【クロアチア便り】11月末、カワセミが舞う雪のプリトヴィッツェ
11月29日 プリトヴィッツェ湖群国立公園 こんにちは! 一昨日(11月29日)久しぶりにザグレブから日帰りでプリトヴィッツェへ行ってきました。 11月29日 ラストケ村 ザグレブからプリトヴィッツェに向かう途中、ラストケ村に立ち寄りコーヒーブレイクと景色を楽しみましたが、村では民家の屋根にうっすらと雪が残っている程度(↑ 上の写真) ラストケ村では雪景色には出逢えませんでしたが、プリトヴィッツェに近づくにつれ、周囲の山や丘が白い雪に覆われるようになりました。 筆者が最後にプリトヴィッツェを訪れたのは11月上旬(⇒ その時の様子はコチラ) あれから3週間以上経っていたので「きっと園内の様子はかなり変わっているだろうな・・・」と予想はしていましたが、プリトヴィッツェでは秋が去り、すっかり真冬の景色になっていました。 この日のプリトヴィッツェ園内での積雪はわずか数cm程度。 到着してすぐに「この程度の雪なら、歩くのも苦労しないだろう」と思っていたのですが、公園スタッフのお姉さんにその日散策可能なルートを確認すると「遊歩道が大変滑りやすくなっていて危険なので、下湖群の大部分も閉鎖されています」と教えてもらいました。 またこの時期(冬)は、雪が降ると上湖群は完全に閉鎖されるので、この日は上湖群はもちろん、下湖群の遊歩道も散策できない状態でした。 (※雪の季節にプリトヴィッツェ散策へお越しの方は、安全のためにも「当日散策可能なルート」を必ず散策前に公園のインフォメーションスタッフの方に確認してからスタートしてくださいね) エントランス1から下湖群の湖面へ降りて行く坂道が閉鎖されていました 積雪はわずか数cm程度ですが、溶けた雪が朝晩の寒さで凍りつき、そこら中がツルツルに・・・!注意して歩いても、何度か滑りそうになってしまいました。 「特に、ここ(エントランス1)から下湖群の湖面へ降りて行く坂道がツルツルで危険です。閉鎖されていますが、(柵を乗り越えて)絶対に行かないでくださいね」と来園者に釘を刺すスタッフのおじさん。 こんな風に公園スタッフの方が安全のために注意喚起してくれているのに、閉鎖されているはずの下湖群の遊歩道の上には、何人かちらほら、歩いている人の姿が見えました。 来園者が少ないため、コンパクトサイズな園内バスが運行していました! この日、幸い園内バス(ST1=ST2間のみ)とコジャク湖の遊覧船(P1=P3間のみ)は運行していたため、公園スタッフの方のおすすめルート(↓)で散策することに。 ① エントランス1からST1を目指して歩く ② ST1からST2までバスで移動 ③ST2に到着後、P1を目指し、遊覧船に乗船 ④ P1からP3まで遊覧船で移動 ⑤ P3に到着後、ST1を目指して歩く ⑥ ST1に着いたら、エントランス1まで徒歩で戻って散策終了 この日はP3の休憩所が開いていたため、私たちはP3で30分程お昼休憩を取りましたが、上のルートで2時間半程度でした。(※積雪が深いとP3の休憩スペース(レストラン)お手洗いも完全に閉鎖されることがあります) 毎年冬になると一気に観光客が減るプリトヴィッツェ。 この日、園内で見かけたのは写真や映像を撮りに来ている方や個人旅行者が数組と、韓国人、中国人団体客を数組見かけた程度でした(日本人観光客の姿はお見かけしませんでした) 「とにかく寒い」「(閉鎖のため)散策できないルートが多くなる」「滑りやすく歩き辛い」というのが難点の真冬のプリトヴィッツェ観光ですが、冬、雪に包まれたプリトヴィッツェはかなりおすすめです。 (雪がないと寂しい景色になってしまいますが・・・)真っ白な雪に包まれるプリトヴィッツェは、他の季節には決して見ることができない美しさがあります。 またあまり人がいないため、辺り一帯が静かな空気に包まれるプリトヴィッツェには、春や夏など観光客が多い季節にはなかなか姿を見せてくれない野鳥たちの可愛らしい姿を間近で観察することができます。 写真に小さくカワセミが映っているのですが・・・小さすぎてわかならいと思います この日も何種類かの小鳥を見かけましたが、思いがけない素敵な出逢いがありました。 P3からST1を目指して、景色を楽しみながら歩いていた途中、遠くの方で青くキラキラと光る何かが飛んでいるのが目に飛び込んできたのです! 水墨画のような雪景色の中、青く光る美しいそれに一瞬で心を奪われてしまいました。 鳥だということはすぐにわかったのですが、今まで目にしたことがない鮮やかな色と動き。 木にとまったので「一体なんだろう!?」と目を凝らしてみると、その姿は瑠璃色の羽にオレンジ色のおなか(↓ 下の写真)。 (↑ これは1枚上の写真を拡大したもの。この日は野鳥の写真を撮りに来たわけではないので、望遠レンズなども持っておらず、一瞬の出来事だったので、写真はこれ1枚だけです) 「ひょっとして・・・!?」と我が目を疑いましたが、なんとカワセミでした! 筆者にとって野生のカワセミを目にするのは今回がはじめてだったのですが、その美しさに見惚れ、感動してしまいました。よく「空飛ぶの宝石」と称されるカワセミですが、まさにその名にふさわしい美しさでした。 ザグレブに帰ってプリトヴィッツェでガイドをしている友達(ガイド歴はあまり長くない人ですが)に「今日プリトヴィッツェでカワセミを見たよ!」と話したら、「へぇ~!ラッキーだね!プリトヴィッツェにカワセミがいるって、聞いたことはあるけれど、本当にいるんだね。私はまだ見たことがないよ~」と言っていたので、プリトヴィッツェでカワセミに出逢える確率はあまり高くないのかもしれません。 そんなラッキーな1日でしたが、アンラッキーなことに、うっかり家に寒さ対策用の帽子と手袋を忘れて来てしまった筆者。 この日の日中の最高気温はマイナス2℃という寒さだったため、手が冷たくて仕方がありませんでした(苦笑)ですが、たくさん着込んで行った上、カイロを持っていたので、手は冷たかったですが身体が冷え切ることはありませんでした。 これからの季節、プリトヴィッツェ散策には暖かい服やコートはもちろん、帽子、マフラー、手袋、(底がぺったんこの歩きやすい)ブーツは必須です! 冬のプリトヴィッツェ散策に必要なものはこちらの記事(【冬プリトヴィッツェ観光をする方へ】事前に知っておきたい注意点・持ち物&服装)にまとめているので、旅の準備のヒントにしていただけると嬉しいです! (2018年12月1日 小坂井真美) ザグレブからプリトヴィッツェへの日帰り旅行には公認ガイド付きのプライベートツアーがおすすめです。 プリトヴィッツェ観光は「バスでのアクセスが不安だ。自分たちでちゃんとザグレブまで戻って来れるかな・・・」「広い公園内で迷わないか。無駄なく効率よく散策したい」というようなお声もよく耳にしますが、専用車とプロガイドが付いたプライベートツアーなら、安心&ラクラク、そんな不安も一気に払拭してくれます! 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! プリトヴィッツェの観光情報をチェックしよう ⇒ プリトヴィッツェ園内散策モデルコース一覧はこちら ⇒ プリトヴィッツェ園内のレストラン情報一覧はこちら ⇒ 散策前に知っておきたい、プリトヴィッツェ国立公園の特徴 ⇒ 【観光前にチェック】プリトヴィッツェ散策 服装と持ち物 ⇒ 安全のために知っておきたい、公園内での注意とマナー ⇒ 【プリトヴィッツェ】公園へのアクセス、入園料と開園時間 ⇒ ベストシーズンはいつ?プリトヴィッツェの幻想的な四季巡り ⇒ (プリトヴィッツェ観光)死亡事故につながる可能性も!絶対に守ってほしいこと 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事
【現地レポート】滝も凍る!美しい銀世界のプリトヴィッツェに感動
3月4日プリトヴィッツェの様子 こんにちは! 先日(3月4日)、またプリトヴィッツェ湖群国立公園へ行ってきました。 先日のブログでもお伝えしたとおり、先週は1m30㎝もの雪が積もったプリトヴィッツェ(関連記事:【クロアチア便り】プリトヴィッツェの湖も凍結!でも、来週は寒さが和らぎそうです) この日(3月4日)、ご一緒させていただいた方は、プリトヴィッツェ散策をとても楽しみにされていたので、一緒にご案内させていただいたガイドさんと「ここ最近、ずっと寒いから・・・3月4日のお天気はどうかな?雨や大雪にならないかな・・・?もしお天気が良くないようなら、スロベニアに行き先を変更しよう」と少し心配していたのですが、運良く予定通り、プリトヴィッツェへ向かうことができました。 3月4日、ラストケ村の様子 途中、ラストケ村にも立ち寄りましたが、深い雪に包まれていました。 (この日に限らず、例年、冬の間はそうですが)深い雪のため、まだ村内の観光はできない状態で、1軒のカフェ兼レストランを除いて、お店はすべてクローズしている状態でした。 でも、人の気配がほとんどない、真っ白な雪に包まれるラストケ村は、おとぎ話の世界のような美しさ。 ご一緒させていただいた方も「なんだか、ムーミンがでてきそうですね~!すごくきれいです!」と、その美しさに感激されていました。 ラストケ村もかなり雪が積もっていましたが、プリトヴィッツェはそれ以上・・・! ビューポイントからの景色 プリトヴィッツェに到着後、まずはエントランス1を入ってすぐ、「大滝」を望むビューポイントから公園内の景色を一望したのですが、公園中の滝や湖が凍っていてびっくりしました! 今年は何度か雪のプリトヴィッツェを訪れましたが、ここまで湖面や滝が凍っている風景は初めて目にしました。 先週あたりから、(普段遊覧船が運行している)「コジャク湖」も大部分が凍結しており、この日も遊覧船は運休中。また深い積雪のため、園内を走るバスも完全に運休していました。 「今日は遊覧船もバスも運休している上、かなり雪が積もっているので、どれくらい散策できるかわかりませんが、行ける所まで行きましょう」と言うガイドさんについて散策をスタート。 雪で歩きにくかったですが、滑ったり、転んだりしないように、一歩一歩ゆっくりと歩を進めながら、湖近くまで坂道を降りて行きました。 上から湖を見下ろす景色も素晴らしかったですが、湖面近くに到着すると、また別の絶景が目に飛び込んできました。 湖も滝も木々も、すべてが雪と氷で覆われた、銀世界の絶景! 大滝のすぐ下にも行きましたが、青く凍り付く滝の姿(↓)は、いつにも増して美しくダイナミックでした! 凍り付く大滝 その後、コジャク湖方面を目指して、景色を楽しみながら散策しましたが、遊歩道の上はものすごい雪・・・! 「遊歩道が崩壊してしまうんじゃないか・・・」と心配になる程、雪が積もっており、途中かなり歩きにくい部分や、正面から来た人とすれ違うのが大変なエリアもたくさんありました。 なんとか「ミルカ・トルニナの滝」までたどり着くことができましたが、その先は完全に雪で閉ざされていたため引き返すことに。 このように、この日は散策できるエリアは狭かったものの、素晴らしい絶景を楽しむことができました。 凍り付く湖 「いつ、何度訪れても、二度と同じ光景には出逢えない」と言われるプリトヴィッツェ。この日はその言葉を身にしみて感じる、感動的な1日でした。 天気予報によると、今週末あたりからは少しずつ暖かくなり始めるというクロアチア。 あとしばらくすれば、プリトヴィッツェの湖の氷も、山を覆う雪も、すっかり解けてなくなってしまうことでしょう。 ところで、春の訪れは嬉しいことですが、雪どけの時期のプリトヴィッツェ観光は注意が必要です! 雪どけがはじまると、プリトヴィッツェの湖の水位が一気に上昇するため、日によっては遊歩道が冠水してしまい、散策できるルートが大きく制限されてしまうこともあります。 そのため近々プリトヴィッツェ観光を予定している方は、ぜひご注意ください! 詳しくは「春先プリトヴィッツェ観光をする方へ... »記事
【クロアチア便り】プリトヴィッツェの湖も凍結!でも、来週は寒さが和らぎそうです
こんにちは! 早いもので、もう3月ですね。 前回のブログでお伝えしたとおり、今週大寒波に見舞われたクロアチア。 (前回のブログ:【気候情報】来週は−20℃の日も!?大寒波襲来のクロアチア、交通網に影響も) 3月1日ザグレブの様子 ザグレブでも毎日、日中でも気温が氷点下という厳しい寒さが続いています。 昨日は久しぶりに青空が見えましたが、今日(3月1日)はまた雪。朝からずっと雪がちらついています。 今週プリトヴィッツェでは、予想通り大雪が降ったそうで、1m30cm以上積もったのだとか! ここ10年間でも特筆すべき降雪量と寒さだったらしく、今週はあまりにもの雪とコジャク湖(※遊覧船が運行する湖)の凍結のせいで、数日間プリトヴィッツェ公園が閉鎖(チケットオフィスが完全クローズ)されたそうです。 チケットオフィスは完全にクローズされていたとはいえ、来園者は(自己判断・自己責任で)自由に園内に入ることができる状態だったのだそう。 この日にザグレブから日帰りでプリトヴィッツェへ行ってきたというガイドの友人は「つい先日、プリトヴィッツェに行ったら、チケットオフィスがお休みで、公園が完全に閉鎖されていたよ!でも、今までに見たことがないくらい雪が積もっていて、一面銀世界で本当の本当に素晴らしかった!」と感激していました。 その友人は、毎年プリトヴィッツェに100回以上は行っているようなガイドさんなのですが、そんな彼が「こんなに美しい冬のプリトヴィッツェは久しぶり!」と興奮気味に話していたので、さぞ美しかったのだと思います。 コジャク湖を運行する遊覧船 まだコジャク湖の遊覧船は湖面凍結のため運休しており、おそらく今週いっぱいはその状態(運休)が続くのではないか、と予想されているとのこと。 実は今週の日曜日(3月4日)に、今回連絡をくれたガイドさんと一緒にツアーのお供でプリトヴィッツェへ行く予定をしている筆者。 「せっかくの旅。お客さんと相談して、お天気次第ではプリトヴィッツェがあまり観光できない状態だったら、スロベニアへ行き先を変更しよう」という話もしていましたが、日曜日は天気も良さそうなので「きっとまだ雪が深くて、園内を散策できる範囲は限られている上遊覧船も運行していない可能性もあるけれど、今しか見ることができない、稀に見る素晴らしい景色をお楽しみいただけると思う!」と言うガイドさんの言葉を聞いて、ワクワク楽しみにしています。 このブログを読んでくださっている方のなかには、「近々プリトヴィッツェへ行く予定!」という方もいらっしゃると思いますが、まだしばらくは深い雪に包まれるであろうプリトヴィッツェ。 来週からはクロアチア全土で、少しずつ寒さが和らいでくると言われていますが、まだしばらく寒い日が続きそうです。 近々プリトヴィッツェへお越しの方は、しっかりとした防寒対策はもちろん、ガイドさんなしで散策される際は、ルート選びには注意して安全に楽しんでくださいね。 なお「冬・雪のプリトヴィッツェ観光におすすめのルート」もヒントにしていただけますと幸いです。 (2018年3月1日 小坂井真美) プリトヴィッツェの最新のお天気をチェックしよう 最新のプリトヴィッツェの天気予報... »記事
【クロアチア便り】来週はまた雪!プリトヴィッツェ観光にはご用心を
2月15日プリトヴィッツェの様子 こんにちは! 先日(15日)、今週3度目の雪のプリトヴィッツェへ行ってきました。この日はとても良いお天気で、時折青空も見えました。 2月13日のプリトヴィッツェの様子はこちら 2月14日のプリトヴィッツェの様子はこちら この日はクロアチアへハネムーンにお越しくださった方のお供。ガイドさんと一緒に14日と同様のルートで下湖群を歩ききったのですが、写真をたくさんお撮りしながら、真っ白な雪の中、ほとんど人がいない美しいプリトヴィッツェをゆっくりと満喫することができました。 ところで、もう2月も半ばですが、日本でも各地で大雪が降ったり、厳しい寒さが続いているようですね。 クロアチアでは、1月上旬頃には「この冬は記録的な暖かさ。おそらくこの冬、大雪が降ることはもうないだろう」なんて言われていましたが、その予想は見事に外れ、2月に入ってから山間部を中心に何度も雪が降りました。 ラストケ村 そして、また来週ザグレブを含め、クロアチア各地で雪が降る模様です。特に大雪が予想されているのはリカ(Lika)地方とゴルスキ・コタル(Gorski... »記事
冬のプリトヴィッツェ最新情報┃雪の下湖群を散策してきました
2月14日のプリトヴィッツェ 今日またザグレブから日帰りで、プリトヴィッツェへ行ってきました。 プリトヴィッツェには、2日前(2月12日)に行ってきたばかりですが、あの後また雪がたくさん降ったようで、一昨日よりも一層深い雪に包まれていました(2月12日のプリトヴィッツェの様子はこちら) エントランス1から湖面に降りるための坂道(スロープ) 一昨日訪れた際は、たくさんの人に雪が踏み固められ、湖面近くに降りる坂道がツルツルしていて危険そうだったので、渓谷の上に点在するビュースポットを重点的に巡るルートを歩きましたが、今日は雪が降ったおかげで、新雪で歩きやすかったため、雪を踏みしめながら湖面近くまで下りてゆくことができました。 そのため今日は下湖群の真っ白で美しい景色を、湖面の高さから見ることができました。 ミルカ・トルニナの滝 とはいえ、まったく除雪がされないプリトヴィッツェの遊歩道。私たちが「ミルカ・トルニナの滝」に差し掛かった時、そこから先の遊歩道は(その日人が通った形跡がほとんどない)深い新雪の状態でした。 そこで「この先、深い新雪をかきわけながら、進んでゆくのが大変そう・・・」と、ミルカ・トルニナの滝の美しい景色を眺めながら、ひと休みしていたのですが、幸運なことに、あとから来た団体さんが私たちを追い越して、新雪をかき分けながら先へと進んで行ってくれたのです。 20名くらいの人が通った後なので、遊歩道の上にはしっかりと道ができ、おかげさまで随分と歩きやすい状態で先へと進むことができました。 木の遊歩道は雪で埋もれています ですが、やはり雪道はとても歩きづらく、雪に足をとられて滑ったり、転んでいる人の姿を何度も目にしました。幸い、転んで湖に落ちてしまうような人は見かけませんでしたが、油断は禁物。 階段や坂道は特に注意! 歩きながら写真を撮ったりしようとすると、滑ってしまう可能性大なので、写真を撮る際、景色を見る際は必ず立ち止まってから楽しんでくださいね。 雪に埋もれる遊歩道 前回もお伝えしましたが、プリトヴィッツェ公園側は「下湖群は開放していますが、何があっても自己責任で散策をしてくださいね」というスタンスです。 雪のプリトヴィッツェ散策の際は、安全第一を心がけて楽しんでくださいね。 氷柱ができているプリトヴィッツェの大滝 いつもは小一時間もあればサクサクと散策できる下湖群のルート(エントランス1からP3まで)ですが、雪のため約2時間程かけて歩きました。 その後、P3からP1までは遊覧船で移動。ST2からST1は園内バスを利用し、ST1に到着後はエントランス1まで、ビュースポットからの景色を楽しみながら歩いて戻りました。 ちなみに、一昨日と同様、今日も遊覧船は1時間に1本(P3=P1のみ運行)。ST2=ST1間を走る園内バスは30分に1本の間隔で運行していました。 (※おそらく2月いっぱいはこのような運航スケジュールだと思われますが、園内の状況に合わせて変更されるため、必ずインフォメーション・センターで当日の運航状況を確認してくださいね) なお、P3のカフェ・レストランは閉鎖されているので、ご注意ください。 また、一昨日と同様、今日も万全の防寒対策をして行ったので、歩いている間は特に寒さを感じることはありませんでした。(具体的には下のような準備&恰好をして行きました) ・ 暖かいインナー(シャツ・レギンス ※シャツは2枚重ね) ・ 分厚いニットのセーター ・ 裏起毛のズボン ・ インナーダウン ・ 首元まで暖かい分厚いダウン ・ ニットの帽子 ・ 分厚い手袋 ・ 暖かいブーツ&靴下 唯一、一昨日と異なる点は、今日はブーツに防水スプレーをふって行ったのですが、そのおかげでブーツに溶けた雪がしみ込むことなく、一段と快適に散策することができました。 それから、一昨日も気になりましたが、意外にもショートブーツや運動靴で雪のプリトヴィッツェにお越しになる方の姿をたくさん目にしました。 雪が大変深いため、ショートブーツや運動靴などでは、靴の中に簡単に雪が入ってしまい、足元から冷えてしまいます。雪が深いプリトヴィッツェへお越しの際は、ぜひ暖かくて歩きやすいブーツ(できれば滑りにくいブーツ、スノーブーツが理想的です)を履いていらしてくださいね。 以上、近々プリトヴィッツェへお越しの方のヒントになれば幸いです。 (2018年2月14日 小坂井真美) ザグレブからプリトヴィッツェへの日帰り旅行には公認ガイド付きのプライベートツアーがおすすめです。 プリトヴィッツェ観光は「バスでのアクセスが不安だ。自分たちでちゃんとザグレブまで戻って来れるかな・・・」「広い公園内で迷わないか。無駄なく効率よく散策したい」というようなお声もよく耳にしますが、専用車とプロガイドが付いたプライベートツアーなら、安心&ラクラク、そんな不安も一気に払拭してくれます! ただし「興味はあるけれど、プライベートツアーは予算的に厳しい」「せっかくガイドさんが付いていても、英語や外国語が話せないのでやっぱり不安」というお声も。そんな方は日本語アテンドサービスをぜひご検討ください。 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! プリトヴィッツェの観光情報をチェックしよう ⇒ プリトヴィッツェ園内散策モデルコース一覧はこちら ⇒ プリトヴィッツェ園内のレストラン情報一覧はこちら ⇒ 散策前に知っておきたい、プリトヴィッツェ国立公園の特徴 ⇒ 【観光前にチェック】プリトヴィッツェ散策 服装と持ち物 ⇒ 安全のために知っておきたい、公園内での注意とマナー ⇒ 【プリトヴィッツェ】公園へのアクセス、入園料と開園時間 ⇒ ベストシーズンはいつ?プリトヴィッツェの幻想的な四季巡り ⇒ (プリトヴィッツェ観光)死亡事故につながる可能性も!絶対に守ってほしいこと ⇒ 【夏プリトヴィッツェ観光をする方へ】事前に知っておきたい注意点 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事
【現地レポート】2月、雪のプリトヴィッツェへ行ってきました
雪に包まれるプリトヴィッツェ こんにちは! 昨日は久しぶりに真冬のプリトヴィッツェへ行ってきました。 先日のスタッフ・ブログでもお伝えしましたが、先週かなり雪が降ったクロアチアの山間部。ザグレブからプリトヴィッツェへ向かう道中の景色も、辺り一面真っ白でした。 途中、ラストケ村にも立ち寄りましたが、村も真っ白な雪で包まれていましたよ! 雪に包まれるラストケ村 昨日のプリトヴィッツェのお天気はくもり時々雪。気温は最高気温が10度、最低気温が2度。ここ数日「最高気温・最低気温共に氷点下」なんて日が続いていたので、比較的寒さが穏やかな1日でした。 それでもかなり寒いことには変わりないため、ガイドさんのアドバイス通り、防寒対策万全の恰好で挑みました。 ガイドさんの服装 上の写真(↑)からもわかるように、湖面の一部が凍ってしまう程の寒さ! 寒いのが苦手なので、私は下のような準備&恰好をして行きましたが、ちょうど良く、あまり寒さを感じることなく散策することができました。: ・ 暖かいインナー(シャツ・レギンス) ・ 分厚いニットのセーター ・ 裏起毛のズボン ・ インナーダウン ・ 首元まで暖かい分厚いダウン ・ 帽子 ・ 分厚い手袋 ・ 暖かいブーツ&靴下 念のためにカイロもカバンに入れていましたが、歩いていると体がポカポカしてくるので、カイロは使いませんでした。 なお、上湖群は安全のため完全に閉鎖されている状態です。 下湖群は開放されていますが、遊歩道の雪が一切除去されていないため、かなり歩きにくい状態。 下湖群の遊歩道を歩いている人をちらほら見かけましたが、「湖面に降りるまでの坂道が、かなりツルツルして危ない上、遊歩道も危険なので、今日は上からの景色を楽しみましょう」というガイドさんの判断に従って、渓谷に点在するビューポイントを重点的に周るルートで散策しました。 人がたくさん歩いた道は、雪が踏み固められているため、ツルツルして歩きにくかったです。 途中、すれ違った観光客のなかにはアイゼンを装着している準備万端な人もいましたが、もしお家にアイゼンがあれば持ってこられると大活躍してくれると思います。 一方、人があまり通った形跡のない道は、雪が深く、ひざ下がすっぽり埋まってしまう程。ブーツの中に雪が入って、通り抜けた後は、すぐに雪をとらないと冷たかったです。 それから、雪でブーツが濡れてしまうので、できれば防水機能があるスノーブーツが理想的だと思います。 ちなみに、コジャク湖は一部、湖面が凍結していましたが、遊覧船は動いていましたよ。 一部凍ったコジャク湖で泳ぐカモたち 遊覧船に乗っている間はじっとしているので、とても寒く感じましたが、船から見える景色はとてもきれいでした。 夏の大混雑がウソのように、人がほとんどいない静かなプリトヴィッツェ。 寒いけれど、冬ならではの美しさに感動しました。 それから、様々な野鳥が住んでいることでも知られているプリトヴィッツェ。 人があまりにも多い時期はたまに鳴き声が遠くに聞こえるだけで、姿を見せてくれることはほとんどありませんが、昨日は何度も可愛らしい姿を見かけました。 人を怖がる様子もなく、手を伸ばせば触れることができるくらい(もちろん、触りませんでしたが)の距離まで近づいて来てくれましたよ。 ちなみに上でもお伝えしましたが、下湖群の遊歩道は雪が積もり滑りやすくて危険なため、ガイドさんなしで自分たちだけで散策される際は、ルート選びにくれぐれも気を付けてくださいね(判断に困る方は、当日チケット売り場などで、公園のスタッフにアドバイスを求めることをおすすめします)。 公園側は「下湖群は開放していますが、何があっても自己責任で散策をしてくださいね」というスタンスです。安全第一を心がけて、冬のプリトヴィッツェ散策を楽しんでいらしてくださいね。 筆者は今週はあと2回、プリトヴィッツェを訪れる予定をしているので、またどんな様子だったかみなさまにお届けしますね! (2018年2月13日 小坂井真美) (クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです) ザグレブからプリトヴィッツェへの日帰り旅行には公認ガイド付きのプライベートツアーがおすすめです。 プリトヴィッツェ観光は「バスでのアクセスが不安だ。自分たちでちゃんとザグレブまで戻って来れるかな・・・」「広い公園内で迷わないか。無駄なく効率よく散策したい」というようなお声もよく耳にしますが、専用車とプロガイドが付いたプライベートツアーなら、安心&ラクラク、そんな不安も一気に払拭してくれます! ただし「興味はあるけれど、プライベートツアーは予算的に厳しい」「せっかくガイドさんが付いていても、英語や外国語が話せないのでやっぱり不安」というお声も。そんな方は日本語アテンドサービスをぜひご検討ください。 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】 ⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ 「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。 また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのカフェやレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方などなど・・・当サイトには載せきれていない情報もたくさん盛り込んでいます。 よろしければお手に取っていただけると嬉しいです。 ⇒ 「旅するクロアチア語」... »記事