クロアチアは平和で安心して旅していただける国ですが、残念ながら時折”ぼったくり”や”不正請求”の被害に遭ってしまったという声を耳にします。そこで今回は、旅行中にぼったくりや不正請求に合わないように傾向と対策をお伝えします。
まずは基本!必ず支払い内容の確認を
レストランやバー、ナイトクラブで代金をクレジットカードで支払ったところ、後日実際に支払うべき金額を大きく超えた支払い明細書が届いたという被害が報告されています。一晩で100ユーロも満たない金額しか利用しなかったはずなのに、1000ユーロを超える金額が引き落とされていたなんてことも。
クロアチアではクレジットカードを使えるお店が多く、両替したり現金をたくさん持ち歩く必要がないので何かと便利なクレジットカードですが、利用の際は注意が必要です。PINコードを押す前に必ず引き落としされる金額を確認し、何か不審な点があればその場で聞き、それでも不安な場合はカード払いをやめ現金で支払うようにしましょう。
また、お会計時は必ずレシートをもらって支払い内容を確認しましょう。時折「頼んでもないし、食べてもないものを請求された。気づかなければ払わされるところだった」なんて声を耳にします。「おかしい」と思う点があれば、支払う前にウェイターに確認しましょう。ここで大切なのは愛想笑いなどをしないこと。声を荒げる必要はありませんが、毅然とした態度で相手に納得の行く説明を求めることが必要です。
高額を支払う際は、相手の前でお金を数えてから渡す
クレジットカードだけではなく、現金で支払いする場合も同じく注意が必要です。日本では「お会計をレジまで行ってするスタイル」が一般的ですが、クロアチアではお会計時に店員さんが席まで来て会計を行います。
カフェでは店員さんがその場ですぐにおつりをくれるとこが多いですが、レストランなどでは渡したお金を店員さんが一旦店のレジまで持って行き、おつりをその後持ってきてくれるというような場合がほとんど。その際に一旦レジまで行って(本当は十分なお金を渡したのに)「今確認したら、あと●クーナ足りない(ウソ。店員 がお札を抜き取った)」なんて騙されることのないようにご注意ください!
特に高額を支払う場合は、お金を渡す前に相手の前でお札を数え、一緒にしっかりと金額を確認した上で手渡しましょう。 またおつりをもらった際も、すぐにその場で金額を確認し、万が一相違がある場合はすぐにその場で伝えましょう。
(小坂井真美)