2月29日:クロアチアでのコロナ感染者6名に。現地ではどう報道されている?

クロアチアでのコロナ感染者が6名に

ザグレブの街並み

 

2月25日に首都ザグレブで国内初の新型コロナウイルス感染者が確認されたクロアチア。数日経って、感染者の数が少しずつ増えています。

 

2月29日16時の会見で、クロアチアのリエカに住む男性に陽性反応が出たと発表されました。この方を含めると、現在クロアチアでは6名が感染しています。なお、ドブロブニクでも感染の疑いがあるケースが確認されているとのことです。

 

クロアチアにおける、今日(3月1日)までの新型コロナ関連情報は以下の通り:

 

⇒ 2月6日公開: クロアチア人はマスクをしない?!コロナウイルスへの反応は?

 

⇒ 2月27日公開: 新型コロナの影響で、クロアチア入国時にトラブル…?!

 

⇒ 2月28日公開: 【重要】クロアチア入国時、日本からの渡航者に対する措置について(新型コロナ最新情報)

 

★ クロアチアにおける新型コロナウイルス関連情報は今後も「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」にてまとめ&随時更新していきます。

 

クロアチア現地の様子、報道は?

 

クロアチア現地の様子ですが、現段階では新型コロナに対する過剰な反応などは見られません

 

感染が急速に拡大しているイタリアでは、パニックに陥った人々が食料品や生活品を買い占めにはしったため、一部のスーパーが完全に品薄状態だと耳にしましたが、現状クロアチアではそのようなことはありません。

 

またクロアチアのテレビ番組などもちらちら見てチェックいますが、日本のワイドショーのように延々と新型コロナ関連のニュースを報道しているというわけではなく、「国内の話題は新型コロナ一色」というような印象を現時点では全く受けません。

 

クロアチアのニュースなどでクロアチア国民に向けて現時点で発信されている情報を簡単にまとめると以下の通り:

●現時点でのクロアチア国内で確認されている感染者数:6名(※2020年2月29日16時時点)。

 

●(クロアチアでの現時点での感染者数を考慮すると)現段階では、クロアチア国内でのコンサートや集会など、人がたくさん集まる会合の開催を禁止するべきようなレベルとは言えない。

 

ただし、新型コロナウイルスの影響を受けている地域(中国、日本、香港、シンガポール、韓国、イラン、イタリアのロンバルディア州 、ヴェネト州 、ピエモンテ州 、エミリア・ロマーニャ州)への渡航歴がある者は人がたくさん集まる場所に近づくことは自粛するべき

 

●咳、発熱など風邪の症状があっても、過去14日間に新型コロナウイルスの影響を受けている地域(同上)に渡航歴がないものは、国が指定する疫学者ではなく、かかりつけの医者の診察を受けること。

 

●咳、発熱など風邪の症状がなくても、過去14日間に新型コロナウイルスの影響を受けている地域(同上)に渡航歴がある者は、国が指定する疫学者に連絡を取り、その旨を報告すること。

 

●過去14日間に新型コロナウイルスの影響を受けている地域(同上)に渡航歴があり、さらに咳や発熱などの症状がある者は、国が指定する疫学者に連絡を取り、指導を受けること。

 

●感染リスクを下げるため、(現段階では)握手は推奨しない

 

また、今日のクロアチア国営放送の朝のニュースでも新型コロナ関連情報がもちろん報道されていましたが、クロアチアでの感染者が6名になったこと、韓国で感染が拡大していること、そしてアメリカ・トランプ大統領の反応などが主に報道されていました(その時のニュースでは、日本については触れられていませんでした)。

 

日本人旅行者への影響は?

 

2020年3月1日現時点では、日本からクロアチアへ来る旅行者への対応は「【重要】クロアチア入国時、日本からの渡航者に対する措置について(新型コロナ最新情報)」でお伝えしたことから変化はありません。

 

近々クロアチアへの旅行を計画されている方は「どうするべきか・・・」と不安なことと思います。

 

あくまでも個人の体験ですのでご参考程度にしていただければと思いますが、実際、現在でクロアチアを旅されている日本人旅行者の方からは次のような声が届いています。

 

「アジア人観光客が本当に少ないですね!コロナのせいでちょっと心配でしたが、現地の人も優しくて、楽しく旅を満喫しています!」

 

「天気はコロコロ変わって不安定ですが、青空も垣間見えてドブロブニクの絶景を楽しんでいます!オフシーズンで人も少なく最高!地元の人も親切です」

 

引き続き当ブログでも、なるべくクロアチア現地のコロナウイルスに対する地元民の反応を含め、最新状況をシェアできるように努めますねので、どうかご自身にとってベストな選択、ご判断をなさってくださいね。

 

ヨーロッパでの新型コロナ感染者数

 

現時点でのヨーロッパでのコロナウイルス感染者数は上記のとおり。

 

クロアチアでの感染もイタリアへの渡航歴があった人から広まっているようですが、イタリアでの感染拡大がすごいスピードで進んでいますね。

 

世界中での人の往来が激しい現代に、ここまでくると感染拡大を食い止めるのは不可能なのではないか・・・とも思ってしまいますが、せめて重篤化する方が少ないことを願うばかりです。

 

在クロアチア日本大使館からの最新情報

ザグレブにある、在クロアチア日本大使館

 

最後に2020年3月1日の朝に在クロアチア日本大使館から配信されたクロアチア安全情報をみなさんにシェアします。

 

この情報は「たびレジ」でクロアチアを渡航先として登録すれば、誰でもメールで受け取ることができます。

⇒ たびレジ登録はこちらから

 

クロアチアを渡航先として登録しておけば、コロナウイルス情報以外にも、クロアチア関連の安全情報があれば、その都度最新情報をメールで届けてくれます。近々クロアチアへの旅行を計画されている方はぜひ登録してくださいね!

 

(以下、2020年3月1日 在クロアチア日本大使館より配信されたメールより)

 

● 2月28日(金),リエカ市で1名及びザグレブ市で1名から,新型コロナウイルス感染の陽性反応が確認されました。

 

● さらに,29日(土)にもリエカ市で1名から陽性反応が確認されました。クロアチアにおける新型コロナウイルスの感染者数は,6名となりました。

 

1 28日(金),リエカ市及びザグレブ市でそれぞれ1名から,新型コロナウイルスの陽性反応が確認されました。いずれも,過去に確認された3件の感染症例の患者の濃厚接触者で,両者とも,それぞれの市の病院に隔離され,容態は安定しているとのことです

 

2 29日(土),リエカ市で1名から,新型コロナウイルスの陽性反応が確認されました。この患者も,既に確認された陽性患者の濃厚接触者で,現在,リエカ市の病院に隔離され,容態は安定しているとのことです。

 

3 クロアチアの国境では,中国,韓国,イタリア(ロンバルディア州,ベネト州,ピエモンテ州及びエミリア・ロマーニャ州),イラン,香港,日本及びシンガポールからの短期滞在予定者に対し,健康状態に関する調査を実施するとともに,滞在中,健康状態の報告を行うよう求めています。こちらをご参照ください(https://www.hr.emb-japan.go.jp/documents-JP/corona-2020-2-28.pdf

 

【参考情報】

 

1 新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)

 

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html?fbclid=IwAR0mGSg0pcogc98Hb_syWiBaBG1-NVfu6sy15gcDhYjipMSw4lzL-sG4JlI

 

2 新型コロナウイルス感染症に関する情報リンク(厚生労働省)

 

【問い合わせ先】
在クロアチア日本国大使館 領事班
住所:Boskoviceva 2, 10000 Zagreb, Croatia
電話:+385-(0)1-4870-650
ファックス:+385-(0)1-4667-334
メール:consul@zr.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 

 

また、みなさんにシェアした方が良いようなクロアチアでの新型コロナ関連情報が入れば、当サイトやTwitterで必ずお伝えしますね!

 

【クロアチアにおける新型コロナ関連最新情報】

 

※クロアチアにおける新型コロナウイルス感染最新情報を随時UPしています。以下の記事もあわせてご覧ください。

 

⇒ 【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)

 

 

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