モトブンの街並み
クロアチアで日本人が訪れる観光地と言えば、ドブロブニク、プリトヴィッツェ、ザグレブ、スプリットなどの王道スポット。ですが、観光大国クロアチアは実に奥深く、国中に魅力溢れるスポットが点在しています。
今回スポットライトを当てたいのはクロアチア西部に位置するハート形の大地「イストラ半島」。
日本のガイドブックではあまり詳しく取り上げられておらず情報も乏しいためか、日本人があまり足を運ばないエリアですが、実はヨーロッパ人には大変有名な人気のディスティネーション。クロアチアの他の地域にはない独特の魅力が詰まった、見所満載のエリアなのです!
今回は、イストラ半島を訪れたらぜひ体験していただきたいことを9つお伝えします。
1.イストラ・ワインを堪能する
イストラ産の赤ワインなら「テラン」がおすすめ
イストラ半島は知る人ぞ知るワインの名産地。イストラ半島を訪れると、なだらかな大地にぶどう畑がどこまでも広がる長閑な風景があなたを迎えてくれます。
ワイン造りが盛んなイストラ半島には多くのワイナリーが点在しており、ワインの試飲はもちろん、オーナーさん自慢のお手製料理を楽しむことができます。ワイナリーだけではなく、町のレストランでもおいしいイストラ・ワインを楽しむことができるので、ぜひ気軽に楽しんでみてくださいね。
イストラを代表する赤ワインはテラン(Teran)、白ワインはマルヴァズィヤ(Malvazija)。気に入ったらお土産にもぜひどうぞ!
2.トリュフ料理を堪能する
トリュフのフジ
日本で「トリュフ」といえばイタリアやフランスのものが有名ですが、実はクロアチアのイストラ半島はトリュフの隠れた名産地!特にモトブンの周りには「トリュフの森」と呼ばれる豊かな森が広がり、世界有数のトリュフの名産地として知られています。
そんなイストラ半島では、多くのレストランでトリュフ料理がメニューによく載せられています。日本よりも随分お手頃価格で気軽に楽しめるため、「クロアチアに来てはじめて食べた!」という方もたくさんいらっしゃいます。
おすすめはトリュフの「フジ(fuzi)」。フジとはイストラ名物の伝統的なパスタで、薄く延ばした生地をくるっと巻いた筒状をしており、ふわっと軽い食感が特徴的。クリームソースにトリュフをふんだんにあしらった贅沢なパスタをぜひご堪能ください!
3.「天空の街」でパワーチャージ
朝、霧に包まれるモトブンの街
ぶどう畑が広がる、なだらかな土地に突如現れる、小高い丘の上に築かれた「天空の町」モトブン。
中世の面影を濃く残しているモトブンは、静かな石畳の小道を歩けば何百年も前にタイムスリップしたかのような気分に。モトブンが「天空の町」と称される所以 は、丘の上という立地条件だけではありません。
それは早朝、辺り一帯が真っ白な霧に包まれ、まるで町が空に浮かんでいるように見えるため。幻想的なその様子は、ジブリの「天空の城ラピュタ」のモデルになったという噂も……。
また「ドラゴン・ライン(zmajske crte)の十字路に横たわる町」だと古くから言い伝えられているモトブン。ドラゴン・ラインとは、いわゆるパワースポットのようなもので、大地が発する不思議なエネルギーが溢れる場所のことを意味します。
モトブンの澄んだ空気を胸いっぱい吸い込み、丘の上の町からどこまでも広がる大地や、その向こうに横たわるアドリア海を眺めていると、本当に心の中の隅々までリフレッシュされますよ!
心のーチャージをしたい方はぜひモトブンへ!
4.恋人の街ロヴィニでロマンチックなひと時を
夜になると一層ロマンチックな雰囲気が漂う港町「ロヴィニ」 (C)Croatian national tourist board. Author : Mario Romutic & Drazen Stojcic
「ヨーロッパで最もロマンチックな街」と称される小さな港町、ロヴィニ。カップルでクロアチアを旅する方にはぜひとも訪れていただきたい町です。
ロヴィニは約600年間ヴェネチアに 支配されていた歴史があり、海の上にカラフルな家が立つ街は、どこかヴェネチアに似た雰囲気が漂います。大きな街ではありませんが民家、カフェ、お土産屋さんが軒を連ねる、くねくねと深く入り組む石畳の路地を散策するだけで、ワクワク楽しい気分に。
特におすすめなのは夕暮れ時。海に浮かぶ灯りのともる旧市街を見ると「最もロマンチックな街」のひとつだと称えられる所以がきっとわかるはずです。
5.アーティストの街 グロジュニャンを訪ねる
カラフルな愛らしい建物
「アーティストの村」と呼ばれるグロジュニャン。
その愛称の通り、小さな村を縫うように伸びる石畳の路地には、たくさんのギャラリーやアトリエがひしめき合っています。
筆者もクロアチアの様々な町を訪ねてきましたが、グロジュニャンは特に「行って良かった!」と感じた町です。小さな町なので、特に目立った観光スポットなどはありませんが、町のどこを歩いても、絵葉書のような美しい風景が目に飛び込んでくるグロジュニャンの魅力に一瞬で虜になってしまいました。
グロジュニャンの町の様子は「まるで童話の世界!美しきアーティストの村「グロジュニャン」」をご覧ください
6.世界一小さい村「フム」に立ち寄る
フムで出逢った唯一の可愛らしい”住人”
ギネス記録に「世界最小の町」として認定されたこともあるイストラ半島の小さな町、フム。
フムには小さなレストランとお土産屋さんが数件、そして数件の民家がありますが、あまり観光客が来ない秋から春先に訪れると、人っ子一人にも出会わないこ とも。そんなひっそりとした平和な時が流れる町を歩いていると、まるでどこか別の世界に迷い込んでしまったかのような不思議な感覚にとらわれます。
ザグレブ方面からモトブンに向かう途中に位置するので、モトブン観光とあわせてぜひ!
フムの見所や町に伝わる伝説については「【クロアチア】巨人が石ころで創った、世界最小の町「フム」」をご覧ください
7.ポレチュで世界遺産の大聖堂を鑑賞
(C) Croatian National Tourist Board
古代ローマ人により建てられ、かつてはイストラ半島の重要な港町として栄えたポレチュ。
町には6世紀初期に建てられた、イストラ地方を代表するビザンティン様式の建築物「エウフラシウス聖堂」があり、1997年に世界遺産に登録されました。聖堂はキリスト教の複合建築物の一部で、洗礼室、大司教邸宅、礼拝堂、鐘楼など様々な時代に異なる建築様式で建てられた建物が隣接しており、非常に興味深い見所です。
また聖堂内にあるモザイク画は、非常に文化的価値の高いキリスト教芸術で、モザイク美術の傑作だと称えられています。
8.プーラで古代ローマの息吹を感じる
ローマ時代のコロッセオが残るプーラ
「コロッセオ」と言えばローマのものが有名ですが、クロアチアにも大変保存状態の良いローマ時代のコロッセオ(円形競技場)が残されています。
「クロアチアのコロッセオがある町」として有名なプーラ。円形競技場や凱旋門など、街の至る所にたくさんのローマ遺跡が残る町で、現代の街の風景に遺跡が自然と溶け込んでいます。
街のシンボルでもあるコロッセオは1世紀に古代ローマ人により建設されたもの。クロアチアで最も保存状態の良いローマ遺跡で、現在でもコンサートや 夏の映画祭の会場として使用されています。
9.ゆったりとアドリア海を眺める
イストラのアドリア海は、ダルマチアとはまた違った魅力があります
ダルマチア地方のアドリア海は「陽気で賑やか、楽しいリゾート地」であるのに対し、イストラ半島のアドリア海は「気品漂う大人のヨーロッパのリゾート地」。他のダルマチア地方とは、また一味違ったアドリア海を雰囲気を楽しむことができます。
かつてヨーロッパの貴族たちも過ごしたイストラ半島のリゾート地。特に「オパティヤ」という町は、クロアチア屈指の高級リゾート地として知られています。
オパティヤ観光情報一覧はコチラ
穏かに青く輝きを放つアドリア海を眺めながら、大人の優雅な時間を楽しんで。かつて貴族がそうしたように、海沿いのプロムナードを歩いたり、お茶をのんだり優雅なひとときを過ごしてくださいね。
以上いかがでしたでしょうか?
「クロアチアに行ったことはあるけれど、イストラ半島には行かなかった!」と、ちょっぴり後悔した方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなみなさん、ぜひまたクロアチアへ戻っていらしてくださいね!
そして、これからクロアチアへお越しのみなさんは、ぜひイストラ半島にも足を延ばしてくださいね。
「時間がないので、効率よくイストラ半島を巡りたい!」という方には、専用車サービスのご利用や、スタッフおすすめ「【ザグレブ発】モトブン・イストラ半島プライベート日帰りツアー」がおすすめです
(小坂井真美)