【リエカ半日観光プラン】散策モデルコースとリエカの見所・観光スポット
クロアチア最大の港町、リエカ(Rijeka)。
あまり日本のガイドブックでは詳しく紹介されない町ですが、興味深い見所が詰まった町でもあります。
今回は知っていると町歩きがきっと楽しくなるリエカの観光スポットの豆知識、そして半日モデルプランをまとめてお伝えします。
リエカ半日観光モデルプラン
リエカはクロアチアの他の町と比べると、比較的新しく近代的な印象を受けます。
それは、1750年に大きな地震に見舞われ、歴史的な建物はほとんどすべて破壊され たため。ですが、よく観察しながら町歩きをしていると、ローマ時代の古い遺跡が目につくこともあり、町の歴史の深さをしのぶことができます。
リエカの歴史に興味がある方は、よろしければ「【旅ミニコラム】川とアドリア海が出会う、クロアチアの港町「リエカ」」をご覧ください
リエカはとっても小さな町なので、最後にお伝えする町はずれのトルサット城とあわせて観光しても半日(4時間)程度あれば、ここでお伝えする主要な観光スポットは十分に見てまわることができます。なお、ここでは半日の流れをイメージしていただきやすいように・・・と時間を表記しましたが、あくまでも目安になさってくださいね^^
なお、前述のとおりリエカはとても小さな町ですので、「次にお伝えするような順番で周らないといけない。そうしないと効率が悪い」なんてこともありません。みなさんの心が赴くままに散策を楽しんでくださいね。
それでは早速リエカの町歩きをはじめましょう!
10:00 百年以上続く町の市場を見学
リエカで日本人観光客が見落としがちなスポットといえば市場(中央市場)。
リエカ中心地(観光エリア)の東の端にある、この市場から散策をスタートさせましょう。(市場は朝の方が活気があるので、ここから散策スタートさせるのがおすすめです)
ここは19世紀より毎日地元っ子で賑わってきた「町の台所」。現在も「屋内市場」として町の人々に親しまれている建物は1916 年に完成したもの。100年以上にもわたり、リエカの人々の食卓を支えてきました。
なお、建築物に興味がある方は、建物の細部に施された装飾にもご注目を(↑)!
屋内市場では新鮮な魚屋さんやお肉屋さん、そしてパン屋さんなどが軒を連ねます。
また、屋内市場の近くには青空市場が広がっており、野菜やくだもの、そして服屋雑貨を売る露店が並んでいます。
ぶらぶら歩くだけでも町の人々の食文化を垣間見ることができおもしろいですし、お土産になりそうなものもちらほら あるので、ぜひゆっくりと散策してみてくださいね!
【リエカ中央市場】
住所: Trninina ul. 3, 51000, Rijeka
営業時間:月~土:7:00~14:00、日:7:00~12:00頃まで
(※天候などにより早く閉まることもあります)
(↑)なお、市場の近くには国立劇場が位置しています。
なお、もし時間に余裕があれば、市場の更に南に向かって歩き、港へ足を延ばしてみてください。
(↑)上の写真のようにアドリア海とリエカの街並みを一望することができますよ。
11:00 町のメインストリート「コルゾ通り」を散策
市場散策の次は、白い石畳で覆われた町のメインストリート「コルゾ通り(Korzo)」へ。
中央郵便局、デパート(※)などが位置し、いつもショッピングやカフェでのひとときを楽しむ地元の人々で賑わっています。
(※デパートと言っても日本のような大きい規模のお店ではなく、古びたショッピングセンターといった感じの雰囲気です(笑)。ある意味新鮮で、覗いてみると楽しい思い出になるかも)
さっと通り過ぎるだけなら、通りの端から端まで、ほんの10分程度で歩けるストリートですが、せっかくなのでぶらぶらとお店めぐりを楽しんでみて。
リエカの伝統的なジュエリー「モルチッチ」をショーウィンドーに飾るジュエリーショップもこの通りで見つけることができますよ。(関連記事:リエカ伝統の「幸運のお守り」モルチッチ )
町のシンボル「時計塔」
コルゾ通りを歩いていると、途中上の写真のような黄色い時計塔が見えてきます。
ここはリエカ市民の定番の待ち合わせ場所、町のシンボルとして人々に親しまれています。
リエカの 歴史を紐解くことができる重要なランドマークをどうぞお見逃しなく!
詳しくは「知っているとリエカ散策がもっと楽しくなる!町のシンボル「時計塔」の豆知識」をご覧ください
なお、時計塔の下をくぐって進んだ先は地元民に人気のレストランやカフェが集まるエリア。
時間に余裕がある方は、お昼時の休憩やランチを楽しむ場所を探してみるのもいいかもしれませんね。
12:00 町で一番古いモニュメント「ローマのアーチ」
リエカ散策の際に忘れずに立ち寄りたいのが、町の中心地、聖セバスチャン教会の裏手にひっそりと佇む古い石のアーチ。
「ローマのアーチ(Rimski Luk)」と呼ばれるこのアーチは、町で一番古いモニュメントとして1700年代から有識物たちの注目を集めてきました。
ローマ皇帝クラウディウスの凱旋門、ローマ時代にあった町の門など、様々な憶測がなされましたが、20世紀中頃になり、要塞(現在のトルサット城)の門の一部であることが解明されました。
12:10 お札にも描かれている 聖ヴィート大聖堂
「ローマのアーチ」のすぐ近くに位置するのが、聖ヴィート大聖堂。17世紀中頃にイエスズ会によって建てられました。
円形が特徴的なその姿は、クロアチアの100クーナ札にも描かれています。
詳しくは「100クーナ札に描かれた「聖ヴィート大聖堂」の伝説」をご覧ください
さて、そろそろお昼時。おなかがすいてきましたね。
せっかくの港町、おいしいシーフードでも食べて腹ごしらえをしましょう♬
ランチをゆっくりと満喫したら、トルサットの丘を目指しましょう。
13:30 リエカの隠れた絶景スポット「トルサット城」
リエカの背後にそびえる丘の頂上に建つトルサット城。
日本のガイドブックにはあまり詳しく載っていませんが、ここはこの辺りで一番の絶景スポットなのです!
実は、私がリエカで一番好きなスポット、みなさんにぜひともおすすめしたいのがここトルサット城です。
「城」といっても軍事要塞だったため華やかさはありませんが、とにかく景色が最高!城内にあるカフェから眺める景色は、きっと素敵な旅の思い出になることでしょう。
トルサットについて詳しくは次の記事もご覧ください :
⇒ 【必見】リエカの街並みとアドリア海を一望する絶景スポット「トルサット城」
⇒ 【リエカ観光】イエスのナザレの家が運ばれた伝説の地「トルサット聖母教会」
⇒トルサットへの行き方はコチラ
なお、ここではトルサット城を散策プランの最後にもってきましたが、朝いちばんにトルサット城に足を運ぶのもおすすめです。
トルサット城のカフェのテラス席でのんびりとコーヒーでも楽しんで元気チャージをしたあと、町の中心部まで降りてリエカ散策をじっくり楽しむのも◎!
また、午後からたっぷりと時間のある方は、リエカ近郊のオパティヤやノヴィ・ヴィノドルスキなどに足を延ばすのも良し!思い思いの時間をお過ごしください
以上、みなさんの楽しい旅のヒントになれば幸いです。
(小坂井真美)
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