【保存版】2月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある?
「2月のクロアチアはかなり寒いですか?雪はたくさん積もりますか?」「やっぱり、2月はあまり気候がよくないですか?」「2月のクロアチアは観光オフシーズンだそうですが、行ってもおもしろくないですか?」などなど、2月にクロアチア旅行を計画されている方からよく頂戴する気候や服装に関するご質問に、クロアチア在住のクロたびスタッフがお答えいたします!
また、本記事内には2月のクロアチア各都市の町ゆく人の様子を捉えた写真も掲載しています。ぜひ服装選びのヒントにしてくださいね!
意外と大きなイベントが多い2月
2月はまだ観光オフシーズン真っ只中であるクロアチア。さすがに首都であるザグレブは一年を通して人も多く、ホテル、お店やレストランなどすべてが通常営業していますが、海沿いの期間は完全な観光オフシーズン。
フヴァル島をはじめとする多くの島はもちろん、人気観光地であるドブロブニクでさえもこの時期は冬季休業中のレストランやお店、ホテルがたくさん見受けられます。
また、まだまだ太陽の光が弱く、日も短いこの時期。どんより曇りがちの日も多いため「一生に一度、真っ青に輝くアドリア海を見てみたい!」「エメラルドグリーンに輝くプリトヴィッツェの湖を見てみたい!」と楽しみにされている方は、2月にお越しになるよりも高確率でお天気に恵まれる夏を選ばれる方がいいかもしれません。
(曇りなどお天気が悪い日、太陽の光が弱い時期は、アドリア海やプリトヴィッツェの湖の色も、晴れた日に比べて暗い色になってしまいます)
他にも「せっかく旅に行くのだから、レストランもお店も遅くまで営業している、活気あるシーズンに訪れたい」「寒い中外を歩き回のは苦手」という方は、時期をずらしてお越しになることをおすすめします。
ですが、やはりオフシーズンならではの楽しみ方も。特に人気観光地のドブロブニクは、夏の観光シーズン中は旧市街中が歩くのも大変なくらい混雑する日もありますが、2月ならそんな心配もありません。
人混みを気にせず、ゆっくりと美しい町の写真を撮りたい方、のんびりと街歩きを楽しみたい方にはぴったりの月なのです。
よろしければ関連記事「 秋・冬のクロアチア観光は?「オフシーズン」が狙い目である6つの理由!」もご覧ください。
また、一概に「完全なオフシーズン」とも言い切れない2月。「カーニバル」に「聖ヴラホ祭」と、2月のクロアチアは大きなイベントがある月なのです。
ヨーロッパの寒い冬に別れを告げるイベント、カーニバル。クロアチアでもカーニバルは一大イベントで、多くの人が楽しみにしています。クロアチアのカーニバルといえば、リエカ(Rijeka)とサモボル(Samobor)という2つの街のものが有名。
毎年1月末から2月にかけてカーニバルが開催され、クロアチア国内外からたくさんの人が訪れます。
また「聖ヴラホ祭」とは、毎年2月初旬にドブロブニクで行われる伝統的なお祭り。1000年以上に続くドブロブニク特融のお祭りで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。期間中、ドブロブニク旧市街はたくさんの人が集まり、街は大変賑わいます。
聖ヴラホ祭について詳しくは「【ドブロブニク現地便り】千年の歴史を誇る『聖ヴラホ祭り』」をご覧ください
それでは、次に2月のクロアチアの気候をチェックしてみましょう!
クロアチアの2月の気候
まだまだ寒い時期ではあるものの、徐々に暖かくなりはじめる2月。上記のとおり寒い冬に別れを告げるイベント、カーニバルが行われる月でもあり、春の足音が遠くに聞こえ始める月でもあります。
次に、日本(東京)の気温と降水量とザグレブ、ドブロブニク、プリトヴィッツェのものと比べてみましょう。
都市 | 最低気温 | 最高気温 | 降水量 |
東京 | 1.7℃ | 10.4℃ | 56.1mm |
ザグレブ | 4.8℃ | 10.8℃ | 119.8mm |
ドブロブニク | 7.0℃ | 19.0℃ | 80.1mm |
プリトヴィッツェ | 2.9℃ | 5.8℃ | 詳細なデータなし(※) |
(ザグレブ・ドブロブニクの気温・降水量は2016年の平均値)(※ただし、近郊の町Gospićは183.70mm )
上の表からもわかるように、2月の東京とザグレブではさほど違いはありません。
ですが、ドブロブニクなどアドリア海沿いの町では、日によっては日中20℃近くまで上がる日もあり、ザグレブやプリトヴィッツェなどの内陸エリアと比べるとかなり寒さが穏やかです。とはいえ、風が吹くとかなり肌寒く感じますし、朝晩はかなり冷え込むので、やはり防寒対策をしっかりと行っていらしてくださいね。
また2月は雪どけが始まる時期。特に、山間部に位置するプリトヴィッツェでは、2月末が近くなると雪どけに伴い湖の水位が上昇し始めます。時には洪水状態となり、園内の散歩道にまで川の水が溢れてしまうことも。
場合によっては洪水状態となり危険なため、観光できるところが制限されてしまうことも(湖を走るボートも運航中止となることもあります)。
2月にプリトヴィッツェ観光を予定されている方は「春先プリトヴィッツェ観光をする方へ 事前に知っておきたい注意点」もぜひあわせてご覧ください。
クロアチア観光、2月の服装は?
「徐々に暖かくなりはじめる月」とはいえ、まだまだ寒い2月。やはり、しっかりとした寒さ対策が欠かせません。
具体的には、温かいセーターやズボン、温かい肌着類、ブーツなど温かい履物、そして冬物のコートが必須。それからマフラーや帽子、手袋もあれば心強いでしょう。
また女性はスカートやワンピース、パンプスやハイヒール等は避けてください。スカートやワンピースでは寒空の下の観光はかなり辛いですし、パンプスやハイヒールでは足元が冷え切ってしまいます。体調を崩さないためにも、ファッション性よりも体を温めることを優先した服装選びをしてくださいね。
また、当サイトの「スタッフ・ブログ」では、ちょこちょこ現地の最新の様子を日々UPしているので、よろしければ旅のヒントにお役立ていただけると幸いです
その他、2月のクロアチア観光に持って行くと便利なもの
靴下
暖かい靴下が必須なのは言うまでもありませんが、お部屋用のルームソックスもお忘れなく!暖かいもこもこのルームソックスは歩き疲れた夜のリラックスタイムにぴったりです。
ちなみに、クロアチアではお部屋にスリッパが用意されていないホテルが多いため、旅行用の携帯スリッパのご用意もおすすめします。
※クロアチアのホテルのアメニティ事情について詳しくは「【旅行前にチェック】クロアチアのホテルにはアレがない?!驚きのアメニティ事情」をご覧ください
薄手のダウンコート
「冬物の分厚いコートでは、今日はちょっと暑いかも・・・」という時に大活躍してくれるのが、薄手のダウンコート。軽くて嵩張らないのに温かいダウンコートはとっても便利!
寒さが厳しい日にコートの下にもう1枚着ることもできますし、機内の中で肌寒く感じる時にひざ掛けとして利用することもできますよ。
カイロ
スーツケースに余裕があれば、ぜひお持ちください。寒い日には大活躍してくれることでしょう!
常備薬
冷えや乾燥などで、何かと体調を崩しやすい冬。胃腸薬や風邪薬など、普段から飲み慣れているお薬を持ってくると万が一の時に心強いでしょう。
スリに注意!
観光客が少ないオフシーズン期間とはいえ、油断は禁物です!特にカーニバルなど、人混みが発生するイベント会場はスリが出没しやすい場所。
せっかくの楽しい旅を台無しにされないためにも、スリ被害にはくれぐれもご注意ください。
以上、みなさまの旅の準備のヒントにしていただけると幸いです。
(小坂井真美)
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