早いもので、もう11月も半ばですね。
日本は、そろそろ紅葉の季節でしょうか。
日本と比べるとクロアチアは紅葉が少し早く、主に10月。
日本では全国各地に紅葉の名所がありますが、クロアチアで特に美しいのはプリトヴィッツェ湖群国立公園。
先月(10月)は5回プリトヴィッツェへ行ってきましたが、日に日に変わりゆく公園の様子に、仕事とは言え、何度訪れてもワクワク心が躍りました。
本当なら、10月中にみなさまに「現地最新情報」として即ブログ記事にしてお届けしたかったのですが、忙しくてなかなか時間が取れず、完成・公開が今日になってしまいました💦
タイムラグがあるレポートとなってしまいますが、来年以降の参考のためにも、今日は10月中頃、紅葉に包まれるプリトヴィッツェ園内の様子をたくさんの写真と共にお届けしますね。
10月2日&5日
10月2日と5日。紅葉が始まりかけたプリトヴィッツェの様子は過去ブログ(10月のクロアチア&スロベニア 服装・気候情報┃すっかり秋になりました)にてお伝えしていますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。
10月16日
先月3度目にプリトヴィッツェ公園を訪れたのは16日のこと。
その際は10月12日から19日まで約1週間ご案内した、クロアチア・スロベニア周遊バスツアーのガイドの仕事でプリトヴィッツェを訪れたのですが、前日(15日)は園内のホテルに前泊しました。
ちなみに、15日はお昼過ぎにスプリットを出発し、日暮れ前にプリトヴィッツェに到着したのですが、スプリット周辺の海のエリアではまだ夏の名残を感じられる気候と景色だったのに、プリトヴィッツェが近づくにつれ空気はひんやり。気候も秋らしくなり、周辺の景色もガラリと変わりました(↓)。
10月2日と比べると、ぐっと秋が深まった様子で、黄色や赤に染まる木々の様子がたくさん目に飛び込んできました!(↑)
車窓から見える美しい秋の景色を見て、ツアーのみなさんも思わず「キレイ~!」と歓声(*^^*)
15日はプリトヴィッツェ園内の公園で泊まるだけで、散策は翌16日の午前中だったのですが、紅葉の美しさにワクワク!
待ち切れずチェックイン後の休憩中に少しだけホテルの外を散策してしまったほどです(笑)(↑)
16日のプリトヴィッツェは、あいにくの雨予報・・・という心配なお天気でしたが、運が良いことに結局ほとんど雨は降りませんでした。
また、思っていたよりも冷え込まず、あたたかいセーターなどを着こんでいれば、秋物のジャケットや上着でじゅうぶんな気候でした。
あいにくの曇り空でしたが、それでも文句なしの美しさ!
遊覧船から見える景色も素晴らしかったです!(↑)
園内で働くスタッフさんが「みなさん、良い時期に来られましたね。ここ数日で一気に紅葉が盛りを迎えたんですよ!」と話していました。
10月22日
次に訪れたのは約1週間後の10月22日。
この日は写真がお好きな方のプライベートのご案内で、ふたりだけで訪れたのですが、まさに写真日和の一日でした!
真っ青な空に、色づく葉っぱたち。
風もほとんどなく、湖面がまるで鏡のように静かで美しい日でした。
また10月下旬のプリトヴィッツェらしからぬ暖さで、長袖だけでも十分な一日でした。
なかには夏の恰好で散策する人も・・・!(↓)
とはいえ、半袖姿の方は一部の欧米人で、アジア人観光客の多くは秋物の長袖姿でした。
一週間前と比べると、園内の観光客もずいぶん減ったように感じました。
プリトヴィッツェ園内で働く知人の話によると「紅葉の時期(10月)にプリトヴィッツェを訪れる観光客(特に団体さん)の大半はアジア人観光客、と言っても過言ではない」とのこと。
確かに、園内(特に上湖群)は1カ月前までの夏のシーズンと比べると観光客が激減しており、見かけた団体観光客のほとんどがアジア人観光客でした。
日本では紅葉の時期になると、全国各所の紅葉の名所は大混雑するものですが、不思議なことにクロアチアでは「紅葉をわざわざ見に行く」という習慣が一般的ではありません。(クロアチアだけではなく、欧米全体なのかな?)
なので、時折「紅葉の時期って、プリトヴィッツェ園内もきっと混み合うんでしょうね!」と日本人の方に聞かれますが、実際のところ園内(特に団体観光客が少ない上湖群)は空いています。
四季折々美しいプリトヴィッツェ。
「(プリトヴィッツェの)どの季節が一番好きですか?」とい聞かれますが、甲乙つけがたいものの、訪れる毎に表情が大きく異なる秋のプリトヴィッツェが私は特に好きです。
こんなに、こんなに美しい紅葉なのに、どうしてもっとたくさんのクロアチア人たちが見に来ないのか、いつも不思議で仕方がありません。
私はプリトヴィッツェへのご案内の際は、車でアクセスすることが多いのですが、紅葉の景色を見て「わぁ、きれい~!」と感動する旅人のみなさんや私を見て「そうだね~!」ドライバーさんたちもと顔をほころばせるのですが、日本人より紅葉に対する反応が薄いような印象を受けます(笑)(;^_^A
ずっと昔、誰の言葉だったのか・・・記憶があいまいなのですが、クロアチア人の友達だったか、どこかでちょっと話しただけの誰かだったか忘れてしまいましたが「”紅葉”ってクロアチア語でなんていうのかな?」と思って、「黄色や赤に色づく、秋の葉っぱの事って、クロアチア語でなんて言うの?」と聞くと、思わぬ回答が。
「う~ん・・・わかんないや。そもそも、クロアチア語にそんな単語あったかなぁ。英語だったら”dead leaves(死んだ葉っぱ)”?あっ、”dead leaves”だと地面に落ちてる葉っぱ(「枯れ葉」と言いたかったのでしょう(笑))になっちゃうから、そうじゃなくて”dying leaves(死にかけの葉っぱ)か」と真顔で言われて、大笑いしたことがあります。
「死にかけの葉っぱ」って・・・(笑)
紅葉を「死にかけの葉っぱ」だと言われて、笑う以外になんと返せばよいのかわかりませんでしたが、その時「あぁ、”彼”の目には紅葉は市にかけの葉っぱに見えるのか・・・」と、可笑しいと同時に捉え方の違いに強い衝撃を受けました。
「死にかけの葉っぱ」発言が誰なのかは覚えていませんが、男性だったことはハッキリ覚えています。ひょっとしたら自分の旦那だったのかも・・・(;´▽`A“
ちなみに「彼(旦那)なら言いかねない・・・」と思って、さっきこのブログを書きながら、しれっと同じ質問(「赤や黄色に染まった秋の葉っぱって、クロアチア語でなんていうの?」と尋ねると「えっ?何?リスチェ(lišće/葉っぱ)はリスチェ(葉っぱ)だよ」と答えていました(笑)
(※lišće(リスチェ)とはクロアチア語で葉(複数形)のこと。ちなみに、紅葉は英語ではautumn leaves、クロアチア語ではjesenje lišćeという言い方が一般的だそうです。どちらも日本語に直訳すると「秋の葉っぱ」という意味です。
秋に色づく葉っぱたちを「紅葉」と一言で表す日本語の単語は実に風流だなぁ・・・と思います)
かなり話が逸れてしまいましたが、10月22日はとくかく散策日和の最高の一日でした!
人も少なく、小鳥のさえずりもたくさん聞こえましたよ!
同じく、お昼ごはんのパンを狙いにきたカモ(↑)。
ひたすら、じ~とこちらを見つめる姿が可愛くて、パンをあげたい衝動に駆られそうでしたが、ルールはルール。
5分近く粘っていましたが、心を鬼にして、エサやりはもちろんしませんでしたよ!
お天気に恵まれた10月22日は、この秋、私がプリトヴィッツェを訪れた中で一番美しい一日でした。
10月29日
先月さいごにプリトヴィッツェを訪れたのは10月29日。
この日はあいにく小雨が降る一日でしたが、それでも雨ならではの景色を堪能できた一日でした。
10月29日のプリトヴィッツェの様子は別途ブログ記事(雨や霧のプリトヴィッツェで学んだ、幸せ&元気のヒミツ)にまとめています。よろしければ、こちらもご覧いただけるとうれしいです!
なお、また別のブログ記事(11月上旬のプリトヴィッツェ、紅葉の季節が終わりそうです)でもお届けしますが、11月になり、そろそろプリトヴィッツェの紅葉が終わりそうです。
以上、10月のプリトヴィッツェの様子でした!
(2019年11月11日公開 小坂井真美)
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【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】
ザグレブからプリトヴィッツェへの日帰り旅行には公認ガイド付きのプライベートツアーや専用車サービスがおすすめです。
プリトヴィッツェ観光は「バスでのアクセスが不安だ。自分たちでちゃんとザグレブまで戻って来れるかな・・・」「広い公園内で迷わないか。無駄なく効率よく散策したい」というようなお声もよく耳にしますが、専用車とプロガイドが付いたプライベートツアーなら、安心&ラクラク、そんな不安も一気に払拭してくれます!
ただし「興味はあるけれど、プライベートツアーは予算的に厳しい」「せっかくガイドさんが付いていても、英語や外国語が話せないのでやっぱり不安」というお声も。そんな方は日本語アテンドサービスをぜひご検討ください。
プリトヴィッツェの観光情報をチェックしよう
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