クロアチア・ジュエリーの定番　「銀のボタン」

(C) Dubrovnik Treasures

日本のガイドブックでもお馴染みの“銀のボタン”。

日本では“銀のボタン”“ドブロブニクのボタン”などと呼ばれているため、「ドブロブニクの伝統ジュエリー」「銀製のジュエリー」なんだ、と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、実はドブロブニクに限らず（アドリア海沿いを中心に）クロアチア全体に伝わる伝統品なのです。

また”銀”のボタンと呼ばれていますが、銀製だけではなく金製のものも存在します。

クロアチアでは“botuni（ボトゥニ）”と呼ばれるこのジュエリー。ドブロブニクに限らず、クロアチア中のジュエリーショップで見かけますが、今でもドブロブニク周辺のエリアでは、民族衣装には欠かせないジュエリーで特に結婚式の装飾品として人々に親しまれています。

ボタンのデザインの原型には諸説があるそうですが「不老長寿の果物」とも言われ、豊穣を象徴するイチジクがモチーフになったと言われています。ひとつひとつ、職人さんにより丁寧に手作業で作られる“ボタン”。

お店によって少しずつデザインが異なるので、いろいろ周ってみてぜひお気に入りの逸品を探し出してくださいね。

ボタンを取り入れたブレスレットや、ボタンがちらちら揺れて可愛らしいピアスがおすすめです。

アドリア海のかけらを身に纏いましょう　「珊瑚」

(C) Dubrovnik Treasures

クロアチアのアドリア海は高品質な珊瑚が採れることでも知られています。クロアチアのジュエリーショップではネックレス、ピアス、ブレスレットなど、様々な珊瑚のジュエリー、アクセサリーが揃います。

「クロアチアらしい珊瑚のアクセサリーが欲しい」という方には上で紹介した“ボタン”と珊瑚を組み合わせたアクセサリーがおすすめ。特にドブロブニクやスプリットでそのようなデザインのものをよく見かけます。

「クロアチアのアドリア海では珊瑚が採れる」と書きましたが、クロアチアで売られている珊瑚アクセサリー、ジュエリーすべてがクロアチア産のものとは限らないのでご注意ください。

産地にこだわる方はお店の人に「この珊瑚はクロアチアで採れたものですか？」と尋ねるといいでしょう。

ドブロブニク土産にも　コナブレ地方の伝統イヤリング

(C) Dubrovnik Treasures

「日本で”ドブロブニク土産”として紹介されている“銀のボタン”は、厳密にはドブロブニクだけに伝わるものではない」と述べましたが、正真正銘、ドブロブニクならではのジュエリーが存在します。

それは上の写真のような形をしたイヤリング。ドブロブニク近郊のコナブレ地方に伝わる伝統的なイヤリング（ピアス）でクロアチアでは“Konavoske naušnice（コナヴォスケ・ナウシュニッツェ）”と呼ばれています。

意味は「コナブレのイヤリング」。金や銀で作られたシンプルながら気品漂うイヤリングで、コナブレ地方の民族衣装に欠かせないジュエリーです。

お求めの方は、ドブロブニクのジュエリーショップで探すことをおすすめします。

幸運のお守り　「モルチッチ」

リエカ土産としても人気の「モルチッチ」。モルチッチとは白いターバンを頭に巻いた黒人男性を象ったアクセサリーで、その起源は17世紀に遡ると言われています。幸運のお守りとして何百年もの間、人々に大切にされてきました。

リエカの町を歩くと、ジュエリーショップの ショーウィンドーにはモルチッチのアクセサリーが並べられおり、人々にとって身近な存在であることを見て取ることができます。リエカの思い出に、幸運のお守りをおひとついかがですか？

>>>モルチッチについて詳しくは「リエカ土産にも！「幸運のお守り」モルチッチ」をご覧ください。

お店により少しずつデザインや色合いが異なるジュエリーたち。ぜひじっくりと、とっておきの逸品を見つけてくださいね。

（小坂井真美）

【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします！

クロアチア都市別観光情報をチェック！

旅行前にチェックしておきたい、クロアチア観光基本情報

【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします！