こんにちは!
数日前より、また自宅があるザグレブを離れ、旅のお供でクロアチア&スロベニアを周遊しています。
一昨日(5日)から今日(7日)の朝まではドブロブニクに滞在していました。
(筆者が)この8月に入ってドブロブニクを訪れたのは今回がはじめてでしたが、先月に引き続きトップシーズン真っ只中のドブロブニク。たくさんの人で賑わっていました。
「8月のバカンスシーズン中は、ドブロブニクが特に混雑する時期と聞いたけれど、実際どれくらいの混雑具合なの?」と気になっている人も多いと思います。
そこで今日は、8月上旬のドブロブニク現地の様子をお伝えしたいと思います。
空港シャトルバスの混雑に注意
5日、筆者がドブロブニクに到着したのは朝の9時前頃。
到着早々、ドブロブニク空港から市内に向かう空港シャトルバスを利用したのですが、利用客が多く1台のバスに乗客が収まりきらず、次のバスを待たないといけないはめに・・・。
乗車できなかった乗客は仕方がないので約20分間、次のバスを延々と立ったまま待つことに(ちなみに、先のバスが出発した後、次のバスが出発するまでは30分以上かかりました)
ちなみに、次に来たバスにも乗客が乗り切らず、その後のバスを待たざるを得ない人の姿のたくさん見受けられました。
ひょっとしたら、この日筆者が居合わせた時間帯がたまたま混雑していただけなのかもしれませんが、ドブロブニク在住の友達曰く「だいたい7月、8月の観光シーズン中はいつもそう」とのこと。
時間の効率や快適さ・便利さを考慮するなら、空港から市内までのアクセスには、タクシーや空港送迎サービスの利用が通常以上に価値があると思います。
なお、ドブロブニク市内から空港へのアクセスで空港シャトルバスを利用予定の方も混雑にはご用心!
市内から空港に向かうシャトルバスの場合、中央バスターミナルが始発となるため、夏の混雑する時期に確実に乗車したいは中央バスターミナルから乗車することをおすすめします。
空港シャトルバスはケーブルカー乗り場前にも停車しますが、場合によっては「ケーブルカー乗り場前に停車したけれど、満席で乗れなかった」なんて事態も珍しくありません。
夏の観光シーズン中に市内から空港に向かうシャトルバスを利用予定の方は、さいあく1、2本シャトルバスを見送ってもフライトに間に合うように、余裕を持って行動されることを強くおすすめします。
旧市街内の混雑具合は?
日や時間帯によっては旧市街内のメインストリート「プラツァ通り」がまともに歩けないくらい混雑することもある真夏のドブロブニク。
「もう8月だし、連日すごく混雑しているんだろうな」と思い込んでいたのですが、5日のお昼は(想像より)人が少なく、思わず拍子抜けしてしまう程でした。
この日(5日)はとても暑かったため、日中は外を歩く人が心なしか少ないように感じましたが、日が傾きはじめると散策を楽しむ人で旧市街内が賑わいはじめました。
翌日6日は朝から地元のガイドさんと街歩きをしたのですが「昨日(5日)はなんだか人が少なかったですね」と筆者が話すと「確かに、昨日は人が少なかったですね。でも今朝は、大きなクルーズ船が少なくとも2隻グルージュ港に停まっていたので、今日はすごく人が多くなると思いますよ」とガイドさん。
その言葉通り、この日は前日と異なり、10時を回った頃には旧市街はたくさんの観光客で賑わいました。
夏のドブロブニク旧市街内が大混雑する大きな要因は大型のクルーズ船。クルーズ船が寄港すると、旧市街に一気に何千人単位で人が押し寄せるため、短時間で人が溢れかえるのです。
ただ、クルーズの観光客の人たちは10時頃に旧市街に一気にやってきて、夕方前には船に引き上げる・・・というパターンが多いのだそう。
そのためクルーズ船の寄港日にあたってしまったら、人混みと暑さを極力避けて散策を楽しむために「夕方頃まではリゾートホテルやビーチでのんびりと過ごして、旧市街の観光は夕方から」「早朝から10時頃までに一度観光。10時から16時頃まではホテルやビーチでのんびり。日が傾きはじめたら、また観光を再開」という風な過ごし方も一案です。
熱中症に注意
先日のスタッフ・ブログでもお伝えしましたが、夏のクロアチア観光は熱中症にくれぐれもご注意ください!
(関連記事:【現地レポート】2週間半、夏のクロアチアを周遊してきました┃スリと熱中症に注意! )
これだけ暑く、観光客の数が多いと、きっと怪我や急病人が絶えないのでしょう。
ドブロブニク旧市街内では、スポンザ宮殿前や城壁の上など、何か所かに救急処置所が設けられていました(↑上の写真のような赤十字が目印です)。
みなさんも散策中「ちょっと疲れたな」と感じたら早めに休憩して「あれ?気分が悪い・・・」など体調に異変を感じたら、ぜひ早めに救急処置所のスタッフさんに助けを求めてくださいね。
ケーブルカーの混雑に注意
ドブロブニクを訪れたら必ず訪れたいスポットのひとつがスルジ山山頂。
その山頂にアクセスするために人気の手段がケーブルカーなのですが、観光シーズンの夏場はこれが大混雑する日も珍しくありません。
時には乗車までに30分以上列に並んで待つことも・・・。
しかも麓側の乗り場は日よけがあるスペースはほんの一部のため、炎天下の中延々と立ったまま待つはめになることも珍しくありません。
35度前後の真夏の炎天下で、30分以上じっと立ったまま待つのは、体力的にかなり厳しいものがあります。
「それなら、夕方涼しくなってから行けばいい」と思うかもしれませんが、これも日により状況が大きく異なるので、運次第ではありますが、「涼しくなってから観光しよう」「スルジ山からの夕焼けや夜景を楽しもう」と考える人も多いため、夕方から夜にかけて混雑する日もあります。
日や時間帯によって混雑具合が異なるので「実際、ケーブルカー乗り場まで行ってみないとわからない」というのが現状ですが、「長時間ケーブルカーの乗車のために待ちたくない!」という方にはタクシーでスルジ山に向かう方法がおすすめです。
ケーブルカー乗り場の麓駅前には、そんな観光客を待つタクシーのドライバーさんたちがいるので、ケーブルカー乗り場まで行ってかなり混雑しているようなら、ドライバーさんにお願いしてスルジ山山頂まで連れて行ってもらいましょう。
なお、ドライバーさんによりそれぞれですが、山頂に向かう途中、下の写真のような景色が見える絶景スポットに数分停車して、景色を楽しむ時間を設けてくれる人もいます(希望する人は乗車前に下の写真をドライバーさんに見せて「この景色が見えるスポットにも停車してもらえますか?」と尋ねてみてくださいね!)
2018年8月現在、ケーブルカー乗り場からスルジ山山頂までの片道のタクシーの料金は140クーナ(19ユーロ)が目安(※1人あたりではなく、1台あたりの値段ですよ!)
ぼったくりタクシーに遭わないためにも、乗車前に必ず「いくら?」とドライバーさんに料金を尋ねてから乗車するように心がけてくださいね。
これからお盆休みにかけてクロアチアへお越しになる日本人観光客も増えてきますが、みなさんがトラブルに巻き込まれることなく、快適&安全な旅を満喫してくださることを願っています☆
(2018年8月7日 小坂井真美)
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