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【ドブロブニク⇒コトル長距離バス】乗車レポート&注意点5選(現地ガイド伝授)

 

みなさん、こんにちは!

 

クロアチア在住ガイドのまみです。

 

先日(2024年5月某日)、数年ぶりに長距離バスを利用してクロアチアのドブロブニクから隣国モンテネグロのコトルまで移動してきました。

 

コトルの城壁からの眺め

 

ここ数年、ドブロブニクから日帰りのツアーの観光アテンドで何度もコトル訪れてきましたが、いつもお仕事のご依頼をくださる旅行会社さんが手配してくださる大型バスや専用車(乗用車・ミニバン)に乗っての移動だったので、民間の長距離バスを利用したのは5年以上ぶり。

 

コトルはドブロブニクから人気の日帰り旅行先であるため、「長距離バスを利用して自力でアクセスしよう」とご計画されている方もいらっしゃると思います。

 

そこで防備録も兼ねて、乗車体験レポートをみなさんひシェアしますね!

 

 

まずはご参考までに、この日の実際のスケジュールを記しますね(↓)
15:00  ドブロブニク中央バスターミナル発

 

15:55 クロアチア側の国境(クロアチア出国)に到着

 

16:25  モンテネグロ側の国境(モンテネグロ入国)に到着

 

16:40 モンテネグロ側の入国・国境通過

 

16:50  ヘルツェグ・ノヴィ到着(バスの停車時間は約5分。その間、乗客は全員乗車したまま。お手洗い休憩などの時間はなし)

 

16:55 ヘルツェグ・ノヴィ出発

 

17:50  コトル到着
 
上記スケジュールでご覧の通り、クロアチア=モンテグロの国境を越えるのに約45分かかりました。

 

次に長距離バス利用時の注意点をお伝えします。

 

注意点①:スケジュールにはかなり余裕を持って

コトルのバスターミナル

 

バスを予約したサイトのスケジュールでは『15:00ドブロブニク発→17:00コトル着』。

 

所要時間2時間となっていますが、観光シーズンである5月〜9月の期間ではこのスケジュールはほぼ不可能です

 

なぜなら、クロアチア=モンテネグロの国境は稼働している入国審査オフィスの数が少なく交通量が多くなる観光シーズン中はかなり混雑するからです。

 

民間の長距離バスを含めた大型バスは必ずこの国境を通るため、特に観光バスが多い時間帯に運悪くあたってしまうと混雑は不可避

 

国境を超えるためだけに1時間以上近くかかることも珍しくありません。

 

コトル旧市街の街並み

 

実際、この日も国境の通過だけで45分かかり、ドブロブニク→コトル到着までの所要時間は(予定の2時間ではなく)約3時間でした。

 

ドブロブニク=コトル間の移動は長距離バスでの移動が一番値段が安いため(⁠片道大人ひとり25€前後)⁠魅力的ですが、混雑しがちな国境を通らなければならないのがネック

 

もし限られた時間、スケジュールの中でドブロブニクから日帰りでコトルに遊びに行かれるなら、大型バスが通らず、夏の観光ハイシーズン時でもあまり混雑しない国境を超えるルートを通る、乗用車やミニバンタイプを利用した少人数、あるいは完全プライベートのツアーを利用することをおすすめします。

 

(すべてのプライベート、少人数ツアーが混みづらいルートを利用するわけではないので、ツアー選びの際はご注意ください)

 

なお、クロたびおすすめのドブロブニク発コトル日帰りツアーでは、特に夏の時期は混みづらい方の国境を通過します(※ただし、混雑しにくい国境でさえ、日によっては渋滞することもあります)↓

 

 

注意点② パスポートは手荷物に

 

クロアチア=モンテグロの国境を通過する際はパスポートコントロールがあります。

 

稀にスーツケースの中に入れてしまって、国境に到着してからバスドライバーさんに「トランクを開けてください」とお願いされている旅行者の姿を目にしますが、みなさんはそうならないよう、必ずパスポートは手荷物に入れるようにしてくださいね。

 

注意点③:トイレ休憩はなし

 

 

基本的にドブロブニク=コトル間を走る長距離バスではトイレ休憩が設けられていません

 

そのため、お手洗いの心配がある方は長距離バスではなく、専用車やプライベートツアーなどをご利用される方が安心でしょう

 

注意点④:お水の用意をお忘れなく!

コトル旧市街内の美しい石畳の路地

 

長距離移動となり、かつ渋滞に巻き込まれると3時間以上かかることも珍しくないため、バス車内で水分補給ができるようお水のご用意をお忘れなく

 

注意点⑤:上着のご準備も

真夏のコトルはとっても暑く「夏服だけでいいだろう」と思いがちですが、急に冷え込むこともあります。クーラーが効きすぎる車内などでも役立つので、薄手の上着もお忘れなく!

 

夏の暑い時期はバス車内のクーラーが効きすぎていることも。

 

寒い時にサッと羽織れるよう、薄手の上着もぜひ車内にお持ちください。

 

雰囲気たっぷりの夜のコトル旧市街

 

ちなみに、復路のコトル→ドブロブニクの移動でも長距離バスを利用しましたが、なんと予定より2時間半近くドブロブニク着が遅れてしまいあやうくドブロブニクから自宅があるザグレブに戻るフライトに乗り遅れてしまうところでした。(そもそも、予約していたバス自体が1時間半近くコトルのバスターミナルに来ませんでした(苦笑))

 

復路に関しては、もし機会があれば別の記事に綴ってみなさんにシェアしますね。

 

以上、みなさんの楽しい旅のヒントとなれば幸いです!

 

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