リュブリャナのシンボルのひとつであるリュブリャナ城。
「リュブリャナ城の見どころは?」「リュブリャナ城への行き方は?」「入場料は?」「リュブリャナ城の見学可能時間は?」などなど、散策前に知っておきたい基本情報をまとめてお伝えします。
町を一望できる丘の上に建つリュブリャナ城。12世紀に建てられたこの城は、リュブリャナの町を見守り続けてきました。長い歴史の中で幾度もその姿や所有者が変わってきたリュブリャナ城。現在のお城の姿は16世紀~17世紀にかけて築かれたものだとされています。
ところ“ヨーロッパのお城”と言えば、貴族や領主、王様が住む豪華な内装の建物をイメージする方が多いと思いますが、リュブリャナ城は敵から街を守る軍事的要素が強い建物として使用されてきており、王様や領主が住んでいたことはなかったそうです。
しかも、19世紀初頭から第二次世界大戦後にかけて、リュブリャナ城はなんと刑務所として利用されていたのだとか・・・!第二次世界大戦中はイタリア人やドイツ人捕虜の収容所として活用されていたそうです。
また1905年にリュブリャナ市が文化的な活用のために城を買収した後は、市の住宅不足を解消するために、部分的に城はアパートとしても利用されました。
リュブリャナ城にとって最後の大改装が行われたのが、最後の住人が去った1963年のこと。現在お城はカフェやレストラン、博物館や展望台が集まる憩いの場として市民に親しまれています。
このように歴史の長いリュブリャナ城ではありますが、上記のように内部は一般的にイメージされる“ヨーロッパのお城”のようなものではなく、博物館やギャラリースペースとなっています。
そのためお城の内部を楽しむというよりは、リュブリャーナの町の景色を楽しむのにぴったりの場所。展望塔(Viewing Tower)からは素晴らしいリュブリャーナのパノラマ景色を楽しむことができます。
また日本のガイドブックではあまり詳しく触れられていませんが、お城の中には聖ジョージ礼拝堂(Castle Chapel of St George)があり、お城は市民の結婚式会場としても愛されているのです。
なお、リュブリャナ城の中庭や一部のビューポイントテラスは無料で開放されているため、チケットを購入しなくても散策を楽しむことができます。ですが、リュブリャナの絶景と美しいアルプスが一望できる展望塔(ViewingTower)は有料。せっかくここまで来たからには、チケットを購入して登ってみてください!
リュブリャナ城観光の所要時間は?
どんな所かささっとチェックして景色を楽しむだけなら小一時間もあればじゅうぶんですが、博物館やギャラリーをゆっくり見て周りたい方は2,3時間を予定しておくといいでしょう。
リュブリャナ城の楽しみ方のモデルプランはこちらの公式HP(英語)にも載っているので、ぜひチェックしてみてください。
リュブリャナ城への行き方
リュブリャナ市内から城へは徒歩またはフニクラ(ケーブルカー)でアクセスすることができます。
【徒歩で】
丘の麓に位置するシュトゥデントヴスカ通り(Študentovska ulica)を道に沿って歩いてゆけば頂上に到着します。少し急な坂道ですが、わずか15分程度。親切で優しい人が多いリュブリャナ。もしシュトゥデントヴスカ通りが見つからなければ「お城に行く道を教えてください」と道行く地元民にお願いすると、きっと親切に教えてもらえますよ!
【フニクラで】
フニクラ乗り場は「竜の橋」から南方面に少し歩いたところに位置するクレコフ広場(Krekov trg)にあります。片道わずか数分。城が建つ丘の頂上までラクラクアクセスすることができます。
リュブリャナ城、フニクラ営業時間
1月~3月、11月: 10:00~20:00
4月、5月、10月: 9:00~21:00
6月~9月:9:00~23:00
12月:10:00~22:00
入場料
リュブリャーナ城入場チケット:大人ひとり7.5ユーロ(展望塔にも登れます)
リュブリャーナ城+フニクラ:大人ひとり10ユーロ(展望塔にも登れます)
※他にも様々な種類のチケットがあります。詳しくは公式サイト(英語)をご覧ください。
※インターネットのサイトで事前購入すると10%安くなりますよ♪
電話番号:+386 1 306 42 93(リュブリャーナ城・インフォメーションセンター)
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