Tag archive for ‘コロナウイルス’
木曜日, 3月 12th, 2020
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【注意喚起】国境、クロアチア入国時に2000ユーロ請求された日本人の体験談

  先日から当ブログで何度かお伝えしていますが、2020年3月9日からクロアチアでは「日本を含む一部の国・地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は14日間自主隔離の義務を負う」という措置がとられています。 【関連記事】   ⇒ 【要注意】日本からクロアチアへの渡航者は14日間自主隔離!旅行計画は慎重に   ⇒ 【続報】新型コロナ┃3月、4月にクロアチア旅行を計画されている方は延期のご検討を   当局の措置による混乱の中、ある日本人男性がクロアチア=ハンガリーの国境でトラブルに遭われました。   当サイトをご覧くださっていたその男性が、有難いことに詳細をメールでお知らせくださったので、今後みなさんが同じようなケースに遭って混乱されないためにもシェアさせていただきます。   日本人男性から届いたメール   まず、日本人男性がお寄せくださった2通のメッセージをそのまま紹介させていただきます(ご本人の許可をいただいております)。   (※このメールは2020年3月11日の夜に頂戴しました)   お世話になっております。コロナウイルスの渡航制限について、自分の体験した現状の国境での入国管理について、ご報告させていただきます。小坂井様の業務の一助になれば幸いです。   本日、フリックスバスでブダペストからザグレブへの移動途中、国境のパスポートコントロールでは、日本から直接では無いけれども、14日以内(私の場合は2日前)に渡航歴があるということで、引き返すか、€2000を支払ってそのまま旅行を続けるかの選択が求められました。   私の場合、€2000が払えなかったので戻ることにすると、Letenyeという国境付近の街でバスを降りることとなりました。幸い同乗のクロアチア人の方がいろいろ助けてくれて、降りるまでに宿を決め、その宿の前まで送るよう運転手に交渉してくれました。このような状況になってしまったので、私は明日か明後日に、飛行機が取れ次第ブダペストから帰国することにしました。   タイミングも悪かったとはいえ、状況判断が甘かったと反省していますが、懲りずに今度こそクロアチアに行きたいと思います。その際はぜひガイドの方、お願いできればと思いますので、よろしくお願いします。     国境のパスポートコントロールで2000ユーロ(!!)を要求されたとのこと。   もう少しだけ詳しく状況を把握するために「お金を要求してきたのはクロアチア側(クロアチア入国時、クロアチアの入国審査官)でしょうか?また2000ユーロはどういう名目での料金だと説明してきましたか?」とお伺いしたところ、次のようなお返事をいただきました。   (※このメールは2020年3月12日の朝に頂戴しました。なお、一部青字で注釈を加えて編集しています)   「パスポートコントロール」と言われてバスから降りたので、入国時のクロアチア側の担当者だと思っていましたが、通常の状況を知らないので正確には断定しかねます。(場所は、Letenye... »記事

木曜日, 3月 12th, 2020
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クロアチア=イタリア間のフェリー運航中止に。スロベニア=イタリア間の国境も一部封鎖

ヤドロリニヤのフェリー   新型コロナウイルスの感染拡大が急速に進むイタリア。   イタリアに非常に近いクロアチアにとっても「対岸の火事」ではありません。   「【要注意】日本からクロアチアへの渡航者は14日間自主隔離!旅行計画は慎重に」でお伝えしたように、クロアチア当局は日本を含む一部の国や地域からの渡航者に隔離を義務付けるなどの措置を行っていますが、イタリアからの渡航者の健康状態には特に厳しく目を光らせています。   すでに2020年3月9日から現在に至るまで「イタリア全域からクロアチアへ入国するすべての外国人は14日間隔離施設において隔離する(※)」という措置が取られていましたが、3月11日の朝にはクロアチアの大手フェリー会社ヤドロリニヤ(Jadrolinija)がイタリア=クロアチア間の船の運行を停止すると発表しました(いつまで停止されるか、現段階で期限は発表されていません)。   (※現段階では、日本からの渡航者に関しては「隔離施設での隔離」ではなく、自宅などでの「自主隔離」が義務図けられています)   実際、3月11日の朝にイタリアのアンコーナからスプリットに到着したフェリーに乗船していた93名の乗客のうち下船を希望するものは、外国人は隔離施設にて隔離、クロアチア人は自宅などで自主隔離を義務付けられたとのこと。   今このような状態でイタリア、クロアチアを旅されている日本人旅行者は少ないと思いますが、近々ヤドロリニヤのフェリーでイタリア=クロアチア間を移動する予定をされていた方はご注意ください。     なお、クロアチアの隣国であるスロベニアは、陸路でイタリアと国境を接しているため(しかも感染拡大が深刻な北イタリアに非常に近い)、クロアチア以上に国境での検疫に力を入れている模様。   3月11日より、スロベニアはイタリアとの国境を6か所のポイント(Ratece、Robic、Vrtojba、Skofije、... »記事

水曜日, 3月 11th, 2020
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【続報】新型コロナ┃3月、4月にクロアチア旅行を計画されている方は延期のご検討を

  人々の健康面だけではなく、経済面でも日に日に世界中に大きな影を落としている新型コロナウイルス。   一昨日(3月9日)に「【要注意】日本からクロアチアへの渡航者は14日間自主隔離!旅行計画は慎重に」でお伝えしましたが、クロアチアでは3月9日に「日本を含む一部の国・地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は14日間自主隔離の義務を負う」と発表されました。   今日(3月11日)現在、その後発表に変更はありません。   以下、3月11日に在クロアチア日本大使館から配信されたメールを一部抜粋します(※一部、フォントを太字加工しています):   ●クロアチアでは,3月11日午後5時までに,16名から新型コロナウイルス感染が確認されています。   ●現在,クロアチアでは,特定の国・地域に滞在していた渡航者に対し,隔離施設での隔離措置や自主隔離を義務づける措置をとっています。日本等からクロアチアに入国する全てのクロアチア人及び外国人は,自主隔離の対象となっています。   クロアチアでは,3月11日午後5時時点,16名から新型コロナウイルスの感染が確認されています。クロアチア保健衛生局によりますと,地域別の内訳は,ザグレブ市:5名,リエカ市:5名,ヴァラジュディン市:4名,プーラ市:2名となっています。   3月11日時点,クロアチア政府による特定の国・地域からの渡航者に対する措置は,次のとおりです。 1 次の国・地域からクロアチアへ入国する全ての外国人は,14日間,隔離施設において隔離する。 (1)中国:湖北省,武漢市を含む (2)イタリア (3)ドイツ:ノルトライン・ヴェストファーレン州ハインスベルク郡 (4)韓国:大邱,チョンド郡 (5)イラン   2 次の国・地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は,14日間,自主隔離の義務を負う。 (1)中国:上記1以外の地域 (2)韓国:上記1以外の地域 (3)香港 (4)日本 (5)シンガポール   2の自主隔離について,11日時点,自主隔離の対象は,日本等からクロアチアに入国する全てのクロアチア人及び外国人とされており,長期滞在者と短期滞在者は区別されていません。これに従いますと,旅行や商用でクロアチアを訪れる短期滞在者も自主隔離の対象になります。     以上のように引き続き、日本を含む一部の国・地域からクロアチアに入国する全ての人は、自主隔離の対象となっています。   現時点では、長期滞在者(たとえばクロアチア在住者)短期滞在者(たとえば、みなさんのようにクロアチアへの旅行を楽しみにされていた観光客)の区別はされていません。   つまり、日本からクロアチアに旅行できて入国できたとしても「14日間は自主隔離の義務を負う」ためクロアチア国内を自由に旅をして楽しめるような状態ではないのです。   先月末あたりから、直近のクロアチアおよびヨーロッパ旅行を見合わせる方も増えてきていましたが、3月9日に上記の発表があってから、3月~4月中旬の旅行はキャンセル・延期の方向に動いている方がほとんどです。   日本の大手旅行会社のツアーは少なくとも4月中旬まではほぼほぼキャンセル。旅行会社で働いている知人は本当に大変そうです💦   旅行は中止にするべき?   当サイト(クロたび)をご覧くださる方には旅行会社を通さず、個人での旅行を計画・手配されている方もいらっしゃり、ほとんどの方は旅行の中止・延期をすでに決めていらっしゃいますが、なかには「航空券もホテルも全部手配してしまっているので、キャンセルしようかまだ少し迷っています。どうしたらいいと思いますか?」という方も。   3月9日時点では、短期滞在者、つまり日本からの観光客に対してはどのような措置が取られるのか、旅行者はどうすればよいのかという点について詳しくわかっていなかったため、先日のブログでは「”今すぐキャンセルにするべき”とは断言できませんが、直近にクロアチア旅行をご予定されている方は残念ですが「キャンセルをやむを得ない可能性もある」ということを念頭に情報収集に努められる方が良いかもしれません」とお伝えしましたが、2日経っても状況が変わっていない現状を考慮すると、少なくとも直近、特に3月中のご旅行は厳しいのではないか・・・というのが、私の正直な意見です。   私は日頃ガイド業で生計を立てているため、今回の新型コロナ騒動のせいで仕事が激減してしまい本当にトホホ・・・な状態。日本でも外国人観光客が激減して経営難を強いられているホテルなどがあるとニュースで目にしましたが、クロアチアも同様。多くのホテルやレストラン、ガイド、ドライバー、旅行会社が苦戦しています(観光業以外の分野への経済的影響も計り知れません)。   ですので、本音を言うと「クロアチア旅行を中止される方が減ると困る」です。ですが、やはりみなさんのことを考えると、現段階のような状態では(少なくとも3月中の)クロアチア旅行は中止・延期の方向で検討される方がベターだと思います。   いつ「14日間の自主隔離の義務」が解除されるのかわからない現状ではなんとも言えませんが、4月のご旅行も慎重に考えられた方が良いかもしれません。   「新型コロナは致死率が低いし、世間は過剰反応しすぎだ」など、いろいろな意見がありますが、少なくともクロアチアを含む各国が人の移動を制限している現状で旅行を決行するのは、みなさんの身の安全を考えると良い選択だとは私は思えません。   せっかくクロアチアへお越しくださるなら、要らぬ不安が一切ない状態で思いっきり楽しんでほしい・・・と願っています。   ただし、これはあくまでも私自身の意見です。みなさんの大切なご旅行ですので、たびレジに登録され情報収集などをされた上で、どうかご自身で、ご自身にとってベストな選択、ご判断をなさってくださいね。   ヨーロッパでのアジア人差別について   また、幸いにも私自身はまだ経験はないのですが、ここ数日、コロナウイルスを理由に差別されたというヨーロッパ各地のアジア人の声もちらほら耳にしています。   (クロアチアでの差別については数日前のブログ(新型コロナ、クロアチア現地の様子は?アジア人は差別される?差別されたらどう対処すればいい?)をご覧ください)   早くコロナウイルスが終息してくれることを願っていますが、落ち着きを取り戻しても、おそらく、しばらくの間は一部の人間の間ではアジア人に対する差別意識は消えないでしょう。   今後クロアチア、ヨーロッパを旅される際に「アジア人だから」と差別してくるような人に運悪く出くわしたら、感情的にならず冷静に対応してくださいね。   「人種差別はよくない。差別を受けて黙っているのはダメだ。言い返すべきだ」という意見にも思わず首を縦に振りたくなりますが、でも私はよっぽどのことがない限り、街角ででくわす人種差別者は相手にしないと決めています。   私は街角でアジア人であることを理由に冷やかしてくるようなおバカに出くわしたら、ほとんどの場合はくだらない人の相手をするのは面倒くさいし時間、エネルギーの無駄なので完全無視します。   しっかり聞こえていても完全に聞こえていないふり。相手の方を一切見ません。まるで相手が存在していないかのように、表情も変えず、一切反応しません。相手が歩いて、自分が座っているならやり過ごす。相手が座っていて、自分が歩いているなら、さっさとその場を立ち去って完全無視に徹します。   もし、近くまでわざわざ近づいて来たり、しつこいようなら「何か御用ですか?」と感情的にならずに返事をします。怒りの感情ををあらわにすると相手の思うツボです。   「アジア人だからとバカにされた」と悲しくなったり、腹が立つ気持ちはよくわかります。でも、そんな人に出くわしても喧嘩腰で言い返すのはNG。感情的にならず、どうか冷静に。おバカが炸裂、逆上して暴力を振るいかねないですからね。   ここ数日、実際に(クロアチアではなく、他のヨーロッパの国ですが)アジア人差別で絡んでくる人に喧嘩腰で言い返してトラブルに巻き込まれたという話も耳にしています。   この間のブログで「冷やかし(差別)を受けても完全無視する」と書きましたが、正直なことを言うと、(ダメだなあ・・・と思いつつも)私は怒りっぽくて頭に血が上りやすく、「理不尽なことを言われたら言い返したい」性格です。「差別はよくない。黙っていてはだめだ」という意見もよくわかります。   でも、街でたまたますれ違っただけの頭が空っぽの暇人間にわざわざ反論したところで、相手はきっと何も変わりませんし、「こんなアホどもに時間と感情のエネルギーを消費するのは無駄だ」と思うようになってから、このような人間には一切関わらないことにしました。   (昔は耐性がなかったので、そのような場面に出くわすと傷ついていましたが)今ではそのような人間に出くわしても全く心は傷つきませんし、滑稽な姿に「バカなやつ」と笑いが込み上げてくるくらい。基本的には完全無視に徹しています。     もし今後、みなさんが旅行中に街角でおバカに出くわしたら華麗にスルーして、楽しいこと、美しい景色だけに心を再び集中させるように努めてみてください。貴重な旅の時間、あなたの人生のわずか数秒でも、そんなつまらない人間のせいで台無しにするなんて、もったいないですよ!   ただし、それがもし(街角ですれ違っただけのおバカではなく)ホテルやレストラン、お店等のスタッフなどであれば話は全く別です。人間として失格というのは言うまでもありませんが、サービスのプロ、仕事をする人間として失格ですからね。さすがの面倒くさがりの私も、そんな時まで「不快な思いをしているのに、黙って我慢するべき」だとは思いません。そんな時は毅然とした態度(感情的にならず、あくまでも冷静に)で抗議すると良いと思います。   また、今後新型コロナ騒動が終息したとしても、人種差別をする人間は残念ながらこの世からいなくなりません。今回の新型コロナの影響に限らず、今後海外で運悪く、こんな人に出くわしたら上のように対応してみてくださいね。   私なりの考えなので役に立たないかもしれませんが、今後、万が一嫌な思いをされた際にちょっとでもみなさんの助け、気持ちの切り替えのきっかけになることができればうれしいです。   在クロアチア日本大使館は連日、クロアチア国内におけるコロナウイルス関連情報を事細かにメールで配信してくださっています。その情報を受け取るためにも、みなさんもぜひ「たびレジ」に登録してくださいね。   また何かわかったら、当サイトでもこちらのまとめページ(「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」)に随時情報をUPしていきますね。   (2020年3月11日 小坂井真美)   (クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです)   【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします!   【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】   ⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ   「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。   また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのカフェやレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方などなど・・・当サイトには載せきれていない情報もたくさん盛り込んでいます。   よろしければお手に取っていただけると嬉しいです。     ⇒ 「旅するクロアチア語」... »記事

火曜日, 3月 10th, 2020
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【要注意】日本からクロアチアへの渡航者は14日間自主隔離!旅行計画は慎重に

IADE-MichokoによるPixabayからの画像   近々クロアチアへお越しのご予定の方はご注意ください!   先月末、「【重要】クロアチア入国時、日本からの渡航者に対する措置について(新型コロナ最新情報)」でお伝えしたとおり、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2月27日から日本を含む一部の国・地域からの渡航者に対して臨時的な特別措置(入国後の健康状態の報告義務など)を行っていたクロアチアですが、本日(3月9日)から「日本を含む一部の地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は14日間自主隔離の義務を負う」と発表しました。   (なお、3月9日現在、クロアチア国内における新型コロナウイルス感染者の数は12名と発表されています)   詳しくは在クロアチア日本大使館から在留邦人やたびレジ登録者に向けて配信されているメールが大変わかりやすいので、以下みなさんにシェアいたします。   (以下、2020年3月9日 在クロアチア日本大使館より配信されたメールより抜粋 (※一部フォントを太字、色を付けて加工しています))   ● 3月9日(月),クロアチア市民保護本部は,特定の国・地域からの渡航者に対し,14日間,隔離施設での隔離措置を取ると発表しました。   ● また,日本等から入国する渡航者は,14日間の自主隔離の対象とされています。これまで,短期滞在者は,症状がなければ移動の制限は受けず,健康状態の報告を行うこととされていましたが,本日の発表では,短期滞在者への対応は明らかにされていないことから,判明次第,領事メールや当館ホームページにてお知らせします。      3月9日(月),クロアチア市民保護本部は,感染症の発生を抑止し,コロナウイルス(SARS-Cov2)の拡散に対する監視を強化すべく,次の措置を発表しました。(関連リンク:https://civilna-zastita.gov.hr/vijesti/vijesti/priopcenje-za-medije-stozera-civilne-zastite-republike-hrvatske-od-9-ozujka-2020/2237)     1 次の国・地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は,14日間,隔離施設において隔離する。 (1)中国:湖北省,武漢市を含む (2)イタリア:ロンバルディア州,モデナ県,パルマ県,ピアチェンツァ県,レッジョ・エミリア県,リミニ県,ペーザロ=ウルビーノ県,アレッサンドリア県,アスティ県,ノヴァーラ県,ヴェルヴァーノ・クシオ・オッソーラ県,ヴェルチェッリ県,パドヴァ県,トレヴィーゾ県,ベネチア県及びボルツァーノ県 (3)ドイツ:ノルトライン・ヴェストファーレン州ハインスベルク郡 (4)韓国:大邱,チョンド郡 (5)イラン   2 次の国・地域からクロアチアへ入国する全てのクロアチア人及び外国人は,14日間,自主隔離の義務を負う。 (1)中国:上記1以外の地域 (2)韓国:上記1以外の地域 (3)イタリア:ヴェネト州,ピエモンテ州,エミリア=ロマーニャ州,南チロル自治州,マルケ州 (4)香港 (5)日本 (6)シンガポール   3 全ての国民に対し,新型コロナウイルスの感染がみられる全ての国・地域への不要不急の渡航の延期を検討するよう勧告する。    日本からの渡航者が対象となっている自主隔離措置について,これまで,当国内に住所を有する在留邦人の方等は,自宅での自主隔離を求められていましたが,短期滞在の方については,呼吸器疾患や発熱等の症状がない限り,移動の制限はなく,滞在先から管轄の疫学者に電話で健康状態を報告することが求められていました。    他方,本日の市民保護本部の発表では,短期滞在者に対するクロアチア側の対応は明らかにされていないことから,判明次第,領事メールや当館ホームページにてお知らせします。   【参考情報】 1 新型コロナウイルス感染症に備えて... »記事

土曜日, 3月 7th, 2020
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新型コロナ、クロアチア現地の様子は?アジア人は差別される?差別されたらどう対処すればいい?

ザグレブの中心地、イェラチッチ総督広場   先日から当サイトでも何度もお伝えしている新型コロナ関連情報。   最近は「世界中がこんな状況だし、海外旅行は控えるか…」と特に直近の3月の予定をキャンセルしはじめる人も増えてきましたが、やはり「せっかく計画したの旅だし、やっぱり行きたい。でも、アジア人だからと差別されないか心配」と悩んでいる方もまだ多いみたいです。   そこで今回は、私が住んでいるクロアチアの首都ザグレブの街中(観光地エリア)の様子や現地の人の反応などをお届けします。   クロアチア国内の感染者数 ザグレブ市内のズリニェ公園   現時点(2020年3月7日朝)でのクロアチア国内における新型コロナウイルスの感染者数は12名。   うち3名がザグレブ、5名がリエカ、そして4名がヴァラジュディンという町で確認されています。   普段と変わりないザグレブ ザグレブの中心地、イェラチッチ総督広場。いつもより人が少ないような気はしますが・・・   結論から申し上げると、クロアチア現地に住んでいる者としては、特に普段と変わった点は感じられません。   私は先月2月25日まで一時帰国のため約2カ月間日本(主に和歌山と大阪)に滞在していたので、新型コロナ騒動が起き始めてからの日本国内の“一般的な人々の暮らしの様子、新型コロナに対する反応、人々の温度感”を体験してきましたが「現時点のクロアチアは、2月上旬から中旬頃までの日本のような感じ」だと思っています。   「新型コロナ関連のニュースを毎日目にするし、感染者が増えて来て心配。中国からの観光客も減ってきているけれど、ゼロになったわけではない。中国から来たと思われる方や咳混んでいるような人を町で見かけると、一部の日本人が過敏な反応をする稀なケースもあるが、そんな特異なことがあればニュースになる。   大多数の日本人は『コロナ、心配だな・・・気をつけなきゃ』と不安に思いながらも、中国人観光客を町で見かけても何か言ったり、攻撃するような人はいない。ほとんどの日本人は普段とさほど変わりのない生活を送っている」   まさにこんな感じです。   テレビやネットのニュースから見えてくるのは、ほんの一部分。ましてやそれが行ったことのない国、遠い海外のこととなると、実際の現地の様子がかなりぼやけてきて「なんだかものすごく大変なことになっているんじゃないか」と思いがちですが、実際はここクロアチアでも、多くの人がいつもと同じ生活を送っています。   イギリスやイタリアの一部の地域では買い占めが起きたりしているようですが、現段階ではクロアチアではそのような兆候は見られません。   市バスに乗ってみたけれど… バス車内   普段私はザグレブ市内を自転車で移動するのですが、昨日は家を出る時に雨が降っていたので市バスに乗って市内へ向かうことにしました。   普段めったに利用しないうえ、先月末ザグレブへ戻って来てから市バスに乗るのは初めて。   私自身は普段クロアチアで暮らしていて嫌な思いをすることがあまりないため「大丈夫だろう」とは思いつつ、やはりコロナウイルスの影響で「(アジア人だからと)ひょっとしたら、避けられちゃったりするかも~。そうなったら、ちょっとショックだろうな~。でも、そうなったとしても、仕方ないけど」と、本音を言えばちょっぴりドキドキしながらバス停に向かいました。   (ちなみにバス停までに向かう道中の約20分間、たくさんのクロアチア人とすれ違いましたが、いつもと変わりありませんでした。じろじろ見られるわけでも、何か言われるわけでもなく、いたって普通。目があった時「ドーバル・ダン!(こんにちは)」とニコッと挨拶してくれる知らないおじさんもいたほどです。日頃から、こんな人がクロアチアにはたくさんいます)   観光客はまずこないような住宅エリアを走る市バスだったので「現地人の実際の反応を見るのに良い機会かも」と思い乗り込んだバス。   車内には「新型コロナウイルス感染拡大防止のために、手をしっかり洗いましょう。握手は避けましょう」などと書かれたポスターが貼られていましたが、特に変わった様子はありませんでした。   車内で避けられることも、凝視されることもなく、いつもどおり。市内にバスが到着して街中を歩いていた時、何度かヤンチャそうな若者の集団の近くを通り過ぎた時、内心「冷やかしで、何か言われるかな~」なんてちょっぴり覚悟していたのですが、目が合っても特に何も言われることはありませんでした。     ザグレブ市内では観光地エリアも歩いてみましたが、人種を問わず観光客らしき人はほとんどいませんでした。3月のクロアチアはまだ観光オフシーズンとはいえ、観光客の数が少なすぎます。   前回のブログでもお伝えしたとおり、観光業で生計を立てているクロアチア人たちは「もうすぐ観光シーズンだっていうのに・・・コロナウイルスのせいで今シーズンは大打撃さ!くそっ!コロナのやつめっ(泣)!!」と嘆き始めています。(私もクロアチアでガイドなどをして生計を立てているため、他人事ではありません。しばらくキャンセル続きでガイドの仕事がないので「こんなことなら日本でもっとゆっくりして来ればよかったな~」と残念に思いつつも、今できることをしようと考えています。)   また、この日私が見た限りでは、街を歩くクロアチア人でマスクをしている人はやはりいませんでした。(関連記事:クロアチア人はマスクをしない?!コロナウイルスへの反応は? )   ひとりだけ観光客と思われるアジア人女性が青いマスクを着けて歩いていましたが、とっても目立っていました💦   ですので、「(マスクを着けることによって)好奇の目で見られても、怪訝な顔をされても、何を言われても、目立っても気にならない。そんなことより、マスクを着けることが自分にとっては大事だ」と思える方以外(今後クロアチア国内で感染が拡大すると状況が変わる可能性もありますが)やはり現状では、クロアチアでは外出時にマスクを着けない方が無難だと思います。   美しい花も咲きはじめていました♬   いずれにせよ、ここ数日の過去ブログで書いたことも、今日ここで書いたことも、すべて私の個人的な体験。今日までの間、運がいいだけなのか、私自身はまだ新型コロナのせいでクロアチア(お隣のスロベニアでも)でからかわれたり、嫌な思いをしたことは一度もありません。(先日スロベニアへ行った時の様子はこちら)   また先日までクロアチアを旅されていた日本人旅行者の方からも「天気はコロコロ変わって不安定ですが、青空も垣間見えてドブロブニクの絶景を楽しんでいます!オフシーズンで人も少なく最高!地元の人も親切です」というような声しか、私の耳に入ってきませんでした。   でも、残念ながら、なかにはつまらない思いをされた日本人の方もいるそうです。   日本人が差別された?! ザグレブの中央鉄道駅付近   「コロナウイルスのせいで、嫌な思いをした日本人がいる」と昨日教えてくれたのは、クロアチア人の友達。   クロアチアに住んでいる日本人の友達がおり、その日本人友達から「街でクロアチア人から『コロナは来るな!』などと言われた、嫌な思いをした」というような話を聞いたそうです。ただ暴力を振るわれたり、それ以上何か酷いことをされたわけではなかったとのこと。本当によかったです。   このことを周りのクロアチア人の友達にも話しましたが「そんなアホなやつがいるんだね。本当に残念」とため息をついていました。   さらに私が続けて「世界ではアジア人がコロナウイルスを理由に暴力を振るわれた事例があるって聞いたから、私の元に『クロアチア旅行は安全ですか?』とメールを送ってこられる日本人は、きっとそのあたりが一番心配なんだと思う。クロアチアの街を歩いていたら、アジア人だからっていきなり殴られないかって・・・」 と話したら、次のように答えていました。   「う~ん・・・いろんな人がいるから『100%いない。大丈夫』とは言えないけど、そのへんはあまり心配しなくても良いと思う。でも、頭がおかしい暴力的な奴はどんな国にだっている。クロアチアにも、日本にも。残念だけど・・・」   (ないと信じたいですが、念のために・・・そんな残念なことが起きないことを願いますが、万が一暴力を振るわれそうになったら、応戦せずに全力で走って逃げて、周りに助けを求めてくださいね)   ザグレブ市内のズリニェバッツ公園。花壇にもきれいな花が咲いていました   まさに私も同感です。(ここ数日繰り返し同じことをお伝えしていますが)、私がここでみなさんにお伝えできるのは、あくまでも自分が知り得る周囲の状況や、自身の肌感覚。どの国にもいろんな人がいますし、(今回の新型コロナウイルスの影響がなくても)運が悪ければ人種差別的、排他的な思想を持つアグレッシブな人物の標的になり、嫌な思いをされることもあるかもしれません。   世界各国で「コロナウイルスを理由にアジア人、日本人が差別を受けた」というニュースを何度か目にしましたが、コロナウイルスを理由に差別をするような人は日頃から人種差別的な傾向を持っている人で、たまたま今回コロナウイルスをきっかけに表面化しただけなのではないかと私は思います。たまたまきっかけがコロナウイルスであっただけで、きっとそのような人は他の理由でもアジア人を差別、攻撃してくるような人たちなのでしょう。   差別されたらどうすればいい? クロアチアの首都ザグレブの街並み   先月こちらのブログ記事にも書きましたが、(今回の新型コロナウイルス騒動の影響は関係なく)正直ことを言えば、私も今日まで7年間クロアチアで住んでいる間、何度か「冷やかし、からかい」程度の”差別”は経験したことがあります。でも、本当に稀です。   幸いこのような経験はほとんどない上、嫌なことはすぐに忘れてしまう性格なので、ざっくりとしか覚えていませんが、振り返ってみると具体的には以下のような経験をしました。   道を歩いていると、高校生くらいの若者グループのひとりが「おい、中国人!(※1)」または「チン・チャン・チョン(※2)」とおもしろおかしい様子で遠くの方から声をかけてくる・・・。   こんな風にからんでくるのは大抵ティーンエイジャー、しかも集団。友達の前でいきがってるだけの子供です。経験した冷やかしの95%はこんな感じです。   ((※1)こういう場合は「中国人」と国籍を言いたいのではなく、アジア人全体を小バカにしたニュアンスで発言者本人たちは使っています。 (※2)「チン、チャン、チョン」とはアジア人、アジアの言葉をバカにした表現。主に欧米などアジア圏外で聞かれる差別表現です。)   ドブロブニクの街並み   たま〜にいい歳をしたおじさん、おばさんもいますが、そんな人はぱっと見た感じの外見、(失礼ですが)顔つき、雰囲気が「いかにも教養がなさそう、頭が悪そう」な残念な方たち。もしくは、どこか意地悪そうな顔つきで「他人を蔑んで、自分が優越感に浸りたいんだろうな」と感じるような、どこかツンツン、ジメジメとした雰囲気の持ち主。   (私も”外見、雰囲気”という外見で相手を判断しているので、その点はこの人たちと同レベルですが(;´▽`A“(苦笑))   上であえて『”差別”』というように『””』をつけて書きましたが、私は街角でのこの程度のことは(人種差別の一種であることには間違いないのでしょうが)程度の低い冷やかしだと思うようにしています。(これが子供の学校などで行われているのだとすれば、いじめなどのまた別の問題になると思いますが・・・)   別に暴力を振るわれ身体的被害を被るわけでも、何か実害を被る(例えば人種を理由にレストラン・お店などに入れてもらえない、物を売ってくれないなど)わけでもないので、今では私の心はちっとも傷つきません。   私もはじめてそのような場面に出くわした時は、耐性がなかったのでショックで数日引きずってしまったほどでしたが、今ではこんな人に出くわすと、本気で次のように感じるようになりました。   「あっ!!おバカ発見っ!また話のネタになる(笑)   あんなこと言って、優越感に浸ってるつもりなのかな?たまたま見かけた見知らぬ他人(私)を蔑んでまで、自分が優越感に浸りたいなんて、可哀そうな人。自分はおバカなんです〜、心が貧しい残念な人間なんです~って公衆の場で叫んでるようなもんだって気づかないんだろうな~。   欲求不満?日頃、不満でも溜まってるのかな?きっと、つまらない人生を歩んでいるんだろうな。生きているうちに変われるチャンスがあるといいねぇ」とかなんとか思いながら、その人が滑稽に見えてニヤけてしまうくらいです(笑)   ドブロブニク旧市街のメインストリート「プラツァ通り」   小さい子供ならまだしも(子供なら「残念な大人にならいよう、お父さん、お母さんがしっかり教育してくれるといいね~」と心の中で思うだけで全く気にしません)、いい大人に「チン、チャン、チョン!」なんて大声で叫ばれると、滑稽すぎて笑っちゃいそうになります。実際、いつも笑いそうになりながらも、必死で真顔を取り繕い、聞こえていないふりをしています(笑)   「昔はあんなに傷ついていたのに、今ではなんで気にならないんだろう?腹が立たないんだろう?なんで可笑しく思えるようになったんだろう?」と考えたことがあるのですが、それはまず一番に、自分が歳と共に図太くなったからでしょう(;´▽`A“   自分で言うのもなんですが、私はもともとすごく神経質で繊細な性格です。10代、20代前半の頃はちょっとしたことでウジウジ悩むことも多かったですが、(私がクロアチアへ移住した24歳以降)20代後半になった頃から、昔と比べると良くも悪くも神経が図太くなったように思います。   どこの誰かも知らない人間に何を言われようと、どう思われようと、私には関係のないことです。それに、たまたま街で見かけた知らない人間(私)に自分の無教養さをさらして絡んでくるような頭が空っぽの暇人間よりも、ずっと自分(私)の方が楽しく充実した人生を歩んでいる自信があるので、そんな人間に何を言われようと屁とも思いません。   それから、怒りは非常にエネルギーが要る感情。怒ると実に疲れます。「街角でたまたま出くわしただけの、どこの誰かもわからないつまらない人間のために、自分の大切な時間や感情、エネルギーを消費するのはもったいない」と気づくようになってから、全く気にならなくなりました。   あと、毎日仕事やプライベートで忙しくしていると、そんなことを考えている暇がありません。     そして何より、そんな残念なクロアチア人(人種差別的な思想を持つ人)よりも、あったかい笑顔で親切に接してくれる心優しいクロアチア人に数えきれないくらいたくさん出会ってきたから。   また、クロアチアで日本人、アジア人、外国人として生きているからこそ、良い思いをたくさんさせていただき、多くの素敵なクロアチア人との出逢いのおかげで楽しい人生を歩めているのだから、数千人、数万人に一人くらいの確率で遭うつまらない人間が言うことなんて気にならなくなりました。   そして「日本人、アジア人に生まれて良かった」と本気で思っていますし、日本人、アジア人であることに誇りを持って生きています。   だから「中国人!」と冷やかされても、「そう(アジア人)ですが。だから何か?」、「チン、チャン、チョン!」と言われても「えっ?何?今の何語?どういう意味か訳してくれますか?」と(軽蔑を込めて)笑って返事をしたくなるくらいです(笑)   実際、たまにわざわざ近くに来て「おい、中国人」などと冷やかしてくる、くだらない人がいると(たいていのクロアチア人はアジア人(外国人)はクロアチア語がわかっていないと思い込んでいるので)「残念ながら、中国人じゃなくて、日本人ですが。何かご用ですか?」とクロアチア語で返事をすることがあるのですが、たいていの場合、面食らった顔をしたあと、「いや、別に・・・」とゴニョゴニョ何か言い、誤魔化し笑いをしながら仲間と足早に去っていきます。   たまに「ほぉ〜!あんたクロアチア語、話せるんか!たいしたもんだよ。ブラボー」と、急に褒めに転じるものの、最後まで上から目線のヘンなおじさんなんかもいました(笑)     また、冷やかしではありませんが、こんな経験をしたこともあります。   カフェで私が隣に座っているのを見て、「ほら、隣に中国人が座っているわ。そういえば、アジア人っていえば・・・ゴニョゴニョ」という感じで(私がクロアチア語がわからないと思って)私をちらちら見ながらアジア人に関して好き勝手なことを話しをはじめたおばさん二人組。   「あ~。せっかくおいしいコーヒーを飲んでるのに、うっとうしいなあ~。こんな話を聞かされて気分を害されたくない」と思ったので「中国人ではなく日本人ですが、私に何か御用ですか?」と答えると、「あらっ!!ごめんなさいね。あなたは日本人なのね。も~、日本は良い国よね~。私もSONY、Panasonicを使ってるわ~。知り合いが日本に行って、すごく美しい国だって言っていたわ。中国とは違う国ですものね~」などと顔を赤くして必死で謎のフォローをしてくるおばさん。   このおばさんは、その後も「中国人はこんなどころが・・・でも、日本人は・・・」などと中国を悪く言って、日本の良い点を挙げていました。日本人である私を前に、日本を全力でフォローしたかったようですが、私にとっては中国人と間違われたことにそもそも意味はありません。中国のことを蔑んで、中国と比べて日本の事を褒められても、ちっとも嬉しくありません。     ちなみに「ニーハオ」と声をかけられて(声をかけてきた人は明らかにアジア人をバカにする意図は一切なく(悪意はなく)、「中国の人なのかな?」と思い込んでただ挨拶してきただけなのに)「中国人と間違えられた!」「ニーハオ、だって。中国人と間違えられてショック」などと怒っているたまに日本人を見かけることがありますが、私はこのような方たちのことを理解できません。   怒っている本人は「”ニーハオ”と声をかけられた=中国人だと思われた=差別された=腹が立つ」という思考なのでしょうが、そもそもこの思考自体が中国人を差別しているということに気が付かないのかな・・・と不思議に思います。   以前のブログ記事にも書きましたが、私は普段クロアチアに住んでいて、特に子供たちに「ニーハオ」と声をかけられることがたまにあります。子供たちなんて、手を振りながら、ちょっとはにかんだ顔で「ニーハオ」と挨拶をしてくれるので(明らかにアジア人を差別する意図はありません)、嬉しくなってしまうくらい。(そんな時はタイミングが合えば「こんにちは~」と日本語で挨拶をすることもありすが、別に訂正せずに「ニーハオ~」と笑顔で手を振り返すことがほとんどです)   (相手にアジア人を差別する意図はないのに)「中国人じゃない!」「ニーハオ、じゃなくてコンニチハだ!」と怒って言い返している日本人も実に滑稽に見えます。   また話が横に逸れてしまいましたが・・・上で紹介したおばさんのように「言葉がわからないから・・・」と(ほめたり、良いことを言うなら素敵だと思いますが)他人を目の前に好き勝手に悪口を言うなんて神経を疑います。(残念ながら、日本人でもそういう人はいますよね)   中国の方たちに対して非常に失礼ですし、私が仮に中国人で「中国人ですが、何か?」と言ったら、どう返してきたんだろう・・・と心の中で思いながら、必死に取り繕おうとするおばさんの滑稽な様子に思わず失笑してしまいました)     話があちらこちらに逸れまくってしまいましたが・・・私は街角で冷やかしを受けたら、こんなくだらない人たちのせいで面倒なことに巻き込まれたり、怪我をしたくないので、決して喧嘩腰で言い返すことはありません。   「アジア人だからとバカにされた」と悲しくなったり、腹が立つのはわかりますが、おバカを相手に感情的になるのは避けた方がいいと思います。   何か言い返すなら、上でお伝えしたみたいにさらっと返事をしますが(軽蔑を込めてあえて明るく返事をするか、不快感を思いっきり込めた表情で)、私はほとんどの場合はくだらない人の相手をするのは面倒くさいし時間、エネルギーの無駄なので完全無視します。   「人種差別はよくない。差別を受けて黙っているのはダメだ。言い返すべき」という意見にも思わず首を縦に振りたくなりますが、でも私はよっぽどのことがない限りおバカは相手にしないことに決めています。   しっかり聞こえていても完全に聞こえていないふり。相手の方を一切見ません。まるで相手が存在していないかのように、表情も変えず、一切反応しません。相手が歩いて、自分が座っているならやり過ごす。相手が座っていて、自分が歩いているなら、さっさとその場を立ち去って完全無視に徹します。   今回の新型コロナのせいで欧米地域を中心に、アジア人が「コロナ、コロナ」とからかわれているという残念なケースを耳にしますが、普段街角でアジア人を見て「おい、中国人!」と冷やかしをするような部類の人間が”中国人(アジア人)”を”コロナ”という単語に変えて”差別”を楽しんでいるだけなのではないかと思っています。   (ただし、アジア人が「コロナウイルスを理由に暴力を振るわれた(身体的被害が出た)」というのは明らかな人種差別。暴力事件なので、問題の次元が違いますが・・・。)     そもそも、今こんな状態なので、特に直近の3月の海外旅行はキャンセルした・・・という方がほとんど思いますが、それでも「大丈夫だろう。クロアチア、海外に行こう。でも差別が心配・・・」という方にお伝えしたいことは次のこと。   ひょっとしたら旅行中に、残念なことに「コロナ」などと冷やかされて嫌な思いをされることがあるかもしれませんが、特に今、世界中がこんな状態の時期に海外旅行を決行されるからには「それくらいのことは仕方がない」ことだと思える強い心を持ってくださいね。   世界中で新型コロナ騒動が大きくなっている今の状態で、アジア人を見て「あっ、うつったら嫌だなあ・・・」と顔をしかめたり、ついつい避けてしまう程度は(良いことだとは全く思いませんが・・・ある一種の諦めという意味で)仕方のないことなのではないかなあ・・・と私は思います。人種を問わず、世の中「できた人間」ばかりではありません。   日本人同士でも、公共の場でゴホゴホ咳をしている人に冷ややかな視線を向ける人もいますし、(私が一時帰国をしていた)今年の1月時点では、大阪を団体で歩く中国人観光客を見て「うわ!中国人や!!コロナがうつったら嫌やな~。日本に来んなよ!」と(なかには日本語がわかる中国人の方もいるかもしれないのに)大きな声で日本語で話している日本人を街中で見かけたことがあります。   誰でもやっぱり自分や家族の健康が第一。きれいごとなんて言ってられませんものね。人種云々以前に、とどのつまり、人間は誰でもやはり自分がいちばん大切ですからね。   咳をしている人を避けたり、そう心の中で思ってしまう気持ちはわからないわけでもありませんが、やはり、あからさまに態度に出したり、口に出して言うのはいかがなものかと思います。   ・・・でも、クロアチアにも、日本にも、世界中どの国にもこのような人はいるものです。日本のニュースでは、海外で差別されるアジア人、日本人に焦点が当てられますが、日本でも中国など海外から来た方に対して同じようなことをしている日本人がいます。     また、新型コロナが終息するまでの間、クロアチアへお越しになる方は旅行の決行をされたのは他の誰でもなくご自身、すべて自己責任だという意識を持って、万が一戸惑うような事態になっても冷静に対応なさってください。   あと、そんな人に出くわしても喧嘩腰で言い返すのはNG。感情的にならず、どうか冷静に。おバカが炸裂、逆上して暴力を振るいかねないですからね。   おバカに出くわしたら華麗にスルーして、楽しいこと、美しい景色だけに心を再び集中させましょう。貴重な旅の時間、あなたの人生のわずか数秒でも、そんなつまらない人間のせいで台無しにするなんて、もったいないですよ!   ただし、相手が(街角ですれ違っただけのおバカではなく)ホテルやレストラン、お店等のスタッフなどであれば話は全く別です。人間として失格というのは言うまでもありませんが、サービスのプロ、仕事をする人間として失格ですからね。さすがの面倒くさがりの私も、そんな時まで「不快な思いをしているのに、黙って我慢するべき」だとは思いません。そんな時は毅然とした態度(感情的にならず、あくまでも冷静に)で抗議すると良いと思います。   また、今後新型コロナ騒動が終息したとしても、人種差別をする人間は残念ながらこの世からいなくなりません。今回の新型コロナの影響に限らず、今後海外で運悪く、こんな人に出くわしたら上のように考えてみてくださいね(*^^*)   私なりの考えなので役に立たないかもしれませんが、万が一嫌な思いをされた際にちょっとでもみなさんの助け、気持ちの切り替えのきっかけになることができればうれしいです。   それにしても、日に日に深刻化している新型コロナによる世界的な影響。みんなの健康・安全はもちろん、経済、政治にまで大きな影響を及ぼし、(ごく一部の人間とはいえ)人種差別問題までもを浮き彫りにしており、騒動が終息したあとに大変な傷跡を残さなければいいな・・・と杞憂に過ぎないかもしれませんが、ちょっぴり心配しています。   人種差別をしたり、転売で暴利を貪ったり、デマにおどらされたり・・・目に見えないウイルスがきっかけで、人間の「程度」が浮き彫りになっているような気がしてなりません。   結局、クロアチア旅行は安全?中止にするべき?   「新型コロナの影響で、安全に旅ができるか心配・・・」というお気持ちはよくわかります。ですが、残念ながら(あたりまえですが)私からは「100%安全です、中止しなくてもいいと思います」または「中止するべきだと思います」とはお伝えすることはできません。   せっかく楽しみにされている、みなさんのクロアチア旅行。日本でニュースやネットの情報を見ているだけでは、実際のクロアチア現地の状況がよくわからず不安な気持ちも大きいと思います。   当サイト、当ページにはなるべく随時現地情報を更新するように努めますので、これらや他の外部情報(外務省・たびレジなど)を集められた上で、安全かどうか、ご自身で判断なさってくださいね。   せっかく楽しみにされているご旅行、みなさんにとってベストな選択をなさってください。   たびレジに登録しよう!   上でもちらっとお伝えした「たびレジ」とは日本の外務省が行っている無料のサービス。日本国外への渡航する日本人のための「海外安全情報配信サービスの登録システム」。たびレジに登録しておけば、みなさんが気になっている渡航先の国の最新安全情報を出発前から受け取ることができます。   たびレジにクロアチアを渡航予定先として登録しておけば、在クロアチア日本大使館が必要に応じてクロアチアの安全情報を発信してくれ、現在はクロアチアにおけるコロナウイルス関連の詳細な情報も定期的に届けてくださています。   なお、時間的・体力的な理由から「クロアチアの新型ウイルスの状態はどんな感じですか?旅行は中止にするべきですか?」というようなご質問のメールでの個別相談・対応などは行っておりません。   私が知り得るクロアチアの新型コロナ関連情報はこちらのまとめページにまとめていきますので、こちらをヒントにしていただけるとうれしいです。ご希望にお応えできず申し訳ないですが、ご容赦の程よろしくお願いいたします。   私からみなさんのためにできることとして、当ブログでなるべくクロアチア現地のコロナウイルスに対する地元民の反応を含め、最新状況をシェアできるように努めますね。   ⇒ たびレジ登録はこちらから   クロアチアを渡航先として登録しておけば、コロナウイルス情報以外にも、クロアチア関連の安全情報があれば、その都度最新情報をメールで届けてくれます。近々クロアチアへの旅行を計画されている方はぜひ登録してくださいね!   クロアチア新型コロナウイルス現地情報まとめ(随時更新)   ⇒ 2月6日公開: クロアチア人はマスクをしない?!コロナウイルスへの反応は?   ⇒ 2月27日公開: 新型コロナの影響で、クロアチア入国時にトラブル…?!   ⇒ 2月28日公開: 【重要】クロアチア入国時、日本からの渡航者に対する措置について(新型コロナ最新情報)   ⇒ 3月1日公開: 2月29日:クロアチアでのコロナ感染者6名に。現地ではどう報道されている?   ⇒ 3月4日公開: (実体験)新型コロナ、クロアチア入国時の臨時措置。どんな書類が渡される?&疫学者への電話報告を行ってみた   ⇒ 3月5日公開:新型コロナ、クロアチア=スロベニア国境超えの影響は?スロベニアの観光地の様子は?(実体験)   ★ クロアチアにおける新型コロナウイルス関連情報は今後も「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」にてまとめ&随時更新していきます。   また最新情報があれば、こちらのまとめページ、サイトでみんさんに共有しますね!   (2020年3月7日 小坂井真美)   【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします!   【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】   ⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ   「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。   また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方など、当サイトには載せていない情報もたくさん盛り込んでいます。     ⇒ 「旅するクロアチア語」... »記事

日曜日, 3月 1st, 2020
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2月29日:クロアチアでのコロナ感染者6名に。現地ではどう報道されている?

クロアチアでのコロナ感染者が6名に ザグレブの街並み   2月25日に首都ザグレブで国内初の新型コロナウイルス感染者が確認されたクロアチア。数日経って、感染者の数が少しずつ増えています。   2月29日16時の会見で、クロアチアのリエカに住む男性に陽性反応が出たと発表されました。この方を含めると、現在クロアチアでは6名が感染しています。なお、ドブロブニクでも感染の疑いがあるケースが確認されているとのことです。   クロアチアにおける、今日(3月1日)までの新型コロナ関連情報は以下の通り:   ⇒ 2月6日公開: クロアチア人はマスクをしない?!コロナウイルスへの反応は?   ⇒ 2月27日公開: 新型コロナの影響で、クロアチア入国時にトラブル…?!   ⇒ 2月28日公開: 【重要】クロアチア入国時、日本からの渡航者に対する措置について(新型コロナ最新情報)   ★ クロアチアにおける新型コロナウイルス関連情報は今後も「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」にてまとめ&随時更新していきます。   クロアチア現地の様子、報道は?   クロアチア現地の様子ですが、現段階では新型コロナに対する過剰な反応などは見られません。   感染が急速に拡大しているイタリアでは、パニックに陥った人々が食料品や生活品を買い占めにはしったため、一部のスーパーが完全に品薄状態だと耳にしましたが、現状クロアチアではそのようなことはありません。   またクロアチアのテレビ番組などもちらちら見てチェックいますが、日本のワイドショーのように延々と新型コロナ関連のニュースを報道しているというわけではなく、「国内の話題は新型コロナ一色」というような印象を現時点では全く受けません。   クロアチアのニュースなどでクロアチア国民に向けて現時点で発信されている情報を簡単にまとめると以下の通り: ●現時点でのクロアチア国内で確認されている感染者数:6名(※2020年2月29日16時時点)。   ●(クロアチアでの現時点での感染者数を考慮すると)現段階では、クロアチア国内でのコンサートや集会など、人がたくさん集まる会合の開催を禁止するべきようなレベルとは言えない。   ただし、新型コロナウイルスの影響を受けている地域(中国、日本、香港、シンガポール、韓国、イラン、イタリアのロンバルディア州... »記事

土曜日, 2月 29th, 2020
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【随時更新】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の最新状況は?(まとめ)

  連日大きく報道されている世界中での新型コロナ感染拡大のニュース。   先日、2020年2月25日にはクロアチアでも国内初の新型コロナウイルス感染者が確認され、大きなニュースになっています。   近々クロアチア旅行を予定されている方から、「クロアチアではコロナの影響でアジア人が差別されていますか?旅行の安全に問題はないですか?」や「(新型コロナの影響を受けて)クロアチアの現在の様子はどんな感じですか?旅行は中止にするべきですか?」という不安な声が多数寄せられます。   そこで当ページには私が知り得るクロアチアの新型コロナ関連情報で、旅行者のみなさんに役立ちそうな情報をまとめてみました。当サイトで公開する新型コロナ関連情報の記事は、随時当ページにUPしていきます。   クロアチア新型コロナウイルス現地情報まとめ(随時更新)   ⇒ 2月6日公開: クロアチア人はマスクをしない?!コロナウイルスへの反応は?   ⇒ 2月27日公開: 新型コロナの影響で、クロアチア入国時にトラブル…?!   ⇒ 2月28日公開: 【重要】クロアチア入国時、日本からの渡航者に対する措置について(新型コロナ最新情報)   ⇒ 3月1日公開: 2月29日:クロアチアでのコロナ感染者6名に。現地ではどう報道されている?   ⇒ 3月4日公開: (実体験)新型コロナ、クロアチア入国時の臨時措置。どんな書類が渡される?&疫学者への電話報告を行ってみた   ⇒ 3月5日公開:... »記事

金曜日, 2月 28th, 2020
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新型コロナの影響で、クロアチア入国時にトラブル…?!

ザグレブ空港   楽しかった日本での一時帰国の時間もあっという間。   火曜日(2月25日)に関空を発ち、ミュンヘン経由でザグレブに戻って来ました。   日本では、毎日朝から晩まで報道されていたコロナウイルスのニュース。   イタリアをはじめヨーロッパでも感染者が増えはじめているというニュースや、ウクライナで武漢からの帰国者受け入れに反対する一部の人々が暴動を起こしたという報道を見て、内心少しドキドキしながらミュンヘン→ザグレブ行きの飛行機に乗りました。   2月6日のブログ「クロアチア人はマスクをしない?!コロナウイルスへの反応は?」で「クロアチアではまだ感染者が確認されていません。コロナウイルスには然程過敏に反応していない模様」とお伝えしましたが、少々状況が変わりつつあります。   クロアチアでは2月25日に国内初の感染者が出て、入国審査も慎重になっているようです。   近々クロアチアへお越しのご予定の方のなかには「コロナウイルスの影響が心配…。旅行は取りやめるべき?」と案じられている方も多いと思います。   そこで、今日は私が実際に体験した、クロアチア入国時の様子や、クロアチアでのコロナウイルス関連の最新情報をお届けします。   【クロアチアにおける新型コロナ関連最新情報】   ※クロアチアにおける新型コロナウイルス感染最新情報を随時UPしています。以下の記事もあわせてご覧ください。   ⇒ 【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)   ドイツ・ミュンヘン空港&機内での様子 ミュンヘン空港   関空では職員の方はほぼ全員、そして利用客の大半がマスクを着用していました。   一方、関空⇒ミュンヘンの機内のキャビンアテンダントでマスクを着用されている方はいませんでしたが、多くの乗客がマスクをしていました。   私も関空⇒ミュンヘンの機内では乾燥&風邪予防のためマスクを着用していましたが、ミュンヘン空港に着いたら外すことにしました。   というのも、以前のブログでもお伝えしたようにヨーロッパでは日常的にマスクを着ける習慣がなく「マスクを着用している人=重病人、感染症の持ち主」というイメージがあるため。   「ヨーロッパに着いたし、風邪を引いているわけでもないので、マスクはつけない方が無難かな・・・」と思い、マスクを外しました。   でも、少し驚いたことに、ミュンヘン空港内にいたヨーロッパ系の利用客の中にマスクを着用して歩いている人が数人いました。   ぱっと見た感じ、マスクを着用している本人たちは風邪を引いているように見えなかったので、おそらくコロナウイルス予防のために着用していたのではないかと思われます。   ミュンヘン⇒ザグレブの機内で私が確認できた限り、アジア人の乗客は私と日本人男性1名の合計2名のみ。   日本人男性はレンタルWiFiの機械を持っていらしたので、おそらく観光客ではないかと思われます。   機内ではうしろに座っていたドイツ人が「コロナウイルス、怖いね~」というような話をしているのが聞こえましたが、特にいつものフライトと変わった様子はありませんでした。   ・・・が、いつもと異なる光景を目にしたのはザグレブ空港に到着して飛行機から降りた時。   (機内では気が付きませんでしたが)乗客の中に3名ほどマスクを着用しているクロアチア人らしき方の姿が目に留まりました。   クロアチアの公共スペースでマスクを着けて歩く現地人を目にしたのは、私にとってこれが初めてだったので「あぁ、コロナウイルスの恐怖はここまで広がっているんだ・・・」と実感。   「ひょっとしたらアジア人である私が機内にいるのを見て(予防のために)マスクを着けたのかな?」と、ちらりと思いましたが、機内で近くに座った人や空港内の移動用のバスで近くにいた人から怪訝な顔を向けられるようなことはありませんでした。   (むしろ、近くの席のクロアチア人のおじさんが風邪を引いていたのか(マスクなしで)ゴホゴホと咳をしているのを周囲の乗客が気にしている様子でした(;´▽`A“)   クロアチアの入国審査でSTOP! IADE-MichokoによるPixabayからの画像   「あぁ、やっとザグレブに着いた!帰ってきたぞ!」と、ちょっぴり嬉しい気持ちで向かった入国審査。   「ドーバル・ダン(クロアチア語で「こんにちは」)」と挨拶しながら、日本のパスポートとクロアチアのビザ(身分証明書)を審査官のお姉さんに差し出しました。   「ドーバル・ダン」と返事をしながら、私をちらっと見るお姉さん。   いつもなら、身分証明書を見ながら「クロアチアに住んでいるのね。何年住んでるの?クロアチア語の勉強は難しかった?」というような小話をしながら(もしくは何も話さず)、ちゃちゃっと入国スタンプを押してくれるのに、今回は少し様子が違いました。   私のパスポートにある出入国スタンプを入念に調べながら「あなた、どこから来たの?」とお姉さん。   「日本です。和歌山・・・えっと・・・大阪の隣の県からです。大阪からミュンヘン経由で来ました」と答えると「日本ですか・・・。どのくらい滞在していましたか?」とさらに質問。(Wakayamaと言っても、ほとんどのクロアチア人はわかりませんが、Osakaならわかる人が多いです)   「あぁ、コロナウイルスのことを気にしているんだな・・・」と内心思いながら「2か月くらいです。家族に会うために少し長い冬休みを日本で過ごしてきました」と答えると、お姉さんが「2カ月ですか・・・。(クロアチアの身分証明書を見ながら)あなたはザグレブのこの住所に住んでいるのね。では、申し訳ないですが、すぐそこにある検疫所に行ってもらえますか?係の者が対応しますので。ごめんなさいね。ご存知だと思いますが、コロナウイルスのため、念のため・・・」と申し訳なさそうに言うので「いえいえ、仕方ないですものね!ノープロブレムですよ!」と、指示された場所へ向かいました。   が、検疫所らしき場所にスタッフがひとりもいない... »記事

木曜日, 2月 6th, 2020
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クロアチア人はマスクをしない?!コロナウイルスへの反応は?

Luisella Planeta LeoniによるPixabayからの画像   こんにちは!   久しぶりの更新となりました。   2020年になってから、あっという間に1ヶ月が過ぎましたね!   一時帰国で日本に戻ってきてから、1ヶ月ちょっとが経ちました。「まだまだ時間がある〜」と思っていたのに、あれよあれよという間にもう2月。   私はまだもう少し日本に滞在する予定ですが、クロアチア人パートナーは先日、ひと足先にザグレブへ帰りました。   その見送りのために関西空港へ行って来ました。   【クロアチアにおける新型コロナ関連最新情報】   ※クロアチアにおける新型コロナウイルス感染最新情報を随時UPしています。以下の記事もあわせてご覧ください。   ⇒ 【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)   世界中から人が集まる空港 関西国際空港到着ロビー   ところで、最近毎日コロナウィルス感染のニュースを目にしますね。   日本でも少しづつ感染者が増えてきているとのことなので、みなさんも心配しているのではないでしょうか。(ちなみに、まだクロアチアではまだコロナウィルス感染者は確認されていないみたいです)   空港といえば、毎日世界各地からたくさんの人が訪れる場所。   心のどこかで「大丈夫(感染しない)だろう」という気持ちもある一方、やっぱり心配。   スリ被害と一緒で油断大敵!「自分は大丈夫」という思い込みが大きなトラブルとなる可能性がありますものね。   (関連記事: 要チェック!スリのターゲットになりやすい人の6つの特徴)   ここ数十年マスクを一度もしたことがないというクロアチア人のパートナーも「空港や機内でうつらなければいいけれど…。コロナだけじゃなくて、インフルエンザとか、ただの風邪とかも気をつけなきゃ。ちょっと鬱陶しいけれど、空港と機内では着けよう…」とマスクを準備していました。   関西国際空港出発ロビー   いろんな情報が出回っているコロナウイルスですが、お医者さん曰く、そもそもマスクでは感染予防には意味がないそうですね(汗)(マスクよりも手洗いが大事みたいですね!)   でも、町を歩けばマスクを着けている人だらけ。   「意味がない」とは聞いていても、「着けないよりはマシかな…?」と、マスクを準備することにしました。   マスクが売っていない! 異空間の雰囲気が漂う大阪、新世界   マスクを買いに行くことしたのは、風邪予防、コロナウイルス対策の他にも、クロアチアでは日本のようにマスクが気軽に手に入らないから。   私自身、マスクを着けるのがあまり好きではなく、大掃除する時以外マスクをしないため、クロアチアでは日常的にマスクをにふれたり、目にすることはほとんどありません。(マスクは日本から持ち帰ったものを使っています)   そこで「今後もし風邪などがクロアチアで流行した時のために、備えていた方がいいな…」と思い、パートナーとマスクを買いに近所のドラッグストアを訪れました。   …が、マスクがない!   和歌山の近所のドラッグストアでは、1月31日に覗いた時はまだあったのに、翌2月1日に再び訪れた時は一枚も売っていませんでした。   31日に訪れた時に「また明日でいいか〜」と、クロアチア人のパートナーのペースに巻き込まれて(※)で楽観視して買わなかったことを後悔…。   (※のんびりしているクロアチア人は、なんでも「また今度〜」「また明日〜」と物事を先延ばしにする傾向があるのです(;´▽`A“)   でも、家族が以前に買い置きしていたマスクが見つかったので、それを着けて空港に向かいました。   それにしても、品薄状態にびっくり!   空っぽになったマスクの棚を見て、パートナーは思わず写真を撮っていました(笑)(日本はこんな状態だよ〜と、クロアチアや海外の友達に見せたいそうです)   大阪の新世界。大阪出身ですが、ここを歩いたのは今回がはじめて!コテコテの大阪感に観光気分を満喫しました(笑)   思い返せば、1月末に大阪市内に行った際、街中の至るところでマスクを爆買している人をたくさん見かけました。   大きなダンボール2箱分を抱えて歩いていたり、ハイヤーらしき車にマスクがぎっしり詰まった大きなビニール袋を詰め込む人も。   その時、まだマスクは店舗にたくさん並んでいて、「わぁ〜!あんなにたくさん!中国の方かな??持って帰るのかな?う〜ん…私たちも念の為に買っておくべきかな〜。でも、マスクはあんまり効果がないらしいし…」なんて、のんきに話していのですが、やっぱりあの時に買っておくべきだったと反省しました。   日本では感染予防だけではなく、他の人に風邪をうつさないために…とエチケットでマスクをしている人も多いですものね。   30枚100円という信じられない安さのダイソーのマスク。お店には購入は「一家族につきひとつまで」とお願いが貼られていました。   近所のドラッグストアでは売り切れだったマスクですが、関空に彼を見送りに行ったあと立ち寄った空港内の100円ショップ「ダイソー」でマスクを発見!早速購入してきました!(30枚入りで100円という安さにも衝撃を受けました!)   少しでも早く収束することを願いますが、まだまだどうなるかわからないコロナウィルス。これ以上感染が拡大しないことを祈るばかりです。   クロアチア人はマスクをしない?! クロアチアでは「花粉が飛ぶ季節」にもマスクをしている人は見かけません   先に「クロアチアではマスクを目にしない」とお伝えしましたが、一般的にクロアチアではマスクをして外を歩く習慣がありません。   クロアチアに限らず、ヨーロッパ全体的に言えることだそうですが、向こうでは「(医療関係者を除く)マスクを着けている人=重病人」というイメージがあるのだそう。   うろ覚えではありますが、昔、ネットの記事か何かで、次のようなエピソードを読んだ記憶があります。   パリの街並み Pete... »記事