「1月のクロアチアはかなり寒いですか?雪はたくさん積もりますか?」「海辺の町は温かいのですか?」「1月のクロアチアは観光オフシーズンだそうですが、行ってもおもしろくないですか?」などなど、1月にクロアチア旅行を計画されている方からよく頂戴する気候や服装に関するご質問に、クロアチア在住のクロたびスタッフがお答えいたします!
また、本記事内には1月のクロアチア各都市の町ゆく人の様子を捉えた写真も掲載しています。ぜひ服装選びのヒントにしてくださいね!
オフシーズン真っ只中、厳しい寒さの1月
街中が光に包まれる煌びやかなクリスマスが終わり、厳しい寒さがクロアチア全土を覆う1月。1月上旬頃まではクリスマスイルミネーションや一部のクリスマスマーケットが街中に残っていますが、1月中頃になるとそれらも撤去され、多くの町がひっそりと息をひそめるようになります。
さすがに首都であるザグレブは一年を通して人も多く、ホテル、お店やレストランなどすべてが通常営業していますが、海沿いの期間は完全な観光オフシーズン。フヴァル島をはじめとする多くの島はもちろん、人気観光地であるドブロブニクでさえもこの時期は冬季休業中のレストランやお店、ホテルがたくさん見受けられます。
このような情報を耳にした方から時折「1月のクロアチアは観光オフシーズンだそうですが、行ってもおもしろくないですか?時期をずらした方がいいですか?」というご質問を頂きますが、一年を通してクロアチア旅行をおすすめしたいクロたびスタッフにとっては実に悩ましいご質問です。
実際に1月のクロアチアにいらして「よかった!」と感じていただけるかいただけるか否かは、あたりまえではありますが人それぞれ。その方がクロアチア旅行に何を期待されているかによって、印象も大きく変わってくると思います。
同じオフシーズンでも10月から11月にかけては紅葉という楽しみもありますし、12月はクリスマスがあります。ですがクリスマスのイベントも終わり、他に特にイベントもない1月は“完全なるオフシーズン”といえる月でしょう。
また太陽の光が弱く、日も短いこの時期。どんより曇りがちの日も多いため「一生に一度、真っ青に輝くアドリア海を見てみたい!」「エメラルドグリーンに輝くプリトヴィッツェの湖を見てみたい!」と楽しみにされている方は、1月にお越しになるよりも高確率でお天気に恵まれる夏を選ばれる方がいいかもしれません(曇りなどお天気が悪い日、太陽の光が弱い時期は、アドリア海やプリトヴィッツェの湖の色も、晴れた日に比べて暗い色になってしまいます)。
他にも「せっかく旅に行くのだから、レストランもお店も遅くまで営業している、活気あるシーズンに訪れたい」「寒い中外を歩き回のは苦手」という方は、時期をずらしてお越しになることをおすすめします。
ですが、やはりオフシーズンならではの楽しみ方もあります。特に人気観光地のドブロブニクは、夏の観光シーズン中は旧市街中が歩くのも大変なくらい混雑する日もありますが、1月ならそんな心配もありません。人混みを気にせず、ゆっくりと美しい町の写真を撮りたい方、のんびりと街歩きを楽しみたい方にはぴったりの月なのです。
よろしければ関連記事「 秋・冬のクロアチア観光は?「オフシーズン」が狙い目である6つの理由!」もご覧ください。
それでは、次に1月のクロアチアの気候をチェックしてみましょう!
クロアチアの1月の気候
一年で一番寒さが厳しい月のひとつでもある1月。特にザグレブを含めたクロアチア内陸部では、雪が積もることも珍しくありません。
まずは、日本(東京)の気温と降水量と、ザグレブ、ドブロブニク、プリトヴィッツェのものと比べてみましょう。
都市 | 最低気温 | 最高気温 | 降水量 |
東京 | 0.9℃ | 9.6℃ | 52.3mm |
ザグレブ | 0℃ | 6.1℃ | 67.9mm |
ドブロブニク | 2.0℃ | 15℃ | 116.5mm |
プリトヴィッツェ | -2.0℃ | 2.8℃ | 詳細なデータなし(※) |
(ザグレブ・ドブロブニクの気温・降水量は2016年の平均値)(※ただし、近郊の町Gospićは139.10mm )
上の表からもわかるように、1月の東京とザグレブではさほど違いはありません。
ですが、山間部に位置するプリトヴィッツェは最低気温が氷点下。最高気温の平均値も2.8℃と、かなり寒いことがわかりますね。
一方、ドブロブニクなどアドリア海沿いの町では、日によっては日中15℃前後まで上がる日もあり、ザグレブやプリトヴィッツェなどの内陸エリアと比べると比較的寒さは穏やかです。とはいえ、風が吹くとかなり肌寒く感じますし、朝晩はかなり冷え込むので、やはり防寒対策は必須です!
クロアチア観光、1月の服装は?
本格的な寒さ対策が必要な1月。具体的には、温かいセーターやズボン、ヒートテックなどの温かい下着類、ブーツなど温かい履物、それからマフラーや帽子、手袋、そして温かい冬物のコートが必須です!
それから女性はスカートやワンピース、パンプスやハイヒール等は避けてください。スカートやワンピースでは寒空の下の観光はかなり辛いですし、パンプスやハイヒールでは足元が冷え切ってしまいます。体調を崩さないためにも、ファッション性よりも体を温めることを優先した服装選びをしてくださいね。
また、当サイトの「スタッフ・ブログ」では、ちょこちょこ現地の最新の様子を日々UPしているので、よろしければ旅のヒントにお役立ていただけると幸いです。
その他、1月のクロアチア観光に持って行くと便利なもの
靴下
暖かい靴下が必須なのは言うまでもありませんが、お部屋用のルームソックスもお忘れなく!暖かいもこもこのルームソックスは歩き疲れた夜のリラックスタイムにぴったりです。
ちなみに、クロアチアではお部屋にスリッパが用意されていないホテルが多いため、旅行用の携帯スリッパのご用意もおすすめします。
※クロアチアのホテルのアメニティ事情について詳しくは「【旅行前にチェック】クロアチアのホテルにはアレがない?!驚きのアメニティ事情」をご覧ください
薄手のダウンコート
「冬物の分厚いコートでは、今日はちょっと暑いかも・・・」という時に大活躍してくれるのが、薄手のダウンコート。軽くて嵩張らないのに温かいダウンコートはとっても便利!
寒さが厳しい日にコートの下にもう1枚着ることもできますし、機内の中で肌寒く感じる時にひざ掛けとして利用することもできますよ。
カイロ
寒い寒いクロアチアの冬。スーツケースに余裕があれば、ぜひカイロをお持ちください!
特に凍てつくプリトヴィッツェ散策時には、きっと「持ってきてよかった!!!」と思っていただけることでしょう。
常備薬
冷えや乾燥などで、何かと体調を崩しやすい冬。胃腸薬や風邪薬など、普段からの見慣れているお薬を持ってくると万が一の時に心強いでしょう。
スリに注意!
観光客が少なくなるオフシーズンとはいえ、油断は禁物です!
せっかくの楽しい旅を台無しにされないためにも、スリ被害にはくれぐれもご注意ください。
以上、みなさまの旅の準備のヒントにしていただけると幸いです。
(小坂井真美)
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