【クロアチア便り】2021年ザグレブ・クリスマスマーケットは開催される?コロナ渦中2度目のクリスマス
2020年のクリスマス。ザグレブ、ズリニェバッツ公園の様子 みなさん、こんにちは! 11月もそろそろ終盤。。。クロアチアは少しずつクリスマス・ムードに包まれはじめました。 ショッピングモールの売り場の一角もクリスマス・チョコレートでいっぱいです♪ 街中のお店のショーウィンドーはクリスマスのデコレーションで飾られ、スーパーなどお店にはクリスマス・グッズが並び、私たちが住むザグレブ市内はアドヴェント(クリスマスのイベント)の準備で大忙しの様子です。 少しわかりにくいですが、11月12日にザグレブ市内を歩いたらクリスマス・イルミネーションの設置が終わっていました(点灯は11月27日から) クロアチアで最もクリスマス・イベントに力を入れているザグレブ。 当サイトでもその様子を毎年お伝えしてきましたが、2016年、2018年、2019年と3年連続で『ヨーロッパ・ベスト・クリスマスマーケット』1位に輝いたお墨付きの「クリスマスの街」なのです。 2020年12月。ザグレブの聖マルコ教会 去年2020年は新型コロナの影響で、残念ながら実質中止となったザグレブのアドヴェント。 (街中のクリスマス・イルミネーションやデコレーションを見ることはできましたが、クリスマス・マーケットは全面禁止。コンサートなどイベントも行われませんでした。2020年のクリスマスの時期のザグレブの街中の様子はこちらのYouTube動画でご覧いただけます) 今年は夏頃から「この冬はクリスマスのイベント、マーケット、開催されるのかな・・・?」と気を揉む地元っ子たちの声もちらほら・・・。 最近、新型コロナ感染者の新規感染者数がまた急増しているクロアチアではありますが、現状、今年は去年とは打って変わり、ザグレブ・アドヴェント(クリスマスのイベント)は以下の日程で開催されることが決定しています。 【2021年ザグレブ・アドヴェント開催期間】 ■2021年11月27日~2022年1月7日 なお、アドヴェント・ザグレブ2021年のオープニングセレモニー予定は以下のとおり: ■2021年11月27日 17:00~ イェラチッチ総督広場マンドゥシェヴァッツ噴水にて点灯式 19:00~ズリニェバッツ公園公園にて点灯式 パンデミック以前(2019年以前)のザグレブ・アドヴェントと比べると、クリスマス・マーケット(※)の規模やコンサートの回数などは多少縮小されるようではありますが、それでも去年とは異なり今年は開催されるとのこと。 (※下の写真のように飲食物や雑貨などを売るアドヴェント・ハウス(露店屋台・クリスマス小屋のこと)) 2019年のザグレブ・アドヴェントでのクリスマスマーケット なお、今年のアドヴェント・ハウス(クリスマス・マーケット)はイェラチッチ総督広場(Trg... »記事
【クロアチア便り】楽しいフォトスポットがいっぱい!クリスマスのザグレブ
12月1日から本格的にクリスマスマーケット、イベントが始まったザグレブ。 平日、週末に関わらず、ザグレブ市内は毎日賑やかで楽しい雰囲気に包まれています。 昨日(4日)はそんな楽しい街の雰囲気を楽しもうと、友達と一緒にザグレブ市内を少し散策してきました。 3日、4日と続けて二日間、少し寒さが和らいだザグレブ。日中の気温は14℃近くまで上がり、青空が広がる良いお天気でした。 暖かい服やコートをしっかり着込んでいれば、じっとしていても寒さを感じることのない良いお天気だったため、カフェのテラス席やクリスマスマーケットの食べ物小屋の前の席は、たくさんの人で賑わっていました。 ところで、イェラチッチ総督広場やドラツ市場の一角では、12月の風物詩「Šiba(シバ)」が売られているのが目につきました。 Šiba(シバ)とは、上の写真のような金色に染められた木の枝(↑)。 クロアチアでは12月6日の「聖ニコラウス」の日が近づくと、このシバが街角売られます。 日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、聖ニコラウスとはサンタクロースのモデルにもなった人物。3世紀から4世紀頃に実際に存在した方で、弱いもの、貧しいものを助けた聖人で、子供の守護神とされています。 12月6日は聖ニコラウスの命日で、この日には聖ニコラウスにちなんだお祭りが行われます。 シバを買い求める大人たち 前日(12月5日)の夜になると、クロアチアの子供たちは自分のブーツをピカピカに磨き上げ「ねっ、ブーツもピカピカだよ!この1年間いい子にしていたよ!」と玄関の前に置き、聖ニコラウスがやってくるのを心待ちにするのです。 子供たちがこの1年間、いい子だったのか悪い子だったのか、聖ニコラウスにはすべてお見通し。いい子のブーツにはお菓子などのプレゼントが入れられますが、悪いこのブーツには何も入れられません。 悪い子はプレゼントをもらえないだけではなく、聖ニコラウスのお供の「クランプス」と呼ばれる全身毛むくじゃらの鬼のような生き物が、両親にお仕置き用のŠiba(シバ)と呼ばれる枝を渡します。そのシバが、街角で売られている金色の枝なのです。 街角で売られているシバ クランプスとは日本のナマハゲのような伝説の生き物で、とっても怖い風貌。子供ならきっと泣き叫ぶくらい迫力満点です! でも、やっぱり子供にあま~いクロアチアの親たち。どんなワルガキでもシバでペチペチお仕置きするだけで「プレゼントはなし!」なんてことはまずありません(笑) そんなわけで、毎年12月6日が近づくと、あちらこちらで目にするシバ。でも、今年は少し異変が起きていました・・・!! 下の写真をよ~く見てください。何かに気が付きませんか??(↓↓) シバに黄色い物体がくっついているのですが、よく見ると・・・あれ?ピカチュウ・・・!? ちょっとわかりにくいですが、真ん中の段ボール箱に入っているシバのほとんどにはピカチュウがくっついていました。 「写真、撮らせてもらっていいですか?」と声をかけたおばちゃんに、ついでに「この黄色いのは・・・?」と尋ねてみると「あぁ~。なんか、子供が好きなキャラクターなのよ」とおばちゃん。なんだか手作り感漂う、ちょっぴり素朴で可愛いピカチュウですが、ほぼ確実に無許可でしょう(笑) 悪い子をお仕置きするはずのシバに可愛いピカチュウなんてつけてしまったら、子供は喜んでシバを振り回して遊びそうですね(;´▽`A“ ツッコミどころ満載のシバを見つけてしまったせいで、話が随分逸れてしまいましたが、とにかくクリスマスムード一色のザグレブ。 ぶらぶらと散歩するだけでも、とっても楽しいです♬ ホットワイン屋さん(↑)の前を通りかかると、シナモンの香りが印象的な独特のいい香りが漂ってきます。 どこを歩いても楽しいザグレブのクリスマスマーケットですが、今年は特に丘の上の旧市街(ゴルニグラード)に位置するロトルシュチャック塔周辺のエリアが素敵です♥ 下の写真は聖カタリーナ教会の裏手にあるスポット(↓) 普段はガランとして何もない「隠れ絶景ポイント」的なエリアなのですが、今年のクリスマスの時期はソーセージやホットワイン、ハンバーガー、ケーキなどを売る小屋がいくつか出店しており、平日のお昼にも関わらず、たくさんのザグレブっ子や観光客で賑わっていました。 このブログ記事の冒頭にも載せた写真は、このエリア(聖カタリーナ教会の裏手)で撮ったもの。 クリスマスツリーの形をした「フォトスポット」の中に入って、観光客が楽しそうに記念撮影をしていました。 こんな可愛らしい写真スポットも見つけましたよ(↑)♬ ビール瓶で作られたクリスマスツリー(↑) ここには載せきれないくらい、たくさんの写真スポットが点在していました(↑) あまりにもたくさんのスポットが点在しているため、ここには詳しく載せませんが、クリスマスマーケットの開催場所は観光エリア周辺にまとまっている上、こぢんまりとして街歩きがしやすいザグレブ。 クリスマスマーケットを楽しみながらぶらぶらと歩くだけで、たくさんの素敵スポットを発見できることでしょう! ところで、これまで当サイトで詳しく紹介したことはありませんが、ザグレブには「グリッチのトンネル(Tunel... »記事
お土産探しにも!クロアチア・ザグレブのクリスマスマーケット【開催場所や注意点】
聖マルコ教会 みなさん、こんにちは!クロアチア在住ガイドのまみです。 毎年11月末頃から1月上旬まで開催されるザグレブのクリスマスマーケット。 冬場寒さが厳しいザグレブは、氷点下まで気温が下がることもよくありますが、クリスマスが近づくに連れ、街は幸せであたたかい雰囲気に包まれます。 ⇒ ザグレブのクリスマスマーケット・イベント情報の2023年最新版はこちら 開催場所 4か所ともそれぞれとても近く、徒歩圏内です ザグレブのクリスマスマーケットは、主にイェラチッチ広場周辺、ズリニェバッツ公園、そしてウスピニャチャ(ケーブルカー乗り場)の周辺で開催されます。 (※各年のザグレブ・クリスマスマーケットに関する最新の情報はADVENT... »記事