プリトヴィッツェ公園のチケットは、事前予約・オンライン予約可能?
夏、大混雑するプリトヴィッツェ 回答 「夏のプリトヴィッツェは入場券を買うのにかなり並ぶと聞きました。インターネット等で事前予約はできますか?」というご質問をよく頂戴します。 確かに観光シーズン(特に6月~9月)のプリトヴィッツェは大変人気で、連日たくさんの観光客が訪れるため「当日券を買うために数時間待たなければならなかった」なんて日も珍しくありません。 2019年4月よりオンライン事前予約が可能となりました。詳しくはこちらをご覧ください 夏、大混雑するプリトヴィッツェ 当サイトでも、ガイドのご案内によるプライベートツアー(↓)をご紹介していますが、特に夏は「チケット購入の心配をしなくて良い」という点だけでも、かなりおすすめです! ⇒ 【ザグレブ発】プリトヴィッツェ日帰りプライベートツアー ⇒ 【専用車でらくらく】ザグレブ発・スプリット着❘プリトヴィッツェ観光1日ツアー また、プリトヴィッツェ公園を知り尽くしたプロのガイドさんと散策すれば、なるべく混雑を避けながら、その日最適なコースを案内してもらえる、絶景ポイントを余すところなく散策できるというのも心強いポイント。夏のプリトヴィッツェにご興味のある方にはかなりおすすめです。 『クロアチア旅行 よくあるご質問』一覧へ戻る 記事
プリトヴィッツェで荷物を預けられる所はありますか?
回答 「クロアチアを個人で旅行するのですが、プリトヴィッツェには泊まらず、ザグレブからスプリットへ移動する途中に立ち寄って、観光する予定をしています。スーツケースなどの大きめの荷物があるのですが、プリトヴィッツェを散策中、荷物を預かってくれる場所は公園にありますか?」というご質問をよく頂戴します。 プリトヴィッツェ湖群国立公園公式HPにも案内がありますが、エントランス1、エントランス2にて荷物の預け場所の案内を行っているので、安心して旅をしてくださいね(荷物の保管料は無料です)。 詳しくは現地で公園スタッフにお尋ねください。 『クロアチア旅行 よくあるご質問』一覧へ戻る 記事
【現地レポート】紅葉真っ盛りのプリトヴィッツェ、今シーズン最高の美しさ!
先日(11日)、再びプリトヴィッツェへ行ってきました。 素晴らしい秋晴れの日で、ほぼ1日中、雲ひとつない本当に最高のお天気でした! この秋は何度かプリトヴィッツェに足を運びましたが、この日の美しさは格別…! 空も高く空気も澄んでいて、散策には最高の気候。 湖面は静かで、まるで鏡のよう。 赤や黄色に染まる木々と青い空が映り込み、絵葉書のような風景が広がっていました。 写真では、スマホで撮った筆者の写真では、なかなかその美しさが100%伝わらないかもしれませんが、百聞は一見にしかず。 しばし写真をお楽しみください (※どの写真も無加工・無修正!カメラで撮ったままの写真です♫) (↓↓↓) 今シーズン…だけではなく、筆者が今までに見た紅葉のプリトヴィッツェでおそらく一番美しい1日でした! 紅葉真っ盛りのプリトヴィッツェ。 まだしばらくの間、この美しさを楽しめると思います。 残念ながら、筆者はもうこの秋にプリトヴィッツェへ行く予定はないので、今年はこれが最後のプリトヴィッツェ紅葉レポートになりそうです。 近々クロアチアへお越しの方は、ぜひプリトヴィッツェをお見逃しなく♫ (2017年10月15日 小坂井真美) 【関連記事】 ●【観光前にチェック】プリトヴィッツェ散策 服装と持ち物 ●安全のために知っておきたい、公園内での注意とマナー ●(プリトヴィッツェ観光)死亡事故につながる可能性も!絶対に守ってほしいこと ●散策前に知っておきたい、プリトヴィッツェ国立公園の特徴 ザグレブからプリトヴィッツェへの日帰り旅行には公認ガイド付きのプライベートツアーがおすすめです。プリトヴィッツェ観光は「バスでのアクセスが不安だ。自分たちでちゃんとザグレブまで戻って来れるかな・・・」「広い公園内で迷わないか。無駄なく効率よく散策したい」というようなお声もよく耳にしますが、専用車とプロガイドが付いたプライベートツアーなら、安心&ラクラク、そんな不安も一気に払拭してくれます! ただし「興味はあるけれど、プライベートツアーは予算的に厳しい」「せっかくガイドさんが付いていても、英語や外国語が話せないのでやっぱり不安」というお声も。そんな方は日本語アテンドサービスをぜひご検討ください。 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事
気になる、プリトヴィッツェ公園からザグレブ行きのバス
紅葉を眺めながらランチを楽しむ人々 こんにちは! 昨日は4日ぶりにプリトヴィッツェへ行ってきました。 昨日のプリトヴィッツェのお天気はくもり時々晴れ。 雲がかかることもありましたが、晴れ間も見えて気持ちの良いお天気でした。 紅葉は4日前と比べると、ほんの少しまた進んだかな?というような具合でしたが、あまり日にちが経っていないせいか劇的な変化は感じませんでした(※4日前の様子はこちら) 変化といえば、先日と比べると少し寒くなったという点。 歩いているとポカポカと体が温まり、コートを着ていると少し暑く感じることもありましたが、じっとしているとひんやり寒く感じました(暖かい服や上着の準備は必須です!)。 ところで、昨日はかなり久しぶりにプリトヴィッツェからザグレブまでバスに乗って帰ったのですが、バス停でたくさんの日本人旅行者の姿を見かけました。 エントランス2のバス停でバスを待つ人々 最近、個人旅行でクロアチアへお越しになる方が増えてきているようですが、それでも(たまたまだったのかもしれませんが…)かなり多くの日本人の方のお姿が見えたので、ちょっと嬉しい驚きでした。 プリトヴィッツェから他都市へ向かうバスの情報が少ないためか、中には「ここであってるのかな?」という感じで、ひとりでちょっと不安そうに待っている方も…。 また、プリトヴィッツェからザグレブ/スプリット行きのバスの乗り方と注意点を改めてまとめてみようと思いますが、しばらくバタバタして時間が取れそうにないので、ここで簡単に要点をまとめておきますね。 ・事前にバスのスケジュールの確認やオンライン購入(予約)するなら下記サイトがおすすめです: https://getbybus.com/en/ ・「プリトヴィッツェからザグレブ/スプリット行きのバスを事前予約しておくか否か」と迷うと思いますが、筆者は夏の混雑するシーズンを除いては、当日の現地購入をおすすめします。理由は事前予約してしまうと、散策時間が制限されるから。バスの時間を気にしながら、初めて訪れる広大な敷地を散策するのは何かとプレッシャーになると思います。10月~4月の間は観光客が少ない時期なので、当日現地購入でも滅多に問題ないでしょう。 ・当日、現地購入する方法はふたつ。 ひとつはバス乗り場付近のチケットオフィスで購入、もうひとつはバスの運転手さんから直接購入する方法です。 ・プリトヴィッツェでは、バスはエントランス1、エントランス2付近にあるそれぞれのバス停に停まります。 ※プリトヴィッツェからザグレブに向かうバスに乗車する際は、エントランス2のバス停からの乗車がおすすめです ・※プリトヴィッツェからスプリットに向かうバスに乗車する際は、エントランス1のバス停からの乗車がおすすめです ・バスは時刻ぴったりにこず、5分、10分遅れてくることがしょっちゅうあるので、バスが時間通りこなくてもあせらずに気長に待っていてくださいね ※「プリトヴィッツェからザグレブに向かうバスに乗車する際は、エントランス2のバス停からの乗車がおすすめです」と書きましたが、ザグレブ方面に向かうバスは、まずエントランス2に停車し、そのあとエントランス1に向かい、ザグレブへと続きます。 この日も私はエントランス2から乗車しましたが、エントランス1では満席になっている光景を見て「やっぱりエントランス2から乗ってよかった!」と思いました。 以上みなさんのヒントになれば幸いです。 (2017年10月9日 小坂井真美) 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事
プリトヴィッツェ紅葉レポート┃2017年10月上旬
こんにちは! 今日は4日ぶりにプリトヴィッツェへ行ってきました。 先日訪れた9月30日と比べると、また一段と紅葉が進んでいましたよ! (※9月30日の様子は「プリトヴィッツェ紅葉レポート┃2017年9月末」をご覧ください) 写真では変化がわかりづらいかもしれませんが「たった数日間でこんなに変わるものなんだなぁ~」と、日ごとに変化するプリトヴィッツェの風景に感動しました。 今日のプリトヴィッツェのお天気は曇りのち晴れ。 朝スプリットを出発してプリトヴィッツェへ向かう途中、雨がぱらついていたのでちょっと心配でしたが、公園に着く頃には雨も止み、傘をさすことなく散策をスタート。 最初は少し雲がかかっていましたが、お昼を過ぎると、とってもきれいな青空が広がってくれました♥ 雲がかかっているうちは寒く、薄手の長袖にコート姿でちょうどいいくらいの気候でしたが、青空が広がると寒がりの筆者でさえコートを脱いで歩きたくなるほど暖かく・・・。 秋晴れの空の下、清々しい気分で散策を楽しむことができました。 毎度ながら、皆様にそのままのプリトヴィッツェの風景をお伝えするため、ここに掲載している写真はすべて無加工・無修正です... »記事
プリトヴィッツェ紅葉レポート┃2017年9月末
こんにちは! 先日(9月30日)またプリトヴィツェに行って来ました。 この時期になると服装情報だけではなく、日々刻々と変化する「プリトヴィツェツの紅葉の状況が気になる!」という方も多いので、プリトヴィツェを訪れる毎に当ブログにて皆様に最新の状況をレポートしたいと思います♬ 9月23日に訪れてから、1週間しか経っていませんでしたが、更に紅葉が進んでいましたよ!(9月23日の様子はこちら) 9月23日は上湖群で「ちょっと紅葉が始まったかな?」というような感じでしたが、30日に訪れた時は下湖群でもはっきりとした黄色や赤に染まる木々もちらほら目につきました。 ちなみに、ネットに出回っているプリトヴィツェの紅葉の写真はよりきれいに紅葉が見える用に色味が調整されているものが多いのですが、皆様にそのままの風景をお伝えするため、ここに掲載している写真はすべて無加工・無修正です。 本当にこんな色で、実際は写真よりもずっとキレイで美しいです✨ また気になる服装ですが、この日は長ズボン+長袖、ダウンコートなど暖かい上着を着ている人の姿が目につきました。 なかにはまだ半ズボンを履いているツワモノさんもいましたが、日本人の感覚では確実に凍えてしまいます。 10月からのプリトヴィツェ観光は基本的に冬物の服装が必要だとお考えください。 また今週、来週と何度かプリトヴィツェに行く予定があるので、その都度みんさんにレポートをお届けしますね♬ 【関連記事】 ●【保存版】10月のクロアチア観光❘気になる気候や服装は?注意点はある? (2017年10月3日 小坂井真美) 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事
【現地レポート】7月・8月のプリトヴィツェ❘大混雑を回避する方法
この間の火曜日(18日)、日本から旅に来てくださった方と一緒にザグレブから日帰りでプリトヴィッツェへ行って来ました。 この日は車でプリトヴィッツェへ向かったのですが、混雑しがちな夏の時期はなるべく朝早くにプリトヴィツェへ到着した方がいいため、ラストケ村は後回しで、まっすぐにプリトヴィッツェへ。朝8時頃に出発して、10時過ぎ頃にプリトヴィツェに到着しました。 7月も後半に差し掛かり、プリトヴィッツェのガイドさんたちからは「毎日すごい人だよ!チケット売り場も遊覧船乗り場も長蛇の列!」と聞いていたので覚悟していましたが、エントランス1に到着して驚愕! チケットを購入したい旅行者の長蛇の列ができていたのです。チケット売り場は上の写真の右側のずっと奥・・・!並んでいれば、恐らく1時間近く、もしくは1時間以上待っていたかもしれません。 「エントランス2の方はほとんど並んでいないよ」という情報を現地でキャッチしたので、すぐさま車に戻ってエントランス2へ向かいました。 エントランス2 情報の通り、エントランス2付近のチケットオフィスはガラガラ。1人も待つことなく、あっさりとチケットを購入し入場することができました。エントランス1の壮絶な光景と思い返すと、思わず拍子抜けしてしまうほどでした(笑) 「P3」から「P2」に向かうボート エントランス2からはまず「P3」から「P2」にボートで渡り、上湖群の散策をスタート。「P3」から「P2」に向かうボートも全く待つことなく、すぐに乗船することができました。 いつも下湖群と比べると人が少ない上湖群。人気の時期なので、やはりたくさん人はいましたが、のんびりと上湖群を楽しむことができました。 美しい滝がいっぱいの上湖群 上湖群を1時間程歩いた後「P2」に戻り、そこから「P3」に向かうボート(遊覧船)に乗船。このボートも1回も見送ることなく、すぐに乗船することができました♬ こうして、一度も混雑に巻き込まれることなく、スムーズに「P3」へ到着! そして「P3」に到着した光景に驚愕してしまいました・・・!!(↓↓) 下湖群から上湖群に渡りたい人の長蛇の列ができたP3 「P3」には下湖群から上湖群に渡りたい人の長蛇の列ができていたのです! 延々と続く人の列・・・。 その列はボート乗り場が見えないところまで続いていました(下の写真↓)!乗船まで恐らく1時間半はかかるであろう長い列。 きっと私たちもエントランス1からスタートしていたら(下湖群から上湖群に向かっていたら)炎天下の中、この長蛇の列に巻き込まれていたことでしょう。 そんな光景を目にして「エントランス2からスタートしてよかったですね」という話をしながら、「P3」近くのレストランスペースでランチタイム。 ひと休みした後は、下湖群の散策を楽しみました。 下湖群 やはり上湖群と比べて、圧倒的に人が多い下湖群。 下湖群 狭い場所だと、すれ違うのもやっとな程たくさんの人でごった返していました。 とはいえ、下湖群もハイライトをばっちり巡り、14時過ぎにエントランス1でフィニッシュ! 今回はエントランス2からスタートした判断が良かったおかげで、1度も長蛇の列に並ぶことなく散策を終えることができました。 7月から8月末にかけて、これからしばらく連日大混雑が予想されるプリトヴィッツェですが、エントランス1が混んでいる日はエントランス2からスタートすることをおすすめします。 今回私たちが巡ったルートは「【知らないと後悔する】夏のプリトヴィツェ散策... »記事
【知らないと後悔する】夏のプリトヴィツェ散策 ❘ 混雑を回避するためのおすすめルート
1年で一番プリトヴィッツェが輝く夏 クロアチアを代表する人気観光地であるプリトヴィツェ湖群国立公園(以下「プリトヴィツェ」)。 1年で一番プリトヴィツェの入園者が多くなるのはプリトヴィツェが1年で一番美しく輝く夏。6月から8月にかけての時期です。特に7月から8月中頃にかけての時期は1日の来園者数が1万人以上(!!)にも上り、園内はたくさんの人で混雑します。 この時期は「チケットを購入するだけのために1時間近く並んだ」「遊覧船に乗るのに1時間以上並んだ」というような声もよく耳にします。 そこで今回は、夏のプリトヴィツェ観光を楽しみにされている方のために、少しでも混雑を回避して、楽しく散策できるおすすめのルートをお伝えします。 夏は「エントランス2」からのスタートがおすすめ! エントランス2 通常、筆者がみなさまにおすすめしたいのはこちらのルートのように、エントランス1からスタートし、まずは下湖群を観光、その後上湖群へと進んでいくルートなですが、混雑する夏の時期はこの逆ルートがおすすめです。 つまり、エントランス2からスタートし、まずは上湖群を観光、その後下湖群へと進んで行くのです。 このような逆ルートをおすすめする理由は、多くの旅行者がエントランス1からスタートするため。時間のない団体ツアーの旅行者や旅人たちは、何かとハイライトが多い(エントランス1に近い)下湖群のみの観光をする場合が多いからです。そのため、上湖群と比べると、下湖群は常に混雑しがちな状況にあるのです。 おすすめルートを文だけでお伝えしても、なかなかイメージがわかないと思いますので、下に地図とあわせてお伝えしますね(きたない手書きでごめんなさい💦) なお、おすすめルートは下記地図内にピンク色の線で記しています。所要時間は、下の地図にピンク色の線で記したルートを辿り、混雑に巻き込まれることなくスムーズに行けば4時間程度です。 では、早速ルートを細かくチェックしてみましょう! ★「エントランス2」からスタート まずは「エントランス2」でチケットを購入しましょう。多くの旅行者がエントランス1から散策をスタートさせるので、夏の時期は「エントランス1」には長蛇の列が発生しがちです。場合によっては1時間以上並ぶことも・・・。 (もちろん日によって状況はまちまちですが、一般的には)「エントランス1」では1時間以上待ちの長蛇の列ができている日でも、「エントランス2」なら全く並ぶことなくチケットが買えた!なんてことも珍しくありません。 そのため、混雑している時期は「エントランス2」でチケットを購入して、散策をスタートさせましょう。 ⓵P1からP2へボートで渡る エントランス2をスタートしたら、まずは「P1」のボート乗り場へ向かいましょう。夏のハイシーズン中は「P1」から「P2」を結ぶボート(遊覧船)も(日によりますが)10~15分に1回程度の間隔で運行しています。 「P1」から「P2」まではボートでわずか5分程度。あっという間に到着します。「P2」でボートを降りた先は、いわゆる「上湖群」と呼ばれるエリアになります。 ②上湖群を散策する 案内板の指示に従って散策すれば大丈夫です ここで「上湖群」のエリアで散策ルートとしてピンク色の線を引いたのは一部のみ。上湖群のハイライトを楽しみながら、一番短い時間で散策できるルート(ゆっくり歩いて約1時間程度)ですが、もし1日たっぷりと時間のある方、体力に自信のある方は、もう少し上の方まで足を延ばしてみると良いかもしれません。 途中分かれ道などがあり「このルートであっているのかな?」と不安に感じることもあるかもしれませんが、道中、各所に案内板が立っているので「P2」と書かれた矢印の方向へ進んでいけば大丈夫ですよ。 ③P2からP3へボートで渡る 下湖群から上湖群に渡りたい人で長蛇の列ができたP3 上湖群の散策が終わったら、「P2」から「P3」へボート(遊覧船に乗って渡りましょう)。混雑する夏の時期、「遊覧船を乗るのに1時間以上も並んだ」という事態になるのは大抵「P3」。 (これも、もちろん日によって状況はまちまちですが、一般的には)「P2」が1時間以上待ちの事態となることはほとんどなく、「P3」と比べるとずっと混雑も少なくスムーズに乗船することができます。 P2からP3まではボートで約20分程度。「P3」付近にはお手洗いやレストランスペースもあるので、ここでランチタイムを設けてひと休みするのがおすすめです。 ④下湖群を散策する ひと休みしたら、下湖群の散策をスタートさせましょう。 下湖群は「ミルカ・トルニナの滝」や公園一大きな滝「ヴェリキ・スラップ」など、ハイライトが多いエリア。下湖群は特に上(進んできた方向)から下(進行方向)へと流れる小さな滝が多いエリアなので、時折後ろを振り返って景色を楽しんでくださいね。 最後は「エントランス1」を目指してフィニッシュです! ガイド付きツアーを利用する方法も 美しい滝がいっぱいの上湖群 以上、なんとなくおすすめルートのイメージを把握していただけたでしょうか? 「やっぱり、自分たちだけじゃ、限らた時間で広い園内を迷わず散策できるか不安」「その日によって混雑の状況などが変わるプリトヴィツェ。やっぱり園内事情を知り尽くしたガイドさんがいると安心かな・・・」「チケット購入のために時間をロスするのは絶対に嫌だ」という方は、旅行会社が手配しているガイド付きのツアーへの参加がおすすめです。 旅行会社が手配している政府認定の公式ガイド付きのツアーであれば、チケットの購入に並ぶことなくスムーズに入園できます(ただし、ガイドさん付きのツアーであっても、遊覧船だけは事前予約などが一切できないため、ガイドさん付きであっても並ぶこともあります)。 「クロたび」では、ザグレブから英語ガイドさんと行く日帰りのプライベートツアーをおすすめしています。よろしければぜひご検討ください。 ⇒ 【ザグレブ発】プリトヴィッツェ日帰りプライベートツアー また「興味はあるけれど、プライベートツアーは予算的に厳しい」「せっかくガイドさんが付いていても、英語や外国語が話せないのでやっぱり不安。プリトヴィツェの散策ルートがわかっている日本人について来てほしい」というお声も。そんな方は日本語アテンドサービスをぜひご検討ください。 以上みなさまの楽しい夏のプリトヴィツェ散策のヒントになれば幸いです☆ (※所要時間、目的別のプリトヴィッツェの散策モデルルートはこちら) (小坂井真美) プリトヴィッツェの観光情報をチェックしよう ⇒ プリトヴィッツェ園内散策モデルコース一覧はこちら ⇒ プリトヴィッツェ園内のレストラン情報一覧はこちら ⇒ 散策前に知っておきたい、プリトヴィッツェ国立公園の特徴 ⇒ 【観光前にチェック】プリトヴィッツェ散策 服装と持ち物 ⇒ 安全のために知っておきたい、公園内での注意とマナー ⇒ 【プリトヴィッツェ】公園へのアクセス、入園料と開園時間 ⇒ ベストシーズンはいつ?プリトヴィッツェの幻想的な四季巡り ⇒ (プリトヴィッツェ観光)死亡事故につながる可能性も!絶対に守ってほしいこと ⇒ 【夏プリトヴィッツェ観光をする方へ】事前に知っておきたい注意点 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事
プリトヴィッツェに出没する、トンデモナイ人たち
園内は観光客でいっぱい! 一昨日、日本からクロアチアへお越しくださったご夫婦にお供して、再びプリトヴィッツェへ行って来ました! この日はお天気予報によると『晴れのち、所により雷雨』と、ちょっぴり心配なお天気。 ですが、そんな心配とは裏腹に、私たちがプリトヴィッツェに到着した11時頃は気持ちの良い青空が広がっていました。 エントランス1付近 先週の木曜日は予想していたよりも人が少なかったプリトヴィッツェ公園ですが、この日はたくさんの観光客でいっぱい! 私たちは公認ローカルガイドさんと一緒に散策をしたのでチケット売り場に並ぶ必要はありませんでしたが、チケット売り場には長蛇の列ができていました。 この日案内をしてくれたガイドさん曰く「ここ数日で観光客の数もぐっと増えてきました。1日の来園者は今の時期は約8000人~10000人。7月、8月のハイシーズンになると、毎日最大12000人が訪れるんですよ・・・!」とのこと。 数年前から毎年のように「来園者があまりにも多すぎて、プリトヴィッツェが世界ユネスコ自然遺産リストから除外される可能性がある」という噂を度々耳にしていましたが、どうやら単なる噂ではない模様。 なんでも、来園者があまりにも多すぎるため、行き届いた自然保全が難しくなってきており、マナーの悪い観光客のせいでプリトヴィッツェが世界ユネスコ自然遺産リストから除外される可能性が急浮上してきているのだそう。 残念なことに、この日も湖にエサを投げ入れている人や、立ち入り禁止の場所に立って写真を撮る人、川の中に足をつけている人、それから湖の中に浮かぶペットボトルやごみ屑を何度も見かけました。 プリトヴィッツェを心から愛するガイドさんは、そんな人を見かける度に「エサをあげないでください」「ここ、立ち入り禁止エリアですよ。あなたにとっても危険なので、やめてください。遊歩道に戻ってください」と声をかけたり、ごみ屑を見かける度に拾っていました。 これはこのガイドさんに限らず、他のガイドさんや公園レンジャーさんのみんなが日々心がけていること。私もそんな彼らの姿を見て、プリトヴィッツェ散策の際にゴミが落ちているのを見かけたら、拾うように心がけるようになりました。 実は先月、日本から旅に来られた方とプリトヴィッツェ園内を歩いていた時のこと・・・。別にこの話をお伝えしたわけでもないのに、私やガイドさんが気づくよりも前に「あぁ、こんなところにゴミが落ちているわ。こんな美しい場所にゴミを捨てる人がいるのね・・・」と、その方はさっとゴミを拾われたのです。 そんなお姿を見て、ガイドさんも私も思わず感動! クロアチア人ガイドさんも「ここが自分の国の国立公園だったら、きっとしないようなマナー違反行為をする外国人観光客が多く、毎日腹ただしい思いでいっぱいだった中、この方のようにゴミを拾ってくれる観光客をはじめて見た。日本人はやっぱりすごくマナーが良い・・・!本当にうれしい」と大感激していました。 ちょっと話が逸れてしまいましたが、このように年々増える観光客に伴い、マナー違反行為をする観光客も増え、美しいプリトヴィッツェ湖群国立公園が危機にさらされているのです。 この日お話を聞かせてくれたガイドさんは「プリトヴィッツェがユネスコ自然遺産リストから除外されてしまう事態は本当に避けたいです・・・。もしプリトヴィッツェがユネスコ自然遺産から外され、国立公園から自然公園へ格下げされるようなことがあれば、いろいろな規制が緩和される。 そうなると、お金儲けを考えて利益ばかりを優先する人たちがやってきて、公園周辺にキャンプ場などいろいろな施設を作って、プリトヴィッツェの自然はきっと破壊されることでしょう・・・。そうならないといいのですが・・・」と、心配そうに語っていました。 美しいプリトヴィッツェの景色を後世に伝えるためにも、公園を訪れるひとりひとりがしっかりマナーを守って散策を楽しみたいものですね。 このようにマナー違反行為をする観光客に日々顔をしかめているガイドさんたちですが、もうひとつ、ガイドさんたちが「絶対に許せない!」と怒り心頭のとんでもない人たちが最近プリトヴィッツェ公園に毎日のように出没しています。 そのとんでもない人‥・とはスリ! プリトヴィッツェにやってくる大勢の観光客のお財布を狙ったプロのスリ集団が、園内に出没しています。 特にここ数日前から被害が急増しており、犯人の目星はついているとのこと。なんでもルーマニア辺りからやって来た外国人スリグループだそう。 目星はついているものの、現行犯逮捕か犯行の瞬間を捉えた動画など、決定的な証拠がないと犯人を逮捕できないのだとか。 公園のスタッフやローカルガイド、現地警察が一致団結。勢力を挙げて、犯人逮捕に努めているそうですが、なかなか捕まえるのが難しく、次から次へと出没するスリに手を焼いているそうです。 ※写真はイメージです。この写真に写っている女性はスリと関係ありません この日もエントランス1付近で、ガイドさんが「あっ!あの女2人組!!」と睨んだ先を見ると、旅行者の格好をした若い女性が2人。高台のスロープからキョロキョロとあたりを見渡して、辺りを伺っている様子でした。 「あの二人組、絶対スリよ!プリトヴィッツェのガイドのSNSグループに注意喚起で出回っている、写真の二人組の女にそっくり!!(スマホで写真を確認して)・・・ほらね!!」と、見せてくれた画面の写真に写っていたのは、高台に立っている女性によく似た二人組。 いかにも観光客・・・というような服装をしていましたし、ガイドさんに言われなければ、スリだなんて夢にも思わないような外見の二人組でした。 ガイドさん曰く、スリ被害対策のために、観光客に扮した警察官が園内をパトロールしているとのこと。この日も二人組の姿を見かけたガイドさんは園内の仲間たちに「エントランス1付近でスリの女二人組を見たから注意して」と注意喚起を促していました。 また、犯行はプロのスリ集団によってのみ行われているわけではないらしく、なかには観光中にスリをはたらくトンデモナイ旅行者が要るとのこと…!「先週は、ハンガリー人、それからポーランド人の観光客が、他の観光客の財布を盗んで現行犯逮捕されたの」というトンデモナイ話をガイドさんから聞いて、私も仰天してしまいました... »記事