あけましておめでとうございます！
新たな一年がはじまりましたね！
2023年1月1日からクロアチアはシェンゲン協定に加盟し、法定通貨もユーロに切り替わりました。
クロアチアにとって大きな変化の一年となりそうです。
まず、クロアチアの市民生活で大きな変化が感じられる通貨の切り替え。
以前にこちらの記事でもお伝えしましたが、今日から2週間かけてクロアチアでは自国通貨クーナからユーロに切り替わっていきます。（※2023年1月15日以降は支払いはユーロ通貨のみとなります）
通貨の切り替えに伴い、決済や支払いに多少の混乱が予想されていますが、あと2週間程でクーナとは完全にお別れ。
さようなら『クーナ』…。
ちょっぴり寂しい気もしますが、私も含めクロアチア国外の方、企業との取引が多い仕事に携わる人はユーロ通貨への切り替えはメリットが大きいと感じているようです。
ちなみに、数週間前（2022年12月中旬頃）、あるメディア様の取材でユーロ通貨への切り替えに伴う市民の声インタビューをザグレブの街中で行ったのですが、どちらかというとユーロ通貨への切り替えに対して否定的な意見が多かったのが印象的でした。
クロアチア発行のユーロ硬貨
「今ただでさえ世界的なインフレで大変だというのに、ユーロに切り替わると物価がますます上昇するのではないか・・・。」
「ユーロに切り替わると、今までのお給料もクーナからユーロにもちろん切り替わる。実際にもらえるお金は変わりないことはわかっているけれど、それでもユーロに換算されると、今までよりお給料の数字が小さく見える・・・（例えば、今まで7500クーナもらっていた人なら、1000ユーロになる）。
だから数字のトリックとはわかっているけれど、慣れるまではなんだか貧しくなってしまったような気持ちになると思う。それにともなって、消費者のお財布も固くなるんじゃないかな・・・。」というように、ユーロ導入について、どちらかというと将来を不安視する声が多かったように感じます。
ただ、長い目で見ると、きっとクロアチア経済にとってより安定的で良い決断だったのではないかと個人的には思っています。
元旦のザグレブ、イェラチッチ総督広場の様子
なお、当サイトでも、過去に書いた各記事はすべて『クーナ表記』になっていますが、今後、特にみなさんにたくさん読まれている記事を中心に、ユーロ価格での最新価格を確認して更新していきますね。
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2023年こそは疫病も戦争も収束して、世界中のみんなが笑顔で健康に暮らせる世の中になることを心から願っています。
みなさんにとっても笑顔と幸せいっぱいの飛躍の年となりますように…！
（2023年1月2日 小坂井真美）
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