今日はみなさんに注意喚起を含め、クロアチア・プリトヴィッツェから悲しいお知らせです。
クロアチアの人気観光地であるプリトヴィッツェ湖群国立公園で、今月19日に韓国人観光客の方が死亡する事故があったそうです。
事故が発生したのは、3月17日。もう10日以上も前の出来事ですが、筆者は今日本滞在中で、クロアチアのニュースをしばらくノーチェックだったので、全く知らず今日のお伝えとなりました。
昨日、ザグレブの家族と話している時に「そういえば先日プリトヴィッツェで、韓国から来てくれた観光客の女性が事故で亡くなったらしいよ・・・」と聞き知りました。
クロアチアで報じられたニュースによると、3月17日の午前11時頃、プリトヴィッツェ湖群国立公園内を散策していた韓国人女性が、高さ70メートルの地点からガヴァノヴァッツ(Gavanovac)湖へ落下。
女性は公園レンジャーにより湖の中から救出され、カルロヴァッツという町の病院に搬送されたましたが、残念ながら同日14時45分頃息を引取られたそうです。
事件直後、地元警察による現場検証が行われたそうですが「事件性は一切ない。とても残念だが、不幸な事故だ」との結論に至ったとのこと。
また、事故の瞬間を目撃した観光客のグループがいたそうで「滝を眺めながら遊歩道上を散策している際中、足を滑らせ転落した」と証言されています。
クロアチアのネットニュースをざっと読んだ限りでは、上記の内容以外あまり詳しいこと(具体的に遊歩道のどの地点だったのか、当日のその地点の状況等)は書かれていませんが、下湖群を望む渓谷沿いの遊歩道から落下したというのは間違いないよう。
今回「プリトヴィッツェで落下事故があった」と聞いた時、筆者ははじめ「遊歩道から外れたルートを散策していたのかな?」と一瞬思ったのですが、非常に残念なことに、定められた散策ルートを歩いている最中に発生した事故だった模様です。
先日の当ブログでもお伝えしましたが、まだ雪が残っているプリトヴィッツェ。あくまでも筆者の推測ですが、おそらく、渓谷の上から景色を楽しみながら散策に夢中になっていたところ、雪で足を滑らせ落下してしまったのではないかと思われます。
(先日のブログでもお伝えした通り、最近プリトヴィッツェへ行ってきたガイドさんは、園内の状況を次のように話していました:
「園内にはまだ雪がちょっと残っていたよ。雪のため、足元が悪く、すべりやすい場所もあるから、散策時には気を付けて。足元は、できれば防水性の温かいブーツがおすすめだよ。
上湖群はまだ雪で閉ざされているため、まだ散策はできないけれど、下湖群は全ルート散策が可能な状態になっていて、コジャク湖の遊覧船も運行しているよ!」)
プリトヴィッツェ湖群公園内では非常に高い渓谷沿いの遊歩道でも、柵がついていないエリアが点在しています。そのような場所を歩く際は、あまり遊歩道の端側を歩かないように心がけてくださいね。
筆者もツアーなどの付き添いで、みなさんとプリトヴィッツェ散策をご一緒させていただくことがありますが、時折「あっ、道の端に寄りすぎて歩いていらっしゃる。危ないな・・・」と感じることがあります。
そのような際は「あまり端を歩くと危ないので、もう少し道の真ん中寄りを歩いてくださいね」とお声かけさせていただくのですが、特に渓谷の上を歩いている時は、眼下に広がる美しい湖や滝の景色に身も心も吸い寄せられるあまり、道の端ギリギリを知らず知らずのうちに歩いてしまっている方がいらっしゃいます。
なお、何度もこのサイトでもお伝えしていますが、もちろん『”立ち入り禁止”の立札の先に侵入しない』『柵を乗り越えて侵入しない』というのは言うまでもありません。
安全にプリトヴィッツェ観光を楽しむためにも「(プリトヴィッツェ観光)死亡事故につながる可能性も!絶対に守ってほしいこと」もあわせてご覧ください。
みなさまの旅が、安全で楽しい旅となることを願っています!
(2018年3月29日 小坂井真美)
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