スルジ山の上から見た景色

みなさん、こんにちは！クロアチア在住ガイドのまみです。

ドブロブニク旧市街とアドリア海を一望できる絶景ポイント、スルジ山(Srđ)。

ドブロブニクのケーブルカー

スルジ山の頂上に行くにはケーブルカー（ロープウェー）で行くのが一般的ですが、時折「ドブロブニク旧市街からケーブルカー乗り場にはどうやって行けばいいのですか？」といったご質問を頂戴します。

また空港行きのシャトルバス乗り場のひとつでもある（麓の）ケーブルカー乗り場前。

「事前にしっかりと行き方を確認しておきたい」という方も多いようです。

旧市街からケーブルカー乗り場へは基本的に徒歩で行くこととなります。

まずはケーブルカー乗り場（麓駅）の場所の地図をご確認ください（↓）

ご覧のように城壁に囲まれたドブロブニク旧市街の城壁の外に位置しています。

ルートはいくつかありますが、今回は

1.　旧市街の中の美しい階段路地を歩きながらアクセスできるおすすめルート

2.　長い階段を登る必要がなく、スーツケースを持ってでも移動しやすいルート

の2つを写真付きでお伝えします。

どちらも所要時間は旧市街から徒歩約10分程度です。

1.旧市街の美しい階段路地を歩くルート

上の地図（GoogleMap)の青い点々を辿るルートです。

まずは『旧市街の中の美しい階段路地を歩きながらアクセス』できる一番おすすめのルートからお伝えします。

私がガイドとしてドブロブニクをご案内させていただく際は、基本的にこのルートを通ってケーブルカー乗り場に行きます。

ドブロブニク旧市街のプラツァ通り（ストラドゥン）

最初にドブロブニク旧市街のメインストリート『プラツァ通りPlaca（※）』に出てください。（※プラツァ通りは「ストラドゥン（Stradun）」という言い方もあります。ガイドブックや地図により表記がまちまちですが、同じ通りのことです）

プラツァ通りに立ったらスルジ山の方向を向いてください。山側を見ると、雰囲気たっぷりの石畳の階段路地がすぐに見えます。

オレンジ色枠の向こうのびるストリートがボシュコヴィチェヴァ通りです

どの階段路地を登って行っても（階段を登りきった先でブジャ門(Buža)から出ればいいだけなので）問題ありませんが、できればまずはプラツァ通りから「ボシュコヴィチェヴァ通り（Boškovićeva ulica）」を探してください。(※上写真のオレンジ色枠の部分の奥にのびる通りがボシュコヴィチェヴァ通り）

（↑）写真のように各通りの名前が書かれているので、すぐに見つかるはずです。

ボシュコヴィチェヴァ通りをまっすぐ、階段を登って行くだけです

ボシュコヴィチェヴァ通りが見つかったらあとは階段の景色を楽しみながら、まっすぐ登って行くだけです。

ボシュコヴィチェヴァ通り沿いには途中、いろいろなお店も点在しています

ボシュコヴィチェヴァ通りを登り切った先は写真（↓）のようにブジャ門(Buža)が見えてきます。

ちなみに・・・階段を登りきったら門をくぐり抜ける前にぜひうしろを振り返ってみてください！

（↑）こんな風に雰囲気たっぷりの景色が見られますよ！

ブジャ門を通り抜けてすぐの景色

景色を楽しみつつ、息を整えたらブジャ門をくぐり抜けてください。

この石造りのアーケードの下をくぐります

（↑）門の先の横断歩道を渡ったら、写真のような石作りのアーケードルの中へ進みましょう。

ちなみに、アーケードの中には写真のように（↑）ケーブルカー乗り場のチケットを売るカウンターがあります。こちらも正規チケットの売り場なので、乗り場のチケットカウンターで買う値段と変わりません。

ここで買ってもいいですし、この先にある乗り場のチケットカウンターで買うのも自由。

ただ夏場など混雑しがちな時期は、ここで買う方が（もしくは公式HPからネット予約しておくと）乗り場でよりスムーズに乗車できるかもしれません。

さて、少し話が逸れましたが、こちらのアーケードを進むと階段（↓）が見えてくるので、登ってください。

この階段を登ります

すると下の写真（↓）のような景色が見えてくるので、写真の方々のように『Cable car』』と書かれた方向の道へ進みます。

そうすると右手にケーブルカー乗り場が見えてきます。ここまで来ると、あともうひと息。

横断歩道に差し掛かったら右、左をしっかり確認して道を渡りましょう。（信号がない横断歩道なので、渡る時は注意してくださいね！）

あとはこの道を数十秒歩けば右手にケーブルカー乗り場（麓駅）が見えてきます。

到着しました！

おつかれさまでした・・・！

2.階段が極力少ないルート

このルートはピレ門（Pile)前からスタートします

次にお伝えするのは、長い階段を登る必要がないルート。

階段の代わりに坂道を登っていくことになりますが、階段が極力すくないため、スーツケースを持ってでも移動しやすいルートです。

スタートはドブロブニクのメインゲートであるピレ門(Pile)前から。

ピレ門を背に右側を見ると、（↑）上の写真のような風景が目に飛び込んできます。写真に記したように、道路沿いに伸びる坂道を道なりにまっすぐ歩きましょう。

一方、(↑)上の写真奥・赤丸の位置に階段があるのですが、この階段を上がってケーブルカー乗り場に行く方法もあります。

ですが、上りきるのがなかなか大変な心臓破りの階段ですし、同じく長い階段を登っていくルートなら、先にお伝えした旧市街内（ボシュコヴィチェヴァ通り）を歩いて行く「ルート1」の方がおすすめです。

では「ルート２」の続きを見て行きましょう。

さっきの道をまっすぐ、しばらく歩いてゆくと・・・

上の写真のような石橋が見えてきます。

そのまま、あと少し道なりに歩いてゆくと、下の写真のような開けた場所に到着します。

上の写真の矢印の方向にまっすぐ進んでください。

しばらくすると、下の写真のように、左手にアーケードが見えてくるので、そこ（アーケード）をまっすぐくぐり抜けてください。ちなみに、このアーケードの反対側には『ブジャ門』が位置しています。

そう、このアーケードは先に「ルート１」でお伝えしたものと同じです。

ここからは先程と同じ！

アーケードを潜り抜けると、下の写真のような短い階段が見えてきます。スーツケースを持った方はちょっと大変ですが、頑張って・・・！階段があるのはこの部分だけです。

階段を上り切り、左に進むと下のような写真が見えてきます。

上の写真の矢印のルートのように、道を渡ってください。（先にもお伝えしましたが、歩行者用の信号がないので渡るときは注意してくださいね）

道を渡って、30秒も歩けばケーブルカー乗り場が右手に見えてきますよ！

ケーブルカー乗り場に無事到着しましたよ！

おつかれさまでした！

以上、みなさんの楽しいドブロブニク滞在のヒントになれば幸いです。

（小坂井真美）

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