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【保存版】プリトヴィッツェ国立公園の見どころは?上湖群と下湖群、どちらがおすすめ?

プリトヴィッツェ湖群国立公園、コジャク湖のほとりで遊ぶ子供たち

「一生に一度は訪れたい世界の絶景」にも選ばれる、クロアチアのプリトヴィッツェ国立湖群公園(Nacionalni park Plitvička jezera)。「プリトヴィッツェを訪れるのが、クロアチアの旅の大きな目的のひとつ」という方も少なくありません。

 

ですが、広大な敷地を誇るプリトヴィッツェ湖群国立公園内の様子を文字や写真のみでお伝えするのは至難の業。

 

そのため「ガイドブックを読んだけれど、結局園内の様子がよくわかっていない・・・プリトヴィッツェ国立公園の見どころは?」「上湖群と下湖群、どちらがおすすめ?」というご質問をよく耳にします。

 

そこで今回は、これまでプリトヴィッツェ湖群国立公園(以下「プリトヴィッツェ」)を数えきれないくらい訪れた筆者が、プリトヴィッツェの見どころをお伝えします。

上湖群、下湖群とは?

※クリックで拡大します

 

まずはじめに「そもそも、下湖群、上湖群って何なの?」という方もいらっしゃると思います。

 

大小16の湖が、無数の滝で繋っている「プリトヴィッツェ湖群」。16ある湖のうち一番大きい「コジャク湖(Kozjak)」を境に、上湖群(Upper Lake)と下湖群(Lower Lake)の2つのエリアに分けられているのです。

 

1日で上湖群と下湖群、両方のエリアを散策することも十分可能ですが、体力的、時間的に「どちらか一方」という方も。そんな方は「上湖群と下湖群、どちらに行くべきか・・・」と悩んでしまうと思います。

 

そこで「上湖群と下湖群、どちらがおすすめ?」と疑問に思っている方に、少しでも比べていただきやすいよう、当ページでは上湖群と下湖群にわけて、それぞれの主な見どころを写真つきでお伝えします。

 

 

なお、広大なプリトヴィッツェ湖群国立公園。それぞれの詳しい場所を正確にお伝えするには、詳細な地図等がないと厳しく、文章だけでお伝えするには限界があります。

 

そのため、ここでは各スポットの場所まで詳しくお伝えすることはできませんが、写真をご覧いただきながら「こんな景色があるんだ!」と、下湖群、上湖群それぞれの雰囲気を把握するためにお役立ていただけると幸いです。

 

プリトヴィッツェ「下湖群」の見どころ

「ヴェリキ・スラップ(大滝)」や「ミルカ・トルニナの滝」など、ガイドブックでもおなじみのみどころがコンパクトにまとまっているのは下湖群。時間のない半日観光客の方や、団体ツアー客に人気のエリアです。

 

上湖群と比べると段差(階段など)が少なく散策しやすいため、「はじめての方におすすめのルート」として下湖群を歩くルートがよく紹介されています(※あくまでも上湖群と比較すると階段が少ないだけで、全く段差がないわけではありませんのでご注意ください)。

 

それでは、次に下湖群の見どころをチェックしてみましょう!

①プリトヴィッツェ滝(大滝)

 

まず「エントランス1」を入ってすぐ先に見えるのが、上の写真(↑)のような景色。

 

「大滝(Veliki Slap)」という名でも親しまれる、高さ約78mの「プリトヴィッツェ滝(Slap Plitvice)」の雄大な姿が目に飛び込んできます。

 

上の写真からもわかるように、湖が位置しているのは渓谷の間。大滝のパノラマビューを見た後は、湖のほとりを目指して、景色を楽しみながら坂道を下ってゆくことになります。

 

大滝のふもとから見上げた景色

 

渓谷の底(湖のほとり)まで下りきったら、ぜひ最初に大滝のふもと(↑)を目指してみてくださいね。

 

大滝のふもとは人気の記念撮影スポット。どうぞお見逃しなく!

 

②ミルカ・トルニナの滝

 

下湖群の中で最も美しい滝のひとつと言われているのが「ミルカ・トルニナの滝(Slapovi Milke Trnine)」。ミラノヴァッツ湖からガヴァノヴァッツ湖へ、階段状に流れ落ちる美しい滝です。

 

ちなみに、ミルカ・トルニナとは19世紀末から20世紀にかけて世界的に活躍した有名なオペラ歌手で、プリトヴィッツェの美しい自然をとても愛した女性。オペラ公演で得た収益金を公園の保護整備協会に寄付した功績を称え、この滝にミルカの名前が付けられてと言われています。

 

ミルカ・トルニナの滝の前にも、ちょっとしたビュースポットが設けられており、人気の記念撮影スポットとなっています。

 

③渓谷上からの景色

 

下湖群の渓谷沿い、バス乗り場ST1=エントランス1間にある渓谷上のエリアには、いくつかのビューポイントが存在します。

 

よくガイドブックなどで、上(↑)のような写真が載っていますが、これも「バス乗り場ST1=エントランス1間にある渓谷上のエリア」から撮影されたもの。

 

他にも、下(↓)のような眺めを楽しむことができます。

 

 

なお、公園のチケットにも印刷されている、下の写真(↓)の景色が見られるのも下湖群。

 

 

この絶景ビューポイントは「エントランス1」とは反対側の渓谷の上に位置しています。崖っぷちのアクセスが悪い場所にあるため、団体バスツアーではまず行きません。

 

この絶景ビューポイントにアクセスするには、コジャク湖近くから行くルートの他、大滝のすぐ横にある崖のような階段を上ってゆくハードなルートがありますが、いずれにせよ、このビューポイントは山道のわかりにくい場所にあるため、知らないとなかなか行くことができないスポット。

 

「あの絶景を見たくて探し周ったけれど、結局見つけることができなかった・・・」という残念な声も時折耳にします。

 

この絶景ポイントに何としても行きたい方は、事前にしっかりと下調べをしておくか、ガイドさん付きのプライベートツアーに参加するのがおすすめ。

 

なお、当サイトおすすめのプリトヴィッツェ・プライベートツアーでは、この絶景スポットまで、ラクラク車でご案内しています!(※ただし、積雪や大雨などの影響で、ビューポイントに続く道路を走行できない時を除きます)

④その他、下湖群の景色

その他、下湖群のエリアで出逢える、四季折々の風景をランダムに集めてみました。

 

次のページでは、ガイドブックにはあまり詳しく載っていない、美しい上湖群の見どころをお伝えします!

 

⇒ 続きを読む(次のページへ)

プリトヴィッツェ「上湖群」の見どころ

上湖群の景色

上湖群は「リピーター向け」「時間がある方向け」と紹介されることが多いためか、せっかくプリトヴィッツェを訪れても足を運ばない方も多いエリア。

 

ですが、数々の美しい滝や湖が存在する上湖群は、筆者が大好きなエリアです。下湖群も上湖群も、それぞれ甲乙つけ難い美しさがありますが、あえて選ぶとすれば、筆者は上湖群を選びます。

 

(あくまでも筆者の意見ですが)特に紅葉の時期は、上湖群の方がより美しさが際立ちます。

 

また、トップシーズンの7月、8月は、プリトヴィッツェ園内が大混雑する時期。ですが、団体ツアー客の多くが下湖群に集中するため、混雑する夏の時期でも、上湖群は比較的落ち着いて散策を楽しむことができます。

 

それでは、次に上湖群の見どころをチェックしてみましょう!

①ヴェリキ・プルシュタヴァッツ

 

上の写真は上湖群の見所のひとつである「ヴェリキ・プルシュタヴァッツ(Veliki Prštavac)」。

 

日本語に訳すと「大きな水しぶき」という意味の名前の大きな滝。その名の通り、滝の前の遊歩道に立つと、気持ちのいい水しぶきを全身に浴びることができます。

 

水しぶき・・・と言っても、ミスト状なので服が濡れることはなく、暑い日には最高に気持ち良いですよ!!全身にミストを浴びてリフレッシュした気分になることでしょう!

②マリ・プルシュタヴァッツ

 

上の写真は「マリ・プルシュタヴァッツ(Mali Prštavac)」と呼ばれる滝。

 

日本語で「小さな水しぶき」という意味の名前の滝で、上でお伝えした「ヴェリキ・プルシュタヴァッツ」と比べると規模が小さいものの、美しい滝です。

 

③名がない美しい滝

 

上の写真は、筆者がプリトヴィッツェで一番好きな滝!その美しさはプリトヴィッツェ園内一だと思っています。

 

この滝があるのは「ガロヴァチキ・ブク(Galovački Buk)」と呼ばれる滝のすぐ近く。

 

最初の頃、筆者はこの滝も「ガロヴァチキ・ブク(Galovački Buk)」だと思っていたのですが、何人かの現地ガイドさんに聞いた話では「この滝には名前がない」のだとか・・・(こんなに美しいのに名前がない、というのは実に不思議で仕方がありません)

 

ですが、その美しさは断トツ!ぜひみなさんにも見て頂きたい、おすすめスポットです。プリトヴィッツェへお越しの際は、ぜひ訪れてみてくださいね。

④その他、下湖群の景色

次に上湖群で出逢える風景を(ランダムに)集めてみました。

 

コジャク湖

 

上湖群と下湖群の間に位置するのが、16ある湖のうちで一番大きなコジャク湖(全長2.3㎞)。

 

コジャク湖では遊覧船が運行しており、湖上クルーズ気分で素晴らしい景色を堪能することができます。

 

(P3からP1またはP2までの)遊覧船でのクルーズ時間は約20分。ちなみに、遊覧船の進行方向右側の席がおすすめです

 

以上、下湖群、上湖群それぞれの見どころでした!

 

ここまで色々お伝えしてきましたが、やはり広いプリトヴィッツェ公園。ガイドブックやインターネットなどでしっかりと下調べて行っても、初めて訪れる方の多くが「このルートであっているのかな?」と不安に感じることでしょう。

 

そのため、広い園内を安心かつ効率よく歩くため、やはり公園内の状況がしっかりとわかっているガイドさんに案内してもらうと心強いです。

 

また当記事をお読みくださり「ここに行きたい!」という場所が見つかれば、プリトヴィッツェに詳しいガイドさんや、公園のスタッフに当記事の写真を見せていただければ、そこへ行くルートが簡単にわかると思います。

 

以上、みなさまの楽しいプリトヴィッツェ散策のヒントになれば幸いです。

小坂井真美

ザグレブからプリトヴィッツェへの日帰り旅行には公認ガイド付きのプライベートツアーがおすすめです。

 

プリトヴィッツェ観光は「バスでのアクセスが不安だ。自分たちでちゃんとザグレブまで戻って来れるかな・・・」「広い公園内で迷わないか。無駄なく効率よく散策したい」というようなお声もよく耳にしますが、専用車とプロガイドが付いたプライベートツアーなら、安心&ラクラク、そんな不安も一気に払拭してくれます!

 

ただし「興味はあるけれど、プライベートツアーは予算的に厳しい」「せっかくガイドさんが付いていても、英語や外国語が話せないのでやっぱり不安」というお声も。そんな方は日本語アテンドサービスをぜひご検討ください。

【これを読めば完璧!?】

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