クロアチアの港町リエカ(Rijeka)で日本人観光客が見落としがちなスポットといえば中央市場。
日本のガイドブックではあまり紹介されていませんが、リエカ市民に「おすすめの観光場所は?」と尋ねると必ず返ってくるおすすめスポットのひとつです。
リエカの市場はどこにある?
市場があるのはリエカの国立劇場および港のすぐ側。午前中の散策の際は、ぜひふらっと立ち寄ってみてください。
19世紀から続く市場を散策してみよう
港町であるリエカの市場には、新鮮な魚介類がいつもたくさん並んでいます。
はじめてこの場所で魚市場が開かれたのは1866年。1880年になると屋内市場の建設が開始されました。ですが、その後町の発展と共に次第に市場の衛生状態が好ましくないものに・・・。
そこで20世紀初頭になり「より安全で新鮮、衛生状態の良い食材を市民に届けるために」と、新たな屋内市場が建てられました。
現在屋内市場として多くの市民に親しまれている建物は1916年に完成したもの。約100年もの間、リエカ市民の食卓を支えてきました。
屋内市場では魚屋さんやお肉屋さん、そしてパン屋さんなどが軒を連ね、いつも多くの市民でにぎわっています。
なお、建築物に興味がある方は、建物の細部に施された装飾にもご注目を(↑)!
上の写真以外にもあちらこちらに様々な美しい装飾が施されていて、見つけるごとに思わず心弾むことでしょう♬
また屋内市場の近くには青空市場が広がっており、野菜やくだものを売る露店が所狭しと並んでいます。
町の人々の食文化を垣間見ることのできる市場は、歩いているだけでもたくさんの発見があることでしょう。
お土産になりそうなものもちらほらあるので、ぜひゆっくりと散策してみてくださいね!
【リエカ中央市場】
住所: Trninina ul. 3, 51000, Rijeka
営業時間:月~土:7:00~14:00、日:7:00~12:00頃まで
(※天候などにより早く閉まることもあります)