6月14日、曇り時々雨のザグレブ

こんにちは！

ここ数日、ぐずついたお天気が続いているザグレブ。

先日までいた、真夏のような暑さのダルマチア地方とは打って変わり、6月らしからぬ肌寒さです。

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6月14日のザグレブ

どんよりとした雲が空を覆っている時間が多く、雨がぱらつくこともしばしば。

ですが、この時期は１日中雨が降り続くことは珍しく、雨の予報の日でも晴れ間が覗くことが珍しくないため、こんなお天気だと毎日外出する際に服装選びにとても頭を悩ませます。

身体が冷えやすい筆者は、ここ数日は春服を選び、念のためにスカーフも持ち歩いています。

6月14日のザグレブ

ザグレブの街中を行き交う人々の姿も実に様々。

夏の格好をしている人もいれば、長袖や春物のジャケットや上着を着ている人の姿もたくさん目にしました。

6月14日のザグレブ

太陽が顔を覗かせれば、一気に気温が上がり日差しが強く感じるのですが、雲がかかると急に肌寒くなる、実に忙しいお天気。

6月らしからぬ肌寒い日々が続いており、お昼でも気温が20度前後。街ゆく人のほとんどが長袖姿です。

ところで先日（12日）、またザグレブでスリらしきグループの姿を見かけました。

度々当サイトでもお伝えしてきましたが、筆者がよくザグレブでスリを目撃するエリアは、聖マルコ教会とロトルシュチャク塔周辺。

ですが、一昨日スリグループを目撃したのはイェラチッチ広場でした。

イェラチッチ広場周辺

その日は、日本からクロアチアに遊びに来てくださった方と、4人でザグレブを散策していたのですが「スリが多いので貴重品には注意してくださいね」と、道中何度もお伝えし、みんなで街歩きやショッピングを楽しんでいました。

リュックサックを前抱えにしたり、斜めがけバッグを身体の正面に持って歩いたり、みんな注意していたのですが、イェラチッチ広場で私たちの後をつけてくる3人の子供たち（男の子ひとり、女の子ふたり）の姿に気が付きました。

イェラチッチ広場周辺の様子　※写真はスリと関係ありません

もうとっくに雨は上っているのに、3人そろって傘をさして歩いていた子供たち。

妙な違和感を覚えた筆者は、うしろを振り返って子供たちの様子をじっと観察してみました。

筆者と目が合うと、ニコっと笑顔でこちらを見返す子供たち。

そんな子供たちの笑顔を見て、一瞬「あれ？勘違いかな？」と思ったのですが、まだ私たちの後をついてこようとするので、一緒に歩いていたみなさんに「この子たち、ひょっとしたらスリかもしれないので、貴重品に気をつけてくださいね」と注意を促しました。

イェラチッチ広場周辺の様子※写真はスリと関係ありません

私の近くで歩いていた2人は、リュックサックを前抱えにしたり、斜めがけバッグを身体の正面に持って歩いていたので無事だったのですが、たまたまその時、数メートル離れたところでひとりで歩いていた方のリュックサックを見ると、少しファスナーが開きかけているのが見え、思わずぎょっとしました。

すぐにリュックサックの中身を確認してもらいましたが、幸い貴重品も含め、盗られたものはなく未遂に終わりました。

イェラチッチ広場周辺の様子※写真はスリと関係ありません。特に団体で歩く観光客は狙われやすいので要注意です！

その方はスリ対策として、お財布など貴重品入れをリュックサックの内側に紐でくくりつけていたため、難を逃れたようです。ですが、おそらく紐でお財布をくくりつけていなかったら、盗難被害に遭っていたことでしょう。

また貴重品入れのファスナーが少し開きかかっていたので、もう少し気が付くのが遅かったら、ひょっとしたら被害に遭ってしまっていたかもしれません。

その方はスリ未遂に遭う前に「最近スリが多いので気を付けてくださいね」とお伝えした時「貴重品はリュックサックの内側にくくりつけているので大丈夫です」と仰っていたのですが、きっとその安心感から、つい油断してしまったのでしょう。

念には念を入れて、特に人が多いエリアでは貴重品には常に気を配るように心がけてくださいね。

私たちの後を歩いていた子供たちですが、リュックサックが開いていることに気が付いて中身の確認作業を始めると、急にすっと方向を変え傘を閉じて、もと来た方向へ速足で歩き去って行きました。

子供がスリをはたらいているなんて信じたくありませんが、子供たちの怪しい様子や状況から、恐らくリュックサックを開けた犯人は、あの3人組の子供たちでしょう。

（あくまでも推測ですが、傘で周囲からの視界を遮って、スリに及んだのだと思われます）

今までザグレブでは大人の女スリ集団を度々目撃してきましたが、子供だけのスリグループを目撃したのは初めて。

いつもならスリらしき人物を見かける度、腹立しい気持ちでいっぱいになる筆者ですが、今回は子供たちがスリに手を染めようとしている現場に遭遇して、怒りよりもショックと悲しみを感じました。

なお、スリ対策やクロアチアのスリ多発エリアについて詳しくは、下記の関連記事にて詳しくお伝えしています。楽しい旅が台無しにならないためにも、ぜひヒントにしていただけると嬉しいです！

最後に、このブログ記事には6月12日から14日、曇り空の下、ザグレブ散策を楽しむ人々の服装を捉えた写真を載せています。ぜひ旅の服装準備のヒントにしてくださいね！

(2018年6月15日　小坂井真美)

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