みなさん、こんにちは!
こちらのYouTubeチャンネルを観てくださっている方はご存知かもしれませんが、実はこの冬、日本に一時帰国していました。
コロナ渦のためずっと帰国を自粛していたのですが、諸事情で約2年ぶりに帰国することとなり、日本の家族や友人との時間を過ごすことができました。(今回は去年の夏生まれた娘(0歳)&クロアチア人夫と一緒の家族3人での一時帰国でした)
コロナ渦中の乳児連れ初フライト&入国(隔離)…と不安要素は尽きませんでしたが、無事に入国、隔離期間も問題なく過ぎ、その後あっという間に過ぎて行った日本での楽しい時間・・・。
「できることなら、もっと日本で長く過ごしたいね・・・」なんて話していたら、みなさんご存知のとおり、2月下旬にロシアのウクライナ侵攻が始まり、あれよあれよという間に事態が悪化。
日々流れてくる戦地の様子を見て、心が痛む一方で「この様子だと復路(日本⇒クロアチア)のフライトにも影響があるんじゃないかな・・・」と心配していたら、予定していたフライトの出発9日前に「復路のフライトが変更されました」と航空会社(KLM)からメールで連絡が入りました。
もともと私たちが予定していたのは『3月16日午前・関空発⇒オランダ・アムステルダム経由(乗り継ぎ6時間)⇒3月16日夜クロアチア・ザグレブ空港着』のフライト。
ですが、KLMから届いたメールを確認すると、変更されたフライトの行程は以下のようなものでした。
『3月15日夜関空発⇒韓国・仁川空港経由⇒オランダ・アムステルダム経由(乗り継ぎ時間9時間)⇒3月16日夕方クロアチア・ザグレブ空港着』
メールを確認して、まず「えっ?!1日前倒しでの出発になるの・・・?!」とがっくり。そして「えっ!韓国経由!?」とびっくり。
そして「関空発⇒仁川経由⇒オランダ着」までのトータル所有時間が18時間。そして、なんとアムステルダムで乗り継ぎ9時間!!さらにアムステルダムからザグレブまで2時間弱・・・と、なんと合計で30時間近くもかかることに驚愕(苦笑)
現状ロシア上空を飛べないため、飛行時間が長くなってしまうのは仕方がない・・・とわかっていても、小さな娘を連れて超長時間のフライトに不安がいっぱいでした。
なお、KLM(オランダ航空)は(ロシア・ウクライナ情勢の影響により)しばらくの間、日本発着便(成田、関西空港発着)はソウル(仁川)経由にて運航する予定とのこと。
コロナ渦に戦争・・・と混沌とした世界情勢。。。「近々、海外旅行に行く予定!」という方はあまりいらっしゃらないと思いますが、ひょっとしたら私たちのようにいろんな事情で日本とヨーロッパ方面へ行き来される方もいらっしゃると思います。
そのような方のために、何らかの形でお役に立てば・・・少しでも旅の不安の解消になれば・・・と思い、忘備録も兼ねて、復路の様子をここに記します。
なお、今回お世話になったのはエールフランス航空とKLM(オランダ航空)。往路にお世話になったエールフランスはこれまで何度も利用してきましたが、復路のオランダ航空に搭乗するのは今回が初めてでした。
預け荷物が0個に・・・!?
フライト変更の連絡を受け、まずは詳細を確認したら気になる点が・・・。
復路は夫と私それぞれ、追加料金を支払って預け荷物を2個ずつ、2人合計で4個(23kg×2個×2人)で予約していたはずなのに、KLMのサイトで自分たちのフライト情報詳細を確認したら「機内持ち込み荷物(1人)1個。預け荷物0個。」となっていました。
すでにクロアチアに持ち帰る予定の大量のお土産、荷物があったので「預け荷物0個」は非常に困る・・・!
・・・ということで、早速KLMにFacebookのメッセンジャーを使って連絡を取ることにしました。
コロナ渦の影響でただでさえ問い合わせの対応業務が多いでしょうに、ロシア・ウクライナ情勢の影響でのフライト変更も重なり、「問い合わせ窓口担当の方は大変だろうな・・・。お返事をいただけるまで時間がかかるだろうな・・・」と思って気長に待っていたら、半日もしないうちに返信がありました。
チケットの予約氏名と予約番号と共に上記の問題点を伝えると、もとの予約通りに2人合計で4個(23kg×2個×2人)の預け荷物を持ち帰ることができるようシステム上の情報を修正してくださいました。
もしもフライト変更が生じた場合は、手荷物、預け入れ荷物の条件にも変更がないか念のためもしっかりと確認しておいた方がよいかもしれません。
なお、往路でお世話になったエールフランスにも別件でFacebookメッセンジャーから問い合わせメールをお送りさせていただいたのですが、とても親切かつ迅速にご対応くださり感激しました!
不安だらけの帰路…
迅速な対応のおかげさまで預け荷物の件は解決!
でも、不安がいっぱいの復路でした…。
主な不安点、疑問点は下の4点でした:
① 「仁川(ソウル)では一度、飛行機から降りるの?もしくは搭乗したままでいいのかな??(娘が寝ている時間帯だから、飛行機を降りずにいられた方が都合が良いため)」
② 「(クロアチアでコロナのワクチン接種をしてきたから)EUのワクチン・パスポートがあるから日本出国前のPCR検査(陰性証明)は不要だよね?アムステルダムでの乗り継ぎとザグレブでのクロアチア入国にはワクチン・パスがあればOKなはず・・・あっ!でも韓国で乗り継ぎなら、やっぱりPCRいるのかな?ワクチン・パスを持っていても、PCR陰性証明を持っていないと、関空で搭乗させてもらえない・・・とかあり得るのかな??」
③ 「預け荷物はザグレブまでスルー(乗り継ぎ地で一度ピックアップしなくてもよい)だよね…?」
④ 「関空からアムステルダムまで合計18時間かぁ・・・しかもアムステルダムで9時間のトランジット・・・。そこからザグレブまで2時間・・・。大阪(関空)からザグレブまでトータルで30時間近くか・・・!大人でもしんどいのに、小さな娘には相当の長旅・・・。アムステルダムの空港で、どこか娘を横にさせてあげられる快適な場所はあるかな・・・?無事に家まで辿り着けるだろうか・・・。」
などなど、いろんな不安、疑問点が頭の中をグルグル…。
・・・というわけで、預け荷物の件でKLMさんに問い合わせメールをした際に、①と②の件もあわせてお聞きしてみました。
まず①に関して、3月8日にKML当初「ソウルへの立ち寄りは技術的な(給油など)立ち寄りで、通常、お客様は飛行機を降りる必要がございませんがが、正確な情報は機内で客室乗務員がお伝えします。」とご回答いただいていたのですが、結果的にソウル(仁川空港)では一度飛行機から降りる必要がありました。
なお、一度降機する必要はあるものの、関空⇒ソウル(仁川)、ソウル(仁川)⇒アムステルダムのフライトは同じ飛行機でした。(※同じ飛行機でしたが、ソウル着の際に一度手荷物はすべて持って降りる必要があります。)
現在(2022年4月20日)KLMのこちらのページ(https://www.klm.co.jp/information/bulletin-board/klmjapan-info)を確認すると次のように明記されています。
■ 日本発着KLMオランダ航空便のソウル(仁川空港)経由におけるご案内 • 仁川空港にて 仁川空港にてお乗り継ぎの際、お客様は全員仁川空港で降機し、保安検査を受けた後、再び同じ航空機にご搭乗となります。またその際、第2ターミナルに到着し、そのまま第2ターミナルに滞在することになります。入国はせず、国際線トランジットエリアに滞在となります。
• 必要書類 仁川空港での保安検査時にパスポートと搭乗券の提示が必要となります。 念の為、韓国での乗り継ぎ条件をウェブサイトTravelDocにてご確認ください。その際はConnecting flightを選択し、経由地にICN – Seoul Incheon International Airport (KOR)を入れてご確認くださいますようお願いいたします。
• 受託手荷物 受託手荷物は、仁川空港での引き取りはせずに、アムステルダムから成田・関西へ、成田・関西からアムステルダムへ、直接輸送されます。
次に②に関して。
自分で事前にクロアチアはもちろん、乗り継ぎ地(韓国、オランダ)のコロナ渦中での出入国条件を確認して「EUのワクチン・パスがあるからPCR陰性証明は必要ない」とチェックしてはいたものの、ネット上で「ワクチンを打っているのに、PCR陰性証明をチェックインカウンターで提示しないと搭乗できないと言われた」というような声も見かけたので、心配になり、「余計な質問をして、お仕事を増やして申し訳ないな・・・」と思いつつも、念のためにKLMさんに質問したところ、次のような回答を頂きました:
「新型コロナウィルス関連情報に関しまして、こちらのリンクよりご確認くださいますようお願いいたします。https://klmf.ly/3kWhGxH https://klmf.ly/33WI3O5
また、お客様のご旅行に必要な書類及び、COVID-19関連でお客様の目的地に該当する入国制限は以下リンクよりご確認いただけます。http://klmf.ly/1glhv9C
なお、KLMではチェックインの際に健康申告書をご記入いただく以外は得に他の規制がなく、乗り継ぎ・到着地の各国の規制に従う仕組みでございます。各国政府の課す条件はKLMの管轄外となりますので、お客様が求めている情報が上記リンクよりご確認いただけない場合には、現地当局に直接お問い合わせいただきますようお願いいたします。」
上記のご回答を頂いたとおり、実際、搭乗当日、チェックインカウンターでは健康申告書の記入以外、コロナ関連の書類(PCR陰性証明やワクチンパスの提示)を求められることはありませんでした。ただし、最終目的地であるクロアチアでのコロナ関連の入国条件を満たしているかだけ、チェックインカウンターのスタッフさんが簡単に口頭で確認してくださいました。
私はクロアチアの滞在許可書(外国人ビザ)を持っており、夫と娘はクロアチアのパスポートを持っているため、ワクチン・パスを提示すれば入国可能でした。
ただし、クロアチア在住者(長期滞在資格を有する者)、クロアチア国籍保有者以外の方が現在諸事情でクロアチア入国を希望する際は、ワクチン・パスまたはPCR陰性証明書の提示の他、事前に「Enter Croatia」への登録が必要です。
なお、コロナ関連のクロアチアへの入国条件は日に日に変わってきています。
2022年4月20日現時点で、日本人のクロアチアへの入国にも影響する主な内容は、こちらの記事(【クロアチア】マスク着用義務解除!新型コロナ収束はすぐそこ…?)にまとめていますので、よろしければあわせてご覧ください。
③の疑問点については、オランダ航空の公式HPに「•受託手荷物 受託手荷物は、仁川空港での引き取りはせずに、アムステルダムから成田・関西へ、成田・関西からアムステルダムへ、直接輸送されます。 」と明記されているとおり。
アムステルダムからザグレブへの乗り継ぎの際も受託荷物を一旦引き取ることなく、そのまま自動的にザグレブまで輸送されました。(関空で一度預けた受託荷物は最終地のザグレブまで輸送されたので、途中一旦引き取る必要はありませんでした)
さて、いろんな不安が解消されたのはよいものの、日本(関空)からザグレブまで乗り継ぎ2回、約30時間にも及ぶ今回の空の旅・・・。
④については、「そんな乗り継ぎだらけの長距離の旅、実際どうだったの?」と、みなさんも気になるところだと思います。
実際に復路のフライトの体験をお読みいただいた方がわかりやすいと思うので、下にまとめてみました。
関空発⇒仁川経由⇒アムステルダム経由⇒ザグレブ着の空旅
私たちのフライトスケジュールは以下のとおりでした:
大阪(関西) ーソウル(仁川) 19:55発ー 21:40着
ソウル(仁川) ー アムステルダム 23:40発ー 06:15(+1日)着
アムステルダムーザグレブ 14:40発ー16:30着
まずは関空から韓国・仁川空港までの様子をお伝えします。
【関空⇒仁川まで】
出発当日、日本を離れる寂しさよりも、正直、復路を無事に乗り切ることができるか不安で頭がいっぱいの状態で関空へ向かいました。
関空発からザグレブ着まで合計30時間近く・・・。できるだけ機内持ち込みの荷t物は減らしたいけれど、いつも日本からクロアチアへ帰る時は荷物がいっぱい・・・!
とはいえ、乗り継ぎも2回あるので、できれば身軽に搭乗したいところでしたが、娘のオムツや着替え、オモチャなどなど、長旅に備えようとすると、ついつい荷物も多くなってしまいました。
復路の荷物は・・・
・23㎏×4個の受託荷物
・2個(最大12kgまで)の機内持ち込みの荷物
(小さなボストンバッグ1個とキャリーケースの2個に詰めました)
・リュックサック1個(機内持ち込み)
・ベビーカー
・・・と、かなりの量!!
受託荷物4個はザグレブまで運んでいただけるので、それに関しては心配する必要はないにしても、抱っこ星人の小さな娘とベビーカーの他、ボストンバッグにキャリーケースまで運びながら2度も乗り継ぎだなんて、夫が一緒とは言え、気が重くて仕方がありませんでした。
ですが、関空でチェックインした際に「小さなお子様がいるので、乗り継ぎの際、荷物が多いと大変ですよね。よろしければ、機内持ち込みの荷物も預け入れされますか?」と地上スタッフのお姉さんが親切にも申し出てくださいました。
本当にどんなに嬉しかったことか・・・!!
お言葉に甘えて、機内持ち込み用として用意していたキャリーケースをチェックインカウンターで預かっていただきました。(キャリーケースに入れていたのは、機内で必須のものではなかったため)
ボストンバッグとリュックサックには機内で必要なものなどを入れていたので、自分たちで運ぶしかないけれど、乗り継ぎの際などにキャリーケースをゴロゴロ引っ張っていく必要がなくなったので、かなり気が楽になりました。
今回往路、復路と利用させていただいたエールフランス航空ならびにオランダ航空のスタッフのみなさんには、他にもいろいろ非常に親切にご対応いただき「コロナ渦中での帰国で不安でいっぱいだったけれど、この航空会社を選んでよかった!」と何度も思うことがありました。また今後も、帰国時には引き続きぜひお世話になりたいと思っています。
少し話が逸れてしまいましたが、上記のとおり、親切な地上スタッフさんたちのおかげさまで、一気に気持ちがラクになり、出発ゲートに向かいました。
空港まで見送りに来てくれた両親に、名残惜しい気持ちいっぱいに「行ってきます」と手を振り、手荷物検査場へ。。。
子連れで手荷物が多くて大変だったけれど、検査場の方たちもとても親切にしてくださり、日本を離れるのは悲しいけれど、心があったかいまま日本を経つことができました。
私たちが搭乗したのは関空を20時前に出発する便。娘は毎日18時頃には夢の中・・・。
なので、搭乗までにグズったりしないかな・・・と心配でしたが、娘に手を振ったり、遠くからあやしてくださったり、終始親切な方にお会いできたおかげもあり、一度もグズルことなく無事に搭乗することができました。
自分たちの席についてホッとしていると「こんばんは!赤ちゃんと一緒の空の旅なんですね。私たちは関空⇒ソウルまでのクルー。ソウル⇒アムステルダムまでのフライトはまた別のクルーがご案内することとなりますが、もし困ったことなどがあれば、遠慮なく声をかけてくださいね。」と英語スタッフの方が声をかけにいらしてくださいました。
(なお、搭乗した便には日本人クルーさんは搭乗していない、との旨が日本語でアナウンスされていました)
そして、あっという間に韓国到着。
一旦手荷物を全部持って降りて、仁川空港の建物内に移動。。。手荷物検査場へ向かいました。
仁川空港での乗り継ぎの際はコロナ関連の書類チェックは一切なし。搭乗券とパスポートのみチェックされ、手荷物検査を終え、再び飛行機の搭乗開始を待ちました。
仁川空港での乗り継ぎ時間は約2時間。(21:40仁川着、23:40仁川発)
手荷物検査はあっという間に終わり小一時間程時間があったので、少しだけ空港内を散策しました。
(いつもはもうとっくにグッスリ眠っている時間だというのに、一切グズることもなく、目をキラキラさせている娘のおかげで空港散策もでき、ミニミニ韓国旅行気分を楽しめました)
キッズスペースも少し覗いてみました。夜&コロナの影響で利用客が極端にすくないせいで、私たちの他誰もおらずガランとしていましたが、子連れの利用者には喜ばれるスペースだと思います。
夫が「飲み物を買いたい」というので、どこかお店を探すことに・・・。カフェや免税店などはほとんど閉まっていましたが、「コンビニ、セブン・イレブンが空いていますよ」と空港スタッフの方に教えていただき向かいました。
ちょっぴりわかりにくい場所にあったので、少し迷ってしまったのですが、無事に発見。
私も夫も韓国語はサッパリ、ハングルも一切読めないので、手探りの買い物でしたが、「これはなんだろ?」「どんな味がするのかな?」「これを買ってみようか」などなど、ワクワクした気分で束の間のコンビニ・ショッピングを楽しみました。
こうしてあっという間に迎えた搭乗時間。アムステルダム行きの便の搭乗ゲートへ着くと、たくさんの乗客で賑わっていました。
【仁川⇒アムステルダムまで】
関空⇒仁川の飛行機の中で親切にいろいろ声をかけてくださったキャビンアテンダントさんが「この飛行機(関空⇒仁川まで)はガラガラだけれど、仁川ではたくさんお客様が搭乗されるので、そこそこ席が埋まる予定ですよ」と話していらっしゃったのですが、機内を見回して「たしかに…!」と納得。
満席とは程遠いですが、各席ブロックごとに最低1人~2人はいる状態でした。なお、仁川→アムステルダムまでの飛行時間は約15時間。
飛行機が離陸しシートベルトサインが消えると、すぐに娘のためのバジネットを用意してくださり、横にさせることができました。
・・・がしかし!!あいにく仁川離陸後数時間、気流の関係でしょっちゅうシートベルトサインが点灯し、バジネットを使えない時間が多かったので、寝ている娘を何度も起こさないよう、結局8時間近くずっと腕に抱いたままの状態でした(苦笑)
でも、長距離フライトに備えてラクな服装はもちろん、日本出発前に買って準備していた携帯用フットレストがあったおかげで足を伸ばして休むことができたので、15時間という長距離フライトにも関わらず、思ったより疲れを感じませんでした。(携帯用フットレスト、長距離移動の際にとってもおすすめです!私がAmazonで購入したのはこれです)
ちなみに、機内食(エコノミークラス)はこんな感じ。
(↑)メニュー表は配られなかったので、正確なメニューの名前はわからなかったのですが、おそらくビビンバがメインの夕食でした。
(↑)アムステルダム到着前には軽い食事も提供されました。
また、フライト中、スナックなど軽食もセルフサービスで頂くことができました。ブラウニーとワッフルが特においしかったです!
小さい娘が一緒だったのでグッスリ眠ることはできませんでしたが、(気流の影響で揺れはあったものの)快適なフライトで、想像していたより早く時間が過ぎ、無事にアムステルダム・スキポール空港に到着。
ここでも手荷物検査はスムーズに済み(アムステルダムでもコロナ関連の書類をチェックされることもなく)、あとはザグレブ行きの飛行機の搭乗開始を待つだけでした。
・・・で、ここからがまた長かった・・・(苦笑)
アムステルダム着は早朝6:15。出発は14:40。なんと9時間近くも空港で時間をつぶさなくてはなりませんでした。
大人2人だけならまだしも、小さな子供がいるので「どこか休めるところはないかな・・・」と事前に調べて、空港内のホテルを見つけたのですが、あいにく利用日はすでに満室でした。
(ちなみにチェックしていたのはYOTELAIR Amsterdam Schiphol Transit Hotel (Booking.comサイトのリンクはこちら)です。スキポール空港のトランジットエリア内のラウンジ2にあるそうで、乗り継ぎおよび出発便にチェックイン済みのゲスト専用のトランジットホテルだそうです。)
・・・というわけで、「仕方ない・・・どうにかやり過ごすか・・・。まあ、授乳室やおむつを替えられる所くらいは少なくともあるだろうし、空港に着いたら座り心地が良さそうなソファーやイスがあるスペースでも探して時間をつぶそう…」なんて夫と話して諦めていたのですが、運が良いことに、空港内をぶらぶら散策している際に、たまたま素晴らしいスペースを発見することができました!
そのスペースとはBaby Care Lounge(ベビーケア・ラウンジ)(↑ 上写真は外観)
ラウンジ内にはカーテンで仕切られた個室空間があり、カーテン内のスペースの中にはベビーベッドと大人(2,3名程度)が腰かけられるスペースが設置されていました。
カーテンを閉じれば周りからは見えなくなっているので安心して授乳もできますし、ベビーケア・ラウンジの中は薄暗く、静かなので、赤ちゃんをゆっくりと休ませてあげることができます。
またラウンジの中には流し台の他、おむつを交換できるスペース、それから離乳食などを温められるように電子レンジまで設置されていました。
しかもこのすべてが無料で利用できるので、本当に有難かったです!
空港内専用のカートを持って入ることはできませんが、お母さん(女性)だけではなくお父さん(男性)も入室することができます。実際、ミルクを作っているお父さん、おむつを替えているお父さん方の姿もちらほら見かけました。
「あまり長時間居座るといけないから、個室空間が混みだしてきたら、他の方に譲ろう・・・」と思っていたのですが、この場所のことを知らない方が多いのか、もしくはたまたまだったのか、私たちが利用させていただいた時間帯は、ほとんど利用者がおらず他の個室にも空きがあったので、結局ここで4、5時間近く娘を休ませていただきました。
おかげさまで、かなり心配していたアムステルダムでの乗り継ぎも無事に乗り切ることができ、いよいよザグレブへ帰る飛行機に乗ることができました。
アムステルダムからザグレブまでは約2時間。「あぁ、もうこれで最後だ」と安心したからなのか、飛行機が小さくて座席が狭いせいもあるのか、どっと疲れが出てしまい、一番短いはずの最後のこの2時間がなぜか最も体力的につらく感じました(苦笑)
ザグレブ空港に到着後はパスポートと(私はクロアチアの在留カードと)コロナ・ワクチンパスポート(スマホ画面・デジタル)を用意して入国審査へ。ものの1分程であっという間にチェックが終わり、スムーズに入国することができました。
不安で心配で仕方がなかった日本⇒クロアチアへの復路でしたが、実際に経験してみると(長時間の移動で大変だったことに変わりはありませんが、かなりの過酷さを覚悟していたので)想像していたよりかはずっとスムーズでラクでした。
これも全部、エールフランス航空&オランダ航空のスタッフのみなさん、各空港の職員のみなさんのおかげさま…!いろんな方のあたたかさ、「おかげさま」を感じた空の旅でした。
ちなみに・・・コロナ渦の影響で日本の空港の国際便フロアはガラガラだとニュースなどで見聞きしていましたが、関空のあまりにもの閑散とした雰囲気に驚いてしまいました。
出発フロアも手荷物検査場も、免税店が並ぶフロアもガラガラ。電気がついていない所も多く、こんなに寂しい関空を見たのは初めてでした。
今回利用したヨーロッパの各空港(ザグレブ空港、パリ空港、アムステルダム空港)はどこも、コロナの影響で一部営業していないお店やスペースが全くないとは言えないものの、空港利用客も結構いて賑わいを見せていたので、まったく人がいない関空の様子を見て非常に驚きました。
先日こちらのブログ記事(【クロアチア】マスク着用義務解除!新型コロナ収束はすぐそこ…?)でもお伝えしたとおり、クロアチアを含むヨーロッパの多くの国ではコロナによる規制措置の大部分が撤廃され、コロナ以前の日常が戻りつつあります。
まだ少し時間がかかるかもしれませんが、コロナが収束し、そして戦争が1日も早く終わり、世界中の人々に平和な日常と笑顔が戻ってくることを願っています。
以上、何らかの形でみなさんの旅のヒントになれば幸いです。
(2022年4月21日 小坂井真美)
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「クロアチア語を勉強してみたい」「クロアチア語って、どんな言葉なんだろう?」という方はもちろん、「これからクロアチアに行く予定!ちょっと言葉を覚えて、より心に残る、出会いや発見のあるクロアチア旅行を楽しみたい」という方もお手に取っていただけると嬉しいです。