【クロアチア大地震義援金】駐日クロアチア共和国大使館が寄付金の口座を開設
2020年の年の瀬、12月28日・29日と2日連続でクロアチア中部を襲った地震。 当サイトでも何度かお伝えしてきましたが、特に29日の地震はM6.2(震源地の深さは10km)とかなり大きな揺れで、震源地近くの町(ペトリニャやシサクおよびその周辺地域)が甚大な被害を受けました。 12月29日に発生したペトリニャ地震直後の被災地の様子 (Hrvatska:... »記事
海外(クロアチア)で大地震を経験して感じたこと。命を守るために考えておきたいこと
2020年3月22日 地震発生当日のイェラチッチ総督広場西側の写真 クロアチア経験した2度の「大きな」地震 当サイトでも何度かお伝えしてきましたが、私は去年(2020年)一年間で2度の大きな地震をクロアチアで経験しました。 一度目は2020年3月に起きたザグレブ地震。二度目は年の瀬12月29日にザグレブから南東約50㎞のペトリニャで起きた地震。 【過去関連記事】 ⇒ 3月22日公開 : 【現地レポート】ザグレブでM5.5の地震が発生。大聖堂の尖塔も崩れ、市内で被害が出ています ⇒ 3月22日公開 : 【現地レポート】地震と新型コロナに震撼するザグレブ┃半日経った街、人々の様子 ⇒ 3月24日公開:【ザグレブ地震】日本から届く温かいメッセージに感謝 ⇒ 4月22日公開: 【クロアチア便り】ザグレブ地震から1カ月が経ちました ⇒ 12月29日公開: 【ザグレブ現地発レポート】クロアチアでM6.2の地震発生。死傷者も 地震の規模はザグレブ地震がM5.5。ペトリニャでの地震はM6.2。ともに各震源地付近の町の建物が被災したり、死傷者も出るなど、大きな被害をもたらしました。 「マグニチュード5.5や6.2って、実際どれくらいの揺れなの?ピンとこない」という方も多いと思います。 地震のエネルギーの大きさ(規模)を「マグニチュード」、地震が観測されたした各地域での揺れの大きさを「震度」といいます。ちなみに東日本大震災はM9(※モーメントマグニチュード)、最大震度は7(宮城県栗原市)だったそうです。 近年のクロアチアで最大規模だったペトリニャ地震の規模はM6.2ですが、ヨーロッパ・クロアチアの基準で見ると「震度7」に相当するような巨大地震だとも言われています。「震度7」は10段階ある震度階級の最大値です。 (※震度は国によって表記が異なりますが、今回の地震はクロアチアにとっては「震度7」の巨大地震だったという意味で、「日本基準の震度7の地震」ではありません) ザグレブ地震、ペトリニャ地震のどちらも、私が住むザグレブの自宅でもかなりの揺れを感じました。 でも、日本で何度か地震を経験してきた私にとっては(まず1回目、3月のザグレブ地震が)「はじめての地震体験」ではなかった上、地震発生時にも比較的新しい建物(自宅)にいた私は突然の揺れに驚きながらも「あっ、これくらいの揺れなら大したことはない(建物が壊れたり、人が亡くなったりする揺れではないだろう)」と思い込んでいました。 私が住んでいるのはザグレブ新市街と呼ばれる、比較的新しい建物が多いエリア。自宅は決して新しくはありませんが、築20年満たない物件です。 ぐらぐらと強い揺れは感じましたが、食器など棚のものが落ちてくるわけでもなく、壁や天井にヒビが入るわけでもなく、「あぁ、まさかクロアチアで地震に遭うなんて!」と驚きましたが、ニュースで市内の惨状を知るまで、正直「強い揺れじゃなくて本当によかった」と思っていました。 2020年3月22日 ザグレブ市内中心部の様子 (©Marina... »記事
クロアチア大地震被災地への募金、支援について(2020年12月)義援金詐欺にご注意ください【随時更新】
2020年の年の瀬、12月28日・29日と2日連続でクロアチア中部を襲った地震。 当サイトでも何度かお伝えしてきましたが、特に29日の地震はM6.2(震源地の深さは10km)とかなり大きな揺れで、震源地近くの町(ペトリニャやシサクおよびその周辺地域)が甚大な被害を受けました。 【関連記事】 ■【ザグレブ現地発レポート】クロアチアでM6.2の地震発生。死傷者も ■【速報】クロアチア・シサク市近郊でM5.2の地震発生 特にペトリニャは街が半壊状態で悲惨な状態。多くの民家、建物が被災。家を失った方もたくさんおり、負傷者も多数報告されています。 12月30日正午頃のニュースでは、死者は昨日と同じく少なくとも7名が確認されているとのことです。 2020年12月29日 地震発生直後の被災地の様子 (HRT4より) また私が住むクロアチアの首都ザグレブは今年3月11日に起きたばかりの地震を含めると、今年3回も大きな地震に見舞われたことになります。 (3月の地震では街のシンボルである大聖堂や聖マルコ教会なども含むザグレブ市内の多くの建物が被害に遭い、今も復旧作業が続く中での更なる地震でした・・・) 2020年12月29日 地震発生直後のザグレブ市内の様子 (HRT4より) ザグレブに関しては今年3月の地震の際と比べると、今回(12月28日・29日)の地震はそれほど建物の被災範囲・規模は大きくなかったとのことですが、それでも一部屋根などが崩れ落ちたり、民家の天井や壁にヒビが入るなどの被害も出ています。 【世界各国から寄せられる支援】 今回の地震は3月のザグレブ地震以上に建物の被害、人的被害が甚大。早くもヨーロッパの国々をはじめ、世界各国からクロアチアへの支援が始められています。 なお、3月のザグレブ地震の時と同様、当サイト(クロたび)や私のTwitterをフォローしてくださっている方のなかから「クロアチア地震で被災された方のために支援・寄付をしたいのですが、どこかおすすめはありませんか?」というあたたかいお声をお寄せいただきます。 そこで主にクロアチア現地メディアや政府関連機関の情報をいろいろ比較して、現時点で私がみなさんに「ここなら安心してお伝えできそう」と思う寄付先をリストアップしました。(※ただし、寄付先はみなさんも各自で精査されて、各自で最終的なご判断をなさってください。あくまでも「私が想いを託すなら、ここかな・・・」と思ったところをお伝えします) なお、以下のリストは今後、新たにみなさんにお知らせしたい寄付先の情報を手に入れたら随時更新する予定です。 (以下のリストに掲載している団体以外にも信頼できる企業や団体の情報も掴んでいますが、現段階では「クロアチア国内からの送金」のみの振込み情報しか開示されていない所もあるので、ここではクロアチア国外からの送金も受け付けている団体のみお伝えします) 【2021年1月12日更新】 この度、駐日クロアチア共和国大使館による支援金受付のため口座が開設されました! 日本国内にお住まいの方にとっては、駐日クロアチア共和国大使館の受付口座への寄付が(高い海外送金手数料も発生しないため)最適かと思われます。詳しくはこちら(【クロアチア大地震義援金】駐日クロアチア共和国大使館が寄付金の口座を開設)にまとめておりますので、ぜひご覧ください。 なお、駐日クロアチア共和国大使館による支援金受付のため口座情報は次の通りです: ■駐日クロアチア共和国大使館(日本在住の方には最もおすすめです!) 【銀行名】三菱東京UFJ銀行... »記事
【ザグレブ現地発レポート】クロアチアでM6.2の地震発生。死傷者も
2020年12月29日 地震発生直後の震源地近くの町、被災地の様子 (HRT4より) 昨日のブログ記事「【速報】クロアチア・シサク市近郊でM5.2の地震発生」でクロアチアのペトリニャで地震があったとお伝えしたばかりですが、残念なことに本日(2020年12月29日)また昨日の揺れを超える大きな地震がありました。 地震発生時刻は29日のお昼の12:19。 日本の一部報道機関でもニュースになっているようで「大丈夫ですか?」とご心配くださるあたたかいメッセージが次々と届きますが、おかげさまで私もクロアチアの家族も友人、ザグレブの自宅も無事です。 クロアチア現地の様子を心配してくださっている方も多いと思うので、まずはこの記事を綴っている12月29日の20時半現在で私が把握できている情報を以下ざっくりではありますが、箇条書きにてお伝えします(※情報源は主にクロアチア国営放送および現地サイトのニュース): ●地震発生時刻:2020年12月29日12:19 ●M6.2(震源の深さは10km) ●震源地:クロアチア、ペトリニャ(Petrinja)付近(ザグレブから約46km) ●子供を含む死者7名、負傷者多数 ●建物の倒壊、損傷など被害が大きかったのは震源地近くのペトリニャ(Petrinja)やシサック(Sisak)市 特にペトリニャでは町の大半の建物が何らかの被害があった模様 ●震源地付近の町や村では現在も瓦礫の下敷きになった方々の捜索活動が続けられており、今後さらに死傷者が増えると予想されている ●震源地に近かったシサック市では病院が屋根が壊れるなど被災。病院としての機能を失い、地震直後直ちに入院患者の避難が行われる。特に新型コロナ患者など酸素吸入などの措置を受けていた方はヘリコプターでザグレブなど他都市の病院へ救急搬送された。他の患者も他の安全な建物や別の町の病院への移動が進められた ●震源地近くのある幼稚園は建物がほぼ全壊近い状態。幸い幼稚園は休園中のため死傷者はゼロ ●地震直後、ザグレブをはじめクロアチア各地から被災地へ医師が派遣された ●ペトリニャ、シサックなど震源地近くの町や村では家が全壊した方や家の安全が確保できない方が多数 ●現地メディアの報道、専門家によると本日の地震は今年3月のザグレブ地震の30倍の強さであったとのこと ●首都ザグレブおよび近辺でも本日の地震により損傷した建物あり。屋根瓦が崩れ落ちるなどの被害あり。昨日(28日)の地震による屋根の損傷の復旧作業に当たっていた作業員が、本日の地震の揺れにより屋根から落下して負傷との情報も ●ザグレブの小児病院も被害がひどく(建物が古かったため被害が大きかった)、患者を避難せざるを得ない状態 ●地震発生後、ザグレブでは公共交通機関のトラムが全線運行中止に ●ザグレブ空港が位置するヴェリカ・ゴリツァ市では地震直後に停電した地域も ●ザグレブ北部に位置し、隣国スロヴェニアとクロアチアが共同保有するクルシュコ原発は地震発生後安全のために停止された ●クロアチアのカルロヴァッツ郡でも本日の地震で損傷し建物が30軒報告されている。また2名の負傷者の報告もあり。なおカルロヴァッツでも地震後に停電が発生。 ●クロアチア市民保護局は救急活動の妨げにならないよう、他都市の市民が個人的に被災地(ペトリニャ)へ行かないように呼びかけている ●クロアチアでは12月23日から2021年1月8日まで県をまたいだ移動が禁止されていたが、本日の地震を受け制限措置を解除する旨が発表される ★なお、こちらの現地メディアの記事(index.hr... »記事
【動画付】ザグレブ地震から1カ月経った街を歩いてきました(前篇)
こんにちは! 今日は地震から約1カ月が経ったクロアチアの首都、ザグレブの様子をお届けします。 ザグレブ地震があったのは2020年3月22日。今からちょうど1カ月半程前です。 地震の規模はM5.5と然程大きくありませんでしたが、ザグレブにとってはここ140年で最も大きな地震で、古い建物が多い市内中心部は甚大な被害が出てしまいました。 本当はもう少し早くみなさんにお届けしたかったのですが、新型コロナによる外出自粛の影響もあり4月末頃まで市内に行くことができず、また撮影後も動画編集などに時間がかかってしまい、公開が今日となってしまいました。(※市内に行ったのは4月28日です) 今これをお読みくださっている方のなかには、ニュースなどで3月末にザグレブで地震があったことを既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、「知らなかったよ」という方は、よろしければ以下の過去記事をご覧ください: 【過去記事】 ■ 3月22日更新(1回目):... »記事
NHKニュースでザグレブ地震が取り上げられました
2020年4月23日 ザグレブの空 NHKニュースでザグレブ地震が取り上げられました こんにちは! 今日の朝、NHK「おはよう日本」のニュースでクロアチアのザグレブが取り上げられました。トピックは「コロナ渦中で起きたザグレブ地震とその後」。 ザグレブで大きな地震があったのは約一ヶ月前の3月22日。 昨日のブログ(【クロアチア便り】ザグレブ地震から1カ月が経ちました)にも綴りましたが、クロアチア、ザグレブにとって本当に大変な一ヶ月でした。 そんなザグレブの様子をNHKの記者さんがリポートしてくださり、その取材にあたってテレビ電話インタビューを受けました。 インタビューでお話させていただいた内容の一部が今朝の「おはよう日本」の番組内でも流れたようですが、ネット記事にもなっています。 (※リンク先の記事のトップ画像は動画にもなっているので、クリックするとニュース映像も再生されます。) ⇒ 地震と新型コロナウイルス感染に苦しむクロアチアの現状... »記事
【クロアチア便り】ザグレブ地震から1カ月が経ちました
こんにちは。今日でザグレブ地震からちょうど1カ月が経ちました。 ザグレブで地震があったのは先月3月22日。 M5.4と日本だとそれほど大きな地震とは言えない揺れでしたが、地震対策が施されていない古い建物が多いザグレブ中心地は大きなダメージを受けました。 【ザグレブ地震直後の様子は以下の過去記事をご覧ください】 ⇒ 3月22日公開 : 【現地レポート】ザグレブでM5.5の地震が発生。大聖堂の尖塔も崩れ、市内で被害が出ています ⇒ 3月22日公開 : 【現地レポート】地震と新型コロナに震撼するザグレブ┃半日経った街、人々の様子 2020年3月22日 ザグレブ市内中心部 イェラチッチ広場周辺の様子... »記事
【ザグレブ地震】日本から届く温かいメッセージに感謝
こんにちは。いつもクロたびブログをお読みくださりありがとうございます。 下の2つの記事でもお伝えしたとおり、3月22日にザグレブで地震が発生。 3月22日更新(1回目):【現地レポート】ザグレブでM5.5の地震が発生。大聖堂の尖塔も崩れ、市内で被害が出ています 3月22日更新(2回目): 【現地レポート】地震と新型コロナに震撼するザグレブ┃半日経った街、人々の様子 M5.5と日本ではあまり大きな地震とはいえない規模でしたが、耐震構造でない建物、築100年以上の建物がほとんどであるザグレブ市内中心部では大きな被害が出てしまいました。 日本のネットニュースや当サイトのブログ(上の2記事)を見てザグレブで地震があったことを知り、たくさんの日本の方から温かいメッセージを頂戴しました。 「無事ですか?」と私や家族のことを心配してくださるお声も多かったですが、被害がほとんどなかった新市街エリアに住む私は幸い無事です(家族も自宅も無事です)。ご心配くださり本当にありがとうございます。 地震の翌日23日の朝までは、友達の無事を確認したり市内の現状を知るための情報収集に必死。気持ちが張り詰めていたせいもあり「前向きに頑張らないと」と思っていましたが、(余震などのせいで、ゆっくり休めなかったこともあり)23日の午後くらいから急にどっと疲れがでて、ぐったり・・・。自分の中で何かがプツンと切れてしまいました。 「幸い自宅も被災しなかったんだし、市内で被災した友達のことを思えば自分は恵まれている。前向きに頑張らなくちゃ」と思いつつも、「コロナに地震・・・。ザグレブの街もこんなことになってしまって、本当に今後どうなるんだろう・・・」と仕事や生活のことを考えると、つい後ろ向きになり、気持ちがズ〜ンと沈んでしまったのです。 あたたかいメッセージ そのまま迎えた地震発生2日後の3月24日。2日ほどろくにチェックできていなかったメールボックスやSNSを開けてみると、日本からたくさんのメッセージが届いていました。 たった2日で50件以上も寄せられたメッセージ。 正直なところ、最初は「うわぁ〜、こんなにもメールが!ひょっとして、コロナに続き地震の影響でのキャンセルメール?だとしたら、辛いな~・・・それにしても量が多すぎるな・・・なんだろう?」とドキドキしながら、ひとつずつメールを開封していきました。 寄せられたメールのほとんどが、ザグレブの街や私たちのことを心配してくださるあたたかいものばかり。 家族や友達はもちろん、これまでにクロアチアでガイドさせていただいたみなさん、クロたびおすすめツアーにご参加くださったみなさん、そしてたまたまクロたびの記事をネットで読んでくださった方まで・・・。 「ザグレブで地震があったんですね。とても驚きショックですが、ブログで無事だと知り安心しました。コロナに地震、本当に大変でしょうが、頑張ってくださいね。返信は不要です。ゆっくり休んでくださいね。」 「クロたびを通して紹介してもらったツアーのガイドさん、ドライバーさんもご無事ですか?一日も早い復興を願っています。」 「ザグレブで地震が起きたと知りショックを受けています。ザグレブはたしか、2011年の東日本大震災で、日本のために黙祷を捧げてくれた人々がいたという街ですよね。日本ではあまり大きなニュースとして取り上げられていなくて、どれくらいの被害状況なのかよくわかりませんが、少しでも被害が小さいことを祈っています。」 「被災したザグレブの写真を見て心が痛いです。ザグレブでお世話になった宿のおばさん、親切にしてくれたお店やレストランの人・・・みんな無事か心配です。」 などなど・・・。 あたたかいメッセージを読み進めているうちに、思わずじわり涙が。 頭か身体を忙しく動かしていれば気も紛れるのでしょうが、新型コロナのせいで外出も自粛される今のクロアチア。家にこもってニュースを見ていると、流れてくるのは新型コロナか被災したザグレブ市内の悲惨な様子ばかり。 さすがに気が滅入ってしまっていたのですが、みなさんに頂いたあたたかい励ましのメッセージのおかげで少し気持ちが前向きになりました。 義援金について 2020年3月22日 ザグレブ市内中心部 ところで、お寄せ頂いたメッセージのなかに数件「ザグレブ地震の支援のための義援金を送りたいです」というあたたかいメッセージを頂戴しました。 (メールをくださった方にもきちんとお返事を差し上げましたが)私自身はノウハウも大したパイプもない人間なので、みなさんのあたたかいお心遣い、お金を無駄にしないためにも、今のところ義援金の募集は考えていません。せっかくのご好意にお役に立てずごめんなさい💦 また、現時点では把握していないのですが、今後どこか信頼できそうな団体さんなどが義援金募集をされているというような情報を手に入れたら、当サイトでお知らせさせていただきますね。 ザグレブ大聖堂で行われていたミサ 今回の地震で南側の尖塔の一部が壊れたザグレブ大聖堂 ところで、少し話が逸れますが、22日に「家の外はめちゃくちゃさ。地震が起きた時は葉っぱみたいに震えていたよ・・・。」と話してくれた友達が今日はこんな話をしてくれました。 「日本の人も大変な地震を何度も乗り越えてきたんだよね。そうそう、そういえばつい最近、ザグレブ大聖堂でのミサに参加した時、日本の大地震と津波の犠牲者の方のために祈りを捧げたよ。日本の大使さんが”今でも毎年定期的に日本のために追悼ミサを開いてくださるのはおそらくクロアチアだけです”と話されていたよ」と話してくれました。 彼が話す日本の大地震とは、2011年3月11日の東日本大震災のこと。 東日本大震災については当時クロアチアでも大きく取り上げられ、ザグレブの反政府デモ隊が日本大使館前で黙祷を捧げた様子は当時日本の一部メディアでも報道されました。 国や人種が違えど、遠く離れていても、人を思いやるあたたかい気持ちには、不安で傷ついた心を優しく包んでくれる不思議な力がありますね。 柄にもないのですが、みなさんから頂いたメッセージ、なんとかクロアチア、ザグレブの人々に伝えたいな・・・と思い、クロアチア語のメッセージにしてプライベートのFacebookやTwitterに載せてみました。 Dragi... »記事
【現地レポート】地震と新型コロナに震撼するザグレブ┃半日経った街、人々の様子
2020年3月22日 ザグレブ市内中心部の様子 今朝お伝えしたとおり、3月22日の朝6:23、クロアチアの首都ザグレブでM5.5の地震が発生しました。 クロアチア史上、過去140年で最悪の地震だと報道されています。 ■地震発生直後のザグレブ市内の様子(写真15枚)は次の記事をご覧ください(↓) ザグレブでM5.5の地震が発生。大聖堂の尖塔も崩れ、市内で被害が出ています 今クロアチアは他の多くのヨーロッパ諸国と同様、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、様々な閉鎖・制限措置が取られている状態。 【関連記事】 ⇒ 3月19日公開 : 【旅行は今すぐ中止を】クロアチアも食料品店と薬局除く全店舗閉店へ ⇒ 3月22日公開 : 【重要】3月22日から30日間、クロアチア国内の公共交通機関・運行停止へ 実質国境閉鎖、全土のあらゆる店舗(スーパーや薬局以外)も閉鎖、さらに今日22日からは公共交通機関も閉鎖、市民の不用意な外出が自粛されるという異例づくめの事態の中、追い打ちをかけるように大きな地震が発生しました。 地震発生直後のザグレブ市内の様子はこちらのブログ記事にてお伝えしましたが、その後半日の間に少しずつ市民は冷静さを取り戻しつつあります。 安全な住処を失った人々 Studentski... »記事
【現地レポート】ザグレブでM5.5の地震が発生。大聖堂の尖塔も崩れ、市内で被害が出ています
2020年3月22日 ザグレブ市内中心部 イェラチッチ広場周辺の様子 ザグレブでM5.5の地震発生 本日(3月22日)の朝6:23、クロアチアの首都ザグレブで地震がありました。 強さはM5.5(当初M5.4とも報道されていましたが、午前10時現在M5.5と報道されています) 震源地は深さ約10Km、ザグレブ北部約7㎞の地点。隣国スロベニアやボスニアヘルツェゴビナの一部でも揺れを感じたそうです。地震発生時、私はまだ夢の中だったのですが、ゴゴゴ!という音と揺れに飛び起きました。 日本でも一部ニュースになっているようで「大丈夫?」と、日本の友人や昔ガイドでご案内させていただいたみなさんから続々とメッセージをいただいていますが、おかげさまで私は無事です。 でも、ザグレブ市内が大変なことになっています。本当に悲しいです。 ザグレブ市内中心部に住む友達が送って来てくれた、たくさんの写真と共にザグレブ市内の現状をお伝えします(本記事内の写真の撮影者はすべてMarina... »記事