【現地レポート】早くも秋の気配が漂うスロベニア┃8月末&9月上旬 気候最新情報
8月25日のブレッド。うっすらと木々が色づいていました 先週の日曜日(8月26日)ザグレブから日帰りでスロベニアのブレッドとリュブリャナへ行ってきました。 まだ日本では、日中気温が30度を超える日が珍しくないと耳にしていますが、スロベニアには早くも秋の気配が漂っていました。 これからシルバーウィークにかけてクロアチア、スロベニアへお越しの方も多い時期。現地の気候が気になっている方も多いのではないでしょうか。 そこで、今回は現地の様子を捉えた写真と共に、9月上旬のスロベニア旅行に適した服装情報をお伝えします。 8月末だと思えない肌寒さ! この日のお天気は残念ながら雨☂ 天気予報によっては雷雨マークがついていたので、かなりの悪天候を覚悟していましたが、幸い豪雨に見舞われることはなく、雨は降ったり止んだりをくりかえしていました。 夏でも雨が降る日はぐっと気温が下がることが珍しくないスロベニア。 事前にチェックしていた天気予報でも、この日のブレッドやリュブリャナの気温は10℃前後と表示されていたので、暖かい服や上着をしっかりと用意して向かいました。 具体的な服装は…筆者はとても寒がりなので、秋用のブーツ、裏起毛のズボン、秋物のセーター、ストール、そしてライトダウンのコートという格好をして行きました。 ブレッドに到着したのは朝の9時頃でしたが、車の温度計を見るとなんと8℃…!8月末の気温だとは思えない寒さです!! また、ブレッド湖から望む周辺の山のなかには山頂がうっすらと白くなっているものも…!(↓ 下の写真の右上)「えっ?!雪!??」なんて思ってしまいましたが、霧に覆われてはっきり見えなかったため、白い山肌が雪に見えたようです(;´▽`A“ 最近、クロアチアでもザグレブやプリトヴィツェの内陸部は徐々に寒くなってきているとはいえ、スロベニアのあまりにもの寒さに驚いてしまいました。 ブレッドでもリュブリャナでも、地元人らしき人々は、みんな暖かい長袖に上着というような恰好をしていましたよ! でも、観光客のなかには、きっと「夏の観光だから…」と油断していたのでしょう。夏服に薄い上着、足元は素足でサンダルという、すごく寒そうな格好で、震えながら歩いている人も見かけました。 8月25日のリュブリャナ リュブリャナの気温は12℃前後とブレッドより若干寒さはマシだったものの、やはり秋の気配が漂っていました。 街中の街路樹も色づいたり、すでに葉っぱが落ちてしまっているものもあり、早くも秋の雰囲気に包まれていました(↓ 下の写真)。 8月25日のリュブリャナ この日は雨で特に寒かったのだと思いますが、明日以降のスロベニア各地の天気予報を確認してみても、連日かなり気温が低い模様です。 北に位置するブレッドは特に寒く、連日、日中の最高気温でさえも20度を下回っています(最低気温は12℃前後)。 首都のリュブリャナでも、最高気温は25度前後、最低気温は12℃前後と上着やコートが必須の寒さです☃ これからの時期は上着が必須! スロベニア国内でも、ピランやポルトロージュなど、アドリア海沿いの町はまだ比較的暖かく、まだ夏気分を楽しめるかもしれませんが、ブレッドやリュブリャナ、ポストイナなど、日本人観光客に人気の内陸部の町はもう秋の気候になっていると考えた方が無難でしょう。 上でもお伝えした通り、日や場所によっては日中は夏服で十分なくらい気温が上がることもあるかもしれませんが、朝晩はかなり冷えますし、雨が降る日は冬並みの寒さとなるので、これからの季節、スロベニアへお越しの方は暖かい秋冬の服や上着、コートの準備もお忘れなく! 8月25日のリュブリャナ 特に気をつけて頂きたいのが、スロベニアとあわせてクロアチアを訪れる方。 8月25日のリュブリャナ クロアチアでも、ザグレブやプリトヴィツェなど内陸部ではかなり涼しくなってきましたが、スプリットやドブロブニクなど南のアドリア海沿岸部は9月でもまだまだ暑く、気温が30℃近くまで上がる日も珍しくありません。 そのため、これからの季節(9月以降)スロベニアとクロアチアを周辺される方は、夏服の準備も必要ですが、前述の通り、暖かい服や上着、コートの準備もどうかお忘れなく! (2018年9月1日 小坂井真美) 当ブログでは、日々クロアチア、スロベニア各地の最新気候&服装情報をお伝えしています。 ぜひみなさまの旅のヒントにお役立て頂けると嬉しいです! ⇒ クロたびスタッフブログ記事一覧へ 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 月別クロアチアの気候&服装情報 ⇒ 【保存版】1月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】2月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】3月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】4月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】5月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】6月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】7月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】8月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】9月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】10月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】11月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? ⇒ 【保存版】12月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? 記事
【現地レポート】2週間半、夏のクロアチアを周遊してきました┃スリと熱中症に注意!
「クロアチアのモンサンミッシェル」とも呼ばれるプリモシュテンの街並み こんにちは! いろいろあって、かなり久しぶり(2週間ぶり)のスタッフ・ブログの更新となりました。 明日からは、いよいよ8月!クロアチアは観光シーズンのピークに突入しています。 筆者は7月に入ってから、月の半分以上を旅のお供で、あちらこちらを飛び回っていましたが、先日やっと自宅があるザグレブに戻ってきました。 7月末のザグレブ 今回は、この2週間で訪れた街を順番にお伝えしていきますね。 (7月のクロアチア&スロベニアの各町を行き交う人々の服装を捉えた写真を載せているので、ぜひ旅の準備のヒントにしてくださいね!) (↑)7月7日、ザグレブを出発して最初に訪れたのはプリトヴィッツェ。 7日のスタッフブログ(【現地発・最新情報】7月上旬のプリトヴィッツェ園内、混雑具合は?)でもお伝えしたとおり、7月だというのに、この日は意外にも人が少なく感じた日でした。 7月7日 プリトヴィッツェ ちなみに、この日会ったプリトヴィッツェのガイドさんは「7月に入ったというのに人が少ない原因はおそらくお天気のせい。ここ数日、プリトヴィッツェもとてもお天気が不安なので、天気予報を見て『プリトヴィッツェはやめておこう。入園料も高いし・・・』と目的地を変更した人も多いのかもしれませんね」と話していましたが、その通りだったようです。 というのも、このあと下でお伝えしますが、10日後の7月18日に訪れた際は園内はたくさんの観光客でとても混雑していました! シベニクの街並み 翌日(7月8日)、プリトヴィッツェを発ってスプリットへ向かう途中、シベニクやトロギールにも立ち寄りました。 7月8日 シベニク ザグレブやプリトヴィッツェも暑かったですが、ダルマチア地方(海沿いのエリア)の暑さはひとしおです・・・! 白い石畳に太陽の光が反射して眩しく、日向を歩くとじりじりと焦げるような暑さでした。 7月8日 トロギール 最近、日本でも熱中症でたくさんの方が病院に搬送されたというニュースを耳にしますが、これからの時期、クロアチアを旅される方も熱中症にはくれぐれもご注意ください! 「日中はなるべく日陰を歩く」 「のどの渇きを感じる前に、適度に水分補給をする(塩分補給もお忘れなく!)」 「身体を締め付けない、涼しい服装を心がける」 「疲れたな、と感じたら無理をせずに適度に休みながら散策を楽しむ」 「帽子を被る」 以上のことを心がけて、夏のクロアチア旅行を楽しんでくださいね! 7月8日トロギール 特に団体ツアーでお越しになる方は「疲れたな、と感じたら無理をせずに適度に休みながら散策を楽しむ」という点を、どうか心がけてください。 「ちょっとしんどいけれど、添乗員さんやツアーのみんなに迷惑をかけたくないし・・・」と、ついつい無理をしてしまう方が多い団体ツアー。 スケジュールも連日、盛沢山な内容でハードなものが多く、自分のペースで散策するのが難しいため、何かと疲れがたまりやすい傾向にあります。 7月8日 夕暮れ時のスプリット 筆者は仕事柄、これまで「“ただの風邪、きっと旅の疲れが溜まっているんだろう・・・たいしたことはない”と思って我慢していたら、夜突然高熱が出て、ホテルで倒れてクロアチアで入院することに。ただの風邪だと思っていたら、肺炎だった」という患者さんに、実際に何度もお会いしてきました。 自分のペースで旅ができる個人旅行なら、当日の気分や体調に合わせた旅ができますが、1日のスケジュールが予め決まってしまっているツアーなら「ちょっとしんどいから、この辺りで休憩したい・・・」とは、なかなかいきませんよね。 そのため「みんなに心配、迷惑をかけたくないから・・・」と、ついつい無理をしてしまう方が多いよう。団体ツアー中、「なんだかちょっと体調が優れないな・・・」「あれ?なんだか疲れがたまっているのかな?」と思ったら、無理をせずに早めに添乗員さんにご相談してくださいね。 7月8日 夕暮れ時のスプリット また上でもお伝えしましたが、真夏のクロアチア観光には帽子は必須アイテムです! 実は筆者は帽子を被るのがあまり好きではないのですが、去年から真夏には帽子を持ち歩くようになりました。 というのも「帽子を被っていた日、被っていなかった日で、1日の終わりの疲れがかなり違う」ということに(今更ですが・・・(笑))去年身をもって体感したからです。 それに、顔の日焼けもかなり違います(帽子を被らなかった日は、夜になると顔がヒリヒリします)。 7月10日モスタル かなり暑かったです! 「帽子」とひと言で言ってもいろんなデザインのものがありますが、夏の旅行におすすめの帽子選びのポイントは次の通り: ・軽い (重いとずっと被っているのが辛いです) ・つばが広い (つばが広い帽子は顔だけではなく、首や肩も直射日光から守ってくれます) ・通気性が良い (熱がこもらないタイプのものを選んでくださいね) ・色は白など明るい色のもの(放射熱(日光)を反射するもの) (黒など色が濃いものは熱中症対策には不向きです) ・折りたためるもの (帽子が苦手は筆者は涼しい日陰に入るとすぐに帽子を脱ぎたくなってしまいます。そのため、不要な時には折りたたんでカバンに入れることができるデザインのものは大変重宝します) その他、つばが広いデザインのものをお持ちの方は「帽子留め」をお持ちいただくと便利かもしれません。 特にアドリア海沿いを歩いていると、時折涼しい風がびゅ~っと吹くことが。その際、帽子が飛んでいかないように、帽子留めをつけていると安心ですよ。 7月10日モスタル その他、帽子以外に夏のクロアチア観光に用意してきていただきたいものは「夏のクロアチア旅行に用意して行きたい8... »記事
はじめてのスロベニア旅行、おすすめの行き先は?
ブレッド湖 回答 小さい国だけれども、魅力満点のスロベニア! 「限られた日数の中で、どの町に行こう?」「はじめてのスロベニア旅行、どこがおすすめ?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 どの町にもそれぞれの魅力があり、甲乙つけ難いですが、はじめてのスロベニア旅でたくさんの方が訪れる定番の観光地は「リュブリャナ(Ljubljana)」「ブレッド湖(Bled)」それから「ポストイナ鍾乳洞(Postojnska... »記事
おかげさまで月間10万PV達成!ありがとうございます
おかげさまで月間10万PV達成!ありがとうございます!! こんにちは! 少し遅くなりましたが、今日はみなさまにご報告があります。 当サイト『クロたび』を開設してから約1年半。先月(2017年4月)、ついに月間10万PVを達成しました! これも日々『クロたび』を訪問してくださる皆様のおかげさまです。ありがとうございます! 『クロたび』を開設したのは2015年末のこと。 それまでにFacebookページや『地球の歩き方ザグレブ特派員ブログ』、『All... »記事
【スロベニア】「アルプスの真珠」ブレッドを訪れるべき5つの理由
「アルプスの瞳」「アルプスの真珠」など、様々な美しい言葉で称えられる、スロベニアの湖畔の街ブレッド。 旧ユーゴスラビア各国のいろんな町を旅してきた筆者ですが、そのなかでもブレッドは特にお気に入りの町のひとつ。何度訪れても決して飽きず、いつもその美しさに思わずうっとりとさせられます。 今回はみなさまにブレッドを訪れていただきたい理由、ブレッドをおすすめする理由を5つお伝えします。 おとぎ話の世界に浸れる おとぎ話の世界の景色が広がるブレッド 静かな湖、湖の上に浮かぶ教会、湖畔を望む崖の上に建つお城・・・。 おとぎ話の世界からそっくりそのまま抜け出して来たような、実にロマンチックな景色が広がります。 月と星が輝く夜や、うっすらと白い靄に包まれた幻想的な朝など、人気のない静かな湖畔を歩くと、まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったかのような気分に浸ることができます。 穏やかな時間を楽しめる ブレッドは小さな小さな町。湖に浮かぶ聖マリア教会とブレッド城以外これといった観光スポットはないため、「観光」と言う観点からは見所は少ないと言えるかもしれませんが、それこそがブレッド最大の魅力なのです! ブレッドでは大いにショッピングを楽しんだり、観光スポットを次から次へと駆けずりまわったり、おいしい屋台の食べ歩き楽しんだり・・・というような楽しみ方はできませんが、美しい自然に囲まれながら、心から穏やかな気持ちになれるゆったりとした時間を過ごすことができます。 プレトナ・ボート(伝統の手漕ぎボート)に揺られて湖を渡ったり、お城のテラスから美しい景色を一望したり、湖を眺めながらカフェでまったりとお茶を楽しんだり、湖畔のベンチでぼ~っと腰掛けたり・・・。 また古くから保養地としても人気のあるブレッドには、数多くのスパ施設(主にホテル内)が点在しています。一味違ったブレッドでの心地良い時間を過ごしてみたいという方はぜひ! 日頃のストレスや緊張から自分を解放してあげるのに、ブレッドはとってもおすすめな町なのです。 “願いが叶う”鐘がある ロープを3回引きましょう ブレッドのシンボルといえば、湖にぽつんと浮かぶ島に建つ『聖マリア教会』。この教会には“鳴らすと願いが叶う”と言い伝えられるつ鐘があります。 伝説によると、この鐘をしっかり3... »記事
【保存版】旅行前にチェック!リュブリャナ観光基本情報
スロベニアの首都リュブリャナ。「リュブリャナの観光エリアは?」「リュブリャナ観光に必要な日数は?」「町の見所は?」「リュブリャナではどのあたりに泊まるべき?」などなど、リュブリャナの観光基本情報をお伝えします! リュブリャニッツァ川が市内中心部を流れるリュブリャナ(C)... »記事
夏のクロアチア・スロベニア観光は温かい服のご用意もお忘れなく
どんより曇り空のザグレブ 今日のザグレブはくもり。 時折小雨が降り、8月とは思えないような肌寒さを感じます。 外を歩く人たちも、ほとんどが夏服または長袖に上着を羽織っています。 天気予報によると、そんなザグレブの今日の最低気温は14度。最高気温も20度と、先週までの暑さがウソのよう。ワンピースやTシャツ1枚だと数分も経たないうちに体が冷え切ってしまうほどです。 お盆休みが近づくこの時期、近々クロアチアへお越しになる方も多いと思いますが、服装にはくれぐれもご注意ください。当サイトでも何度もお伝えしていますが、夏のクロアチア(ヨーロッパ)は急に冷え込むことも珍しくありません。 30度を超える暑い日が続いているかと思えば、急に雨が降り一気に気温が10度台に下がることもしばしば。お天気予報によると週末からはまた30度前後まで気温が上がり暑くなるようですが、服装調節が難しい日々が続きそうです。 「夏の旅行だから・・・!」と上着や温かい服が1着もなければ、激しく後悔することになるかもしれません。スーツケースから出す機会がないかもしれませんが、夏の旅行とは言え、念のために温かい服や羽織物、上着を数着ご用意していらしてくださいね。 それから、クロアチア観光とあわせてスロベニアの『ポストイナ鍾乳洞』の観光も予定されている方も多いと思いますが、そんな方は温かい服と上着は必須です! 洞内の気温は1年を通して約10℃程度と、真夏の暑い日でもかなり冷えているため、夏でもポストイナ観光の際は暖かい上着が必須です。(詳しくは『【観光前に要チェック!】ポストイナ鍾乳洞 観光時の服装と注意点』をご覧ください) 旅行中、体調を崩さないためにも体温調節を上手に行ってくださいね。 関連記事 >... »記事