【クロアチア便り】冬に喜ばれる、日本の偉大な発明品
1日から本格的なクリスマスモードに突入したザグレブ。
週末のザグレブ市内は(私は週末行くことができませんでしたが…)クリスマスマーケットを楽しもうとたくさんの人で賑わったみたいです。
一昨日(3日)ザグレブ市内で用事があったので、クリスマスムードに包まれ賑わう街の様子をちょっこと偵察してきました。
仕事のため、朝6時前にザグレブ旧市街に着いたのですが、街中のイルミネーションが輝いていました。どうやら日が昇るまで、ひと晩中イルミネーションは点灯しているみたいです。
住んでいるザグレブの自宅は住宅街が広がるエリアにあり、観光エリアとは離れているため、普段深夜早朝のザグレブ市内の様子を目にする機会はあまりないので、クリスマスのイルミネーションが輝く早朝のザグレブの街歩きはちょっぴり新鮮でした。
「そんな朝早くから、街の案内?」と驚かれるかもしれませんが、そんな朝早くに街案内の仕事はしていません(笑)
普段、本業の観光関連の仕事以外にも、ご縁がある毎にちょこちょこいろんな仕事をさせていただいているのですが、昨日声をかけて頂いたのは撮影エキストラのお仕事。
クロアチアでは、各国いろんな企業のCMをはじめ、映画などの撮影がたくさん行われているのですが、出演者にアジア人が必要なこともたまにあるそうで、ちょこちょこご縁をいただいています。正直なところ、恥ずかしがり屋の自分には性に合わないのですが「これもクロアチアにいるからこその体験。せっかく声をかけてもらえるのだから・・・」と楽しんでいます。
(ちなみに西欧で撮影するより、クロアチアなどで撮影する方が出演者、特にエキストラやスタッフさんの人件費などが安くなるから・・・というのが大きな理由だそうです。最近(・・・と言っても、少し時間が経っていますが)ではハリウッド映画のマンマ・ミーアがクロアチアで撮影されたのだとか。以前別の撮影で出会ったクロアチア人女性が「エキストラで参加させてもらった!すごく良い経験になった」と喜んでいました)
今回は前日に「明日の朝、空いてる?6時半から。急で申し訳ないけど、観光客役のエキストラが必要になって・・・」と連絡を頂いて急遽参加することに。
正直なところ「う~ん・・・急だなあ〜。朝めちゃくちゃ早いなあ〜。(外での撮影)寒いだろうなあ〜」と、おこがましいことに一瞬悩んだのですが、朝なら予定も空いており、せっかく声をかけていただいたので楽しみに行くことにしました。お仕事を頂けるのは有り難いことですものね !
そこで「せっかく早起きするのだから・・・こんな機会がないと、真冬の早朝のザグレブ市内を歩くこともないだろう」と、旧市街の集合場所に向かうついでにイルミネーションをちょっぴり楽しんできました(がめついですね・・・笑)
意外と朝の活動が早いクロアチアの人たち。
平日、パン屋さんは6時から、スーパーは7時からというところが珍しくなく「朝のオープンが早いのですね〜!」と驚く日本人観光客も多いのですが、この日もまだ朝6時過ぎだというのに、イェラチッチ広場やイリツァ通りには早起きしたザグレブっ子たちの姿がちらほらいました。
どうやらイルミネーションは日が昇るまで点灯しているみたいで、空が明るくなる7時頃までついていました。
ところで、時には、周りのみんなが分厚いコートを着込んでいる寒い時に、春や夏のような格好をしないといけないこともある撮影。
この春(5月)の撮影時に寒さで体調を崩しそうになった教訓から、それ以降、寒い時期の外での仕事には、日本の偉大な発明品「貼るカイロ」を欠かさず持参するようになりました(笑)(過去関連記事:【クロアチア便り】雨マークの日にはご用心!肌寒い日が続くザグレブ)
今回はエキストラのちょい役だったので、衣装は「普段着」。「特に指定はない」とのことだったの、で好きなだけ着込むことができましたが、外でずっといると身体が冷えるだろうな〜と思い念のために用意して行くことに。
ヒートテックにタートルネック、裏起毛のズボン、分厚いダウンコート、暖かいブーツ、手袋に帽子という、まさに真冬の観光客の格好をして行きました(この格好をしていれば気温2℃でも、カイロなしでへっちゃらでした!)
・・・が、せっかく着込んで行ったのに「ごめん。帽子、手袋は脱いで〜。コートも!」との指示。「やっぱり!カイロを持ってきておいてよかった!!!!」と心底思いました。
一緒に観光客に扮した中国人女性はかなりの冷え性だそうで、(コートを着ていても)すごく寒そうにしていたので、予備で用意していたカイロをあげるとすごく喜んでくれました。
カイロを見たのは初めてだったそうで、最初はカイロを見て不思議そうにしていましたが、じきに温かくなると「すごい!暖かい!ありがとう~!」と大感激してくれました。
その日の夜になっても「夜になってもずっと暖かくてびっくり!おかげで助かったわ。本当にありがとう!」と嬉しいメールをくれ、カイロのおかげで心までほっこり温まりました(*^^*)
ちなみに、寒がりのクロアチア人にも喜ばれるカイロ。特に寒い季節に外で仕事をするガイドさんなどにプレゼントすると喜ばれます。
友達のクロアチア人ガイドさんのなかにも、冬になると時折「日本の添乗員さん、お客さんにもらった!」と嬉しそうに携帯カイロを握りしめている人がいます(笑)
(ちなみに、日本人と比べると体感温度が高い人が多いクロアチア(ヨーロッパ)。カイロは万人受けするわけではありませんが「寒がりさん」や「真冬に外で仕事をすることが多い人」に喜んでもらえることが多いです)
私も普段、帰国した際は(食いしん坊なので(笑)💦)特に食品を最優先してスーツケースに詰めるため、どうしても重たくなってしまうカイロは諦めてしまうのですが、クロアチアへお越しくださる方から「もう帰るので・・・荷物になるだけなので、よかったら使ってください」と時々ご厚意でプレゼントしていただくのですが、本当に有り難いです(*^^*)
カイロの素晴らしさを知るクロアチア人の友達のなかには「なんでヨーロッパでは流行らないんだろう?クロアチアでも簡単に手に入れば良いのに」と、カイロ販売を切望しています。
(ドイツ製品が市場にたくさん出回るクロアチア。ドイツでは「Handwärmer(ハンドウォーマー/ 携帯カイロ)」「Fußwärmer(フットウォーマー/足用カイロ)」等、使い捨てカイロが販売されているそうなので、ひょっとしたらクロアチアでも探せば手に入るのかもしれませんが・・・)
最近は海外でも販売されているようですが、まだまだ知名度が低い使い捨てカイロ。もう少し広く知られていても良いような気がするのですが、なぜ根付かない(広く販売されないのか)のか、ちょっぴり不思議です。
また、便利な使い捨てカイロですが、すぐにゴミになってしまうのがちょっと気になります。今度日本に帰ったら、何度も繰り返し使えてエコな充電式カイロをチェックしてみようかな・・・と思っています(実際に使ったことがある方、使い心地はいかがですか?)。
12月にクロアチアへお越しの方は、クリスマスマーケット散策を楽しみされていると思いますが、ぜひカイロをご用意していらしてくださいね🎄 (もし使わなかったら、ガイドさん等にプレゼントすると喜んでもらえると思いますよ!ただ使った事がない人が多いので、プレゼントする際は、しっかりと使い方や注意点(肌に直接貼らない等)を伝えてあげてくださいね)
寒い夜空の下の散策も、カイロで腰や足元を暖めると冷え知らずで楽しめるはず。また雪が積もるプリトヴィッツェでも大活躍してくれることでしょう。
(先日、プリトヴィッツェへ行ってきた時も「カイロを持ってきてよかった!」と心底感じました)
ちなみに、この日は夕方から別の予定があったので、撮影後ゆっくりクリスマスマーケットを覗くことができませんでしたが、合間にイェラチッチ広場やズリニェバッツ広場、ストロスマエル公園、トミスラブ広場周辺の様子を偵察すると、平日にも関わらず賑やかでとても楽しそうな雰囲気が漂っていました♬
(※当ブログ記事の写真はすべて12月3日に捉えたものです)
また近々ザグレブのクリスマスマーケットを偵察をしてくるので、みなさんに改めてその様子をお届けしますね!
【関連記事】
⇒ 2018 ザグレブ☆クリスマスマーケット観光情報・開催期間
⇒ 【冬プリトヴィッツェ観光をする方へ】事前に知っておきたい注意点・持ち物&服装
(2018年12月5日 小坂井真美)
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