こんにちは!
一昨日(4月9日)からクロアチアでは、新型コロナ関連の各種規制が大幅に緩和されました。
具体的には、次のとおり。。。
まず、以下の点が廃止されました:
・お店やショッピングセンターでの入店人数制限
・イベントや集会などの制限
・公共交通機関の乗車人数制限
そして、まだ一部制限(※)はあるものの、実質マスク着用義務が解除となりました。
(※医療機関で働く方や施設を利用する患者さん、そして老人ホーム等ご高齢の方が利用される社会福祉施設に出入りされる方は引き続きマスク着用義務が課せられます)
マスクにウンザリしている人が多かったクロアチアでは、ほとんどの人が「やっとこれで外出時にマスクを持ち歩かなくて済む!」と大喜びしています。
そもそもパンデミック渦中真っ只中でも、屋外など開けた空間で人との距離が保てる場所はマスク着用義務がなかったクロアチア。
日本のように「外を歩く時にマスクをしていないと、白い目で見られることもある…」…といった厳しい感じではなく、そもそも道(外)を歩くのにマスクをしている方は少数派だったのですが、お店など、屋内に入る度にマスクを着けなければならないルールにウンザリしている人が多数派でした。
実際、私も一昨日以降、近所のスーパーなどへ買い物に何度か行きましたが、店員さんもみんなマスクなし。店内でマスクをしているお客さんもほとんどいませんでした。(マスクをされている方を何名か見かけましたが、ご高齢の方でした)
最近は新型コロナ新規感染者数も(ピーク時と比べると)かなり減ってきたクロアチア。約2年ぶりにマスクを着けずに買い物もできるようになり、どこか「いよいよコロナ騒動が収束するんじゃないか…!?」というようなムードがどことなく漂っています。(現在、クロアチア国内の1日の新規感染者数は1000人前後。ピーク時(2022年1月下旬)のわずか10%程度まで減少しました。)
なお、なかには「今年(2022年)はクロアチアに旅行に行けるかな?」と楽しみにされている方もいらっしゃると思いますが、2022年4月11日現在実施されているクロアチアへの入国制限措置は以下の通りです:
(たびレジに登録されている方のために在クロアチア日本大使館から2022年4月8日に配信された内容を引用させていただきます。※そのうちクロたびスタッフが追記した部分は青字にしています。
なお、たびレジで興味のある国(今後ご旅行などを予定されている国)を登録しておけば、各国にある日本大使館から現地の安全情報などを日本語で受け取ることができます。登録は簡単・無料なのでみなさんもぜひ!)
○4月7日付クロアチア市民保護本部決定により、現在、クロアチアで実施されている入国制限措置は、4月9日から、内容が変更されたうえで、4月30日まで延長されます。今回の変更のうち、日本人のクロアチアへの入国にも影響する主な内容は、次のとおりです。
・EU及びシェンゲン協定加盟国の国民及びその家族、並びに同地域内において長期滞在資格を持つ外国人(日本人を含む)は、EU、または、シェンゲン協定加盟国から直接(トランジットを含む)クロアチアに入国する際、EUデジタルCOVID証明書等を提示する必要はなくなります。
・それ以外の方(EUまたはシェンゲン加盟国に長期滞在資格を有しない方、EUまたはシェンゲン協定加盟国以外の第三国から入国する方等)は、クロアチアに入国する際、有効なEUデジタルCOVID証明書を提示する必要があります。同証明書を所持していない場合は、以下のいずれかを条件を満たす必要があります。 ← 日本からクロアチアへ観光目的で入国される方はこれに該当します。以下(1)~(5)のうちいずれかひとつの条件を満たしていればOKです。
(1)実施から72時間以内のPCR検査、または、実施から24時間以内のEU加盟国で承認されている抗原検査の陰性証明書の提示。
(※実際、これまで日本から観光目的でクロアチアへ入国された方のお話を過去にお伺いしましたが、ワクチンを接種されていない方は、日本で英語のPCR陰性証明書を発行して持参すれば難なく入国できたとのことです。)
(2)EUで使用されている新型コロナウイルスワクチン(ファイザー社製(Comirnaty)、モデルナ社製(Spikevax)、アストラゼネカ社製(Vaxzevria)、ガマレヤ社製(Sputnik)、シノファーム社製(BBIBP-CorV)、ノババックス社製(Nuvaxovid)または、WTOが緊急使用を承認している新型コロナウイルスワクチン(セラム社製(Covishield)、バーラト・バイオテック社製(Covaxin)、シノヴァク社製(CoronaVac))を2回接種したことの証明書の提示、または、1回接種型のワクチン(ヤンセン/ジョンソン&ジョンソン社製)を接種したことの証明書の提示。いずれも接種14日後から270日以内のものが有効。また、これらワクチンのブースター接種の証明書も有効。
(※実際、これまで日本から観光目的でクロアチアへ入国された方のお話を過去にお伺いしましたが、日本でワクチンを打たれた方は、英語の接種証明書を提示すれば難なくクロアチアへ入国できたとのことです。)
(3)新型コロナウイルスに感染し、治癒したことの証明書と上記(2)に記載されているワクチンを1回接種したことの証明書の提示。ただし、ワクチン接種証明書は、接種14日後から270日以内のものが有効。
(4)陽性判明11日後から180日以内のPCR検査、またはEUで承認された抗原検査の検査証明書、または医師が発行した治癒証明書の提示。
(5)クロアチア入国後、ただちにPCR検査、または、抗原検査を受け、陰性結果が出るまで自主隔離する。検査を受けられない場合は、7日間の自主隔離。
なお、12歳未満の児童は、同行する保護者が上記の入国要件を満たしている場合、児童本人の検査証明書等の提出は求められません。
【参考情報】
●日本に帰国/入国される皆様へ(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
●クロアチア政府の新型コロナウイルス関連ウェブサイト
https://www.koronavirus.hr/
●クロアチア市民保護本部ウェブサイト
https://civilna-zastita.gov.hr/
●クロアチアへの入国に関する情報及び質問フォーム(クロアチア内務省/英語)
https://mup.gov.hr/uzg-covid/english/286212
●欧州疾病予防管理センター(ECDC)ウェブサイト(※ EU加盟国等の感染者状況)
https://www.ecdc.europa.eu/en/cases-2019-ncov-eueea
●新型コロナウイルス感染症に関する情報リンク(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
●新型コロナウイルス感染症対策について (首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
上記のとおり、有効なワクチン接種証明書あるいはPCR陰性証明書を用意して、事前にこちらのENTER CROATIA(英語ページ)で必要事項を申請しておけば、簡単にクロアチアへ入国、旅ができる状態です。
ですので実際、昨年を含め、現時点でも海外(欧米圏中心)からクロアチアへ旅に来る観光客はそこそこいる状態。ただし日本を含めたアジア圏からの観光客は、残念ながらまだほとんどいないといった状態です。
まだ日本は入国条件を含め、日常生活でもコロナ対策は厳しいような印象を受けるので「まだ表立って海外旅行に行けるような風潮ではない・・・。」「クロアチアには簡単に入国できそうだけれど、日本に戻る時に(コロナ関連の書類の準備などが)めんどうくさそうだから、それがネック・・・。」という方が多いみたいです。
それから、ウクライナ・ロシア情勢も心配ですね。コロナに戦争・・・と不安が尽きない世界情勢ですが、世の中が平和であってこその旅行産業。1日も早く世界中の人々の暮らしに、笑顔と平和が戻って来ることを願ってやみません。
クロアチアへ遊びにいらしてくださる日本人観光客のみなさんを現地でご案内するのが仕事の私にとって、今年も仕事面ではさみしいシーズンになってしまいそうですが、また当サイトやYOU TUBEなどで現地から情報発信を頑張って続けていきますね!
みなさんとみなさんの大切な人が今日も明日も、笑顔で健康でありますように・・・!
(2022年4月11日 小坂井真美)
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