【コロナ渦のクロアチア】観光客は少ないけれど、スリにはご用心!
8月8日(日曜日)からっぽのザグレブ みなさん、お久しぶりです! 8月もあっという間に半ばですね。 6月に出産を終えてから、毎日バタバタ。はじめての子育てに必死で、魂が抜けそうな日もありますが、おかげさまで元気に過ごしています(*´ω`*)(笑) 友達から届いた写真。真っ青に輝くアドリア海 そうこうしている間にクロアチアは夏真っ盛り。 バカンスシーズン真っ最中で、コロナ渦とは言えクロアチアのアドリア海沿いの街々は(ロヴィニ、スプリット、ドブロブニクなどに住む知人の話によると)ヨーロッパからのバカンス客を中心に賑わいを見せているみたいです。 人がほとんどいない、日曜日、夏のザグレブ 一方、私たちが住んでいる内陸の街、首都のザグレブはからっぽ(笑) ザグレブっ子たちも夏のバカンスで海にくりだしているため、街中はいつもより人が少ないのです。 ザグレブのズリニェバッツ公園 このあいだの日曜日、そんなザグレブの街を出産後はじめて(約3か月ぶりくらい!!)に歩いてきました。 仕事を終えてサッと家に帰らなければいけなかったので、あまりカメラを片手にのんびりと写真を撮っている時間はありませんでしたが、それでも久しぶりの街歩き、とっても楽しく心からリフレッシュすることができました! ザグレブ中央鉄道駅の裏のバスターミナル。いつもならたくさんの人で賑わっていますが、閑散としていました 時期に関わらず、日曜日は人が平日よりも少なくなるザグレブの中心地。 前述のとおり、この日は日曜日だったのですが、日曜日だということに加え、夏のバカンスシーズンも重なり、驚くくらい街中は閑散としていました。 いつもならトラムや人通りが多い通りもこのとおり まずはザグレブ中央鉄道駅からイェラチッチ広場までぶらぶら歩いてみたのですが、いつもならひっきりなしにトラムやたくさんの車が行き交う通りたちも、たま~にトラムや車がチョロチョロッと通るくらい。 人通りもほとんどなく、こんなに静かなザグレブの街を歩いたのはじめて・・・! コロナ以前は夏でも海外からの観光客で賑わっていたので、ザグレブっ子がいないこの時期でも街中がここまで空っぽになることはありませんでした。 街の中心地、イェラチッチ総督広場も閑散としていました ザグレブに長く住んでいる人たちによく「昔はザグレブは夏休みシーズンになるとゴーストタウンみたいだったんだよ~。 みんなザグレブの人も海に出かけちゃうから街はからっぽ。夏休業に入るレストランやお店も多かったんだけれど、近年は夏でも海外からのお客さんがザグレブにも遊びに来てくれるようになったから、変わったけれどね(夏休業に入るお店はほとんどなくなって、昔ほど街中が空っぽになることはない)。」 なんて話を聞いていたのですが、静まり返ったザグレブの街中を歩きながら「昔の夏のザグレブはこんな感じだったのかな~」なんて思いました。 イェラチッチ総督広場 ところで、この日街にくりだしたのは約1年ぶりのガイドの仕事のため。 EU圏の国からお越しくださった日本人女性と街歩きを楽しんだのですが、その最中、スリに遭遇しました。 これまで当サイトでもしつこいくらい注意喚起してきましたが、コロナ以前はスリが暗躍していたザグレブ。(※ザグレブに限らず、残念ながらクロアチアの観光地はどこも・・・!) 「去年に引き続き、今年もザグレブはコロナで観光客が少ないからなぁ~。スリたちはどうしているんだろう?観光客が少ないし、おとなしくしているのかな?」なんて思っていましたが、どうやら観光客が少なくなっても懲りずに悪事を働いているみたいです・・・(怒) 売り子さんもまばらな夏休み期間のドラツ市場 この日もいつもと同じく、私はリュックサックを背負って歩いていたのですが、それを狙って近づいてきたのです。 おそらく「アジアから来た観光客だ!いいターゲットだ」と思ったのでしょう。 (実際、アジア人、特に日本人はスリのターゲットにされやすい傾向にあるとクロアチアでも言われています。地元の警察やガイド仲間の話では『アジア人=現金を持ち歩いている』というイメージを持っているスリも多く、『また盗難に遭ってもクロアチアでの滞在時間が短いため泣き寝入りしやすい』『特にアジア人女性は反撃してこなさそうなイメージがある』という理由からも狙われやすいみたいです。) 「こんなに街が閑散としているし、人混みに紛れてスリをはたらく・・・なんてできないから、(スリは)いないかな?」なんて思いつつも、いつものように気を抜くことなく、貴重品はリュックサックの背中側のポケット(背中側しか開けることができない位置のポケット)にしっかり入れていました。 こんな感じで「いつスリに狙われても大丈夫(。-`ω-)b」な状態でイェラチッチ広場から大聖堂に向かっておしゃべりをしながら歩いていた時のこと、すっとうしろに気配を感じで、リュックを触られる感触があったため、パッと振り向いたら女二人組が私たちのうしろを歩いていたのです。 すぐに「あっ、スリだ!」と気づきチャックを確認しましたが、完全な未遂。手をかけられた瞬間に気づいたようで、リュックのチャックも開いていませんでした。 一緒に歩いていた方にも念のために、お持ちだった斜め掛けバッグを確認していただきましたが無事。 その方は私と一緒に振り向いた瞬間、彼女たちの手元が見えたみたいで、「手に持っていた帽子で手元を隠してチャックを開けようとしているように見えましたよ!」と仰っていました。(※よくあるスリの常套手段。「手元を地図や傘で隠す」という方法もよく見られます) 小さくて見えにくいですが、写真中央に映っているのがスリ女二人組です 女二人組の服装は「観光客風」な装い。私はこの女二人を見たのは初めてでしたが、おそらく以前から地元警察も目を着けている国外から入って来たプロ・スリ集団の一味でしょう。 「気づかれた!」と悟った瞬間、顔色一つ変えずに何事もなかったかのようにススス~っと澄ました顔をして平然と歩き去って行きました。 できることなら大騒ぎして警察に突き出してやりたいけれど、証拠もないし、反撃して逆切れされる可能性もあるので(※)非常に悔しかったですが、逃げ去る2人の後ろ姿を写真に収めることくらいしかできませんでした。 (※実際、過去に何度かそのような経験をしました。スリに気づいて「何してんねん!」と声を荒げると逆切れしてきたり、足を蹴られたことも・・・。幸い、いずれも私が怪我をすることはありませんでしたし、ひるまずに続けて反撃したら逃げて行きました。いずれも相手は男でしたが「反撃してこないだろう」と思ってなめていたのだと思います。 今回は女のスリでしたが、お客様を危険に巻き込むリスクを避けなければいけないので、(お恥かしいことに、カッと頭に血がのぼってしまう性格なのですが・・・(;´▽`A“)冷静に、穏便にことを済ませることを優先しました。 みなさんも危険な目に遭わないように、スリに遭遇した際は(とっさの事なので難しいとは思いますが)対応には慎重になさってくださいね) ザグレブ旧市街で見かけた団体観光客 スリのせいで一瞬、非常に気分が悪くなりましたが、久しぶりのガイド、街歩きでとても楽しい一日となりました。 ちなみに、ザグレブ旧市街の観光地ではEUからの団体観光客を1組だけ、その他個人旅行客を数組ちらほら見かけましたが、ほとんど人が歩いておらず、やはり閑散としていました。 それでもやはりスリはターゲットを狙って街をうろついている模様。 まだ夏のバカンスシーズン中で、EU諸国にお住いの方で「近々クロアチアへ夏休みに行くよ~!」という方もいらっしゃると思いますが、被害に遭わないように貴重品の管理にはくれぐれも気を付けてくださいね! それでは・・・! 【過去関連記事】 ⇒ 【実録】ザグレブのトラム車内で多発しているスリの手口 ⇒ 【必見】日本大使館に聞いた、クロアチアの治安&日本人が遭いやすいトラブル ⇒ 要チェック!スリのターゲットになりやすい人の6つの特徴 ⇒ 【クロアチア治安情報】旅行中スリ・盗難に遭ったらどうする? ⇒ 【体験談】ザグレブのスリに狙われてみました…!クロアチア治安情報 (2021年8月16日 小坂井真美) ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。 またYou... »記事
【実録レポート③】トラム車内のスリ集団┃カラダを押し付ける女&男集団
スリ被害が多発しているザグレブのトラム 度々当サイトで注意喚起を行っていますが、近年ザグレブ市内を走るトラム車内でのスリ被害が多発しています。 この春、2度目のクロアチア旅行にお越しくださった「なかこさん」(ペンネーム)より、ザグレブのトラム車内で実際に体験されたスリ被害に関する詳細なレポートをお寄せいただきました。 これまでに当サイトでご紹介させていただいたスリの手口と非常似ていますが、実際に起きた詳細なケースを多く知っているほど、スリに対する防犯意識が高まり、非常に効果的だと思いますので、なかこさんからご提供いただいた貴重な情報をご紹介させていただきますね。 なかこさんからのお便り 中央バスターミナル前のトラム駅 いつも楽しくサイト拝見しております。「なかこ」と申します。24歳会社員です。このGWにボーイフレンドと2回目のクロアチアに行ってきたのですが、ザグレブのトラムで2回、スリ集団に囲まれました。 (事前にクロたびの記事を拝見しておりましたので、いずれも被害には遭いませんでした!) 情報提供させて頂きますので、ブログ記事等で少しでもお役立て頂けましたら幸いです。 【ケース①】 ザグレブトラム内の打刻機 ※写真はイメージです(スリ集団とは関係ありません) (発生場所) 中央バスターミナルから乗った車内6番線トラム (状況と犯人の特徴) 比較的空いていた車内で、私がチケットの打刻作業に少し手こずっていたところ、執拗に打刻の仕方を教えようとする女3人組がいました。 (総じて肌が浅黒い20代~30代) 車内が空いているのに異様に体を押し付けてきたので、すぐにスリだと分かりました。私が車内で移動しようと動いても、後ついてきました。 その上、私のスーツケースを踏むぐらいに近寄ってきたので「明らかにおかしいし気持ち悪い!」と思い、呆れ顔で”Excuse... »記事
【注意喚起】クロアチア各地でスリに多数遭遇・目撃しました!
4月26日のザグレブ いよいよGWが始まりましたね! ここ数日で、私が住んでいるザグレブで見かける日本人観光客のみなさんの姿も一気にぐっと増加しました。 ここ数年、当サイトでも何度も注意喚起していますが、残念なことに近年スリが急増しているクロアチア。 観光客が増えると必然的にスリ被害も一気に増加します。 普段から、クロアチアをご案内させていただくみなさんがスリ被害に遭わないよう、周囲を警戒して歩くことを心がけているため「スリを嗅ぎ分ける力」のようなものが身についてしまい、街を歩いていると「あっ、この人たちはきっとスリだ…」と、相手を見た瞬間なんとなくわかるようになってしまいました。 ここ数週間、スロベニア、クロアチア各地の街を毎日のように飛び回っていますが、この2週間でザグレブで3回、スプリットで一回、スリらしき人物の姿を目撃しました。 4月21日 観光客で賑わうスプリット 先週スプリットでは、旧市街内で、観光客を装うスリらしき女二人組を目撃。 同じく先週ザグレブで見かけたのは、晴れなのに折り畳み傘を指す若い女性と連れの女の二人組。観光客風の服装。 昨日ザグレブで見かけたのは、先日ザグレブで見かけた女とは異なる、肌が浅黒い女二人組で、同じく観光客を装っていました。 写真中央、白い傘をさす女と、オブジェを挟んで右側にいる怪しい女二人組 (↑ 上の写真には、先週ザグレブで見かけたスリらしき女二人組が映っています。掲載しようか迷いましたが、人物の特定ができないくらい小さく映っているので、みなさんにスリがいかに観光客、地元民に紛れて街を徘徊しているのか知って欲しくて掲載することにしました) いずれも、日本から観光にお越しくださった方のご案内中で、私たちの方を伺う怪しい人影に気づき「この人たち、恐らくスリなので気をつけてくださいね」と、お声をかけると、みなさん「えっ!?そうなのですか?」と、一瞬驚かれた表情をされていました。 それぐらい、気をつけていないと、なかなか気づくことができないスリ犯の存在。 私のようにガイドをしていたら「スリが多いエリア」や「スリの特徴」を知っている上、警戒しているのですぐに気づくことができますが、やはり観光に夢中になっていると、なかなか気づくことができないかもしれません。 4月21日 観光客で賑わうスプリット 私がいずれの際もスリだと気がついたきっかけは以下の通り: ①晴れなのに傘を指している(窃盗の瞬間、手元を周囲に見られないための目隠しとして傘を利用する手口。アジア人観光客は日よけに傘をさしていることも珍しくありませんが、ヨーロッパ風の女性で晴れの日に雨傘を日傘代わりにさす人は稀です) ②観光客の装いをしているのに、周りの群衆ばかりを見ていて、景色を見ている素振りがない ③同じ場所をを行ったり、戻ったりしている(観光客が多いエリアで「獲物」を物色している時の行動) ④後をつけてくるので、振り返って顔を確認したら、そそくさと逃げるように逆方向へ去っていく 4月28日 スロベニアのリュブリャナ。気温は10度以下、とても寒い1日でした! ところで、これまで、ご案内したみなさんはもちろん、自分自身もこれまでスリ被害には遭ったことはありませんでしたが、実は今日まさに間一髪の経験をしました・・・! (去年トラムで一度スリに遭遇して、手口を確認するためにスリ未遂を「体験」したことはありますが・・・その時の経験は【体験談】ザグレブのスリに狙われてみました…!」にまとめているので、よろしければご確認ください) 20時過ぎにザグレブ市内で仕事が終わり、帰宅を急ぐためにImportanne(地下街)を抜けてタクシー乗り場へ向かっていた時のこと。 仕事の用事を思い出し、知り合いに電話で話をしながら速足で地下街を歩いていた時、背中のリュックが一瞬ひっぱられる感覚を覚えたのです。 いつも気を付けているのに、つい話に夢中になって不注意になっていたため、背中に違和感を覚えた瞬間「あっ!しまった(スリだ!)」とサッと血の気が引きました。パっと振り返ると、15歳前後の小柄な男の子が私のすぐ後に。 その男の子から少し離れた所に、肌が浅黒く身長は165㎝前後くらいのジプシー風の男がこちらを見ているのが目に飛び込んできました。(男の子はパッと見た感じ、現地のクロアチア人と見分けがつきずらい、肌が比較的白い子でした) すぐに背負っていたリュックを確認すると、閉めていたはずのチャックがやはり開いていました。 今日背負っていたリュックサック 今日は仕事でザグレブからスロベニアへ日帰りで行ってきたため、カバンには大切なパスポートとIDを入れていたので、チャックが全開になっているのに気づいて一瞬頭が真っ白に。 ですがすぐに、血の気が引いたばかりの頭に、カッと血が上り、思わず男の子の腕をわしっと掴み「何してるの!?」「私のリュック触った!?」と、考えるよりも先に手と口が勝手に開いていました。 いきなり腕を掴まれ、問い詰められて驚いたのか、男の子はしどろもどろ。 その間にすぐに貴重品がすべてカバンの中にあることを確認しました。 仕事柄、普段リュックサックを使うことが多いのですが、いつもパスポートとID、お財布などの貴重品はすべてリュックサックの内ポケットに入れるか、貴重品だけ斜め掛けの小さいバッグに入れて身体の正面に持って歩くるようにしています。 (※私はリュックサックの内ポケットに貴重品を入れることもありますが、基本的に(内ポケットであったとしても)リュックサックなど死角になるカバンには貴重品を入れないことを強くおすすめします。 リュックサックを日頃使っている私が言うのもなんですが・・・全体が死角のリュックサックはスリの恰好の標的です) 貴重品はすべて内ポケットに入れています 今回は貴重品はすべて内ポケットに入れていたので被害はなく、リュックに入れていたポーチや帽子、手帳など、盗られたものも幸い何もありませんでした。 状況的に男の子が私のリュックのチャックを開けたことは、ほぼ確実ですが、盗られたものがないので証拠もない・・・。 ついカッとなって男の子を矢継ぎ早に問い詰めましたが、証拠もなく、盗られたものもなく、時間もないので「もういいわ」と、その場を立ち去ることにしました。 (男の子は地下道の脇道にそそくさと逸れて行き、ジプシー風の男は遠くの方からその様子を伺っていました) 今思え返せば、運が悪ければ(とっさのことだったとはいえ、相手の腕を掴むという行動は)危険な行動だったのかもしれない・・・と反省する点もありますが、やはり普段から貴重品を内ポケットに入れるよう心掛けていたよかったと心底思いました。 ザグレブにある、在クロアチア日本大使館 ちなみに、在クロアチア日本大使館の領事さんから数日前にお伺いしたお話では、ザグレブの中央バスターミナルのスーパーの入り口付近で複数人のスリ集団に囲まれ「一瞬のうちにカバンに入ったお財布から現金だけ抜かれる」という被害に遭ってしまった日本人旅行者がいらっしゃるのだとか。 これから夏に向けてスリ集団もますます暗躍するシーズンとなるので、みなさんもどうかどうか(!!)気を付けてくださいね。 卑劣なスリ、犯罪者に楽しいクロアチア旅行を台無しにされないためにも、ぜひ「自分は大丈夫」と思わず、次の記事をヒントにしていただけると嬉しいです: ⇒ 【治安情報】ザグレブのトラム車内でスリ被害が多発中! ⇒【必見】日本大使館に聞いた、クロアチアの治安&日本人が遭いやすいトラブル ⇒ クロアチア治安情報【注意喚起】日本人観光客の被害も多発しています! ⇒ 【体験談】ザグレブのスリに狙われてみました…! ⇒ 要チェック!スリのターゲットになりやすい人の6つの特徴 これからクロアチアへお越しになるみなさんが、被害者とならないことを心から願っています。 (2019年4月28日 小坂井真美) 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】 ⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ 「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。 また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方など、当サイトには載せていない情報もたくさん盛り込んでいます。 ⇒ 「旅するクロアチア語」... »記事
【2024年版】気になるクロアチアの治安!観光中に気を付けるべきポイント
みなさん、こんにちは!クロアチア在住ガイドのまみです。 このページに辿り着いてくださったみなさんは、きっとクロアチア旅行を計画されている方々だと思います。 「クロアチア・・・行ったことがないけど、治安はどうなんだろう?」と不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか? ズバリ、クロアチアはヨーロッパの中でも特に治安が良い国だと言われています!凶悪犯罪も滅多にありませんし、女性も安心して一人旅を楽しんでいただけるような平和な国です。 日本のガイドブックでも「治安が良い国」と紹介されており、実際にクロアチアへお越しになられた方のなかにも「人も優しくて、平和で、自然も美して・・・本当に素敵な国ですね!街を歩いていても穏やかで、みんなのんびりしていて、安心して旅行を楽しむことができました」と仰る方がたくさんいらっしゃします。 とはいえ、近年大変残念なことに観光客を狙った「ある犯罪」が頻発しています。 今回はここ数年の間で特に観光客が巻き込まれたトラブルや犯罪をもとに、2024年版最新のクロアチア治安情報と、クロアチアの旅をトラブルに巻き込まれることなく楽しんでもらうために気をつけてもらいたいポイントをクロアチア在住ガイドがお伝えします。 スリに注意! ザグレブのトラム 冒頭で“「ある犯罪」が急増しています”とお伝えしましたが、その「ある犯罪」とはスリ!!! ほんの少し前までは、他のヨーロッパの観光地と比べると、スリ被害も少なく本当に安心して旅を楽しめるクロアチアでしたが、近年非常に残念なことにスリ被害が急増してきています。 「治安が良く安心して旅を楽しめる」と評判のクロアチア。筆者もクロアチアで暮らして約10年が経ちますが、物騒な事件に遭遇したこともありませんし、日本とほとんど変わらない感覚で安心して街を歩くことができる国です。 ですが、そんな平和な雰囲気に包まれたクロアチアだからこそ、町行く人々はつい油断してしまいがちになってしまいます。このように油断する人々を狙った卑劣なスリが近年横行しているのです。 クロアチア現地の警察に被害報告がされているものの多くが、主に外国から入ってきたスリ集団による犯行。観光客だけではなく、地元民(クロアチア人)たちもたくさん被害に遭っています。 ザグレブのトラム車内 ここ数年、特に被害が急増しているのはザグレブのトラム車内。そして、ザグレブ、スプリット、トロギール、プリトヴィツェ、およびドブロブニクの観光地。クロたびスタッフもクロアチア各地でのガイド中に何度もスリらしき集団を目撃しました。 ここに書くとものすごく長くなってしまうので、ザグレブのトラム車内でのスリ被害について詳しくはぜひ下記の記事にまとめています。「トラム車内でスリが多いと聞いて、用心していたのに被害に遭ってしまった」という方もたくさんいらっしゃるので、ぜひともご覧ください。 ⇒ 【実録】ザグレブのトラム車内で多発しているスリの手口 ⇒ 【体験談】ザグレブのスリに狙われてみました…!クロアチア治安情報 ⇒ 【実録】ザグレブのトラム車内に出没する不審な女(治安情報) またクロアチア全土で、特に日本人のスリ被害が多く報告されているスポットや町は下記の記事にて一挙にお伝えしているので、ぜひあわせてご覧ください! ⇒ 【必見】日本大使館に聞いた、クロアチアの治安&日本人が遭いやすいトラブル なお、プリトヴィッツェ国立公園も油断は禁物。「わざわざ高い入園料を払って、スリもここ(公園)に入って来るんですか?!」と驚かれる方もいますが、残念ながら大自然に囲まれた美しいプリトヴィツェにもスリはいます。 プリトヴィッツェ観光中はリュックサックを利用される方も多いと思いますが「死角となる場所に貴重品を入れない」「リュックを使用する時は、人混みが多い所では前抱えにする(いずれにせよ、リュックには貴重品を入れない)」など、くれぐれも貴重品の管理を徹底してくださいね。 基本的に人混みを歩いている時、写真撮影に夢中になっている時、集団で歩いている時、混雑したトラムやバスに乗っている時などが、特に狙われます。 スリに遭われた方はみんな口を揃えて「クロアチアは人も優しくて、町の雰囲気ものんびりと平和。ガイドブックでも“治安が良い”と書かれていたので、つい油断してしまいました。まさか自分が・・・」「注意喚起を耳にして、用心はしていたのですが・・・」と仰います。 「自分は大丈夫!」と過信せずに、「スリのターゲッ... »記事
【体験談】ザグレブのスリに狙われてみました…!クロアチア治安情報
※写真はイメージです(スリ集団とは関係ありません) 今年(2018年)もいよいよ、あと2週間で終わりですね。 夏が観光シーズンのクロアチア。冬、しかもクリスマスも間近となり、完全な観光オフシーズンに突入したクロアチアですが、筆者が住む首都のザグレブはクリスマスマーケットも盛り上がり、オフシーズンとは無縁の賑わいを見せています。 ザグレブのクリスマスマーケット 平日、週末関係なく、毎日多くの人で賑わうクリスマスマーケット。楽しい雰囲気でつい気が緩みがちになりますが、スリに要注意です! 今年も何度も当ブログで注意喚起を行ってきましたが、非常に残念なことに今年も多くの日本人観光客がクロアチアでスリ被害に遭ってしまいました。 実際にお越しくださる日本人観光客のみなさんも口を揃えて「クロアチアは美しくて、平和で、のんびりしていて・・・とても良いところですね!」と言ってくださるようなクロアチアなのに、一方でついつい油断してしまう観光客を狙う卑劣なスリが近年急増しており、とても悲しいです。 筆者は仕事柄、スリ被害に遭われた方のために諸手続きのサポートを行うこともあるため、実際に被害に遭われた方のお話を直接お伺いすることがあります。 また「残念ながらクロアチア旅行中にスリ被害に遭ってしまいました」「スリに遭いかけました。幸い未遂でしたが・・・」という日本人旅行者のみなさんから「今後、他の日本人のみなさんが同じように被害に遭わないように、よかったら情報発信してください」と今年も何件ものメールを頂戴しました。 また、在クロアチア日本大使館の領事担当官の方からも、実際に日本人観光客が遭った様々なスリ被害のケースをお伺いしましたが、みなさんそれぞれのお話にすべて共通点がありました。それは2人~3人組の女性、または子供のグループによる犯行ということ。 (※関連記事 : 【必見】日本大使館に聞いた、クロアチアの治安&日本人が遭いやすいトラブル ) 去年までは「景色に魅入って散策していたら、気が付いたら身体のうしろ(死角)にあったカバン(リュックサックなど)が開いていて、貴重品がなくなっていた」という単純なスリが多かったように思いますが、今年はグループによる巧妙な犯行が多発しました。 その手口は「【実録】ザグレブのトラム車内で多発しているスリの手口」で詳しくお伝えしているように「スリグループの一人がターゲット(被害者)の気を逸らしている間に、もう一人(のスリ仲間)がカバンを物色して犯行に及ぶ」というもの。気を逸らす方法は「(ターゲットに)話しかける」「(ターゲットに)身体を押し付ける」など様々です。 このように、たくさんの方から当サイトにお寄せいただいた情報を元にみなさんに注意喚起を行っているため、筆者自身も日々外を歩く時はスリには用心しているのですが、いつの間にか何となく「あっ、この人きっとスリだ・・・」というようにスリを見抜く感覚がついてしまいました... »記事
【治安情報】ザグレブのトラム車内でスリ被害が多発中!
今日はザグレブから残念なお知らせです。 度々当サイトでも注意喚起をしてきましたが、最近またザグレブのトラム車内でのスリ被害が多発しているようです。 「クロたび(当サイト)でも“ザグレブのトラム内はスリが多い”と書いていたのを読んでいたので、気を付けていたつもりだったのですが・・・悔しいです」や「スリに遭いかけました・・・」という日本人観光客のみなさんの声(当サイトの情報を寄せてくださった方等)を、この1週間で3度も(!!)耳にしました。 ザグレブへお越しくださるみなさんが、さらなる被害者とならないように、今日はトラム車内でのスリ被害について詳しくお伝えしたいと思います。 6番線トラムにご用心! ザグレブで観光客のスリ被害が多数報告されているのは、中央バスターミナル=イェラチッチ広場間を結ぶ6番線トラムの車内。 中央バスターミナルは、ザグレブをはじめて訪れる多くの観光客が市内で最初に到着する玄関口のひとつ。ザグレブに到着したばかりで、つい色んなことに気を取られている観光客を卑劣なスリは狙っているのです。 ザグレブのスリ犯罪グループは主に女性と子供。特に女二人組のスリによる被害が多数報告されています。 何組かいると思われますが、よく報告されているのは、身長160cm前後のクロアチア人女性にしては少々小柄な女性。髪は黒く、肌も少し浅黒いのが特徴です。(なかには金髪で肌が白い、現地人風の女性だったという証言もあります) 度々当サイトでも、ザグレブのスリ集団の出没場所と特徴を伝えてきましたが、恐らく地元警察がマークしている、同一のロマのスリグループによる犯行だと思われます。 (※決して「ロマ=悪い人」ではありませんし、スリをしているのは100%ロマで「”クロアチア人”は悪いことをしないのか」、「スリはロマだけの仕業なのか」と言うと、決してそうではないと思いますが、彼らによるスリ被害がたくさん報告されているのは事実です) スリは現行犯でないと逮捕できないそうで、地元警察も大変手を焼いているそうです。 この夏、実際にザグレブのトラム車内でスリに遭ったみなさんから、クロたびスタッフが聞いた被害状況をお伝えします。 ケース1(話かけられて被害に・・・) スリ未遂被害に遭ったのは、若い日本人女性。 中央バスターミナルからイェラチッチ広場まで、6番線のトラムで移動中、車内で突然若い女性に話しかけられたそうです。 知らない人に突然外国語で話しかけられて動揺していたところ、女性(スリ)は日本人女性が混乱しているのも構わず、言葉をかけ続けてきたのだとか。 「ザグレブのトラムではスリが多い」という情報を思い出し、カバンに手を添えていたそうですが、話しかけてくる女性(スリ)は、身振り手振りで、“手すりを持ったほうがいいよ”というようなことを伝えてきて、日本人女性の手をカバンから逸らそうとしたそうです。 その言葉につられ、思わずカバンから手をどけそうになったそうですが「スリが多い」ということを意識していたおかげで、背後で別の女(スリ仲間)がカバンのチャックに手を掛けようとしていることに気が付き事なきを得たそうです。 ちなみに、スリに失敗した女たちは、次の駅で逃げるように降りていったのだとか・・・。 ◆対策 被害に遭わないためにも、突然、知らない人に声をかけられた際は、貴重品が入っているカバンを意識して注意してください。 気さくで親切な人が多いクロアチアでは、単にあなたに興味を持って好奇心から話しかけてきたり、「困っているのかな?」と思って親切に声をかけてくれる素敵な人に出くわすことも珍しくありません。 そのため「話しかけてくる人=スリ、悪人」と決めつけてしまうのは考えものですが、知らない人に声をかけられた時は、フレンドリーに対応しつつも、やはり気を許し過ぎないことに越したことはありません。 ですがトラム車内で話かけてくる人はスリの可能性が非常に高いので、十分に警戒してください。 ケース2(不自然に身体を押し付けてくる女) ザグレブのトラム車内 残念ながら実際に何かを盗られて被害に遭ってしまった方の話の多くで共通しているのが「トラム車内で不自然に身体を押し付けてくる女性がいた」というお話。 身体を押し付けられ「なんだ、なんだ?」と気を盗られているターゲットのカバンから、グルの女が貴重品を素早く盗み出すという手口です。 実際にクロたびスタッフ自身も身をもって体験したことがあるのですが、よほど注意していないと、相手の思うつぼ。気づいた時には被害に遭っている可能性大です(クロたびスタッフの体験談は「【体験談】ザグレブのスリに狙われてみました…!」をご覧ください) 「不自然に身体を押し付けてくる人(女性とは限りません)がいたら、おそらくそれはスリで」と肝に銘じていてくださいね。 ◆対策 身体を不自然に押し付けてくる人がいたら、ほぼ間違いなくスリだと警戒して! 「周囲にスペースがあるなら、無理矢理にでも移動する」(相手と距離をとる) 「周りが混雑して動けないなら“押さないでください!”と声に出す」(相手に「警戒している」ということをアピールする) また貴重品が入っているカバンに注意を最大限に注いでください(相手は、あなたの注意が貴重品から逸れることを狙っています) ケース3(不注意で被害に・・・) 被害に遭われたのは、ご姉妹で旅行を楽しんでいた日本人女性。 「ザグレブのトラム車内ではスリが多い」と当サイトに書いていたことを覚えてくださっていた妹さんは、カバンをがっちりガードして、お姉さんにも注意を促したそうですが、お姉さんはうっかりリュックサックの外ポケットにスマートフォンを入れてしまっていたそうです。 気がついた時には、お姉さんのリュックサックのチャックが開いていて、スマートフォンがなくなっていたのだとか・・・。 ◆対策 死角となる場所や、カバンを開けてすぐに手が届く場所に貴重品を入れない、というのが鉄則です! なお、スリ被害に遭いやすいカバンの特徴は「【必見】日本大使館に聞いた、クロアチアの治安&日本人が遭いやすいトラブル」に詳しくまとめているので、ぜひご確認ください! いずれもザグレブのトラム車内で頻発している卑劣な手口なので、みなさんもくれぐれもご注意ください! 詳しいスリ被害実録 その他、クロたびスタッフが実際に体験したスリの手口、また当サイトに情報をお寄せくださったみなさまからの貴重なスリ被害のレポートを下にリストアップします。 みなさんが同じような被害に遭わないためにも、ぜひチェックしてみてくださいね! ⇒【体験談】ザグレブのスリに狙われてみました…! ⇒ 【実録】ザグレブのトラム車内で多発しているスリの手口 ⇒ 【実録】ザグレブのトラム車内に出没する不審な女(治安情報) あなたはスリに狙われやすい?あわせてチェック!(↓↓) ⇒ 要チェック!スリのターゲットになりやすい人の6つの特徴 【関連記事】 ⇒ スリ被害に関する注意喚起❘日本人旅行者も狙われています! ⇒ 【2018年版】気になるクロアチアの治安!観光中に気を付けるべきポイント ⇒ 【クロアチア治安情報】旅行中スリ・盗難に遭ったらどうする? ※また、当サイトのクロアチア治安情報一覧以外にも、スタッフ・ブログでは時折最新のクロアチア治安情報を発信しています。安全な楽しい旅の準備にお役立ていただけると幸いです。 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! (2018年10月4日 小坂井真美) 記事
【クロアチア治安最新情報】雨の日は冷えとスリにご用心!
6月14日、曇り時々雨のザグレブ こんにちは! ここ数日、ぐずついたお天気が続いているザグレブ。 先日までいた、真夏のような暑さのダルマチア地方とは打って変わり、6月らしからぬ肌寒さです。 (関連記事:【現地レポート】6月、ベストシーズンのクロアチアを周遊してきました!) ... »記事
【気候・服装&治安 最新情報】ザグレブは久しぶりの夏日!こんな人を見かけました
昨日までしばらく雨がちだったザグレブ。 2週間近くもの間、5月にしてはちょっぴり肌寒い日が続いていたのですが、今日は久しぶりにとても暑い1日でした!(天気予報によると、今日のザグレブの最高気温は27度、最低気温は14度) 今日のザグレブは朝から抜けるような青空! ... »記事
【必見】日本大使館に聞いた、クロアチアの治安&日本人が遭いやすいトラブル
ザグレブにある、在クロアチア日本大使館 「治安が良く、安心して旅を楽しめる」と評判のクロアチア。 近年メディアなどの影響で日本での認知度もぐっと上がったため、ひと昔前と異なり、クロアチアで日本人旅行者の姿を見かけることも珍しくなくなりました。 筆者もクロアチアに住み観光業に携わっている者として、クロアチアを訪れてくださる日本人旅行者が増えるのはとても嬉しいことです。ですが、一方で旅行者数の増加とともに、クロアチア現地で様々なトラブルに遭う日本人の数も増えています。 筆者はいつも「クロアチアへお越しになるみなさんには、旅行中、トラブルに巻き込まれて悲しい思いをしてほしくない。たくさんの楽しい思い出を作って、笑顔で帰ってもらいたい」という想いを込めつつ、当サイトで日々現地より情報発信を行っているので、クロアチアで日本人観光客がトラブルに巻き込まれたと聞くと、いつもとても心が痛みます。 ところで、海外で何か困った時、相談窓口となってくださる心強い存在が日本大使館の領事担当官の方。 現地在住の邦人支援業務の他、旅行中に病気、事故、ケガ、様々なトラブルに巻き込まれた日本人のサポート業務や、パスポートに関する手続きの業務などなど、幅広い業務を日々行っていらっしゃいます。 このように、クロアチア現地で様々な邦人サポート業務を行っていらっしゃる、在ザグレブ日本大使館の領事担当官の方も「トラブルに巻き込まれることなく、日本人の方にクロアチアの旅を楽しんでほしいですね」と、常日頃仰っています。 そこで今回は、クロアチアで日本人が遭いやすいトラブルについて熟知されている、在クロアチア日本大使館の領事さん(領事担当官の方)に詳しくお話しをお伺いしました。 これからクロアチアへお越しになるみなさんの、安全で楽しい旅のヒントにしていただければ幸いです。 クロアチアで日本人が巻き込まれやすいトラブル 「クロアチアを訪れる日本人旅行者のトラブルで最も多いのがスリ被害と病気・ケガです。 クロアチアはとても美しい国で、安全な観光地ですが、特にこの2点には気を付けて旅を楽しんでくださいね」と領事さん。 まず最初に、スリ被害状況について、詳しくお話をお聞かせいただきました。 スリ被害状況について 「治安が良く安心して旅を楽しめる」と評判のクロアチア。 筆者も実際にクロアチアで暮らしていますが、物騒な事件に遭遇したこともありませんし、日本とほとんど変わらない感覚で安心して街を歩くことができる国です。 ですが、平和な雰囲気に包まれたクロアチアだからこそ、旅行者ついつい油断してしまいがちに。 領事さんも「”クロアチアは治安が良い美しい国”と聞いて訪れる方も多く、実際に街を歩いていても、のんびりとした時間が流れているのを感じられる、平和な空気に包まれた所。なので、みなさん、ついつい油断してしまうのです。 ですが、非常に残念なことに、それが故に、近年、観光客を狙ったスリが多発しています」と仰っていました。 それでは、次に実際にスリ被害が多数報告されているクロアチアの地域や具体的な場所をチェックしてみましょう! ■スリが多発している地域・場所 クロアチア全土で、特に日本人のスリ被害が多く報告されているスポットや町を一挙にお伝えします! 【ザグレブ】 ・長距離バスターミナル付近 ザグレブ空港に到着後、空港シャトルバスを利用する方がまず到着するのが長距離バスターミナル。 ザグレブに到着したばかりで、右も左もわからない旅行者を卑劣なスリは狙っています。 ・トラム内 特に6番線トラム車内に注意! ザグレブのトラムで一番旅行者が利用するのが6番線のトラム(※6番トラムは長距離バスターミナル=市内中心部を結びます)。特に6番線トラム内でのスリ被害が多発しています! 「気づかぬうちに被害に遭った」というケースもあるようですが、「トラム内で話しかけてくる人がいて、それに気を取られていると、気づいたらカバンのチャックが全開だった(スリ被害に遭った)」というケースも多数報告されているとのこと。 長距離バスターミナルに到着後、市内中心部に向かうために6番線のトラムを利用する人も多いはず。くれぐれもご注意ください。 (関連記事: 【保存版】ザグレブ市内から長距離バスターミナルへの行き方) ・イェラチッチ総督広場 いつもたくさんの人で賑わうザグレブの中心部、イェラチッチ広場。スリもよく行き来しているそうなので、ご用心を! ・ドラツ市場 いつも地元民で活気づいているドラツ市場。お財布の出し入れも多い場所なので、スリが狙っています。 ・大聖堂 ザグレブの大聖堂周辺もスリ多発エリア。 大聖堂周辺では「寄付をしてください」としつこく声をかけてくる女性の姿もよく見かけますが、相手にしない方が賢明です。 ・ロトルシュチャック塔 スリ集団がよく目撃されているロトルシュチャック塔周辺 大聖堂に続き、スリ集団がよく目撃されているのがロトルシュチャック塔周辺。近くにある聖マルコ教会付近も要注意です! ロトルシュチャック塔付近は美しい景色も多く、ついつい注意力散漫になってしまいがちですが、観光客に扮した女スリ集団がたびたび目撃されているエリアですので、くれぐれもご用心ください。 ・ザグレブ中央駅 ザグレブ中央駅構内や付近でもスリ被害が報告されています。 特にチケットを購入した後、お財布をきっちりとカバンの内ポケットなどにしまってくださいね。 【プリトヴィッツェ湖群国立公園】 ヴェリキ・スラップ 特にエントランス1からヴェリキ・スラップ(大滝)に向けて続くスロープ(下の写真)や遊歩道上でのスリ被害が多発しています。 特に5月から8月にかけては、園内が大変混雑する時期。リュックサックを背負って散策を楽しむ方が多いプリトヴィッツェ。 美しいプリトヴィッツェの景色に心を奪われて楽しむ観光客を、卑劣なスリは人混みに紛れて狙っています。 また、プリトヴィッツェ園内を走るバスの中でもスリ被害が報告されています。特に注意してほしいのは、降車・乗車時。みんなが「われ先に・・・」と出入り口に押し寄せて、混雑しがちなプリトヴィッツェのバスは、スリにとって好都合の環境。 背後からぴったりとくっついてきて、ぐいぐい身体を押し付け、もみくちゃになっている間にカバンを開けて、お財布を抜き取る・・・という手口が横行しているそうです。 【ザダル】 ザダルのシーオルガン ザダルで特に注意してほしいスポットがシーオルガン付近。特に夏の観光シーズン中は「世界一美しい夕日」を楽しもうと、たくさんの人が夕日スポットでもあるシーオルガンに集まってきますが、人がたくさん集まる場所にはスリが必ずいます。 「シーオルガンに腰かけて、夕日に見惚れてうっとりしている間に、身体の横に置いてあったバッグから財布が抜き取られていた・・・」なんて悲しい目に遭わないよう、ご用心を! 【その他】 その他の町でも、旧市街内を中心にスリ被害が多数報告されています。 ついつい美しい景色に夢中になってしまいますが、貴重品にはくれぐれもご注意ください。 ・ドブロブニク(旧市街エリア全体) 日本人観光客に断トツで人気のクロアチアの観光地といえばドブロブニク! 城壁に囲まれた、いわゆる「旧市街」エリア全体でスリが横行しています。 ・オパティヤ(市内中心部) オパティヤの町並み 団体ツアーの宿泊地として訪れる日本人が多いオパティヤ。クロアチアの他の観光地と比べると、夏でも比較的混雑が少ないように感じる町ですが、油断は禁物です。 ・トロギール(旧市街エリア) 石畳の路地が入り組むトロギール 世界遺産の町、トロギール。旧市街エリア全体にご用心ください。 ・スプリット(旧市街エリア) マルヤンの丘から眺めるスプリット旧市街 日本人に人気のローマ遺跡の町、スプリット旧市街エリア(ディオクレティアヌス宮殿エリア)でもスリ被害が多く報告されています。特に旧市街内や周辺にある有料トイレでの被害が多発しているそうです。 ■スリに遭いやすいバッグとは? 全体が死角になるリュックサックには要注意! ここまでスリ多発エリア・スポットについてお伝えしてきましたが、領事さんのお話によると、スリに遭いやすいバッグには特徴があるようです。 「リュックサックを背負っている場合や、ショルダーバッグ等を背中に回している場合、または口が開いたトートバッグを持っている場合の被害がほとんどです」と領事さん。 死角となる場所や、カバンを開けてすぐに手が届く場所に貴重品を入れない、というのが鉄則です! 外ポケットには何も入れないこと また、言うまでもないかもしれませんが、上の写真のように(↑)簡単にチャックが開けられる外ポケットには、なくなると困るような大切なものは絶対に入れないでくださいね。 ■犯人像について クロアチア各地で暗躍するスリ。その犯人像について、次のようなお話をしてくださいました。 「若い女性のグループや子供が犯人であるケースが報告されています。スリの犯人は観光客や一般市民に扮していることが多く、ぱっと見た印象では”不審者”だとわかりません」 筆者も実際に観光客に扮した女スリ集団をザグレブのロトルシュチャック塔付近で何度か目撃したことがあります。 【関連記事】 ⇒ 【クロアチア治安情報】ザグレブでスリを見かけました ⇒ 【クロアチア治安情報】ザグレブでこんな集団を見かけたら要注意! ⇒ 次のページでは、実際にクロアチアでスリ被害に遭ってしまった日本人観光客のエピソードや、旅行中に遭いやすい怪我や病気についてのお話をお伝えします。 当サイトのクロアチア治安情報一覧以外にも、スタッフ・ブログでは時折最新のクロアチア治安情報を発信しています。安全な楽しい旅の準備にお役立ていただけると幸いです。 あなたはスリに狙われやすい?あわせてチェック!(↓↓) ⇒ 要チェック!スリのターゲットになりやすい人の6つの特徴 ⇒ 【クロアチア治安情報】旅行中スリ・盗難に遭ったらどうする? 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事
【クロアチア治安情報】ザグレブでスリを見かけました
ザグレブ「石の門」 今日、ザグレブ旧市街を散策中にスリらしき二人組を見かけました。 パートナーと二人で「石の門」から「聖マルコ教会」に向かって歩いていた時のこと。周りにはほとんど人がいないのに、妙に私たちの背後にくっついてくる人影に気が付きました。 ザグレブ「聖マルコ教会」 当サイトでも何度も注意喚起してきましたが、残念なことに近年スリ被害が急増しているクロアチア。ザグレブも例外ではありません。 そんなわけで、日々スリを警戒しながら歩いている私たちは、すぐに「あっ、この人たち、きっとスリだ…」と気が付き、うしろを振り返って顔を確認したところ、その人影は女性の二人組でした。 ひとりはリュックサックを背負い、いかにも「観光客です」というような格好をしていましたが、99%スリだと確信しています(ちなみに、もうひとりは手ぶらでした)。 リュックサックはスリのターゲットになりやすいので要注意! この日一緒に歩いていたパートナーは、ザグレブの冬の景色を写真に収めようと、カメラを片手にリュックサックを担いで歩いていたので、私たち二人の姿が「写真撮影に夢中になっている観光客」に見えたのでしょう(↑上の写真のような恰好をしていました)。 私たちが突然振り返り、顔をじっと見つめると、私たちの視線を避けるように、慌てるように近くにあったギャラリーに入る素振りを見せた二人。 その後、数秒経ってから再び後ろを振り返ってみると、ギャラリーに入ったはずの二人組は、ギャラリーの入り口付近からじっと聖マルコ広場の方向を見つめていました。二人組が見つめる先には、聖マルコ教会の前で楽しそうに写真を撮る15名程の観光客のグループが。 「これは恐らく、ターゲットを物色しているんだな…」と、観光客グループが被害に遭わないか心配で、しばらく遠くから動向を見守ることにしました。 ザグレブの大聖堂前。ここもスリの出没が多いエリアなのでご用心ください! しばらくすると、観光客グループがガイドさんの案内に従って、石の門の方向に移動を始めました。すると、ギャラリー前でじっとしていた二人組が、すっとグループの後方にまわり、後をつけ始めたのです! その二人の怪しい様子を見て、私たちの心の中の疑惑は確信へ。観光客の格好をしているのに、ザグレブ観光のハイライトのひとつである「聖マルコ教会」には目もくれず、グループの後を追うように、もと来た「石の門」の方向へ逆戻りするなんて怪しすぎます。 大聖堂周辺のエリア。スリにご用心ください 一緒に様子を見守っていたパートナーは「もしスリの現場を目撃したら、とっちめてやる!」と息巻いていましたが、グループが歩き出して数メートルもしないうちに、(グループを率いていた)ガイドさんが後ろを振り返って「はい、ここで止まってください!」と、石の門手前の薬局前で急停止。 ガイドさんが何やら説明をはじめ、グループ全員が立ち止まったため、二人組はグループを通り越して、薬局がある角を曲がり姿を消しました。二人組が姿を消した先の通りは、あまり観光客が通らない道。ますます怪しさを増すばかりです。 その後「きっとあの二人、また他の観光客を狙って、この辺りをウロウロするんだろうな・・・」と思っていたら、案の定、観光客が多く集まるロトルシュチャック塔付近で、またすれ違いました。 まだ雪が残るザグレブ。このビューポイント周辺もスリがよく目撃されているエリアです 以前にも何度かこのブログでもお伝えしてきましたが、今日見た女性二人も、ここ数年ザグレブで頻繁に目撃されているスリの特徴とよく似ていました(ザグレブで目撃されているスリの特徴について詳しくはこちらをご覧ください⇒ 【クロアチア治安情報】ザグレブでこんな集団を見かけたら要注意!)。 人を疑うのは良くないですが、今日見た二人組は観光客に扮したスリだと確信しています。 ザグレブでスリがよく目撃されるエリアは以下の通り: ・... »記事