クロアチア観光・旅行サイトCROTABI

【保存版】セルビア・ベオグラードの主要観光スポット(地図とアクセス方法)

ベオグラードのシンボル『聖サヴァ教会』

まだまだ日本では少ないセルビア・ベオグラードの観光情報。ベオグラードについて詳しく書かれているガイドブックもあまり見かけませんよね。

 

そのためか「今度ベオグラードに行こうと思っているけれど、観光スポットの場所や位置関係がよくわからない」という声をよく耳にします。

 

そこで今回はそれぞれの位置関係(地図)を中心に、ベオグラードでおすすめの観光スポットの位置(地図)と開館情報をまとめたものをお伝えします!(このページの一番下に、すべての観光スポットの位置関係がひと目でわかる簡単な地図を載せています)

 

なお、ここでお伝えする観光スポットは頑張ればすべて徒歩で回りきることができる距離ではありますが「花の家」と「聖サヴァ教会」までは結構な距離があるので、バスやトローリーなどを利用して移動することをおすすめします。(「ベオグラード観光の時間がたっぷり1日ある」という方は頑張ってすべて徒歩観光してもいいかもしれませんが、半日しかない方は断然乗り物を利用して移動することをおすすめします)

聖サヴァ教会

聖サヴァ教会の内部

 

町を代表するシンボルのひとつでもある聖サヴァ教会。バルカン半島で最大級の正教会の教会としても知られています。この教会の建設が始まったのは1935年ですが、現在もまだ内部の建築が続けられています(内部は完成していませんが見学をすることはできます)

【DATA】

Храм Светог СавеHram svetog Save (聖サヴァ教会)

住所: Katanićeva bb

電話番号:+27 76 158 5870

入場料:無料

アクセス:共和国広場(Republic Square)から徒歩約30分

9・10・14番のトラム、31・33・ 42・ 47・ 48・ 59番のバスが近くに停まります

 

地図:

カレメグダン要塞

 

ベオグラードの町、そしてドナウ川とサヴァ川の合流地点を一望できるカレメグダン要塞。要塞の敷地内には緑が美しい公園、軍事博物館、動物園などが点在しています。カレメグダン要塞は終日開放されており、入場料は無料です。ただし、敷地内にある軍事博物館、動物園、時計塔(SAHAT TOWER )などはそれぞれ開館時間や入場料などが異なるので、気になる方は事前にチェックしてください。

【DATA】

■Калемегдан= Kalemegdan i Beogradska tvrđava(カレメグダン要塞)

入場料:無料

アクセス:共和国広場より徒歩約15分

公式HP: http://www.beogradskatvrdjava.co.rs/?lang=en

地図:

ルジツァ教会

 

カレメグダン要塞の敷地内に位置する、ルジツァ教会。緑の蔦に覆われたロマンチックで美しい教会です。

【DATA】■Црква Ружица=Crkva Ružica (ルジツァ教会)

開館時間:毎日7:00~19:00

アクセス:共和国広場より徒歩約20分

地図:

花の家

 

「花の家」は「5月25日博物館( May 25 Museum )」、「旧博物館(Old Museum)」の3館からなるユーゴスラビア歴史博物館(Museum of Yugoslav History)のひとつ。この3つの中でも特に旅行者にも人気の観光スポットです。「花の家(現地語では“ Кућа цвећа(Kuća cveća)”、英語では”House of flower”と表記されます)」と呼ばれていますが植物園などではなく、旧ユーゴスラビアの指導者ヨシップ・ブロズ・チトー大統領が眠る霊廟です。

【DATA】Кућа цвећа=Kuća cveća (花の家)

住所: Botićeva 6, Dedinje
電話番号: 011 36 71 485
開館時間:

(4月中旬~10月中旬)火曜日~日曜日 10:00 – 20:00
 (10月中旬~4月中旬)火曜日~日曜日  10:00 – 18:00
 
入館料: 400 ディナール
公式HP :http://www.mij.rs/en.html

アクセス:40番、41番のトローリーが博物館前にて発着

 

地図:

旧宮殿(ベオグラード市庁舎)

 

庭が美しく、市民の憩いの場所となっている旧宮殿。現在はベオグラード市議会として利用されています。散策の合間に旧宮殿のと美しいお花を眺めながら一息つきましょう。

【DATA】■Стари Двор=Stari dvor(旧宮殿)

住所:Dragoslava Jovanovica 2

地図:

【関連記事】

 

【保存版】ベオグラード空港から市内へのアクセス&知っておきたいポイント

 

 

ミハイロ公通り

 

ベオグラードのメインストリートである「ミハイロ公通り(Улица кнез Михаилова = Ulica knez Mihailova)」。歩行者天国となっているこの通りには様々なショップやカフェが軒を連ねており、いつもたくさんの地元民や観光客で賑わっています。

 

ぶらぶらとウィンドーショッピングを楽しみながらこの通りをまっすぐ北西に歩いてゆくと、カレメグダン要塞に到着しますよ。

 

 

スカダルリヤ通り

 

ベオグラードで“食”を満喫したい!ナイトライフを楽しみたい!という方におすすめなのがスカダルリヤ通り(Скадарлија=Skadarlija)。通りにはたくさんのお洒落なカフェやレストランが軒を連ねており、なかには伝統的な音楽のライブを楽しめるお店も。特に夕方から夜にかけてはロマンチックで、どこかちょっぴりのスタルジックな雰囲気が一層増します。

 

 

NATO空爆ビル

 

旧ユーゴスラビア戦争の悲惨な記憶を無言で語る「NATO空爆ビル」。地図では少しわかりにくいですが、上の写真の建物はミロシュ公(Kneza Miloša)通りとネマニヤ通り(Nemanjina)の交差点近くに位置しています。この建物は旧ユーゴスラビア時代、る旧ユーゴスラビア軍司令部(国防省)ビルとして利用されていましたが、1999年の春にNATO(北大西洋条約機構)軍によるベオグラード空爆の際に、このあたり一帯も大きな被害を受けました。

 

現在は町のほとんどが修復、再建され、もとの美しさと平和を取り戻し、戦争の傷が随分癒えたかのように見えるベオグラード。ですが、周辺に再建された美しい建物が立ち並ぶ中、この建物のみが爆撃を受けた当時の姿を留めています。

 

【地図】

聖マルコ教会

 

レンガ造りの独特な外観が印象的なセルビア正教会の『聖マルコ教会』。美しいタシュマイダン公園(Tašmajdan park)の一角に位置しており、市民の憩いの場所としても親しまれています。内部に収められている数々の美しいイコンは必見です。

■Црква Светог Марка =Crkva Svetog Marka(聖マルコ教会)住所:Bulevar kralja Aleksandra br. 17

電話番号:(+381)11-3231-940

HP:http://www.crkvasvetogmarka.rs/engleski.html

地図:

聖ミカエル大聖堂

 

町のランドマークのひとつでもある聖ミカエル教会。その美しい塔が印象的な、セルビア正教会の教会です。

 

■Саборна Црква Св. Архангела Михаила= Saborna Crkva Sv. Arhangela Mihaila(聖ミカエル教会)

住所:Kneza Sime Markovića 3

入場料:無料

アクセス:共和国広場より徒歩約10分

電話番号: (+381) 11 2636-684

開館時間:7:00~20:00

HP:http://www.saborna-crkva.com/index.php(※セルビア語)

地図:

ガルドシュ塔

 

『ガルドシュ塔(Кула на Гардошу=Gardoš Tower)』または『シビニャニン・ヤンカの塔(The Tower of Janos Hunyadi Serbian= Кула Сибињанин Јанка)』あるいは『ミレニアムタワー(Millennium Tower=Милениумска Кула)』と、様々な名前で呼ばれる塔。ハンガリー人のパンノニア平原(ハンガリーの一帯、ドナウ川の中流にひろがる盆地)定住1000年周年を記念して、1896年8月20日建てられました。

 

ここまでお伝えしてきたスポットと異なり、側を挟んで対岸の『ゼムン(Zemun)』と呼ばれる地区に位置する塔です。ゼムンは他のベオグラードの地区と異なり、18世紀から第一次大戦にかけてオーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあった街。そのためベオグラードの他の場所と比べると、どこか中央的な、少し異なる雰囲気を楽しむことができます。
塔の上からは可愛らしい民家やドナウ川を一望することができます。

 

【DATA】■Кула на Гардошу=Gardoš Tower(ガルドシュ塔)

開館時間: 金曜日~日曜日 12:00~16:00(Facebookページにはこのように表示されていますが、公式HPには16:00~19:00との情報が掲載されています。開館時間がころころ変わっている可能性があるので、「塔にぜひ登ってみたい」という方は現地の観光インフォメーションセンターなどでご確認ください)

 

入場料:ひとり200ディナール(12歳未満のお子様は無料、10名以上の団体は一人150ディナール)

 

HP:http://www.kulanagardosu.com/sr/obilazak_kule (※セルビア語)

 

Facebookページはコチラ

 

アクセス: 旧市街エリアからゼムン方面へ走るバス: 15、17、 83、 84、 88、 704、 705番(ガルドシュ塔へのアクセスには特に15番、84番のバスが便利です)

まとめ

最後にここでお伝えした観光スポット(ミハイロ通り、スカダルリヤ通り以外)の位置関係をひとつの地図にまとめたものを下に載せておきます。GoogleMapで作成した簡素な地図ですが、大体の位置関係を把握するためのヒントになれば幸いです。(地図中のブルーの線は無視してください)

 

 

ここで紹介した以外にも、ベオグラードにはおもしろい場所、ベオグラードならではのアクティビティが楽しめる場所がたくさんあります。

 

以上みなさまの楽しいベオグラード散策のヒントになれば幸いです。

 

 

小坂井真美

 

【関連記事】

 

【保存版】ベオグラード空港から市内へのアクセス&知っておきたいポイント