地雷原の警告マークがある場所には決して立ち入らないで!
回答
ユーゴスラビア紛争(特に1992年~1995年に起こったボスニア・ヘルツェゴビナ紛争)で、酷く傷ついたボスニア・ヘルツェゴビナ。
今は平和を取り戻し、サラエボやモスタルをはじめとする観光地に、世界中から観光客が訪れるようになりましたが、まだまだ戦争のイメージを強くお持ちの方が多いのも現実です。
近年は日本からお越しくださる旅人も増えてきましたが「ボスニア・ヘルツェゴビナに旅したいのですが、地雷がまだたくさん埋まっていると聞いて、不安を感じています」というお声もよく耳にします。
大変悲しいことですが、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ全土ではユーゴスラビア内戦時に埋められた地雷が大量に残っており、現在も9400箇所近くが地雷区域に指定され、約12万もの地雷が地中に埋まっていると言われてます。
ですが、モスタルやサラエボなど、たくさんの旅行者が訪れる観光地はもちろん、人口密集地や国立公園などでは地雷は完全に除去されているため、安心して歩くことができます。
旅行会社のツアーに含まれるような観光地では、基本的に人が歩くような所は既に地雷は撤去されていて安全です。これまでもたくさんの観光客がボスニア・ヘルツェゴビナを訪れていますが、「観光エリアを歩いている時に、地雷を踏んでしまった」というような事故は起こっていません。
ですが、あたりまえのことですが(上の写真のような)「ドクロ・マーク」や「MINE」と描かれた警告の標識や警告テープが張り巡らされている場所には絶対に近づかないでください!
また、人通りが少ない草むらや未舗装の道路、廃墟などにも近づかないでください。たまに立て札やテープが外れてしまった埋没場所も存在するので、身の安全のためにもこのような場所には決して足を踏み入れないでください。
なお、ボスニア・ヘルツェゴビナの治安情報について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【ボスニア・ヘルツェゴビナ観光基本情報】
●【保存版】ボスニア・ヘルツェゴヴィナ 観光スポット・名所8選
●日本人が知らない穴場「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ」を訪れるべき8つの理由