【重要】クロアチア入国時、日本からの渡航者に対する措置について(新型コロナ最新情報)
少し前に「新型コロナの影響で、クロアチア入国時にトラブル…?!」でクロアチアにおける新型コロナウイルス関連情報をUPしたばかりですが、先程、在クロアチア日本大使館より新たに非常に重要な情報が届きましたので、改めてみなさんにシェアします。
【クロアチアにおける新型コロナ関連最新情報】
※クロアチアにおける新型コロナウイルス感染最新情報を随時UPしています。以下の記事もあわせてご覧ください。
⇒ 【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)
在クロアチア日本大使館による情報
(以下、2020年2月28日 在クロアチア日本大使館より配信されたメールより抜粋 (※一部フォントを太字にして加工しています))
●2月27日,クロアチア公衆衛生局(HZJZ)は,中国,韓国,イタリア(ロンバルディア州,ベネト州,ピエモンテ州及びエミリア・ロマーニャ州),イラン,香港,日本及びシンガポールからの渡航者に対し,健康状態の報告を求める措置を発表しました。
● 同局によると,日本からの旅行者の方は,クロアチア入国時,調査票を記入し,滞在中は,指定疫学者に健康状態を電話やメールで報告していただくとのことです。
2月27日,クロアチア公衆衛生局(HZJZ)は,中国,韓国,イタリア(ロンバルディア州,ベネト州,ピエモンテ州及びエミリア・ロマーニャ州),イラン,香港,日本及びシンガポールからの渡航者に対し,健康状態の報告を求める措置を発表しました。
以下,当館仮訳を掲載しますので,ご参照ください。
※ なお,新型コロナウイルスをめぐる情勢は,刻一刻と変化しており,当局の対応要領もそれに応じて変更される可能性がありますので,留意してください。
○ 日本からの旅行者の方は,入国の際,入国管理官若しくは国境検疫官から健康状態等に関する調査票の記入を求められますので,必要事項を記入の上,提出してください。また,その際,クロアチアでの滞在先や滞在期間を聞かれますので,回答してください。
○ 旅行者の方は,発熱や呼吸器疾患等の症状がない限り,移動制限を受けることはありませんが,クロアチアに滞在中,滞在地を管轄する疫学者に連絡し,健康状態を報告しなければなりません。
疫学者の連絡先は,入国時に入国管理官若しくは国境検疫官から受領する書面に記載されていますので,そちらへ電話ないし,メール(テキスト)してください(※)。なお,都市を移動した際には,移動した先の連絡先に,その地に到着した旨を報告してください。
(※2020年3月4日 クロたびスタッフ追記)報告方法は電話のみに統一されました。在クロアチア大使館からたびレジ登録者に配信されているメールでも、この点に変更があった旨がお知らせされています。)
○ 団体で移動する旅行者につきましては,代表者の方が疫学者と連絡を取り,同行者の健康状態について報告していただければ結構です。
○ 滞在中,呼吸器疾患や発熱の症状が出た場合は,直ちに担当の疫学者へ連絡してください。そして,滞在先の部屋からは外出しないでください。また,同行者との接触を避けてください。
【参考情報】
1 新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)
2 新型コロナウイルス感染症に関する情報リンク(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
【問い合わせ先】
在クロアチア日本国大使館 領事班
住所:Boskoviceva 2, 10000 Zagreb, Croatia
電話:+385-(0)1-4870-650
ファックス:+385-(0)1-4667-334
メール:consul@zr.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
先日2月25日にクロアチアではじめてのコロナウイルス感染者が確認されたと前回お伝えしましたが、少なくとも私が予想していた以上にクロアチア政府は国内での感染拡大防止に向けて尽力しているようです。
日本をはじめ該当する国々からお越しくださる旅行者の方には不便ではありますが、多くの人の健康のことを考えると仕方ありませんものね。
上記の情報を目にされて「どういうこと?クロアチアへの旅行は中止にするべき?」と不安に思われる方もいらっしゃると思いますので、一緒にポイントを振り返ってみましょう。
ポイント①入国時に調査票に記入すればよい
一見たいそうなことに思えるかもしれませんが、よく読んでみると「日本からクロアチアへ入国する渡航者は、入国時に調査票に記入すれば入国可能。
その際にクロアチアでの滞在先(おそらく訪問都市やホテル名などを書くのだと思います)と滞在期間を回答しましょう。熱や呼吸疾患等の症状(咳など)がなければ、クロアチア国内の移動の制限を受けることはありません」と書かれているので、現時点では健康状態万全でクロアチアに入国できそうな方はあまり心配しないで良いと思います。
(2020年3月9日追記: 日本を含む一部の国・地域からの渡航者は14日間の自主隔離が義務付けられました。詳しくは【要注意】日本からクロアチアへの渡航者は14日間自主隔離!旅行計画は慎重に」をご覧ください)
ポイント②メール、電話報告
少し気になるのが「日本からの旅行者の方は,クロアチア入国時,調査票を記入し,滞在中は,指定疫学者に健康状態を電話やメール(※)で報告していただくとのことです。」という部分。
(※2020年3月4日 クロたびスタッフ追記)電話での報告のみに統一されたました。在クロアチア大使館からたびレジ登録者に配信されているメールでも、この点に変更があった旨がお知らせされています。)
「疫学者の連絡先は,入国時に入国管理官若しくは国境検疫官から受領する書面に記載されています」とあるので、そちらに自身でコンタクトすることになるのでしょうが、まだクロアチアは観光オフシーズンだとはいえ、たくさんの渡航者からの電話、メール報告にうまく対応できるのかな・・・と要らぬ心配をしています(^^;
また恐らく、各渡航者からの報告は義務なのでしょうが、もし報告しなかった場合どうなるのかという疑問もあります。
日本からクロアチアへお越しになる旅行者にとっては、電話報告よりメールの方が気軽にできると思いますが、現時点ではどのような形式で報告(メール)すれば良いのかという点や、実際の調査票はどのような見た目なのかというような情報が私もわかっていないため、ざっくりとしたことしかお伝えできず恐縮です。
メール報告といっても、体調だけではなく、パスポート番号や氏名、国籍、クロアチア入国日などを添えなければ管理できないと思いますが、どのような形式でメールを書けばよいのかという点も、現時点では私は把握できていません。(また詳しいことがわかったら、当ブログで情報シェアしますね)(※)
(※実際にザグレブ空港での対応や電話報告の様子は3月4日公開記事「(実体験)新型コロナ、クロアチア入国時の臨時措置。どんな書類が渡される?&疫学者への電話報告を行ってみた」にてお伝えしています。よろしければ、そちらをヒントにしていただけるとうれしいです)
ですが、まだはじまった制度でクロアチア側も対応に追われている途中でしょうから、近々お越しの予定の方はあまりナーバスにならず、まずは体調を万全に!入国時にはとりあえず調査票に記入して、その後伝えられる指示に従って(メール電話の報告などをしながら)旅を続ければ問題ないと思います。
なお「都市を移動した際には,移動した先の連絡先に,その地に到着した旨を報告してください」とあるので、(ほとんどの日本人旅行者が該当すると思いますが)例えばザグレブ⇒スプリット⇒ドブロブニク・・・という感じで、都市を点々と移動しながら旅される方は、その都度、到着した都市の連絡先((スプリットならスプリットの連絡先に。連絡先は用紙に書かれているのだと思われます)に「スプリットに到着しましたよ!」という形でメール電話すればOK!ということでしょう。
ちなみに「団体で移動する旅行者につきましては,代表者の方が疫学者と連絡を取り,同行者の健康状態について報告していただければ結構です」とあるので、添乗員さん付きの団体ツアーでクロアチアへ来られる方は心配ご無用。添乗員さんがまとめて報告してくれるので、自分で電話やメールをしなくても良いみたいです。
ポイント③発熱や咳などの症状が出たら・・・
「滞在中,呼吸器疾患や発熱の症状が出た場合は,直ちに担当の疫学者へ連絡してください」とあるように、クロアチアが一番把握したいのはこの部分。
(みなさんがそんな事態に陥らないことを願うばかりですが・・・)クロアチア国内での感染拡大防止のためにも、発熱や咳(呼吸器疾患)などの症状が出た際は速やかに指示されたコンタクトへ連絡してください。
ポイント④最新情報に注意!
「なお,新型コロナウイルスをめぐる情勢は,刻一刻と変化しており,当局の対応要領もそれに応じて変更される可能性があります」と書かれていましたが、まだまだ今後どうなるかわからないコロナウイルス。
現時点では上記のように日本をはじめ一部の国からの渡航者に調査票への記入、健康状態の報告が求められていますが、今後また状況が変わる可能性も大いにあります。
当ブログでも、みなさんにクロアチアにおけるコロナウイルス関連最新情報をお届けできるように努めますが、やはり一番早くて情報が確実なのは在クロアチア大使館から届く情報。
在クロアチア日本大使館はクロアチアの在留邦人やたびレジ登録者に向けて、日頃必要に応じてクロアチアの安全情報を発信しており、現在はクロアチアにおけるコロナウイルス関連の詳細な情報も定期的に届けてくださいます。
たびレジとは日本の外務省が行っている無料のサービス。日本国外への渡航する日本人のための「海外安全情報配信サービスの登録システム」。たびレジに登録しておけば、みなさんが気になっている渡航先の国の最新安全情報を出発前から受け取ることができます。
クロアチア旅行は中止にするべき?
ここ数日「コロナウイルスの関係で、今回のクロアチア旅行を延期にするか迷っています。クロアチアでの状況はどうですか?中止にするべきですか?」というご質問を頂戴しますが、恐縮ですが、みなさんの大切なご旅行の中止・延期の判断を私にはできかねます。
たびレジなどに登録され情報収集をされた上で、どうかご自身で、ご自身にとってベストな選択、ご判断をなさってください。
また、時間的・体力的な理由から上記のようなご質問のメールでの個別相談・対応などは行っておりません。ご希望にお応えできず申し訳ないですが、ご容赦の程よろしくお願いいたします。
私からみなさんのためにできることとして、当ブログでなるべくクロアチア現地のコロナウイルスに対する地元民の反応を含め、最新状況をシェアできるように努めますね。
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⇒ 3月1日公開: 2月29日:クロアチアでのコロナ感染者6名に。現地ではどう報道されている?
⇒ 3月4日公開: (実体験)新型コロナ、クロアチア入国時の臨時措置。どんな書類が渡される?&疫学者への電話報告を行ってみた
⇒ 3月5日公開: 新型コロナ、クロアチア=スロベニア国境超えの影響は?スロベニアの観光地の様子は?(実体験)
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⇒ 3月9日公開:【要注意】日本からクロアチアへの渡航者は14日間自主隔離!旅行計画は慎重に
【クロアチアにおける新型コロナ関連最新情報】
※クロアチアにおける新型コロナウイルス感染最新情報を随時UPしています。以下の記事もあわせてご覧ください。
⇒ 【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)
(2020年2月28日 小坂井真美)
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