7月15日、W杯の決勝戦で惜しくもフランスに敗れたクロアチア。
昨日のスタッフブログ(【現地発レポート】 クロアチア中が泣いた、感動した!W杯決勝戦直後の様子)でも試合終了直後のクロアチア・ドブロブニク現地の様子お伝えしましたが、優勝は逃したものの、クロアチア中が大きな感動と喜びに包まれています。
小さな国クロアチアが挑んだ大きな夢は、あと一歩というとこで惜しくも叶いませんでしたが、クロアチア史上初の快挙にクロアチア中が熱狂しています!(クロアチアがサッカーW杯で準優勝まで昇りつめたのは今回が初めてです)
「クロアチア代表の選手たちは、最後の最後まであきらめずに、本当によく頑張ってくれた!彼らは僕たちの、クロアチアの誇りだ!」
クロアチアでは、決勝戦が行われる前から(決勝戦への進出が決まった瞬間から)「決勝戦でどんな結果が待っていようと、彼ら(クロアチア代表チーム)はクロアチアの誇り。どんな結果でも、お祝いしよう!」と人々が口をそろえていましたが、本当にその言葉通り、クロアチア各地で大勢の人々がクロアチア代表の健闘を称え、お祝いムードに包まれました。
にわかサッカーファンの筆者でさえも、今回のW杯でのクロアチア代表の活躍ぶり、そして何より選手たちを必至に応援するクロアチアの人々の姿に、思わず胸が熱くなる瞬間が何度もありましたが、今日ザグレブで行われた凱旋パレードの様子もとても感動的でした。
多くの人々に夢と喜び、大きな感動を与えてくれたクロアチア代表。
英雄たちの帰国を祝おうと、16日の午後には首都のザグレブに大勢のクロアチア人が押し寄せました。
ザグレブ空港に到着後、ザグレブ市内中心地(イェラチッチ広場)に向けての道中、大勢の人々の祝福を受けながらパレードを行ったクロアチア代表チーム。
メインイベントが行われたイェラチッチ広場やその周辺には約25万人が詰めかけたそうですが、空港から市内中心部までの道中に駆け付けた人々の数を含めると、その数はなんと50万人にも上ったのだとか・・・!
ザグレブの人口は約100万人、クロアチア全体の人口は約420万人。これらの数字と比較すると、これだけの小さな国で、50万人もの人々が選手たちを迎えるためにザグレブに集まったという事実は、実に大きな意味合いを持つことが伺えます。
筆者は今日(16日)は仕事でドブロブニクからスプリットにかけて移動していたので、残念ながらザグレブのパレードを直接見届けることはできませんでしたが、ザグレブにいた家族や友人のほとんどが「パレードを見てきたよ!」と、興奮気味にザグレブの様子について話してくれました。(当ブログに掲載している写真は、ザグレブの友人から届いた写真です)
下の動画は非常に長いですが、ザグレブ空港にクロアチア代表が到着してから、市内中心部を目指してパレードをする様子を観ることができます(↓)
もちろん、ザグレブで行われたこのパレードの様子はクロアチア中が大注目!テレビやラジオでずっと生中継されていました。
「準優勝」のクロアチアですが、優勝国フランスの凱旋パレードを凌ぐ熱狂ぶりです。
筆者はパレードが始まった時間帯には、スプリットの町散策のお供をしていたのですが、観光スポットのチケット売り場のおじさんたちも、スマホの画面に釘付け(スマホで中継を見ていました)(笑)!
カフェやバーでも、たくさんの人々がテレビでその様子を見守っていました。
優勝という夢は叶いませんでしたが、何かそれ以上の美しいもの、大きな感動を大勢の人々に与えてくれたクロアチア代表。
多くのクロアチア人たちが、きっとこのワールドカップを忘れないでしょう!
本当におめでとう、クロアチア!!
(↑ 2018年W杯 クロアチアの応援ソング “Igraj moja Hrvatska(プレイ・マイ・クロアチア)”)
(2018年7月16日 小坂井真美)
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