日本ではシルバーウィーク(連休)の時期でもあり、9月にクロアチアへお越しになる日本人観光客の方の姿もよく見かけるようになりました。
「9月のクロアチアは気候はどんな感じですか?」「9月はまだまだ暑いですよね?夏服だけでOKですか??」などなど、9月にクロアチア旅行を計画されている方からよく頂戴する気候や服装に関するご質問に、クロアチア在住のクロたびスタッフがお答えいたします!
また、本記事内には9月のクロアチア各都市の町ゆく人の様子を捉えた写真も掲載しています。ぜひ服装選びのヒントにしてください!
観光シーズンのピークが過ぎた9月
クロアチアを訪れる旅行者が一番多いのは7月と8月。よって9月は観光シーズンのピークは過ぎた時期であるものの、特に9月前半はまだまだ観光客が多い時期ではあります。
とはいえ、ホテルが一番高くなる夏(7・8月)のピークは過ぎているため、夏と比べると若干宿泊費が安くなるのが、ちょっぴりうれしいポイント。
クロアチアの観光オフシーズンは10月末からなので、クロアチア全土で、まだまだお店やレストランも夜遅くまで営業しており、観光にも良い時期でもあります。
クロアチアの9月の気候
上旬から中頃にかけては、まだ真夏日ようにかなり暑くなる日もありますが、下旬にかけて少しずつ涼しくなってゆく9月。9月の前半、後半で気候もかなり変わってきます。
まずは、日本(東京)の気温と降水量と、ザグレブ、ドブロブニク、プリトヴィッツェのものと比べてみましょう。
都市 | 最低気温 | 最高気温 | 降水量 |
東京 | 20℃ | 27℃ | 209.90mm |
ザグレブ | 15℃ | 25℃ | 82.70mm |
ドブロブニク | 19℃ | 25℃ | 43.20mm |
プリトヴィッツェ | 13℃ | 21℃ | 詳細なデータなし(※) |
(ザグレブ・ドブロブニクの気温・降水量は2016年の平均値) (※ただし、近郊の町Gospićは78.90 mm )
最高気温は東京、ドブロブニク、ザグレブ共にあまり差はありませんが、最低気温はザグレブやプリトヴィッツェなど内陸エリアではぐっと低くなります。
またドブロブニクをはじめとするアドリア海沿岸部では、7月・8月と前2カ月間はほとんど雨が降りませんが、9月中頃を過ぎると急に雨がよく降るようになります。雨が降ると一気に気温も10度台に下がり、夏服では凍えてしまうくらい寒くなることも。
また9月全体を通して、ザグレブやプリトヴィッツェなどの内陸部では朝晩はかなり冷えるようになります。9月後半にもなると、特にプリトヴィッツェなど山間の町では、晴れた日でもかなり温かい服や上着なしでは寒いくらい冷え込むので注意が必要です(※プリトヴィッツェでは年によっては9月前半頃からかなり冷えだすこともあります)。
上でも述べたように、9月の前半、後半のどちらにクロアチアを訪れるかにより、気候が大きく異なります。ざっくりわけて9月前半は夏の気候、9月の後半は秋の気候、とイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
例年、9月上旬まではアドリア海沿いの町では海水浴も十分楽しめるくらい気温が上がりますが、下旬にかけて徐々に気温や海水も冷たくなり、海水浴を楽しむ人の姿もまばらになってきます。
日もだんだんと短くなってくる時期でもありますが、それでも日の出は朝6時過ぎ、日の入りは19時半頃と、まだまだ1日たっぷりと明るい空の下散策を楽しめます。
クロアチア観光、9月の服装は?
先にも述べたように、ざっくりとわけて9月前半は夏の気候、9月後半は秋の気候となるクロアチア。
9月前半の旅をご計画されている方は、夏服を中心に、上着や温かい服を数枚、念のためにご用意されると良いでしょう。
晴れの日の日中はTシャツやに涼しいズボン、ワンピースというような夏の格好でOK!足元もスニーカーの他、サンダルなど素足で履けるようなものが快適です。
ただし、日没後や空に雲がかかると急に涼しく感じることもあるので、体温調節がこまめにできるよう、薄手の上着を持ち歩くことをおすすめします。また、9月前半でも、雨が降り急に気温がぐぐっと下がることもあるので、スウェットパーカーなど暖かめの服や上着もあると安心です。
日中かなり暑い日でも、日が暮れた後に急に寒くなることも。そのため、夜まで街歩きをする予定の時は、羽織ものを持参して出かけることを強くおすすめします。
日中は夏服(半袖に長ズボン、ワンピースにカーディガンなど)、日没後は1枚羽織物、それでも寒ければスウェットパーカーなどの温かい服、さらに上着・・・というように、何枚も重ね着をして、こまめに簡単に体温調節ができるような恰好が好ましいです。
それからプリトヴィッツェなど山間部での散策をご計画されている方は、9月前半でも防寒対策(秋物の準備)は必ず行っていらしてください。
一方、少々服装の準備に頭を悩ませるのが9月後半。日中は夏服だけで十分なくらい気温が上がる日もありますが、雨や曇りの日は夏服では凍えてしまうくらい寒くなることも。9月の後半にもなると、秋物のジャケットや長袖を着ている人も多く見かけるようになります。
この時期になるとカーディガンなど、薄手羽織ものや上着だけでは心細いので、秋物のコートやジャケット、その他温かい秋物の長袖も多めに用意しておくと心強いです。9月前半と同様、こまめに体温調節ができるように、何枚も重ね着をするスタイルがおすすめです。
また先にも述べましたが、9月後半になると雨が降る日が急に多くなってきます。特にドブロブニクなどアドリア海沿岸のエリアでは、一気にたくさん雨が降ると排水が追い付かず、街中のストリートが水浸しになることもあるので注意が必要です。酷い時は「靴が水浸しに・・・」なんてこともあるので、少し多めに靴下を用意したり、荷物に余裕があれば、靴を2足用意しておくと万が一の際に大活躍してくれますよ。
(あわせてチェック!) ⇒ 雨の日のクロアチア観光で気をつけたい4つのこと
ちなみに足元ですが、9月前半でもサンダルでは夜寒いこともあるので、スニーカーやバレエシューズ、ローファーなどがおすすめです。
その他、9月のクロアチア観光に持って行くと便利なもの
帽子
9月後半でもまだ日差しが強い日もあるので、帽子をご用意されることをおすすめします。
秋物のストール
急に肌寒くなった時にさっと羽織ることができる、便利なストール。ストールならあまりかさ張りませんし、軽いのでおすすめです!
日焼け止め・UVケア用品
9月後半でもまだまだ日差しがキツイ日があるクロアチア。特にドブロブニクの「城壁」の上などを散策すると、日光を遮るものが一切ないので、一気に日焼けをしてしまいます。美容的観点・・・というよりも、日焼け止めを塗っていないと、夜になって肌が真っ赤、ヒリヒリすることも・・・。9月とはいえUV対策もお忘れなく!
虫よけスプレー・かゆみ止め
まだ蚊が飛んでいるこの季節・・・。虫刺されが気になる方は虫よけスプレーやかゆみ止めのご準備もお忘れなく!
折り畳み傘や合羽
特に9月後半は急な雨が降ることも多いので、雨具は必須。横殴りの激しい雨が降ることもあるので、身体が濡れないように傘の他に合羽もあると安心です。
薄手のダウンコート
「夏服に、薄手の羽織物に、長袖に、上着も・・・いろんな服を用意するのが面倒くさいし、荷物がかさ張るのが嫌だ!!」
・・・という方は、夏服と長袖以外に、薄手のダウンコートを1枚カバンの中に忍ばせてくると絶対安心です。今はかなり薄くて軽いダウンコートもありますよね。そのようなダウンコートが1枚あれば、9月のプリトヴィッツェ散策にも最適ですし、万が一の冷え込む日も心強いですよ!
スリに注意!
まだ観光客が多い時期は、スリ被害も多い時期です。せっかくの楽しい旅を台無しにされないためにも、スリ被害にはくれぐれもご注意ください!
以上、みなさまの旅の準備のヒントにしていただけると幸いです。
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