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【クロアチア便り】11月末、カワセミが舞う雪のプリトヴィッツェ

11月29日 プリトヴィッツェ湖群国立公園

 

こんにちは!

 

一昨日(11月29日)久しぶりにザグレブから日帰りでプリトヴィッツェへ行ってきました。

 

11月29日 ラストケ村

 

 

ザグレブからプリトヴィッツェに向かう途中、ラストケ村に立ち寄りコーヒーブレイクと景色を楽しみましたが、村では民家の屋根にうっすらと雪が残っている程度(↑ 上の写真)

 

ラストケ村では雪景色には出逢えませんでしたが、プリトヴィッツェに近づくにつれ、周囲の山や丘が白い雪に覆われるようになりました。

 

 

筆者が最後にプリトヴィッツェを訪れたのは11月上旬(⇒ その時の様子はコチラ

 

あれから3週間以上経っていたので「きっと園内の様子はかなり変わっているだろうな・・・」と予想はしていましたが、プリトヴィッツェでは秋が去り、すっかり真冬の景色になっていました。

 

 

この日のプリトヴィッツェ園内での積雪はわずか数cm程度。

 

到着してすぐに「この程度の雪なら、歩くのも苦労しないだろう」と思っていたのですが、公園スタッフのお姉さんにその日散策可能なルートを確認すると「遊歩道が大変滑りやすくなっていて危険なので、下湖群の大部分も閉鎖されています」と教えてもらいました。

 

またこの時期(冬)は、雪が降ると上湖群は完全に閉鎖されるので、この日は上湖群はもちろん、下湖群の遊歩道も散策できない状態でした。

 

(※雪の季節にプリトヴィッツェ散策へお越しの方は、安全のためにも「当日散策可能なルート」を必ず散策前に公園のインフォメーションスタッフの方に確認してからスタートしてくださいね)

 

エントランス1から下湖群の湖面へ降りて行く坂道が閉鎖されていました

 

積雪はわずか数cm程度ですが、溶けた雪が朝晩の寒さで凍りつき、そこら中がツルツルに・・・!注意して歩いても、何度か滑りそうになってしまいました。

 

 

「特に、ここ(エントランス1)から下湖群の湖面へ降りて行く坂道がツルツルで危険です。閉鎖されていますが、(柵を乗り越えて)絶対に行かないでくださいね」と来園者に釘を刺すスタッフのおじさん。

 

こんな風に公園スタッフの方が安全のために注意喚起してくれているのに、閉鎖されているはずの下湖群の遊歩道の上には、何人かちらほら、歩いている人の姿が見えました。

 

 

来園者が少ないため、コンパクトサイズな園内バスが運行していました!

 

この日、幸い園内バス(ST1=ST2間のみ)とコジャク湖の遊覧船(P1=P3間のみ)は運行していたため、公園スタッフの方のおすすめルート(↓)で散策することに。

① エントランス1からST1を目指して歩く

 

② ST1からST2までバスで移動

 

③ST2に到着後、P1を目指し、遊覧船に乗船

 

④ P1からP3まで遊覧船で移動

 

⑤ P3に到着後、ST1を目指して歩く

 

⑥ ST1に着いたら、エントランス1まで徒歩で戻って散策終了

 

この日はP3の休憩所が開いていたため、私たちはP3で30分程お昼休憩を取りましたが、上のルートで2時間半程度でした。(※積雪が深いとP3の休憩スペース(レストラン)お手洗いも完全に閉鎖されることがあります)

 

 

毎年冬になると一気に観光客が減るプリトヴィッツェ。

 

この日、園内で見かけたのは写真や映像を撮りに来ている方や個人旅行者が数組と、韓国人、中国人団体客を数組見かけた程度でした(日本人観光客の姿はお見かけしませんでした)

 

 

「とにかく寒い」「(閉鎖のため)散策できないルートが多くなる」「滑りやすく歩き辛い」というのが難点の真冬のプリトヴィッツェ観光ですが、冬、雪に包まれたプリトヴィッツェはかなりおすすめです。

 

 

(雪がないと寂しい景色になってしまいますが・・・)真っ白な雪に包まれるプリトヴィッツェは、他の季節には決して見ることができない美しさがあります。

 

またあまり人がいないため、辺り一帯が静かな空気に包まれるプリトヴィッツェには、春や夏など観光客が多い季節にはなかなか姿を見せてくれない野鳥たちの可愛らしい姿を間近で観察することができます。

 

写真に小さくカワセミが映っているのですが・・・小さすぎてわかならいと思います

 

この日も何種類かの小鳥を見かけましたが、思いがけない素敵な出逢いがありました。

 

P3からST1を目指して、景色を楽しみながら歩いていた途中、遠くの方で青くキラキラと光る何かが飛んでいるのが目に飛び込んできたのです!

 

水墨画のような雪景色の中、青く光る美しいそれに一瞬で心を奪われてしまいました。

 

鳥だということはすぐにわかったのですが、今まで目にしたことがない鮮やかな色と動き。

 

木にとまったので「一体なんだろう!?」と目を凝らしてみると、その姿は瑠璃色の羽にオレンジ色のおなか(↓ 下の写真)。

 

 

(↑ これは1枚上の写真を拡大したもの。この日は野鳥の写真を撮りに来たわけではないので、望遠レンズなども持っておらず、一瞬の出来事だったので、写真はこれ1枚だけです)

 

「ひょっとして・・・!?」と我が目を疑いましたが、なんとカワセミでした!

 

筆者にとって野生のカワセミを目にするのは今回がはじめてだったのですが、その美しさに見惚れ、感動してしまいました。よく「空飛ぶの宝石」と称されるカワセミですが、まさにその名にふさわしい美しさでした。

 

ザグレブに帰ってプリトヴィッツェでガイドをしている友達(ガイド歴はあまり長くない人ですが)に「今日プリトヴィッツェでカワセミを見たよ!」と話したら、「へぇ~!ラッキーだね!プリトヴィッツェにカワセミがいるって、聞いたことはあるけれど、本当にいるんだね。私はまだ見たことがないよ~」と言っていたので、プリトヴィッツェでカワセミに出逢える確率はあまり高くないのかもしれません。

 

 

そんなラッキーな1日でしたが、アンラッキーなことに、うっかり家に寒さ対策用の帽子と手袋を忘れて来てしまった筆者。

 

この日の日中の最高気温はマイナス2℃という寒さだったため、手が冷たくて仕方がありませんでした(苦笑)ですが、たくさん着込んで行った上、カイロを持っていたので、手は冷たかったですが身体が冷え切ることはありませんでした。

 

これからの季節、プリトヴィッツェ散策には暖かい服やコートはもちろん、帽子、マフラー、手袋、(底がぺったんこの歩きやすい)ブーツは必須です!

 

冬のプリトヴィッツェ散策に必要なものはこちらの記事(【冬プリトヴィッツェ観光をする方へ】事前に知っておきたい注意点・持ち物&服装)にまとめているので、旅の準備のヒントにしていただけると嬉しいです!

 

(2018年12月1日 小坂井真美)

ザグレブからプリトヴィッツェへの日帰り旅行には公認ガイド付きのプライベートツアーがおすすめです。

 

プリトヴィッツェ観光は「バスでのアクセスが不安だ。自分たちでちゃんとザグレブまで戻って来れるかな・・・」「広い公園内で迷わないか。無駄なく効率よく散策したい」というようなお声もよく耳にしますが、専用車とプロガイドが付いたプライベートツアーなら、安心&ラクラク、そんな不安も一気に払拭してくれます!

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