【現地発レポート】W杯決戦が迫るクロアチア、いよいよ運命の一戦！どこで観戦する？

「奇跡の決勝進出」と称えられ、史上初のサッカーW杯決勝進出を決めたクロアチア。

イングランドに勝利した瞬間のドブロブニク旧市街内の様子

対フランス、運命の決戦のキックオフは、本日（15日）クロアチア現地時間の17：00。

いよいよあと3時間ちょっとと、その時が刻一刻と迫っています。

当ブログでも、今回決勝に辿り着くまでのクロアチア国内の様子をお伝えしてきましたが、先日イングランドを破り決勝が決まった瞬間から今日（15日）までの盛り上がり様は前例にないほどです！

メディアの話題といえば、もちろんW杯のことでもちきり！町行くクロアチアの人々の話題も、サッカー一色です！

史上初めて、決勝まで勝ち進んだクロアチア。

クロアチアに大きな夢と喜びを与えてくれた代表の選手やコーチたちを大絶賛する声で溢れ「決勝がどんな結果になろうと、選手はすでに僕たちにとっての英雄、そして大いなる誇り！選手たちがクロアチアに戻って来てくるのが待ち遠しい！」と、皆が口々に称賛しています。

またクロアチアのニュースによると、今回のW杯でのクロアチア代表の奮闘ぶりは国のPRにも大きく貢献しており、その宣伝効果は絶大なのだとか！

「クロアチア独立後（91年以降）、これまでにクロアチア政府が国のPRに費やしてきた莫大な労力と費用に匹敵する、もしくはそれ以上の宣伝効果がこの短期間の間になされた」「今まで、これだけの短期間に世界中で“クロアチア”という国が注目を集めたことはない」とも報道されています。

ところで、連日、クロアチアのメディアでは、クロアチア代表に関することはもちろん、W杯で盛り上がるクロアチア人サポーターたちの様子がたくさん報道されていますが、先日のイングランド戦でクロアチアが勝利した翌日、ザグレブの警察署にはパスポートの発給を求める大勢のクロアチア人で長蛇の列ができたそうです。⇒　【画像はコチラ】（外部サイトindex.hr（クロアチア語サイト）に飛びます）

通常、クロアチアではパスポートの発給に数週間かかりますが、特急料金（550クーナ（約1万円））を払えば特別に申請から48時間以内に発給してもらえるというシステムがあり「決勝戦をぜひモスクワで観戦したい！」という大勢のクロアチア人が殺到した模様。

筆者は「今からモスクワへ行っても、スタジアムには入れないんじゃないかな・・・？」と不思議に思っているのですが、果たしてチケットが手に入るのか、それとも「スタジアムに入れなくてもいいから、とにかくモスクワへ行きたい！」という一心なのか、モスクワを目指すクロアチア人が大量発生したそうです。

（実際、先日のイングランド戦を観戦しに、モスクワへ急遽飛んで行ってしまった友人がいますが、彼は運の良いことにスタジアムで観戦できたそうです。もちろん、クロアチア史上初の快挙を成し遂げた試合を間近に観ることができて、狂喜乱舞していました(笑)）

（↑　イングランドに準決勝で勝利した翌日（12日）、ドブロブニクのお宿の近くのスーパーの倉庫の扉にあった張り紙「２：１。今日は休業」と書かれいます(笑)）

先日（11日）の準決勝戦あたりから、国中がサッカームード一色でお祭り状態のクロアチア。

（↑　今日（15日）、同じ倉庫の前を通りかかったら、張り紙が更新されていました！「どんな結果になっても月曜日はお祝いしよう！（だから休業だよ）クロアチアに乾杯！」と書かれています(笑)）

みんな頭の中はサッカーでいっぱいで、ついつい仕事がおろそかに・・・心が向かう先はモスクワ、うわの空です(笑)

なお、今日15日はクロアチア中のスーパーやお店、レストランが「臨時休業」もしくは「時間短縮営業（16時で営業終了）」という所が続出しています。

どこで観戦する？

7月11日（準決勝）のドブロブニク旧市街内の様子。決勝の今日は今まで以上に混雑、盛り上がること必至です！

とても運が良いことに「今、まさにクロアチアを旅行中です！」という方からは「決勝戦、楽しみにしています！クロアチア現地の人と一緒に応援したいです！」という声がたくさん届いていますが、なかには「現地の人に混ざって観戦したいのですが、パブリックビューイングをするには、どんな所がいいですか？」というご質問も。

前回のブログでもお伝えしたとおり、パブリックビューイングを楽しむなら、どの町でも、間違いなく一番盛り上がるのは、巨大な特設モニターが設置された町の中心の広場です（ザグレブならイェラチッチ総督広場、ザダルならゼレニ広場、ドブロブニクならルジャ広場など）。

ただ、大勢の人が詰めかけるので立ち見必至！「座って観戦したい」という人には辛いかもしれません。

「座って楽しみたい」「人でごった返す場所は苦手」という方は、テレビを設置している町の中心部のカフェやバーで観戦を楽しむのがおすすめです。

なお、天気予報によると、今日（15日）はスラヴォニア地方とダルマチア地方は雨の心配はなさそうですが、ザグレブ周辺やイストラ半島のエリアでは時折雨が降る可能性があるとのこと。

国中が決勝戦に向けて熱狂しているクロアチア。たとえ雨が降ったとしても、その熱が冷めることはないでしょうが、ザグレブ周辺やイストラ半島の各町で野外エリアでの観戦を行う予定の方は雨合羽やタオル、上着などの用意をどうかお忘れなく！

一方、スプリットやドブロブニクなどは17時はかなりまだ暑いことが予想されるため、熱中症にかからないように、水分補給をしっかりと行って観戦を楽しんでくださいね！

ちなみに筆者は今ドブロブニクにいますが、今日は旧市街には行かず（かなり暑い上、大混雑が予想されるため）お宿の近くのバーやカフェで観戦しようと思っています。