【現地発レポート】クロアチア中が泣いた、感動した！W杯決勝戦直後の様子

ついさっき（クロアチア現地時間7月15日19時頃）クロアチアVSフランス、W杯決勝戦が終了しました。

日本時間では、16日の深夜0時から始まった今回の決勝戦。すでに結果をご存知の方も多いと思いますが、4-2で涙をのんだクロアチア。

残念ながら初優勝という大きな夢には一歩届きませんでしたが、本当に素晴らしい試合でした・・・！

一度は4-1と3点もの大差をつけられたものの、あきらめずに追加1点を決め、4-2と2点差に縮めたクロアチア。

最後の最後まで、選手はもちろん、応援していた大勢のファンたちも、あきらめることなく、奇跡を信じて力の限り応援をしました！

ドブロブニクに滞在中の筆者は、今日は旧市街には行かず、お宿近くのカフェ・バーで地元民に混ざって観戦をしましたが、非常に良い思い出となりました。

試合終了が近づくにつれ、さすがに「優勝」への夢は薄れつつありましたが「せめてあと1点！！もう1点！！！」とみんなが拳を握りしめて画面に釘付け、誰もが一生懸命に応援していた姿が非常に印象的でした。

試合終了の瞬間、くやしさと沈黙に包まれ、ほんの一瞬、皆が画面を見つめながら茫然としましたが、すぐに拍手喝采の嵐。

クロアチアに大きな夢と希望を与えてくれた、画面の向こうのクロアチア代表に向けて大きな拍手が起こりました！目にうっすらと涙を浮かべながら、拍手を続ける人の姿も。

「本当によくやってくれた！」「優勝には届かなかったけれど、クロアチア史上初の快挙！小さな国が、世界で2位に上り詰めたんだ！」と、優勝は逃したものの、クロアチアが大きな感動と喜びに包まれました。

筆者が観戦をしていたバーでは、クロアチアの応援歌「Igraj moja Hrvatska（プレイ・マイ・クロアチア）」を地元の人たちが熱唱しはじめました（↓）。

初優勝の夢には惜しくも一歩届かず、クロアチア中が涙しましたが、同時に大きな感動の渦に飲み込まれました。

試合終了と同時に、画面の向こうのモスクワでは激しい雨がフィールドと選手たちを濡らしはじめ、クロアチアのコメンテーターも「モスクワでは激しい雨が降っています。まるで、私たち（クロアチア）の涙のようです」とコメント。

全力を出し切り、素晴らしい試合を見せてくれた選手たちの姿に、多くのクロアチア人、そしてクロアチアを応援した人々が、胸が熱くなるのを感じました。

特に、今大会のＭＶＰ（最優秀選手）に与えられる「ゴールデンボール賞」がクロアチアのモドリッチ選手に授与された瞬間、多くのクロアチア人が思わず目頭を熱くしながら、画面の向こうのモドリッチ選手、そして代表チームのみんなに拍手喝采を送りました。

（↑　試合終了直後、クロアチアの健闘を称えるファンたちの姿）

今、クロアチアは（15日）もう夜の22時近く、試合が終わってから3時間近くが経ちますが、まだまだ祝福ムードは終わりそうにありません。

そこら中からクロアチアの健闘を称え合唱する人々の声が聞こえ、（祝福のため）クロアチア国旗を振りクラクションをならしながら走る車が絶えず、ドブロブニク旧市街方面からは大きな花火が打ち上げられているのが見えます。

日本では深夜にもかかわらず、試合の行く末を見守りクロアチアを応援してくださっていた日本の友人たちからも「残念でしたが、良い試合でしたね！」とたくさんのメッセージが届きましたが、クロたびのクロアチア人スタッフも「クロアチアを応援してくれて、本当にありがとう！」とても喜んでいます。

試合終了直後、夕日に染まるドブロブニク

優勝こそは逃してしまったものの、国中が感動と大きな喜びに包まれるクロアチア。

今はただただ、クロアチア中が英雄たちの帰還を心待ちにしています。

代表選手たちがクロアチア（ザグレブ空港）に到着するのは、明日（16日）14時頃の予定。その後、凱旋パレード、イェラチッチ広場で祝賀イベントが行われる予定とのことです。

よって、明日（7月16日）はザグレブ空港、およびザグレブ市内・中心部は非常に混雑することが予想されます。特にザグレブ空港からのフライトを予定している方は、混雑に巻き込まれて飛行機に乗り遅れないように十分に気をつけてくださいね。

多くの人々に夢と喜び、大きな感動を与えてくれたクロアチア代表チームに乾杯です！！

おめでとう、フランス！おめでとう、クロアチア⚽！！

（2018年7月15日　小坂井真美）

【現地発レポート】 クロアチア中が泣いた、感動した！W杯決勝戦直後の様子