現地旅行会社や関係者は「とんでもない!」と反発している模様。
「青の洞窟は、洞窟の管理者が船頭さんつきの小船を出し、船頭さんが洞窟の中でいろいろな説明を行ってくれるので”入場料”を徴収するのは納得できる。でも緑の洞窟に関しては、自分たちは洞窟の管理も、何も一切しない(船も何も用意しない)上、たった5分の滞在のためにひとり10ユーロも徴収するなんて納得がいかない!サービスを何も提供しないのに、お金だけ徴収するなんておかしい!」というのが、反発の理由なのだとか。
そのため、今まで緑の洞窟をツアーに組み込んでいた多くの現地旅行会社が、緑の洞窟にツアー客を連れて行くことをボイコット(緑の洞窟をツアー行程から外す)しています。
以上のような理由から、現在当サイトでおすすめしている「青の洞窟ツアー」の催行会社Aliskaf d.o.o.も緑の洞窟をツアー行程からしばらく外す予定だとのこと。
この事態が収束するまでの間、当ツアーでは緑の洞窟へのご案内はしない方針を貫く予定だとのこと。
Aliskaf d.o.o.社以外にも、スプリット発またはフヴァル島発の日帰りツアーから緑の洞窟を行程から外し始めた現地旅行会社が多いとのことなので、当ツアー以外のツアーを申し込んでいる方で「緑の洞窟」を楽しみにされていた方はご注意ください。
早く事態が収束するといいのですが・・・。
以上お知らせでした!
(2017年7月8日 小坂井真美)
【2018年更新】※Aliskaf d.o.o.社に確認したところ、2018年2月現時点では、緑の洞窟をとりまく状況は上記と同様とのこと。Aliskaf d.o.o.社より緑の洞窟について、何か最新情報が入り次第、当ページでもみなさまにご報告いたしますね)