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【続報】新型コロナ、クロアチア入国後、隔離対象の地域・国が拡大┃旅行は中止するべき?

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 

新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、クロアチアでも水際対策が進められています。

 

3月9日以降、依然として日本を含む一部の国・地域からの渡航者に隔離施設での隔離、あるいは自主隔離を義務付けられる措置が続けられています。

 

【過去関連記事】

 

⇒ 3月9日公開:【要注意】日本からクロアチアへの渡航者は14日間自主隔離!旅行計画は慎重に

 

⇒ 3月11日公開 : 【続報】新型コロナ┃3月、4月にクロアチア旅行を計画されている方は延期のご検討を

 

当サイトをご覧くださる日本人のみなさんのなかにはドイツやイギリスなど、ヨーロッパ在住の方も多いみたいで「日本人でも、ヨーロッパ在住なら(隔離対象にならないので)クロアチアに入国しても大丈夫ですよね?」というご質問を先日より何度か頂戴しましたが、3月13日より状況が変わってきました。

 

次にお伝えするように、ドイツ、イギリス、オーストリア、スペインなどヨーロッパ諸国からの入国者も自主隔離が義務付けられるようになりました。

 

3月13日に配信された在クロアチア大使館からのメールをご覧頂くと一目瞭然だと思いますので、まずはそちらをご覧ください(↓)

 

(3月13日クロアチア現地時間14:30頃に配信されたメールです。一部太字フォントに加工して編集しています)

 

●3月12日付けの領事メールにて,クロアチア入国後の自主隔離対象国の拡大についてお知らせいたしましたが,さらに,スロベニアのベラ・クライナ地方からクロアチアへ入国する渡航者も,自主隔離の対象となることが判明しました。

 

3月13日時点,クロアチアにおける入国後行動制限措置は,次のとおりです。

 

1 次の国・地域からクロアチアへ入国する全ての外国人は,14日間隔離施設において隔離する。
(1)中国:湖北省,武漢市を含む
(2)イタリア
(3)ドイツ:ノルトライン・ヴェストファーレン州ハインスベルク郡
(4)韓国:大邱,チョンド郡
(5)イラン

 

2 次の国・地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は,14日間,自主隔離の義務を負う
(1)中国:上記1以外の地域
(2)韓国:上記1以外の地域
(3)香港
(4)日本
(5)シンガポール
(6)フランス
(7)ドイツ:上記1以外の地域
(8)オーストリア
(9)スイス
(10)スペイン
(11)オランダ
(12)スウェーデン
(13)英国
(14)マレーシア
(15)スロベニア:ベラ・クライナ地方

 

 

なお、上記に加え、こちらのクロアチア市民保護本部の声明によるとバーレーン(Bahrein)からの渡航者も自主隔離の対象となっているようです。

 

また、今後隔離対象の国・地域が拡大する可能性も大いにありますので、「たびレジ」でクロアチアを登録され、最新情報の収集に努められることを強くおすすめします。

 

当サイトでもなるべく最新情報をシェアするように努めますが、たびレジに登録しておけば、私なんぞがブログで発信する情報よりも、より早くて正確な情報を受け取ることができますよ 😉 

 

自主隔離って、実際どのくらいシリアスなの?

TumisuによるPixabayからの画像

 

3月9日にクロアチアが日本(および一部の国・地域)からの渡航者に自主隔離を義務付ける措置を取ると発表されてから、次のような質問が多数当サイトに寄せられるようになりました。

 

「クロアチアは今、日本からの渡航者に自主隔離を義務付けているそうですが、実際どんな感じなのですか?自主隔離って言っても、クロアチアに入国さえできれば旅はできるんですよね?」

 

「3月末あたりにクロアチア旅行を予定しているのですが、キャンセルした方が良いと思いますか?実際、現地の状態はどんな感じなんですか?どれくらいシリアスですか?現地の声を教えてほしいです」

 

せっかく楽しみにされていたクロアチア旅行を前に、こんなことになってしまって不安で仕方ないと思います。

 

ですが、正直なところ、私からは「申し訳ないですが、自主隔離が実際にどのような形・レベルで行われているのか、正確なことはわかりかねます。ただ、みなさんが自主隔離の対象者に該当するなら、自主隔離が義務であることは確かです。せっかくのご旅行ですので、ご不安なら中止になさり、可能なら改めて仕切り直しにされた方が良いと思います」としか基本的にお伝えできません。どうかご自身でご判断なさってください。

 

実際に私自身が自主隔離を体験したわけでも、自主隔離対象になっている方と接触して情報を聞き出せているだけでもないので、正確なことはどうしてもわかりかねます。

 

また「キャンセルした方が良いか」というご質問に対しても、先日から繰り返し当ブログでもお伝えしていますが、恐縮ながら、みなさんの大切なご旅行の中止・延期の判断を私にはできかねます。たびレジに登録され情報収集などをされた上で、どうかご自身で、ご自身にとってベストな選択、ご判断をなさってください。

 

クロアチアで観光業に携わる者のひとりとしては、お越しくださる観光客が減ると困るので、本音を言えば「キャンセルせずに来てもらいたい」です。観光業に携わるクロアチアの人々もみんな同じ思いです。

 

でも、やはり先日のブログ(【続報】新型コロナ┃3月、4月にクロアチア旅行を計画されている方は延期のご検討を)でもお伝えしたとおり、こんな状態ですのであえてハッキリとお伝えすると、みなさんことを想うと少なくとも3月のクロアチア旅行は中止にされるべきだと思います4月のご旅行も、今後の当局の動向次第ですが、慎重に判断されることをおすすめします

 

また5月以降に旅行を計画されているという方からも最近「キャンセルした方がいいと思いますか?」というご質問が相次ぎますが、まだ少し先なので、5月以降に旅行を予定されている方は今後しばらく様子を見て(4月に入ってから)判断した方が良いのではないかと思います。

 

ただし、どれもあくまでも私の一個人としての意見ですので、旅行の中止・延期のご判断はご自身で慎重に行ってくださいね。

 

 

なお、ご参考までに、クロアチア各地のガイドやホテルスタッフの仕事をしている友人たちからはいろんな噂話を耳にします。

 

「ホテルに滞在している日本人に対して、ホテルから出ないようにと当局から指示があった」

 

「スプリットからドブロブニクへ移動する際、クロアチアから一度出国して(隣国)ボスニア・ヘルツェゴビナへ入り、再びクロアチアへ入国するとトラブルに巻き込まれるから避けた方が良い。クロアチアからスロベニアやモンテネグロへの日帰り旅行も同様に避けた方がいい」

 

「隔離されていなきゃいけないはずのイタリア人観光客らしき人たちが、なぜかスプリットで普通に外を歩いている」

 

「3月11日以降に入国、日本から来た旅行者が普通にクロアチアを旅しているらしい」

 

「自主隔離の義務を怠った人は捕まって罰則が科せられる」

 

などなど・・・。

 

ただし、あくまでも私が又聞きした話なので、どこまで正確な情報なのかは不明です。

 

クロアチアは情報が少ない国のため、有難いことに当サイトを頼って情報収集をしてくださっている方も多いみたいなので、間違った情報を拡散しないためにも、真相がわからない情報は載せないようにしたいう思いから、私自身が確証を持てていない情報は今日までブログに書きませんでした。

 

ですが「実際に自主隔離はしないといけないのか」「今クロアチアにいる旅人はどんな感じなのか?」「現地の声を教えてほしい」という声があまりにも多く寄せられるので、どこまで正確な情報か私にはわかりませんが、何らかの形でみなさんのヒントになればと思い、上記紹介させていただきました。

 

 

在クロアチア大使館からも日々日本語でクロアチア当局による措置に関する情報が事細かに配信されていますが、現状クロアチアで「日本を含む一部の国・地域からの渡航者に隔離施設での隔離、あるいは自主隔離を義務付ける」という措置が発表されているのは紛れもない事実です

 

また3月13日付けの当局の発表によると、クロアチアにおける感染者の数は32名(そのうち1名は12日に治癒し退院されたそうです)。さらに該当国・地域からの渡航者5991名が監視下に置かれている状態です。

 

またクロアチアでもイタリアに近いイストラ半島での学校が休校となり、来週の月曜日(3月16日)からは首都のザグレブも含めクロアチア全土で2週間の休校がはじまります。

 

私もクロアチアの首都ザグレブに住んでいますが、ニュースを見なければ日頃とあまり変わりない日常がここにあります。「新型コロナにメディア、人々は過剰反応しすぎだ」「日本でいてもうつるかもしれないのに・・・海外旅行も問題ないでしょ。過剰反応しすぎ」というような声もありますが、実際クロアチアの他、ヨーロッパ、世界の多くの国が感染拡大に向けて様々な措置を取っているのが現状です。

 

不確かな情報に踊らされてパニックになるのはいけませんが、このような状況の中で新型コロナウイルスを軽んじた行動をしてはいけないと思います。

 

地元の学校が休校になったり、地元民が不用意な外出を自粛しているような現状で、少なくとも自主隔離の対象となる旅行者、外国人が普通に旅を楽しめるような環境でないことは確かです。

 

いずれにせよ、上でお伝えした噂話の真相はさておき、自主隔離の対象者に該当されるなか旅行の中止・延期の判断を迷っていらっしゃる方は「このような事態の中、安全に旅を楽しめると思うか」ということをポイントに「クロアチアへ今旅するべきかどうか」を考えられると良いと思います。どうか、ご自身にとって最善の選択をなさってくださいね。

 

みなさんへのご協力のお願いです

 

大変申し訳ございませんが、日々当サイトに寄せられるメールの数が膨大なため、(クロたびの記事執筆の他、メール対応はすべて私ひとりで行っているため)時間的・体力的な理由から「クロアチア旅行は延期にした方がいいですか?」「クロアチア現地の様子を教えてほしい」というような、個人的なご質問への回答・お返事は(ガイドのご依頼を既にいただいていた方以外)基本的に行っておりません。

 

複数の方から同じようなご質問をいただく件に関しては、当サイトに記事にしてまとめて回答させていただきます。当サイトを頼りにメールをくださる方のために個別に対応できず非常に心苦しいですが、ご理解の程どうかよろしくお願い申し上げます。

 

なお、直近にクロアチア旅行を計画されていたから「個人旅行でプリトヴィッツェのチケットを自分で手配、オンライン購入してしまいました。キャンセルをしたいのですが返金してもらえるのでしょうか?」というご質問も同様に多数お寄せ頂いております。

 

そちらに関しての回答は「新型コロナによる旅行キャンセル。プリトヴィッツェのチケットは返金・変更可能?メールの書き方も」にまとめましたので、よろしければヒントにしていただけますと幸いです。

 

少しでも早く事態が収束して、みんなが安心して旅を楽しめる日が戻ってきますように!

 

また何かわかったら、当サイトでもこちらのまとめページ(「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」)に随時情報をUPしていけるように努めますね。

 

(2020年3月14日 小坂井真美

 

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