スロベニアを訪れるならぜひ足を運びたいブレッド。「アルプスの真珠」「アルプスの瞳」など、様々な言葉で賞賛されるこの街は、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたかのよう。
鏡のように澄み切ったブレッド湖と、湖に浮かぶ小さな島・・・。いつ、何度訪れても心奪われる風景が広がっています。
今回は幻想的なこの小さな町でのひとときをとっておきの思い出にするために、ぜひブレッドで体験していただきいたい5つのことをお伝えします。
プレティナ・ボートに乗る
ブレッドを訪れたらぜひ立ち寄りたいブレッド島。聖マリア教会が建つこの島に渡るには、プレトナ・ボート(手漕ぎボート)に乗船するのが一般的です。
船頭さんの腕の力だけで湖の上を滑るように進む船。ロマンチックな湖の上でののんびりとしたひと時は、旅のとっておきの思い出となることでしょう。
他にも小さな手漕ぎボートを貸りることもできます。ブレッドでたっぷりと時間がある方、体力に自信のある方、ふたりだけのロマンチックな時間を湖の上で過ごしたいというカップルの方はぜひ!
願いを込めて鐘を鳴らす
ブレッド島に建つ、街のシンボル的存在でもある聖マリア教会。
島に教会が建てられたのは8~9 世紀頃に遡るとされますが、17 世紀になり現在の白い塔が印象的なバロック様式の教会へと改築されました。
聖マリア教会最大の見所は“鳴らすと願いが叶う”と伝説を持つ鐘。祭壇のすぐ正面に天井から長いロープが垂れ下がっているので、それを力いっぱい3 回引いてください。このロープは鐘楼の鐘に繋がっており、しっかり3 回鳴らすことができれば、願い事が叶うと言い伝えられています。
聖マリア教会が建つブレッド島への渡り方、島内の様子については『【基本情報】行く価値あり?願い事が叶う鐘がある『ブレッド島』』をご覧ください
ブレッド城からの絶景を眺める
湖面から約130mの切り立った崖の上に建つブレッド城。スロベニア最古のお城のひとつと言われており、11世紀初頭にその名が初めて文献に記されています。
城内のテラスはブレッド湖やユリアン・アルプスを一望することができる、ブレッド一の絶景スポット!朝、昼、夜と刻一刻と表情を変える美しい景色に決して飽きることはないでしょう。
城内にはカフェやレストランもあるので、ぜひのんびりと城内散策を楽しんでくださいね。
ブレッド・クリームケーキを食べる
ブレッドで食べたい名物といえば、ブレッド・クリームケーキ!
サクサクのパイ生地にフワフワで甘~いクリームが挟まれたこの伝統的なクリームケーキは、ブレッドのホテル・パークが発祥だと言われています。
ホテル内のカフェはもちろん、ホテル・パークを経営するサヴァ・ホテル&リゾート直営のカフェ・レストラン『パーク・レストラン・カフェ(The Park Restaurant and Cafe)』でも元祖ブレッド・クリームケーキを食べることができます。もちろん宿泊客以外でもカフェを利用できるので、ブレッドへお越しの際はぜひ!
ホテル・パークに限らず、ブレッド中のケーキ屋さんで食べることができるので、どうぞお見逃しなく!
湖をぐるりと1周する
ブレッド湖の大きさは東西2120m、南北1380m、そして周囲約6km程度。湖の周りにはグルリと1周できる遊歩道があり、ゆっくり歩いて2時間程度で1周できます。
一歩一歩進む度にまた異なる美しい表情を見せてくる湖に、思わず足を止めて見惚れてしまうことでしょう。時間に追われることなく、のんびり、ゆったりと散策を楽しみましょう。
湖の外側には車道があり車やバスで移動できますが、湖のすぐ側に敷かれている遊歩道は車両の乗り入れは一切禁止されています。ただし春から夏にかけての観光シーズン中は観光列車や馬車が走っており、これらを利用して湖畔を1周するのもおすすめです!
また気候の良い季節には、自転車で湖畔をサイクリングするのもおすすめです!湖周辺には自転車をレンタルしているお店が点在しているので、ぜひ気軽に楽しんでくださいね。
ブレッドの美しい風景をカメラに収めたい方はこちらをチェック! ⇒ 【保存版】ブレッド湖を眺める絶景!ベスト撮影スポット3選
ヴィンドガル渓谷を訪れる
ブレッドでたっぷりと時間のある方は、ちょっと足を延ばしてヴィントガル渓谷も訪れてみて。ブレッドから車で約15分程の所に位置しているにも関わらず、ブレッドに比べるとその名を知る人が少ない美しいこの渓谷はまさに秘境!
日本のガイドブックでもあまり詳しく紹介されていないため、日本ではほとんどその名が知られていませんが、ブレッド観光の際にはぜひ足を延ばしていただきたいおすすめの穴場スポットなのです!
冬の寒い時期は(足元が滑りやすくなり危険なため)あまりおすすめしませんが、春から夏にかけての気候の良い時期はぜひ!