「小さなプリトヴィッツェ」と呼ばれる美しい村、ラストケ。
プリトヴィツェ国立湖群公園から北に約30km、スルンチツァ川(Slunjčica)とコラナ川(Korana)の合流点に位置しています。
家々の間を小川が縫うように流れるその風景は、まるでおとぎ話の世界から抜け出してきたかのよう。
どこか夢幻的な雰囲気が漂う村の中を歩いていると、民家のかげから妖精やホビットがひょっこり姿を現すんじゃないか・・・なんて気がしてしまいます。
ラストケ村の楽しみ方
のんびりとした時間が流れる自然豊かなラストケ村。いわゆる”観光スポット”はありませんが、小川が流れる音を聞きながらゆったりとしたひとときを満喫するのがラストケ村の楽しみ方。
時間も仕事も、なにもかも忘れてのんびりと過ごしましょう。
村には小さなカフェやレストランも何軒かあり、小川を眺めながらコーヒーを楽しむことができます。自然の音をBGMに読書を楽しむのもよし、旅行記を書き綴るのもよし、おしゃべりに花を咲かせるのもよし、ぼ~っとするのもよし…。
日頃のストレスも遥か遠くへ飛んでいくことでしょう。
アクティブに過ごしたい方は、釣りやカヤック、ボートを楽しむこともできます。夏は川で泳ぐ人の姿も(でも、水がかなり冷たいです!)。
プリトヴィッツェ観光の際にちょこっと立ち寄るだけでも楽しいですが、スケジュールに余裕のある方、「何もしない贅沢な時間」を楽しみたい方は村に1泊してのんびりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
⇒ 次のページでは、ラストケ村へのアクセスの仕方をお伝えします
ラストケ村への行き方
ラストケ村の最寄りのバス停はスルニ(Slunj)。特に停留所の目印もなく、初めて行く旅行者にはわかりにくいので、バスの運転手さんに「スルニに着いたら教えてください。ラストケ村に行きたいんです」と伝えておくと安心です(うっかり忘れてしまう運転手さんもいるので、忘れられないように「もうすぐスルニに着きますか?」と何度か声掛けをすると安心です)。
ザグレブ方面からアクセスする場合、ザグレブの中央バスターミナルからスルニまでは約2時間程度で到着します。(スルニ=プリトヴィッツェ間はバスや車で約30分です)
スルニ(Slunj)に差 し掛かる少し手前にバスが橋を渡すのですが、右手にラストケの村が見えてきます。スルニで降車した後は、バスが走ってきた道を3〜5分歩いて戻ると、橋の手前左手にラストケ村の入口が見えてきます。
ザグレブからプリトヴィッツェに向かう道中に位置するラストケ村。
おすすめはプリトヴィッツェに行く前に「小さなプリトヴィッツェ」と呼ばれるラストケ村に立ち寄ってプリトヴィッツェへの期待感をさらにワクワク高めるというもの。
もしくはプリトヴィッツェ観光が終わった後、ザグレブへ帰る道中にプリトヴィッツェ観光の余韻を楽しみながらゆっくりと村でお茶をするのもおすすめです。
ただし、ラストケ村(スルニ)からザグレブ行きの長距離バスは、スプリット方面からプリトヴィツェを経て観光客をたくさん乗せてやって来るため、満席で乗れない可能性があるので注意が必要です。
そのためバス旅行を利用される方は「まずザグレブから長距離バスでスルニへアクセス。ラストケ村を観光してからプリトヴィッツェへ移動」というルートがおすすめです(ラストケ村とプリトヴィッツェを結ぶローカルバスがスルニに発着しています)。プリトヴィッツェからはスプリット、ザグレブどちらの方面のバスも定期的に停まるのでその後の移動も何かと安心です。
ただし、ザグレブからバスで日帰りでプリトヴィッツェへ行く場合、ラストケ村へ立ち寄ってしまうとタイムロスになるので注意が必要です。特に日が短い季節にラストケ村へ往路で立ち寄るとタイムロスになる可能性がありますし、帰路で立ち寄ると真っ暗で村の様子がよく見えない・・・という事態に。
ラストケ村はなかなか魅力のある村ですが、ゆっくりとしたひとときを楽しむのがおすすめの場所でこれといった観光スポットはありません。そのため、日が短い季節には、わざわざスケジュールを詰めてまで立ち寄るのは避けた方が無難かもしれません。
それでもどうしてもラストケ村を見てみたいという方は、気軽に立ち寄れるレンタカーや専用車、ラストケ村にも立ち寄れるツアーを利用してアクセスするといいでしょう。
※ラストケ村にも立ち寄る『ザグレブ発プリトヴィッツェ日帰りツアー』はこちら
※ザグレブ=プリトヴィッツェまでの片道あるいは往復の専用車(車+ドライバー)をご希望の方は、info@crotabi.comまでお気軽にお問合せください
(小坂井真美)
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