【海外生活におススメ】常温3カ月保存可能な「ちりめんじゃこ」を食べてみた
先日、日本からの到着を待ちわびていたEMS便がついにクロアチアの自宅へ届きました! いつもは日本⇒クロアチアまで2週間程度で届くEMS便ですが、今回はクリスマス・年末年始の時期が重なったせいもあり3週間ちょっとかかったものの、無事到着! 日本から届いた荷物 クロアチアでは手に入らない日用品など、いろいろ取り寄せたのですが、なかでも特に楽しみにしていたのは「ちりめんじゃこ」。 私はちりめんじゃこが大好きで、日本に住んでいた頃はしょっちゅう(少なくとも2日に1回くらいの勢い)食べていたのですが、ここでは手に入らないのがクロアチア生活の悩みのひとつでした。 一時帰国した際に「野沢菜ちりめん」や「おじゃこ風味のふりかけ」などを買って帰って気を紛らわせていたのですが、やっぱり一番食べたいのは純粋なちりめんじゃこ。 でも、スーパーで売っているちりめんじゃこのほとんどが要冷蔵であったり、あまり日持ちしないので、いつも「やっぱり、日本でしかたらふく食べられないか・・・」と、これまで諦めていました。 日本が恋しいです でも、この冬はコロナのせいで、毎年恒例の一時帰国を断念。日本に帰れなくて悲しい上、どうしてもクロアチアでは味わえない日本の味、ちりめんじゃこが食べたくてネットで血眼になっていろいろ検索しました(笑) 帰国の際は毎回大変お世話になっているAmazonですが、さすがなんでも揃っています!(ちなみにクロアチアにはAmazonはありません(泣)) 「ちりめんじゃこ」「常温」「長期保存」のキーワードで検索して見つけたのがこちらの商品↓↓ 口コミに 「海外に住んでいる娘の子供(孫)の離乳食用に購入しました。良いお品だったようです」 「海外(ヨーロッパ)でも殆どの日本製食品を入手できるようになりましたが、煮干しやちりめんじゃこ等の商品はなかなか購入が難しいです。こちらは常温で保存ができることから、安心して海外へ運んだり、送ったりできます。入手後は冷凍保存してサラダ、煮物、大根おろし、とちょっと一品に便利に使っています。」 と書かれており、「私がまさに求めていたものだ!」と迷わず購入しました。 10袋くらい一気に買いたい勢いでしたが、まずは味見で4袋だけ注文して、日本の母にクロアチアの自宅へ転送してもらいました。 一袋は早速開けて食べてしまったので、写真は3袋のみです ・・・というわけで、EMS便の物資に混ざって届いたちりめんじゃこ。 ワクワクしながら早速ごはんを炊いて頂きました。 肝心のお味は・・・とってもおいしい!!くさみやクセもなく、白米との相性も抜群です。 開封後は冷蔵庫で保存していますが、未開封なら(製造日から)約3カ月、常温で日持ちするので海外在住者としては(常温で郵送も可能なので)本当に有難い限りです。 ちなみに2020年12月10日にAmazonで注文して12月12日に日本の実家に到着。それから数日後に日本⇒クロアチアへEMS便で発送。2021年1月5日にクロアチアへ届いたちりめんじゃこだったのですが、賞味期限は2021年3月7日でした! 1袋50gで550円と(日本のスーパーで買えるおじゃこと比べると)安くはないけれど大満足! これからヘビーリピート商品となりそうです。(この商品なら日本⇒クロアチアへ心配なく常温郵送できるので、定期的に取り寄せしたいと思います♪) 真剣な顔でちゅーるを見つめるクロすけ ちなみに、EMS便の中に日本の母が「(愛猫の)クロすけに・・・」と忍ばせていてくれたちゅーる。「ザグレブっ子」のクロすけはどんな反応をするのかな・・・?と思って早速あげたら、ちょっと意外な反応でした(笑) ご興味を持ってくださる方は、よろしければこちらの動画をご覧ください(*^^*) 何はともあれ、海外在住などで「ちりめんじゃこがなかなか手に入らない~」とお困りの方、本当におすすめです☆ (2021年1月10日 小坂井真美) ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。 またYou... »記事
【クロアチア便り】2021年、あけましておめでとうございます
ザグレブのイェラチッチ総督広場より 新年あけましておめでとうございます! みなさんは、どんな大晦日・お正月をお過ごしになりましたか? 新型コロナの影響で年末年始の一時帰国を泣く泣く断念しましたが、おかげさまで無事にザグレブで新年を迎えることができました。 クロアチアでの年越し クロアチアの大晦日・お正月は日本と異なり、かなり賑やか。 日本では年末までに大掃除を終え、大晦日には年越し蕎麦を食べたり、リビングでテレビを見ながら家族団らんのひとときを過ごしたり、除夜の鐘をつきに行ったり・・・と、まったり厳かに過ごす方も多いと思います。 一方クロアチアでは大晦日が近づくにつれ、住宅街の道端で子供が爆竹をならして遊んでいるのをよく見かけるようになります。そして大晦日の終わり、新年の幕開けが近づくにつれ、外で鳴り響く爆竹の数の多くなり、花火も大量に夜空に打ち上げられるようになります。 また今回クロアチアではコロナの影響で大きなイベントなどは中止され、大人数で集まるパーティーも禁止されていましたが、いつもなら「年越しパーティー」で盛り上がります。 みんなで飲んで騒いで踊って・・・ベロベロになって寝落ちして・・・。「お昼頃、起きて気づいたら年が変わってました~」という人が多いのがクロアチアです(笑) クロアチアの年末年始の様子について詳しくは昨日YouTubeにUPして下の動画でもお伝えしているので、よろしければご覧いただけると嬉しいです(*^^*) ↓↓ お酒も飲めないしパーティーが性に合わない私は、クロアチアの年越しは正直あまり好きではありません(;´▽`A“ クロアチア人の夫も同様(日本が大好きな彼は私以上に「年越し」を日本でできなかったのを残念がっています)。なので、毎年できる限り年越しは日本でするようにしています。 大晦日に食べた年越しそば ですが前述のとおり、今回はザグレブでの年越しとなってしまったので「少しでも日本の大晦日、お正月気分を味わおう。せめて食べ物だけでも・・・」と、年越しそばと“なんちゃって”お節料理を楽しみました。 クロアチアでは(血眼になって探せばアジア食品店など、どこかで手に入るのかもしれませんが・・・一般的なスーパーなどでは絶対に売っていない)黒豆、数の子、ごまめ、かまぼこ、栗きんとん、クワイなどお節の定番の食材が手に入らないので、お節料理らしい品はお雑雑煮と紅白なますだけ・・・。 しかもお雑煮の具も、クロアチアの市場で簡単に手に入る鶏肉とニンジン、青ネギだけです(笑) これだけだとさすがに寂しいので、ボイルしたエビ、卵焼き、かにかまサラダ、それから巻き寿司を作りました。 なんちゃってお節料理 手巻きずしって、もはやお節じゃなくて節分ですね(笑) ちなみに、日本の実家では毎年大晦日の晩御飯はすき焼きを食べるのが定番で、クロアチア人の夫は私以上にいつも楽しみにしています。 数年前にザグレブで年を越した時は「すき焼きが食べたい~!」と切望する彼の願いを叶えるべく、お肉屋さんで牛肉を買ってきて、冷凍庫に入れて凍らせたお肉を必死にスライスして食べた思い出があります。(2015年の大晦日の日でした。その時の様子はこちらのブログに綴っています) ・・・そう、クロアチアでは(他の欧米諸国と同様)お鍋やすき焼き用の薄切りのお肉が売っていないのです(泣) しかも、頑張ってスライスして作った「すき焼き用のお肉」も、かたくて微妙・・・。日本でそれを「すき焼き用のお肉」として売ったら、おそらくクレームがでるレベルです(苦笑)(;´▽`A“ 2015年の大晦日に食べたすき焼き。お肉がめっちゃ分厚いです!! でも「クロアチアですき焼きが食べられた!」という感激から、その時はふたりで「おいしいね」と感動しながら食べたものです。 ・・・というわけで、今回の年末も「すき焼きをしようか・・・」と話していたのですが、お店にお肉を見に行ったら見事な赤身のお肉しかなく、すき焼きにするととっても硬そうだったので諦めることにしました。 早く日本に帰っておいしいすき焼きが食べたい・・・・(´;ω;`)!! 今年こそコロナが収束して、いつでも気軽に日本に帰ることができる日が戻ってくることを心の底から願っています。 2021年こそ安心して暮らせる一年となりますように ザグレブの街並み 世界中が新型コロナのせいで大変だった2020年。観光業で生計を立てている私にとっても経済的ダメージは大きく、いろんな意味で忘れられない一年でした。そしてクロアチアにとっては3月、そして年末に2回と、大きな地震に3度も襲われた厄災まみれの一年でした・・・。 特に2020年12月29日にクロアチアのペトリニャという町やその周辺(首都ザグレブから南西約50㎞)を襲った地震は震源近くの町を半壊状態にし、甚大な被害を引き起こしました。(【関連記事】【ザグレブ現地発レポート】クロアチアでM6.2の地震発生。死傷者も) 地震の規模はM6.2ですが、ヨーロッパ・クロアチアの基準で見ると「震度7」に相当するような巨大地震だと言われています。「震度7」は10段階ある震度階級の最大値です。(※震度は国によって表記が異なるそうです。今回の地震はクロアチアにとっては「震度7」の巨大地震だったという意味で、「日本基準の震度7の地震」ではありません) 12月29日の巨大地震から6日がたった今(1月4日)でも余震が続いており、私が住むザグレブの自宅でも時折揺れを感じます。(今朝もM4.2の余震がペトリニャであり、ザグレブでもゴゴゴ・・・っと微かな揺れを感じました) まだまだ被災地の復興はこれから。コロナも収束しておらず前途多難ですが、一日も早く被災地が復興すること、そして被災された方々に笑顔が戻ってくることを心から願っています。 なお、年末にこちらの記事(クロアチア大地震被災地への募金、支援について(2020年12月)義援金詐欺にご注意ください【随時更新】)でも紹介させていただきましたが、クロアチア地震への支援活動情報にご興味を持ってくださる方のために、今後なにか良い情報を耳にしたら当サイトでもお知らせさせていただきます。 私はこれまでとくかく自分のことばかりで必死の毎日を送っていましたが、2020年の経験から、今年2021年は「“人のために何かができる人間”になる」ということを目標にしました。 私みたいな人間ができることは限られていますが、何かと不安で暗いニュースが多いご時世だからこそ、周りの人の心に灯りを灯せるような人間に成長できるようになりたいと思います。 また年末のご挨拶の記事と内容が被ってしまいますが、コロナ(病気)に地震・・・などなど、いつ何時突然終わりが来るかわからない「何気ない日常」や「人生」。 そんなことを痛感した昨年の経験から、今年20201年は今まで以上にいろんな人とのご縁や、家族や友達との時間を大切に、月並みな表現ではありますが「あたりまえ」のことに感謝しながら生きていこうと心に誓いました。 みなさんにとっても2021年が何より健康で、幸せいっぱいの年となりますように・・・! 今年もどうかよろしくお願いします。 (2021年1月4日 小坂井真美) クロアチア大地震被災地への募金、支援について この度、駐日クロアチア共和国大使館による支援金受付のため口座が開設されました。 ご興味をお持ちくださる方はこちらの記事(【クロアチア大地震義援金】駐日クロアチア共和国大使館が寄付金の口座を開設)をご覧ください。 ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。 またYou... »記事
2020年を振り返って…今年も一年間ありがとうございました
私は今年は一度もドブロブニクの景色を見ませんでした。いつもならガイドの仕事で一年に何度も足を運ぶのに… みなさん、こんばんは! 早いもので2020年も残りあとわずかですね。 クロアチアはまだお昼ですが、日本はもう夜。 そろそろ今年最後の晩御飯を食べ終わり、家族団らんのひと時を楽しんでいる方も多い時間帯だと思います。 私はクロアチアに移り住んでからも毎年、年末年始のこの時期はどうしても日本で過ごしたくて、できるだけ一時帰国しているのですが、今年はコロナのせいで残念ながら叶いませんでした。悲しい・・・! 日本に住む方からは「海外での年越しなんて、羨ましいですよ〜」と言ってもらえることもありますが、私にとってはやっぱり日本での年越しが世界一です。だから今「日本でいるよ~」という方が本当に羨ましいです(*^^*) 厄災を詰め込んだような2020年 3月の大地震で被災したザグレブ大聖堂 ところで、みなさんにとって2020年はどんな一年でしたでしょうか? 実は私は今年厄年だったのですが、私が住むクロアチア、ザグレブにとってはまさに厄災を詰め込んだみたいな一年でした…。 みなさんご存知のとおり、コロナのせいでクロアチアも大変でしたが、今年のクロアチアはそれだけではなく、3度も大きな地震に見舞われました。 2020年3月22日 地震発生当日のイェラチッチ総督広場西側の写真 1度目は今年の3月22日に発生したザグレブ大地震。M5.5と日本にとってはあまり大きな地震ではないかもしれませんが、滅多に地震がないクロアチアにとっては大きな地震。 私の自宅があるザグレブ新市街はほとんど被害がありませんでしたが、古い建物が多いザグレブの中心地や旧市街エリアでは大きな被害がありました。 私の周りには私自身と同様、観光業で生計を立てている人が多いのですが、コロナで仕事がほぼゼロになってしまったばかりか、家が被災してしまった友人何人かもいてかける言葉が見つかりませんでした。(その友人たちは結局仕事を求めて今年ドイツへ旅立って行きました) 3月、ザグレブで咲いた桜の花 「今年はコロナにザグレブ地震に、本当に散々な一年だったよね・・・。でも、もうこれ以上悪くなんてなりようがないさ。(12月27日からはクロアチアでも)コロナのワクチン接種も始まったし、そのうち落ち着く。きっと2021年は良い年になるさ」なんて来る年に期待を寄せながらクリスマスを過ごしていたところ、今度は年の瀬、12月28日に2度目の地震(M5.2)が発生。 震源地はザグレブから約50㎞のペトリニャという町。ペトリニャやその周辺、そしてザグレブでも一部の建物の屋根が崩れたり、壁や天井にヒビが入ったりという被害はありましたが、幸いこの時は死者はでませんでした。 そして「年の瀬にまた地震だなんて・・・!2020年、あと数日しかないんだから、本当に勘弁してほしいよね。さすがにもうこれで厄災は終わりだろう」なんて話していたのに、翌29日、信じられないことに3度目の大きな地震がクロアチアを襲いました。 震源地は28日と同様、ペトリニャ。しかもクロアチアにとって近年最大規模のM6.2(震源地の深さ10㎞)という、この国にとって未曽有の大災害となりました。 2020年12月29日 地震発生直後の被災地の様子 (HRT4より) ペトリニャの町は半壊状態。その周辺の町、村も同様です。またこれらのエリアでは少なくとも7名の方がお亡くなりになられました。 震源地から少し離れたザグレブやその周辺の町でさえも、一部建物が被災・・・。幸い私の家族や友人、そしてザグレブの自宅は被害はありませんでしたが、本当に酷い状態の被災地の人々のことを想うとすごく悲しく胸が痛みます。 このブログ記事を書いている今も、時折ザグレブの自宅がカタカタ揺れます。震源地に近い被災地の方はもっともっと怖くて心細い思いをされていることでしょう・・・。 2020年を振り返って コロナに地震・・・本当に厄災を詰め込んだような一年でしたが、有難いことに幸い私も私の周りの大切な人もコロナにかかることなく、また地震で怪我をすることもなく、とにかく健康・元気に一年を終えられそうなことにただただ感謝です。 一方、コロナのせいで観光関連の本業がサッパリ・・・開き直ってニート生活を満喫した異例の年となりました(;´▽`A“ 4月頃までは「仕事もなくなったし、ザグレブの街は地震で傷ついたし・・・もう嫌だ。この先どうすれば・・・」とかなり気持ちが沈んでいたのですが、しばらくすると吹っ切れて「どうしようもないんだから、せっかくなら楽しまないと」というクロアチア人家族や友人の言葉にのせられて、自由な時間を謳歌することに専念しました。 夏休みに泳いだイストラの海 こんなにストレスフリーで遊び呆けて暮らしたのは小学生以来。夏にはアドリア海でいっぱい泳いで、はじめて「クロアチアの夏」を心から満喫しました(毎年夏はクロアチアの観光シーズンのピークで、楽しい&有難い限りですが毎日ヘトヘトなので・・・(苦笑)) そして6月にはいつもは歩かない道をたまたま散歩していたら、道端でかわいい野良猫に遭遇。かなり悩んだものの結局その子を迎え入れ、新しい家族が増えました(*^^*) (「クロ」(和名は「クロすけ」)と名づけました) クロすけ クロすけに毎日たっぷり癒されて、心穏やかに過ごせるようになりました。今ではすっかり、我が家の中で私の唯一の「日本語での話し相手」になってくれています(笑) (猫相手に・・・こりゃかなりヤバい人やん・・・と思われるかもしれませんが、「毎日身近に母国語で話かけられる相手がいるだけで、こんなに楽しいんだ!」と実感しています(笑)) コロナ渦がなかったら6月の忙しいシーズンに散歩を楽しむ時間もなかったでしょうし、クロすけがいたあの道も絶対に歩かなかったので、クロすけに出逢えたことで「これもきっと何かの縁なんだ。そんなに悪い年じゃなかったな・・・」と思えるようになりました。 あと「今つぶしに何かやったことないことに挑戦してみよう」とYouTubeチャンネルも開設しました(YouTube「クロたびしょう」もフォローしてくださっているみなさん、本当にありがとうございます。おかげさまで今年中に登録者数400人を達成することができ嬉しいです(*^^*)) またいつもクロアチアでいる時は仕事のことばかり考えていて、クロアチアの友達や夫以外のこちらの家族とゆっくり過ごす時間もあまりなかったのですが、今年はこちらの友人や家族ともたくさん話をして今まで以上に良い関係を築くことができました。 仕事運は最悪でしたが、プライベートでは本当に恵まれたことが多かった、有難い一年だったと思います。 2021年は平和な年でありますように 今これを読んでくださっている方のなかにも、今年はコロナ渦で私たちと同じように仕事に大きなダメージがあり辛い思いをされた方も多いと思います。またなかにはコロナに感染して大変な思いをされたり、ご家族やご友人など大切な方をコロナで亡くされた方もいらっしゃるかもしれません。 またクロアチアでは前述のとおり、地震のせいで思い出の詰まった自宅を失ってしまったり、家族や友人を失くされた方もいます。 そんな方々のことを想うと、健康で無事に一年を終えられる自分たちは本当に幸せだと思います。 私は日頃ガイドという仕事柄、日々いろんな人との出会いと別れを繰り返しています。なかにはたった数日、時には半日過ごしただけの私なんかとの別れの際に涙してくださる方にも、これまでたくさん出会ってきました。 そして日本には一年に一度(しかも一度でかなり長い期間)は帰国をしていますが、やはり物理的距離がある分、日本の両親や家族、友達との過ごせる時間、「人生の中の限られた時間」を意識させられるので、自分なりに大事に過ごしてきたつもりでいました。 日本に帰る度に年老いていくのを感じる祖母や両親の姿を見ていると、いつも「あと人生でどれだけの時間を一緒に過ごすことができるかな、できるだけ長く、たくさん楽しい思い出を一緒に作りたいな」と嫌でも考えさせられます。 そんな風に意識して過ごしてきたつもりでいましたが、今年コロナや3度に渡る地震、そして度重なる余震を経験して、今までの「あたり前の生活が続く保証」や「自分や大切な人たちが明日も元気で生きている保証」はどこにもないんだ・・・と改めて痛感しました。 だからこそ来年以降はさらに、いろんな人とのご縁や、家族や友達との時間を大切に、月並みな表現ではありますが「あたりまえ」のことに感謝しながら生きていきたいと思っています。 みなさんにとって2021年が何より健康で、幸せいっぱいの年となることを祈っています。 それでは、みなさんもご家族やご友人とのひとときを大切に・・・どうか良いお年をお迎えください。 今年もクロたびをご愛読くださり、本当にありがとうございました! 2020年12月31日 小坂井真美 クロアチア大地震被災地への募金、支援について この度、駐日クロアチア共和国大使館による支援金受付のため口座が開設されました。 ご興味をお持ちくださる方はこちらの記事(【クロアチア大地震義援金】駐日クロアチア共和国大使館が寄付金の口座を開設)をご覧ください。 ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。 またYou... »記事
クロアチア大地震被災地への募金、支援について(2020年12月)義援金詐欺にご注意ください【随時更新】
2020年の年の瀬、12月28日・29日と2日連続でクロアチア中部を襲った地震。 当サイトでも何度かお伝えしてきましたが、特に29日の地震はM6.2(震源地の深さは10km)とかなり大きな揺れで、震源地近くの町(ペトリニャやシサクおよびその周辺地域)が甚大な被害を受けました。 【関連記事】 ■【ザグレブ現地発レポート】クロアチアでM6.2の地震発生。死傷者も ■【速報】クロアチア・シサク市近郊でM5.2の地震発生 特にペトリニャは街が半壊状態で悲惨な状態。多くの民家、建物が被災。家を失った方もたくさんおり、負傷者も多数報告されています。 12月30日正午頃のニュースでは、死者は昨日と同じく少なくとも7名が確認されているとのことです。 2020年12月29日 地震発生直後の被災地の様子 (HRT4より) また私が住むクロアチアの首都ザグレブは今年3月11日に起きたばかりの地震を含めると、今年3回も大きな地震に見舞われたことになります。 (3月の地震では街のシンボルである大聖堂や聖マルコ教会なども含むザグレブ市内の多くの建物が被害に遭い、今も復旧作業が続く中での更なる地震でした・・・) 2020年12月29日 地震発生直後のザグレブ市内の様子 (HRT4より) ザグレブに関しては今年3月の地震の際と比べると、今回(12月28日・29日)の地震はそれほど建物の被災範囲・規模は大きくなかったとのことですが、それでも一部屋根などが崩れ落ちたり、民家の天井や壁にヒビが入るなどの被害も出ています。 【世界各国から寄せられる支援】 今回の地震は3月のザグレブ地震以上に建物の被害、人的被害が甚大。早くもヨーロッパの国々をはじめ、世界各国からクロアチアへの支援が始められています。 なお、3月のザグレブ地震の時と同様、当サイト(クロたび)や私のTwitterをフォローしてくださっている方のなかから「クロアチア地震で被災された方のために支援・寄付をしたいのですが、どこかおすすめはありませんか?」というあたたかいお声をお寄せいただきます。 そこで主にクロアチア現地メディアや政府関連機関の情報をいろいろ比較して、現時点で私がみなさんに「ここなら安心してお伝えできそう」と思う寄付先をリストアップしました。(※ただし、寄付先はみなさんも各自で精査されて、各自で最終的なご判断をなさってください。あくまでも「私が想いを託すなら、ここかな・・・」と思ったところをお伝えします) なお、以下のリストは今後、新たにみなさんにお知らせしたい寄付先の情報を手に入れたら随時更新する予定です。 (以下のリストに掲載している団体以外にも信頼できる企業や団体の情報も掴んでいますが、現段階では「クロアチア国内からの送金」のみの振込み情報しか開示されていない所もあるので、ここではクロアチア国外からの送金も受け付けている団体のみお伝えします) 【2021年1月12日更新】 この度、駐日クロアチア共和国大使館による支援金受付のため口座が開設されました! 日本国内にお住まいの方にとっては、駐日クロアチア共和国大使館の受付口座への寄付が(高い海外送金手数料も発生しないため)最適かと思われます。詳しくはこちら(【クロアチア大地震義援金】駐日クロアチア共和国大使館が寄付金の口座を開設)にまとめておりますので、ぜひご覧ください。 なお、駐日クロアチア共和国大使館による支援金受付のため口座情報は次の通りです: ■駐日クロアチア共和国大使館(日本在住の方には最もおすすめです!) 【銀行名】三菱東京UFJ銀行... »記事
【ザグレブ現地発レポート】クロアチアでM6.2の地震発生。死傷者も
2020年12月29日 地震発生直後の震源地近くの町、被災地の様子 (HRT4より) 昨日のブログ記事「【速報】クロアチア・シサク市近郊でM5.2の地震発生」でクロアチアのペトリニャで地震があったとお伝えしたばかりですが、残念なことに本日(2020年12月29日)また昨日の揺れを超える大きな地震がありました。 地震発生時刻は29日のお昼の12:19。 日本の一部報道機関でもニュースになっているようで「大丈夫ですか?」とご心配くださるあたたかいメッセージが次々と届きますが、おかげさまで私もクロアチアの家族も友人、ザグレブの自宅も無事です。 クロアチア現地の様子を心配してくださっている方も多いと思うので、まずはこの記事を綴っている12月29日の20時半現在で私が把握できている情報を以下ざっくりではありますが、箇条書きにてお伝えします(※情報源は主にクロアチア国営放送および現地サイトのニュース): ●地震発生時刻:2020年12月29日12:19 ●M6.2(震源の深さは10km) ●震源地:クロアチア、ペトリニャ(Petrinja)付近(ザグレブから約46km) ●子供を含む死者7名、負傷者多数 ●建物の倒壊、損傷など被害が大きかったのは震源地近くのペトリニャ(Petrinja)やシサック(Sisak)市 特にペトリニャでは町の大半の建物が何らかの被害があった模様 ●震源地付近の町や村では現在も瓦礫の下敷きになった方々の捜索活動が続けられており、今後さらに死傷者が増えると予想されている ●震源地に近かったシサック市では病院が屋根が壊れるなど被災。病院としての機能を失い、地震直後直ちに入院患者の避難が行われる。特に新型コロナ患者など酸素吸入などの措置を受けていた方はヘリコプターでザグレブなど他都市の病院へ救急搬送された。他の患者も他の安全な建物や別の町の病院への移動が進められた ●震源地近くのある幼稚園は建物がほぼ全壊近い状態。幸い幼稚園は休園中のため死傷者はゼロ ●地震直後、ザグレブをはじめクロアチア各地から被災地へ医師が派遣された ●ペトリニャ、シサックなど震源地近くの町や村では家が全壊した方や家の安全が確保できない方が多数 ●現地メディアの報道、専門家によると本日の地震は今年3月のザグレブ地震の30倍の強さであったとのこと ●首都ザグレブおよび近辺でも本日の地震により損傷した建物あり。屋根瓦が崩れ落ちるなどの被害あり。昨日(28日)の地震による屋根の損傷の復旧作業に当たっていた作業員が、本日の地震の揺れにより屋根から落下して負傷との情報も ●ザグレブの小児病院も被害がひどく(建物が古かったため被害が大きかった)、患者を避難せざるを得ない状態 ●地震発生後、ザグレブでは公共交通機関のトラムが全線運行中止に ●ザグレブ空港が位置するヴェリカ・ゴリツァ市では地震直後に停電した地域も ●ザグレブ北部に位置し、隣国スロヴェニアとクロアチアが共同保有するクルシュコ原発は地震発生後安全のために停止された ●クロアチアのカルロヴァッツ郡でも本日の地震で損傷し建物が30軒報告されている。また2名の負傷者の報告もあり。なおカルロヴァッツでも地震後に停電が発生。 ●クロアチア市民保護局は救急活動の妨げにならないよう、他都市の市民が個人的に被災地(ペトリニャ)へ行かないように呼びかけている ●クロアチアでは12月23日から2021年1月8日まで県をまたいだ移動が禁止されていたが、本日の地震を受け制限措置を解除する旨が発表される ★なお、こちらの現地メディアの記事(index.hr... »記事
【速報】クロアチア・シサク市近郊でM5.2の地震発生
今朝(2020年12月28日)の早朝6:28にクロアチアで地震がありました。 現地メディアによると、現時点(28日9:00)で明らかになっている情報は以下の通り: 2020年12月28日、クロアチア現地時間6:28にM5.2の地震発生 震源地はザグレブ南東のペトリニャ及びシサク周辺 地震発生後の2時間以内に余震が2度発生(うち7:49の余震はM4.7) 民家を含め、震源地周辺の建物に被害が出ている(被害の正確な規模は現時点では不明) 地震による人的被害は現時点では不明 〇被災地の様子の写真はこちらのネット記事(Net.hr... »記事
【クロアチア便り】コロナ渦のクリスマス&年末年始
ザグレブ旧市街からの景色 みなさん、こんにちは! 今年も残りわずかとなりましたね。 先日はクリスマスでしたが、みなさんはどんな時間を過ごされましたでしょうか? コロナ渦のクリスマス ... »記事
【クロアチア便り】クリスマス迫るザグレブを歩いてきました
先日(12月14日)、久しぶりにザグレブ市内へ行ってきました。 先月半ばくらいから毎日のコロナ新規感染者が爆発的に増えているクロアチア・・・。(毎日4000人ペースで増加しています。大阪府の半分くらいしかいない国なのに・・・ヤバイ(!!)ですよね(苦笑)ちなみにヨーロッパで最悪の感染状況らしいです(;´・ω・)) 万が一…を想像するとなかなか不要不急の外出をする気にならなかったので、しばらく市内から足が遠のいていました。 というわけで、12月に入って市内へ足を伸ばしたのはこの日がはじめて。せっかく市内に来たのだから…と用事を済ませたあとにカメラを片手にブラブラ散策してきました。 まず最初に訪れたのはトミスラブ王広場。 トミスラブ王の銅像のすぐ後ろにはアイスパークと呼ばれる公園があります。 去年までのクリスマスの時期のアイスパークの様子 その名の通り、毎年クリスマスの時期(11月末からお正月明け)になるとここに大きな野外アイススケートリンクが出現するのですが、今年はコロナの影響でご覧のとおり空っぽ・・・。 どこか寂しいげ、がらんとしたスペースに大きなツリーが立っていました。 スケートを楽しむ人々を模ったオブジェ (↑)毎年地元民で賑わうスケートリンクはありませんが、かわりにスケートを楽しむ人々を象ったオブジェが設置されていました。 次に向かったのはズリニェバッツ公園。 ズリニェバッツ公園もいつもならクリスマスマーケットの小屋がたくさん並んで賑やかなのに、今年は飾りだけでした。 公園の一角に設置されたクリスマスの飾り クリスマスの雰囲気は楽しめるけれど、小屋がまったくないのはやっぱり寂しい・・・! 「どんより曇り空で天気も悪いし~。寒いし~。クリスマスマーケットもないし~・・・身体をあたためてくれるホットワインさえ買えないし!クリスマス・スピリットが全く感じられない!!歩いていても楽しくない(´;ω;`)」とブツブツ文句を言う夫を引きずって、次に向かったのはイェラチッチ総督広場。 イェラチッチ総督広場 ここもいつもならクリスマスマーケットの小屋が立ち並び、総督の銅像近くにはクリスマスコンサート用のステージ、テントなども設置されるのですが、今年はガランとしていました。 (↑)それでも巨大なツリーは例年とおり設置されていました! それから、広場の一角にある噴水にも、いつものようにアドベントクランツ風の飾りつけがされていました(*^^*) (※「アドベントクランツとは?」の説明はこちらのブログ記事をご覧ください♪) ところで、広場で一番気になったクリスマス・オブジェがこちら(↓) これはおそらくユダヤ教の祝祭「ハヌカ」に欠かせない「ハヌキア」という燭台。(「ハヌカ」は毎年12月に行われるユダヤの祝祭です) 国民の9割近くがカトリック教徒のクロアチア。ユダヤ教徒の方はかなり少数派です。そんなクロアチアの首都の中心の広場で、クリスマスツリーのとなりにハヌキアが立っているなんて、なんだかちょっと不思議な感じ。 私が記憶している限りではありますが、少なくともこの8年間でこのような光景をクリスマスのザグレブで見たことはありませんでした。(ですが、たしか去年はこの時期にザグレブの大聖堂正面の壁にヘブライ文字で何かを書いた大きな懸垂幕がかかっていました) でも、こうしてふたつの宗教の祝祭のシンボルが並びあっているなんて、なんだか平和で素敵だなぁとほっこりしました(*^^*) 屋根の向こう側に大聖堂が見えています イェラチッチ総督広場を後にして、いよいよ丘の上の旧市街エリアへ! 中に聖母マリアを祀る礼拝堂がある『石の門』では、祈りを捧げる地元民がたくさんいました。 石の門 石の門をくぐり抜けて、しばらく坂を上った先はザグレブのシンボル、聖マルコ教会! 例年通り、聖マルコ教会の前にも立派なツリーが立っていました。 そして巨大なクルミ割り人形も3体、ツリーの横に♥(↑) 可愛らしい屋根瓦の教会にクルミ割り人形、おもちゃみたいにキュートな飾りがついたクリスマスツリー・・・ なんだか童話の世界から飛び出してきたような素敵な景色でした☆ ヘブライ文字で飾られた小学校の入り口 ところで、旧市街を散策しているとき小学校の前を通りかかったのですが、ここでもまたハヌキアとヘブライ文字のデコレーションを見かけました(↑) ちゃんと調べていませんが、イェラチッチ総督広場のハヌキアといい、特に今年のザグレブのクリスマスはきっと何かユダヤと関連があるのでしょう。 なお、上の小学校の窓をふと見ると、日本語で「メリークリスマスそしてハツヒーニユーイヤー」と書かれていました。きっと生徒さんが一生懸命書いてくれたのでしょう(*^^*) で、背景の街はどうやら日本をイメージしている模様。神社仏閣らしい建物がどこかちょっと中国風ですが、「きっと東京をイメージして作ってくれたのかな~」なんて、ほっこりしながら見させてもらいました(*´ω`*) ドイツ語バージョン 日本語バージョンの他にはドイツ語バージョンと英語バ―ションのものも!(↑↓) 英語バージョン ドイツ語バージョンの街はおそらくベルリン、そして英語バージョンのものはロンドンを模ったのでしょう☆ 街を一望するビュースポットにも足を延ばしました(↑) ここも例年は、下の写真(↓)のようにたくさんのクリスマス小屋、特に飲食物を売る露店が立ち並び、非常に賑やかなスペース。 2019年の様子’ でも今年はオブジェが飾られているだけのちょっぴり寂しいスペースでした。 でも、町並みは相変わらず美しかったです! 例年より少し少ないですが、旧市街には写真スポットも点在していました。 インスタ用かな?お姉さんたちが写真スポットで一生懸命、写真を撮っていました ザグレブの街並みをバックに記念写真が撮れるスポット(↓) 例年なら写真を撮りたい人が列をなして並んでいますが、今年は人がほとんどいないので撮りたい放題です(笑) 他にも、こんなスポットも(↓) 昔のリビングダイニングを再現したと思われるスペース どうやら今年のクリスマスの写真スポットのテーマは「古き良きクリスマス」のようで、半世紀くらいタイムスリップしたようなクリスマスの時期の家庭の各部屋の様子が街角に再現されていました。 リビングダイニングスペースを再現したお部屋の机の上には七面鳥の丸焼きが載っていました♪ 他にもこんなお部屋もありましたよ☆(↑↓) 丘の上の旧市街を散策したあとは、ザグレブのメインストリート『イリツァ通り』へ戻ってきました。 現在、コロナの影響でカフェ・レストランはテイクアウト&デリバリーのみの営業が許可されているクロアチア。 残念ながら店内でカフェタイムを楽しむことはできませんが、イリツァ通りにある人気のケーキ店『VINCEK(ヴィンツェク)』では地元民がケーキやクッキーを求めてお店のテイクアウト窓口に並んでいました。 ザグレブの人気ケーキ店VINCEK(ヴィンツェク) ショーウィンドーをちょこっと覗いてみました、一面に可愛らしいクリスマスのクッキーが飾られていました♥ こちら(↓)はクッキーで作られたクリスマスツリー。 眺めているだけでなんだか幸せな気持ちになりました♥ 今日のザグレブ散策レポートはここまでです♪ もしクリスマスまでに機会があれば、今度はイルミネーションが輝く夜のザグレブを歩いて来ようと思います。行って来ることができたら、また当ブログとYouTubeでみなさんにお届けしますね☆ みなさんも引き続き風邪とコロナにはくれぐれもお気をつけて・・・! クリスマスのザグレブ(動画) 今日のブログの内容もYouTube動画にまとめています。よろしければあわせてご覧いただけるとうれしいです(*^^*) ↓ ↓ ↓ (2020年12月16日 小坂井真美) ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。 またYou... »記事
【クロアチア便り】ザグレブに雪が降りました♪
※このブログ記事は2020年12月4日に執筆したものです。システムの問題の影響でしばらくUPできず今日(16日)の公開になってしまいました; ザグレブに雪が降ったのは12月2日の一日きり・・・。「クリスマスに雪が降れば最高なのにな~」と楽しみにしているザグレブっ子もいますが、天気予報ではクリスマスまでなかなか雪が降る気配はありません(;´▽`A“ こんにちは!あっという間に月が替わって12月・・・。 今年もあと1カ月を切りましたね。 11月中頃を過ぎてから、なんだかどんより曇り空の寒い毎日が続いていたので、気分も少し落ち込みがち。 家にずっとこもっていたのですが、一昨日(12月2日)久しぶりにテンションが上がる出来事がありました♪ それは雪! ... »記事
コロナ感染者数爆増のクロアチア!今年のクリスマスはどうなる??
11月13日のイェラチッチ総督広場 こんにちは! あっと言う間に11月。今年もあと1ヶ月半となりましたね。 最近ザグレブはぐっと寒くなり、毎日どんより曇り空の日が続いています。 ヨーロッパでは再びコロナ感染者が爆発的に増えてきていますが、クロアチアも同様。 ここ数日は日々(24時間以内)の新規感染者数が3000人(!!)を超えています。 クロアチアの人口は約400万人。大阪府の約半分弱しか人がいない国なのに、この数はさすがにマズ過ぎますよね・・・(;´・ω・) ザグレブのズリニェバッツ公園。落ち葉が美しいです それでも現状、クロアチアでは再ロックダウンなどは行われておらず、店舗や公共交通機関でのマスク着用義務などはあるものの、お店やレストラン・カフェもコロナ以前とほぼ変わりなく営業を続けており、日常生活に大きな支障はありません。 でも、最近は知り合いや友人から「知り合いがコロナに感染したらしい」という話もちょこちょこ耳にしており「コロナが身近まで迫ってきている・・・本当に気を付けないと・・・!」と内心ヒヤヒヤしています。 どんより曇り空の中、ずっと家にこもっていると気持ちが沈んでしまいそうなので、本当は街(ザグレブ市内)に気軽に出かけたいのですが、高齢の家族のことなどを考えると、やはり不要な外出は控えよう・・・と家にこもりがちに・・・。 でも一昨日、市内に用事があったついでに、久しぶりに街をぶらっと散策してきました♪ イェラチッチ総督広場では楽しそうなイベントが開催されていました! たくさんの露店が立ち並び、クロアチア各地の特産品(チーズやプロシュート、ハチミツ、オリーブオイルなど)や手芸品などが売られていました。 いつもならこのような場所には観光客もたくさん歩いているのですが、今のご時世、歩いているのは地元民ばかり。 それにしても、お隣のイタリアなどでは再びロックダウンも行われるというのに、ザグレブはこんな状態・・・いやはや・・・平和ですね・・・。そりゃ、新規感染者が毎日3000人以上も増えるわけだ・・・(苦笑)(;´▽`A“ 冬の名物『ホットワイン』も売られていましたよ! また、毎年12月になるとクリスマスマーケットに随分力を入れているザグレブ。 「今年はコロナでこんな状態だし、クリスマスイベントも中止かな?」なんて思っていたのですが、先月あたまのザグレブ市の発表では「マスクに手袋など対策を徹底。コロナに気を付けながら開催します!」とやる気満々の様子です。 クリスマスイベントが中止となればなったで寂しい気持ちになったと思いますが「今年もやりますよ~!」という発表を聞いて、思わず「やるんかいっ!」と心の中でツッコんでしまいました(苦笑) 去年のザグレブのクリスマスイベント(12月)の様子 ヨーロッパでコロナ第一波が吹き荒れ、クロアチアを含む欧米各国がロックダウンを実施していた3月~4月上旬にかけての頃は「クロアチアはコロナ感染者を上手くコントロールできている!俺たち、頑張ってるよなっ!!」と自画自賛する声も多かったのですが、半年以上経ってこの有様・・・。 今ではすっかりコロナ渦の生活に慣れてしまい、危機感が薄い人も増えているような気がします。 このゆるい感じがなんだかクロアチアらしいよなぁ・・・と苦笑いしつつ、医療機関で頑張ってくださっている方々の負担が増えないことを祈るばかりです。 毎年恒例、イェラチッチ総督広場の巨大なツリー(写真は2019年のものです) また観光業で生計を立てている人も多いクロアチア。 「コロナの影響で今年は仕事がほぼゼロ・・・」「収入が激減したよ。やばい・・・」と嘆く人もたくさんいますが、それでも「まぁ、生きていればなんとかなるさ。家族や大切な人が元気で健康でいてくれるのが何より。戦争(91年~95年のクロアチア独立戦争)の時のことを思えば、なんともないさ」「仕事も今までの仕事はほぼゼロになっちゃったけど、他の仕事を探せばいいんだから。時給が低すぎて泣きそうだけど、収入が途絶えるよりマシだから・・・家族を養わないと」と笑って話す彼らのメンタルの強さに色々学ぶこともありました。 (2019年のザグレブ・クリスマスマーケットの様子) 最近は徐々にクリスマスムードが高まりつつあり、みんなの頭の中ではジングルベル♪が鳴り響いているようです(*´ω`*) 夏の終わりに「収入がぁぁ~ゼロだよぉぉぉ~・・・本当にどうしよう・・・」と散々嘆いていたガイド仲間の友達も、つい最近話した時は「クリスマス、楽しみだね~♪」と嬉しそうに顔をホクホクさせて話していたり・・・。 そんな様子を見ていると「彼らからクリスマスを取り上げてしまうなんて、できないよなぁ・・・」と思ってしまいます。 一部の街灯にクリスマス・イルミネーションが設置されていました 長くて暗いヨーロッパ、クロアチアの冬。どんより曇り空の毎日でも、クリスマスのデコレーションやイルミネーションを目にすると心がぽっと暖かくなります。 そんな人々の心に光を灯してくれるクリスマス・イルミネーションの設置がザグレブ市内各所で少しずつ始まっています。 設置が始まっているのはほんの一部ですが、11月末までの完成に向けてこれから急ピッチで準備が進んでいくことでしょう。 また当ブログ以外にも、この日の街歩きの様子の他、12月になったらクリスマスムード満点のザグレブの様子をYouTube動画『クロたびしょう』でもお届け予定ですので、よろしければ見逃さないようにチャンネル登録していただけると嬉しいです(*^^*) それでは、みなさんも引き続き風邪やコロナにはくれぐれもお気をつけて・・・! (2020年11月14日 小坂井真美) ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。 またYou... »記事