【知らないと後悔する】夏のプリトヴィツェ散策 ❘ 混雑を回避するためのおすすめルート
クロアチアを代表する人気観光地であるプリトヴィツェ湖群国立公園(以下「プリトヴィツェ」)。
1年で一番プリトヴィツェの入園者が多くなるのはプリトヴィツェが1年で一番美しく輝く夏。6月から8月にかけての時期です。特に7月から8月中頃にかけての時期は1日の来園者数が1万人以上(!!)にも上り、園内はたくさんの人で混雑します。
この時期は「チケットを購入するだけのために1時間近く並んだ」「遊覧船に乗るのに1時間以上並んだ」というような声もよく耳にします。
そこで今回は、夏のプリトヴィツェ観光を楽しみにされている方のために、少しでも混雑を回避して、楽しく散策できるおすすめのルートをお伝えします。
夏は「エントランス2」からのスタートがおすすめ!
通常、筆者がみなさまにおすすめしたいのはこちらのルートのように、エントランス1からスタートし、まずは下湖群を観光、その後上湖群へと進んでいくルートなですが、混雑する夏の時期はこの逆ルートがおすすめです。
つまり、エントランス2からスタートし、まずは上湖群を観光、その後下湖群へと進んで行くのです。
このような逆ルートをおすすめする理由は、多くの旅行者がエントランス1からスタートするため。時間のない団体ツアーの旅行者や旅人たちは、何かとハイライトが多い(エントランス1に近い)下湖群のみの観光をする場合が多いからです。そのため、上湖群と比べると、下湖群は常に混雑しがちな状況にあるのです。
おすすめルートを文だけでお伝えしても、なかなかイメージがわかないと思いますので、下に地図とあわせてお伝えしますね(きたない手書きでごめんなさい💦)
なお、おすすめルートは下記地図内にピンク色の線で記しています。所要時間は、下の地図にピンク色の線で記したルートを辿り、混雑に巻き込まれることなくスムーズに行けば4時間程度です。
では、早速ルートを細かくチェックしてみましょう!
★「エントランス2」からスタート
まずは「エントランス2」でチケットを購入しましょう。多くの旅行者がエントランス1から散策をスタートさせるので、夏の時期は「エントランス1」には長蛇の列が発生しがちです。場合によっては1時間以上並ぶことも・・・。
(もちろん日によって状況はまちまちですが、一般的には)「エントランス1」では1時間以上待ちの長蛇の列ができている日でも、「エントランス2」なら全く並ぶことなくチケットが買えた!なんてことも珍しくありません。
そのため、混雑している時期は「エントランス2」でチケットを購入して、散策をスタートさせましょう。
⓵P1からP2へボートで渡る
エントランス2をスタートしたら、まずは「P1」のボート乗り場へ向かいましょう。夏のハイシーズン中は「P1」から「P2」を結ぶボート(遊覧船)も(日によりますが)10~15分に1回程度の間隔で運行しています。
「P1」から「P2」まではボートでわずか5分程度。あっという間に到着します。「P2」でボートを降りた先は、いわゆる「上湖群」と呼ばれるエリアになります。
②上湖群を散策する
ここで「上湖群」のエリアで散策ルートとしてピンク色の線を引いたのは一部のみ。上湖群のハイライトを楽しみながら、一番短い時間で散策できるルート(ゆっくり歩いて約1時間程度)ですが、もし1日たっぷりと時間のある方、体力に自信のある方は、もう少し上の方まで足を延ばしてみると良いかもしれません。
途中分かれ道などがあり「このルートであっているのかな?」と不安に感じることもあるかもしれませんが、道中、各所に案内板が立っているので「P2」と書かれた矢印の方向へ進んでいけば大丈夫ですよ。
③P2からP3へボートで渡る
上湖群の散策が終わったら、「P2」から「P3」へボート(遊覧船に乗って渡りましょう)。混雑する夏の時期、「遊覧船を乗るのに1時間以上も並んだ」という事態になるのは大抵「P3」。
(これも、もちろん日によって状況はまちまちですが、一般的には)「P2」が1時間以上待ちの事態となることはほとんどなく、「P3」と比べるとずっと混雑も少なくスムーズに乗船することができます。
P2からP3まではボートで約20分程度。「P3」付近にはお手洗いやレストランスペースもあるので、ここでランチタイムを設けてひと休みするのがおすすめです。
④下湖群を散策する
ひと休みしたら、下湖群の散策をスタートさせましょう。
下湖群は「ミルカ・トルニナの滝」や公園一大きな滝「ヴェリキ・スラップ」など、ハイライトが多いエリア。下湖群は特に上(進んできた方向)から下(進行方向)へと流れる小さな滝が多いエリアなので、時折後ろを振り返って景色を楽しんでくださいね。
最後は「エントランス1」を目指してフィニッシュです!
ガイド付きツアーを利用する方法も
以上、なんとなくおすすめルートのイメージを把握していただけたでしょうか?
「やっぱり、自分たちだけじゃ、限らた時間で広い園内を迷わず散策できるか不安」「その日によって混雑の状況などが変わるプリトヴィツェ。やっぱり園内事情を知り尽くしたガイドさんがいると安心かな・・・」「チケット購入のために時間をロスするのは絶対に嫌だ」という方は、旅行会社が手配しているガイド付きのツアーへの参加がおすすめです。
旅行会社が手配している政府認定の公式ガイド付きのツアーであれば、チケットの購入に並ぶことなくスムーズに入園できます(ただし、ガイドさん付きのツアーであっても、遊覧船だけは事前予約などが一切できないため、ガイドさん付きであっても並ぶこともあります)。
「クロたび」では、ザグレブから英語ガイドさんと行く日帰りのプライベートツアーをおすすめしています。よろしければぜひご検討ください。
また「興味はあるけれど、プライベートツアーは予算的に厳しい」「せっかくガイドさんが付いていても、英語や外国語が話せないのでやっぱり不安。プリトヴィツェの散策ルートがわかっている日本人について来てほしい」というお声も。そんな方は日本語アテンドサービスをぜひご検討ください。
以上みなさまの楽しい夏のプリトヴィツェ散策のヒントになれば幸いです☆ (※所要時間、目的別のプリトヴィッツェの散策モデルルートはこちら)
(小坂井真美)
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